JPS63156145A - 吸放湿板の製造方法 - Google Patents

吸放湿板の製造方法

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JPS63156145A
JPS63156145A JP61303351A JP30335186A JPS63156145A JP S63156145 A JPS63156145 A JP S63156145A JP 61303351 A JP61303351 A JP 61303351A JP 30335186 A JP30335186 A JP 30335186A JP S63156145 A JPS63156145 A JP S63156145A
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JP
Japan
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hygroscopic filler
moisture
powder
moisture absorbing
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章 松岡
浅野 和彦
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 保管庫、居室等の内張材や空調機に用いられる吸放湿材
の改良に関する。
〔従来技術〕
従来の吸放湿材は、特公昭54−16649に開示され
る様に基材に吸湿性フィラーを単に含浸して付着させた
ものであって、吸湿性フィラーとして例えばポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリル酸エステル、ポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン或いはこれらの共重合体等のエ
マルシヨンと無水珪酸の微粒子を水に分散してコロイド
溶液としたコロイダルシリカとの混合溶液を基材、例え
ばポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、テトロン
等の有機繊維或いはガラス、アスベスト、セラミック等
の無機繊維の不織布等に含浸し、これを前記非水溶性の
合成樹脂の融点以下の温度で乾燥後単独或いは複数枚積
層して成形したものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
処が前者では高湿状態に曝されたり、冷気と接して結露
する事により、吸湿性フィラーの保水力を上回ると、基
材表面から吸湿性フィラーが流出し、吸放湿材の能力が
低下するだけでなく、滲出する吸湿性フィラーが環境汚
染や家屋や家具の金属部分の錆の原因になるという欠点
があった。
又、上記基材が保水により解繊したり膨潤して強度低下
や変形する等の欠点も生じ、耐久性が小さいという欠点
もあった。又、後者では、耐水性を向上させるために非
水溶性樹脂バインダを用いているので、吸湿性フィラー
が樹脂に被覆されたり基材の透湿性や比表面積の低下が
生じ、吸放湿性を妨げるという欠点が生じた。
本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、吸湿性フィラーの調湿能力を妨げ
ることなくその保持力を高めると共に空気中の蒸気や結
露水で外部に流出する事がない吸放湿材を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決するために;■水に吸湿
性フィラーを熔解する。
■比表面積が10i/g以上の非水溶性粉体をこの水に
分散させる。
■水に分散した吸湿性フィラーを内添保持した非水溶性
粉体と無機質水硬性物質とを混練し、これを所定の形状
に成形して硬化させ、吸放湿材とする。
;という技術的手段を採用している。
〔作   用〕 しかして、例えば■この吸放湿材を、保管庫、居室の内
張材として使用した場合、室内の湿度が高い時には粉体
に含浸保持された吸湿性フィラーにより空気中の湿気を
取込んで室内の湿度を下げ、逆に室内の湿度が低い場合
には、吸湿性フィラーに吸収されている水分が室内に放
湿されて室内の湿度を上げ、室内の湿度を調整する事に
なる。
■又、この吸放湿材を空調機に使用する場合は、粉体に
含浸保持された吸湿性フィラーにより空気中の湿度を取
込んで室内の湿度を下げ、吸放湿社内を通過して空調機
内に設けられた低湿度の密閉空間側に放湿する。
密閉空間内では本発明の吸放湿材により集め′られた高
湿度の空気が室内より低温に設定された冷却体に接触し
、これが結露して水となって滴下し、更に排水口を通っ
て系外に放出される。
〔実 施 例〕
以下、本発明を詳述する。
本発明に適用される無機質水硬性物質は、水と混練し、
常温又はオートクレーブ養生により硬化するもので、硬
化後に微細な空隙を無数に有する多孔質体となるもので
ある。
上記、無機水硬性物質を水と共に非゛水溶性の粉体と混
合すると、無機水硬性物質はその粉体を内添保持して硬
化するので、硬化後、粉体が水等で税落する事が少ない
上記粉体は、比表面積が1Onf/g以上であり、上記
無機水硬性物質より更に微細な細孔を有する。
水に熔解した吸湿性フィラーは水を媒体としてその粉体
の細孔内に吸着されている。すなわち、従来の基材であ
る不織布等は空隙が20〜数100μであるため吸湿性
フィラーは単に付着しているに過ぎず、室内の湿気を吸
ったり、結露水が生ずる事により、滲出して来たが、本
発明の無機水硬性物質をベースに硬化させた吸放湿材は
数〜10μの孔径であり、しかも非水溶性の粉体を混練
して内添保持し、更にその細孔内に吸湿性フィラーを吸
着しているので、吸湿性フィラーが空気中の蒸気や結露
水程度の水分でi塾出することはない。又、上記吸放湿
材は常温又はオドクレープ養生で反応硬化させたもので
あるから、不織布や抄紙に比べて耐水性に冨み、膨潤や
しわの発生がなく、強度劣化が小さい。
本発明に使用される粉体としては、ベントナイト、アタ
