JPS6128067Y2 - - Google Patents

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JPS6128067Y2
JPS6128067Y2 JP4808882U JP4808882U JPS6128067Y2 JP S6128067 Y2 JPS6128067 Y2 JP S6128067Y2 JP 4808882 U JP4808882 U JP 4808882U JP 4808882 U JP4808882 U JP 4808882U JP S6128067 Y2 JPS6128067 Y2 JP S6128067Y2
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JP
Japan
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spring
support frame
pin
spring receiver
compressor
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JP4808882U
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JPS58151376U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は密閉型電動圧縮機の支持装置の改良に関
するものである。
一般に密閉型電動圧縮機は支持枠に電動要素と
圧縮要素を装着して構成する電動圧縮機本体を複
数個のコイルバネにより密閉容器内に弾性的に支
持している。
しかし、このような支持方式によると以下に説
明するような問題がある。すなわち、運転時にお
ける本体の振動を低下させようとしてなるべく柔
らかいコイルバネを使うと、圧縮機の始動、停止
時にコイルバネが大きくたわみ、支持枠が密閉容
器に当たつて騒音を発生し、逆に、始動、停止時
における支持枠と密閉容器の当たりを防ぐために
なるべく硬いコイルバネを使うと、パネの振動伝
達率が大きくなり運転振動が低減できない。
そこで、斯る問題を解決するための手段として
例えば実開昭55−100730号公報に示すように、支
持装置を、なるべく柔らかいコイルバネと、なべ
べく硬い板バネとの組合せにより構成し、圧縮機
の運転時には、コイルバネだけで振動の伝達を行
い、圧縮機の始動、停止時にはコイルバネと板バ
ネの双方で振動の伝達を行つたものがある。
しかし、上記構成で使われる板バネは、なるべ
く硬いといつても所定の弾性を得ることが必要で
あり、このために通常、比較的薄い板材で作成さ
れる。このため、圧縮機の始動、停止時における
圧縮機本体の変位があまり大きいと、板バネの付
け根部(固定部)に大きな応力がかかり該板バネ
が折損する危険がある。そこで、板バネを複数枚
重ね合せて使用すれば大きな応力にも耐えられる
ようにすることができる。しかし、この場合に、
単に複数枚の板バネを重ね合せただけでは、圧縮
機の始動、停止時に該板バネに大きな力が加わつ
た場合に板バネ同志が位置ずれを起こし易く所望
の制振作用を発揮できないという問題があるこ
と、及び、板バネは圧縮機の始動、停止時にコイ
ルバネと共働して該バネの回転方向の変位を規制
するものであるため、板バネの圧縮機本体への固
定位置がずれると所望の制振作用が発揮できなく
なることから、複数枚の板バネ同志の位置決め及
び板バネと圧縮機本体との位置決めの双方が必要
となる。ここで、例えば、板バネ同志の位置決め
ピンと、板バネと本体の位置決めピンを別個に設
けたのでは部品点数や作業工数を増加させること
となるため、両者の位置決めは1個の位置決めピ
ンで兼用することが望ましい。また、板バネを装
着する場合に、予め本体側に位置決めピンが立設
されていれば板バネの位置決め作業は容易になる
こと、及び板バネの位置決めピンへの挿入がスム
ーズに行なえれば板バネの取付作業は簡単になる
ことから、位置決めピンと本体側のピン穴の間は
タイトに、位置決めピンと板バネの孔との間はル
ーズに設定されることが望ましい。加えて、上記
位置決めピンは、振動体である圧縮機本体に装着
されるため、斯る本体のいかなる振動時にも脱落
したりするようなことがあつてはならない。
本案は斯る点に鑑みなされたもので、コイルバ
ネとこのコイルバネの変位を規制する複数枚の板
バネを備えている圧縮機の支持装置において、圧
縮機の始動時や停止時の大きな振動時にも板バネ
同志や板バネと本体が位置ずれを起こしたりする
ことなく、しかも、部品点数をそれほど多くせず
に、板バネ装置時の組立作業性も向上できる圧縮
機の支持装置を提供することを目的とする。
本案の支持装置は、支持枠の上部バネ受けの投
影面内にピン穴を設ける一方、板バネの固定片に
ピン穴より僅かに大径の孔を設け、この孔に挿入
されてピン穴に嵌合されると共に上部バネ受けで
抜けを防止されるピンを設けたものである。
これによつて本案の支持装置は、2枚の板バネ
同志の位置ずれと、板バネと支持枠の間の位置ず
れを1個のピンで防ぐと共に、このピンを、支持
枠のピン穴にはタイトに、板バネの孔にはルーズ
に設定することにより、支持装置の組立時に、予
め支持枠側にピンを立設した状態として、板バネ
の位置決めを容易にし、かつ、板バネのピンへの
挿入作業を簡単にすることができ、板バネの取付
作業性を向上できる。更に、上部バネ受けは支持
枠にカシメ固定されるため、前記ピンは板バネの
セツト後に上部バネ受けによつてピン穴へ強く押
し込まれると共に脱落を完全に防止できる。以下
本案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は支持枠2の上方に電動要素3を下方に圧縮
要素4は装着して構成する電動圧縮機本体5をコ
イルバネ6に介して密閉容器7内に弾性的に支持
してなる密閉型電動圧縮機である。前記コイルバ
ネ6は支持枠2の外周部に形成される貫通孔21
に固定した上部バネ受け8と、密閉容器7の内側
壁に支持金具9を介して固定された下部バネ受け
10とにその両端を嵌合している。11,12は
前記上部バネ受け8と同時に夫々の固定部11
a,12aに穿設された大径孔13,14により
支持枠2に固定され、圧縮機1の始動、停止時に
おける回転方向の変位を規制するコ字状の第1の
板バネと第2の板バネである。この第1の板バネ
11はコイルバネ6の当接側に固定され、その上
部の折曲げ部11bのRを大きくとりR5,5、
膨出部11cを形成すると共にその下部にコイル
