JPH063606Y2 - 消臭建築用板 - Google Patents

消臭建築用板

Info

Publication number
JPH063606Y2
JPH063606Y2 JP1989143650U JP14365089U JPH063606Y2 JP H063606 Y2 JPH063606 Y2 JP H063606Y2 JP 1989143650 U JP1989143650 U JP 1989143650U JP 14365089 U JP14365089 U JP 14365089U JP H063606 Y2 JPH063606 Y2 JP H063606Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
mixed
fibrous
activated carbon
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989143650U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0383546U (ja
Inventor
剛 大石
Original Assignee
株式会社ノダ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ノダ filed Critical 株式会社ノダ
Priority to JP1989143650U priority Critical patent/JPH063606Y2/ja
Publication of JPH0383546U publication Critical patent/JPH0383546U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063606Y2 publication Critical patent/JPH063606Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消臭機能を有する建築用板に関する。
(従来技術およびその問題点) 従来、家屋内の臭気を取り除く方法としては、家屋内の
一ケ所乃至数ケ所に、据え置き型の消臭剤、脱臭剤とさ
れる吸着物質を箱詰めにしたものを、設置するという方
法が取られていた。
しかし、この据え置型の消臭剤、脱臭剤では、その各々
が設置された、その点在箇所のみにおいて、該剤の吸着
機能が発揮されることになり、室内空間において、極め
て小面積について、いわば面ではなく、点としての位置
で、脱臭、消臭の機能を果たすことになり、効率的な脱
臭、消臭といった機能は果たせない状況にあった。
これに対して、室内空間中において、脱臭、消臭機能
を、点単位での小面積ではなく、面単位での大面積で行
わせ、効率のよい脱臭、消臭機能を持たせようという意
図より、第2図のように、 繊維板101等の通気性材料よりなる基板の表面に消
臭剤と多孔質の粉状体もしくは粒状体103とを混入し
てなる通気性を有する合成樹脂化粧層102が一体に設
けられており、 消臭剤が、上記多孔質の粉状体もしくは粒状体内部
に、含浸されて合成樹脂化粧層に混入されている化粧板
が提案されている。(実開昭63−81115) ところが、この提案によると、繊維板上に形成される化
粧層は、通気性を有する塗料を用いるにもかかわらず、
該化粧層中に消臭剤を多孔質の粉状体もしくは粒状体が
混入されているために、折角の化粧層の通気性は、阻害
され、しかも、該化粧層は、消臭剤と、多孔質の粉状体
もしくは粒状体が、混入されているため、膜厚の厚い、
比重の高い塗膜となる。
しかるに、通気性の阻害された、膜厚の厚い、しかも比
重の高い、化粧層としての塗膜は、該塗膜が形成される
基板である繊維板が有する通気性、吸着性を失わさせて
しまい、基板の持つ特性を殺してしまう。
また、化粧層中に添加混入された、消臭剤と、多孔質の
粉状体もしくは粒状体自体も、塗料により被覆され、そ
の表面積を小さくしており、揮発性ガスの吸着能を減殺
する。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案は上記従来技術の問題点を解決するため、繊維質
原料が加圧成形されてなる板状体において、該繊維板状
体中に、揮発性ガスを吸着する活性炭などの吸着物質を
混入添加したものである。
本考案化粧板はこのように構成したことにより従来のよ
うに、繊維板状体自体の消臭機能を損なうことがないこ
とを企図したものである。
(構成の説明) 以下本考案消臭建築用板の構成について説明する。
本考案でいう繊維板状体とは、繊維質原料中に、接着剤
および、活性炭などの揮発性ガスを吸着する吸着物質を
混入した後、該繊維質原料を加圧成形したものである。
繊維質原料としては、合成繊維、木材繊維、植物繊維、
パルプ等の有機質繊維、ガラス繊維、鉱滓綿、岩綿等の
無機質繊維、あるいは、有機質、無機質の混合繊維等を
用いる。
また繊維板原料としては一般にガラス繊維を用いる。
以下ガラス繊維を繊維質原料として用いた本考案消臭建
築用板の製造法について説明する。
ガラス繊維原料がガラス溶融タンク内で溶融され、高圧
蒸気によって繊維状に噴射される。この繊維はついで、
コンベア上に落下するが、このとき、接着剤と吸着物質
が添加される。
繊維量としては100kg/m3の割合で用いられる。
接着剤としては、フェノール樹脂接着剤を用いる。揮発
性ガス吸着物質としては、活性炭を用い粒径0.1μ−1
000μの範囲にあるもの、好ましくは、10μ−10
0μの範囲のものを用いる。
粒径0.1μ未満であると、造粒工程にコストがかかり、
材料コストを上昇させることになり好ましくない。
粒径1000μ以上であると、板状体表面の活性炭が板
状体の表面意匠を損ねることになるので好ましくない。
また、活性炭は、ガラス繊維に対し、重量比で5%−5
0%添加する。
5%未満であると、繊維板状体中に活性炭の占める単位
面積あたりの混入量が低くなるため、即ち、繊維板状体
中に点在することになるため、活性炭は周囲の接着剤の
付着した繊維により密閉される形となって活性炭の外気
との接触機会が、著しく低下することになり、目的とす
る面単位としての消臭、脱臭機能はもちろんのこと、単
なる消臭、脱臭機能自体が損われてしまい、活性炭の混
入意義自体が無意味となる。
50%以上であると、繊維間に過剰に活性炭が混入され
ることになるため、繊維間の空隙は多くなり、繊維同志
の接着面積が著しく低下する。このため、該繊維板状体
の強度は、極度に落ちることになると同時に、板状体自
体の成形性も脆弱になり、構成繊維の欠落が生じやすく
なり、建材として実用に耐えないものとなる。
また、通気性、吸音性といった、繊維板状体の有する特
性をも減殺し、表面への活性炭の露出量の増加は、表面
意匠の低下を招くことになる。
コンベア上へ、接着剤が混入されたガラス繊維は、落下
堆積され、コンベア上を移動し、プレスに挿入され、所
望の厚さをもった板状板1に形成される。
次いで表面に通気性を有する塗料により塗装2が施さ
れ、繊維中に活性炭が混入配合されたガラス繊維板を得
た。
乾式繊維板の製造法によって製造される木質繊維板にお
いては、揮発性ガスを吸着する吸着物質を添加する場合
木繊維のフォーミング時に同時に混合散布すれば良い。
(作用、効果) a繊維板中に揮発性ガス吸着物質が混入配合されている
ため従来のような吸着剤と塗料の比重の高い被覆を繊維
板表面に形成する必要がなく、繊維板の吸音機能を損ね
ることなく揮発性ガス吸着物質の消臭機能を発揮するこ
とができる。
b従来のように揮発性ガス吸着物質の表面は、塗料によ
り被覆されていないので揮発性ガス吸着物質はその吸着
作用に係る、有効表面積は大きく保たれ、消臭効果を損
なうことがない。
c揮発性ガス吸着物質は、繊維板状体中に混入されてい
るため、繊維板状体表面に形成される塗膜の通気性を阻
害することなく、基板である繊維板の有する、吸音特性
を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案消臭建築用板の断面図 第2図:従来の消臭建築用板の断面図 1:ガラス繊維板 2:通気性塗膜 3:活性炭 101:ガラス繊維 102:合成樹脂化粧層 103:多孔質の粉状体もしくは粒状体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質原料が加圧形成されてなる繊維板状
    体において、 該繊維板状体中に、揮発性ガスを吸着する吸着物質が混
    入されている ことを特徴とする消臭建築用板。
JP1989143650U 1989-12-14 1989-12-14 消臭建築用板 Expired - Lifetime JPH063606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989143650U JPH063606Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 消臭建築用板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989143650U JPH063606Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 消臭建築用板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0383546U JPH0383546U (ja) 1991-08-26
JPH063606Y2 true JPH063606Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31690412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989143650U Expired - Lifetime JPH063606Y2 (ja) 1989-12-14 1989-12-14 消臭建築用板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063606Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242603B2 (ja) * 1980-09-18 1987-09-09 Kenji Nakamura