パルガイド、セピオライト、ゼオライト、シリカゲル、
活性アルミナ、ゾノトライト、モレキュラーシーブス、
活性炭等比重面積が10rd/g以上と大きいものが使
用される。
吸湿性フィラーとしては、CaC1z 、LiC1%ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、NaO
H,LiBr、グリセリン、ケイ酸ソーダ、アクリル酸
ソーダなどが用いられる。
無機質水硬性物質としてはセメント、石膏、スラグ石膏
、珪酸カルシウムなどが用いられる。
尚、粉体の比表面積を10rrf/g以上にしたのは炭
酸カルシウムや珪砂、パーライト、シラスバルーン等比
表面積が1Onf/g未満の粉体では吸湿性フィラーの
吸着が少なく、吸湿性フィラーが湿気や結露水のために
滲出し易いという事が判明したためである。
無機水硬性物質と粉体及び吸湿性フィラーの混合比は、
粉体100重量部に対して吸湿性フィラー5〜40重量
部、無機水硬性物質30〜1000重量部で、水は最終
的に無機水硬性物質と反応させる程度あれば良く、一般
的に無機水硬性物質に対し30〜300% の間で選択
できる。
混練の手順としては、あらかじめ吸湿性フィラーを水に
熔解した後、その水溶液に粉体を分散させ、その後無機
水硬性物質を添加して混練し、所定の形状に成形した後
常温又はオートクレーブ中で硬化させる。
この手順によると、あらかじめ粉体内に吸湿性フィラー
が吸着されるので、吸湿性フィラーが原因となる無機水
硬性物質の硬化遅延や硬化速度のばらつきが少なくなり
、又、無機水硬性物質のアルカリが原因となる吸湿性フ
ィラーの分解が少なくなり、両者にとって好ましい。
又、ゾノトライト等の膨潤の小さい粉体なら水と吸湿性
フィラーと粉体を同時に混練したり、水に分散させてか
ら吸湿性フィラーを溶解させても良いが、粉体がベント
ナイト等、吸水膨張が大きい粉体では塩化リチウム等吸
湿性フィラーを水溶液にしておいてから分散させる方が
ベントナイトの親水基が吸湿性フィラーとイオン反応し
、膨潤が小さく押さえられるので、水硬性物質との混練
が容易であり好ましく、吸湿性フィラーと粉体の性質に
より手順を適宜選択する。
上述の水は当初から所定の水分量とし、これに吸湿性フ
ィラーを熔解させておいても良いが、高濃度の水溶液に
粉体を分散したり、一旦粉体に吸着させた後、脱液し、
然る後無機水硬性物質と混練時に必要量だけ水を追加し
ても良いことは勿論である。又、強度や比重調整、硬化
調整のため、アスベストやポリプロピレン等の補強繊維
や軽量骨材、硬化遅延剤等を混入してもよい。
〔実験例1〕 次に、本発明の詳細な説明する。
水700gに塩化カルシウム150gを熔解し、ゾノト
ライト(BET法により測定した比表面積は41.6r
d/g ) 350gを分散させた後、セメント400
gと混練し、5X40X50tmの板材に成形硬化させ
て吸放湿材を形成し、実験例とする。
(比較例1) ゾノトライトの代わりに炭酸カルシウム(比表面積2.
1 m/g )を用いた他は実験例と同様の吸放湿材を
形成し、比較例1とした。
(比較例2) アスベスト不織布に塩化カルシウム/水= 150g/
700gの水溶液を含浸、乾燥させて比較例2とした。
実験例、比較例1.2を95%R)lの環境下に放置し
た処、1ケ月経過すると比較例1.2では保水出来なく
なったり、吸湿性フィラーの滲出が生じたが、本発明に
係る実験例には目立った変化はなかった。
上記実験例と比較例1を35%RHにして乾燥した処、
2日目で実験例では16%の放湿量があったが、比較例
1では9%の放湿量であり、特に放湿性にすぐれている
ことがわかった。
〔効   果〕
本発明の吸放湿材は、叙上のように水に吸湿性フィラー
を熔解すると共に比表面積10m/g以上の非水溶性粉
体を分散させて、無機水硬性物質と混練し、成形硬化し
たものであるから、微細な細孔を無数に保有する粉体内
に吸放湿性フィラーが取り込まれ、吸湿性フィラーの調
湿能力を妨げることなく吸湿性フィラーが空゛気中の蒸
気や結露水程度の水分で滲出することはなく、長期間の
使用でも吸放湿性の劣化がなく、又、吸湿性フィラーの
iξ出がないために環境汚染や金属製品の発錆事手続補
正書く自発〉 昭和62年ら月12日 1、事件の表示 事件との関係  特許出願人 名称  大建工業株式会社 を「妨げることがないだけでなく」と訂正します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水に吸湿性フィラーを溶解すると共に比表面積1
    0m^2/g以上の非水溶性粉体を分散させて無機水硬
    性物質と混練し、該混練物を成形硬化して成る事を特徴
    とする吸放湿材。
JP61303351A 1986-12-19 1986-12-19 吸放湿板の製造方法 Expired - Fee Related JPH0649130B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5037796A (en) * 1988-10-24 1991-08-06 The Hokkaido Electric Power Company, Inc. Process for producing hydrated and cured product of lime-gypsum-coal ash mixture
JP2001149159A (ja) * 1999-09-09 2001-06-05 Inax Corp 収納装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583638A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 Furointo Sangyo Kk 乾燥剤
JPS59193133A (ja) * 1983-04-18 1984-11-01 Kaken Pharmaceut Co Ltd 乾燥剤

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