バネ6に当接してバネ6の変位を規制する制振部
11dを形成し、且つ、前記膨出部11cの間隔
が制振部11dの間隔より大きくなるように構成
される。また、第2の板バネ12は第1の板バネ
11に重ね合わせて設けられ、第1の板バネ11
の制振部11dとの間で間隙15を形成しつつ、
先端部12bを内側に折り曲げて第1の板バネ1
1と当接せしめられている。尚、上記第1の板バ
ネ11と第2の板バネ12は同一の展開形状及び
板厚を有するブランク材を第2図のような断面に
成形してなるものである。
而して、16は第1の板バネ11と第2の板バ
ネ12の位置決め用のピンであり、板バネ11,
12の夫々に穿設された小孔17,18に挿入さ
れて支持枠2のピン穴22に嵌合されると共に上
部バネ受け8の支持枠2との当接面8aで保持さ
れている。
このように構成された密閉型電動圧縮機の支持
装置において、上部バネ受け8と同時にその固定
部11a,12aを支持枠2に固定され、圧縮機
1の始動、停止時におけるコイルバネ6の変位を
規制するコ字状の板バネ11,12は、その固定
部11a,12aに設けられた小孔17,18に
挿入され、且つ固定部11a,12aに当接する
支持枠2の前記小孔17,18との対向位置に穿
設されたピン穴22に嵌合されたピン16によ
り、支持枠2に位置決めされているので、板バネ
11,12と支持枠2、及び板バネ11,12同
士がコイルバネ6の変位でズレるようなことは防
止でき、板バネ11,12の制振機能を確実なも
のとするものである。また、ピン16は支持枠2
のピン穴22にはタイトに、板バネ11,12の
小孔17,18にはルーズになつているため、支
持装置の組立時に、予め支持枠2にピン16を立
設した状態として、板バネ11,12の位置決め
を容易にし、かつ、板バネ11,12のピン16
への挿入作業を簡単にすることができ、板バネ1
1,12取付作業性を向上できる。更に、前記ピ
ン16は、支持枠2にカシメ固定される上部バネ
受け8によつて保持される構成であるため、この
ピンは板バネ11,12のセツト後にピン穴22
に強く押し込まれ、かつ、脱落を完全に防止され
る。
以上のように本案は、支持枠の上部バネ受けの
投影面内にピン穴を設け、板バネの固定片にピン
穴より僅かに大径の孔を設け、この孔に挿入され
てピン穴に嵌合されると共に、支持枠にカシメ固
定された上部バネ受けで保持されるピンを設けた
のであるから、圧縮機の始動時や停止時の大きな
振動時に生ずる板バネと支持枠の間、及び板バネ
同志の位置ずれを1個のピンで防止できるだけで
なく、位置決めピンを支持枠に立設した状態で板
バネの位置決めや挿入が行えることにより、支持
装置の組立作業性を向上できる。更に、位置決め
ピンは、支持枠にカシメ固定される上部バネ受け
によつて抜けを防止されるので、このピンを、板
バネのセツト後にピン穴へ強く押し込むことがで
き、また、このピンの脱落を完全に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す密閉型電動圧縮
機の縦断面図、第2図は支持装置の断面図であ
る。 1……密閉型電動圧縮機、2……支持枠、3…
…電動要素、4……圧縮要素、5……電動圧縮機
本体、6……コイルバネ、7……密閉容器、8…
…上部バネ受け、8a……当接面、10……下部
バネ受け、11,12……板バネ、11a,12
a……固定部、16……ピン、17,18……小
孔、22……ピン穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持枠の上側に電動要素を下側に圧縮要素を装
    着して構成された電動圧縮機本体を密閉容器内に
    収納してなり、前記支持枠にカシメにより取付け
    られた上部バネ受けと、この上部バネ受けと対向
    して密閉容器側に設けられた下部バネ受けと、こ
    れら両バネ受けに嵌め込まれたコイルバネと、圧
    縮機の回転方向のコイルバネの変位を規制するよ
    うにコイルバネの両脇に間隔をおいて配置された
    対向する2つの片を有し、その固定片を上部バネ
    受けで支持枠に固定された2枚重ねでコ字状の板
    バネとからなる支持装置によつて、前記電動圧縮
    機本体を弾性的に支持している密閉型電動圧縮機
    において、前記支持枠の上部バネ受けの投影面内
    にピン穴を設け、板バネの固定片にピン穴より僅
    かに大径の孔を設け、この孔に挿入されてピン穴
    に嵌合されると共に上部バネ受けで抜け止めされ
    るピンを設けたことを特徴とする密閉型電動圧縮
    機の支持装置。
JP4808882U 1982-04-01 1982-04-01 密閉型電動圧縮機の支持装置 Granted JPS58151376U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4808882U JPS58151376U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 密閉型電動圧縮機の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4808882U JPS58151376U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 密閉型電動圧縮機の支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58151376U JPS58151376U (ja) 1983-10-11
JPS6128067Y2 true JPS6128067Y2 (ja) 1986-08-20

Family

ID=30059025

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4808882U Granted JPS58151376U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 密閉型電動圧縮機の支持装置

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JP (1) JPS58151376U (ja)

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JPS58151376U (ja) 1983-10-11

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