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61204626U (ja) * 1985-06-07 1986-12-23
JPS6242603U (ja) * 1985-09-03 1987-03-14
JPS6414370A (en) * 1987-07-03 1989-01-18 Isao Tanaka Deodorizing net cloth for barn

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242603B2 (ja) * 1980-09-18 1987-09-09 Kenji Nakamura

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0383546U (ja) 1991-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4517308A (en) Method of producing a sorptive body, particularly for eliminating odors, air freshening, etc. and the resultant product
CN1888311B (zh) 表面附有沸石层的壁装材料和表面附有多孔质物体层的壁装材料
JP3285873B2 (ja) 汚染された部屋の汚染除去のための方法及び材料
JPH063606Y2 (ja) 消臭建築用板
JP5510911B2 (ja) 建造物用複合内装塗材
JP3848605B2 (ja) 環境改善機能を有する建材およびその製造方法
JP4427403B2 (ja) 表面ゼオライト層付き壁装材および表面多孔質物体層付き壁装材
JP2005186618A (ja) 積層体
KR101299152B1 (ko) 왕겨를 포함한 건축 내장재
JP2009068324A5 (ja)
CN212881733U (zh) 一种甲醛净化板材
JPS6014909A (ja) 吸着材
JP6073548B2 (ja) 調湿性壁紙
JP2571912B2 (ja) 吸、放湿性繊維成形体
JPH10237999A (ja) 建築構造および建築用床パネル
JP2009002145A (ja) 板状通気体及び積層体
JP4894682B2 (ja) 繊維板パネルの製造方法
JP6778863B2 (ja) アロフェン膜複合体、それを用いたシート、及びアロフェン膜複合体の製造方法
JP3839977B2 (ja) ロックウールボードおよびその製造方法
JPS6381115U (ja)
JP2002264247A (ja) 内装用建築板
JP2001059282A (ja) 床下構造
JPH0541766Y2 (ja)
JPH1129991A (ja) 吸放湿性ボード
JP2001262728A (ja) 内壁用建築材およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term