JPS6127971A - 5−アルキリデンヒダントイン類の製造方法 - Google Patents
5−アルキリデンヒダントイン類の製造方法Info
- Publication number
- JPS6127971A JPS6127971A JP14602084A JP14602084A JPS6127971A JP S6127971 A JPS6127971 A JP S6127971A JP 14602084 A JP14602084 A JP 14602084A JP 14602084 A JP14602084 A JP 14602084A JP S6127971 A JPS6127971 A JP S6127971A
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- JP
- Japan
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- hydantoin
- water
- alkylidenehydantoin
- formula
- reaction
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は、式(1)
(ここにRは01〜3のアルキル基を示す)で表わされ
る5−アルキリデンヒダントインの製造方法に関するも
のである。上記5−アルキリデンヒダントインは、医薬
品として注目され・ているα−ケトカルデン酸やアミノ
酸を製造するだめの重要な中間体である。
る5−アルキリデンヒダントインの製造方法に関するも
のである。上記5−アルキリデンヒダントインは、医薬
品として注目され・ているα−ケトカルデン酸やアミノ
酸を製造するだめの重要な中間体である。
口、従来の技術
アルデヒド類とヒダントイン類を縮合させて、5−置換
ヒダントイン類を製造する反応は、Wheeler−H
offmann 反応と呼ばれ公知である(J。
ヒダントイン類を製造する反応は、Wheeler−H
offmann 反応と呼ばれ公知である(J。
Am、Chem、Soc、、旦、369(1911))
。この方法では反応は酢酸及び無水酢酸ナトリウムの存
在下で行なわれる。まだ、この反応についての別な詳細
な例はOrg、 Syn、 Col 1. Vol、
5 、627に記載されているが、反応は無水ビイジノ
ン中で行なわれている。
。この方法では反応は酢酸及び無水酢酸ナトリウムの存
在下で行なわれる。まだ、この反応についての別な詳細
な例はOrg、 Syn、 Col 1. Vol、
5 、627に記載されているが、反応は無水ビイジノ
ン中で行なわれている。
これらの方法は、いずれも高価な有機溶媒を使用してお
シ、まだ収率も70%程度と低いために、工業的に満足
すべきものではない。更にこれらの反応に使用される原
料のアルデヒド類の多くは、アリールアルデヒド類であ
り、アルキルアルデヒド類の例は少ない。
シ、まだ収率も70%程度と低いために、工業的に満足
すべきものではない。更にこれらの反応に使用される原
料のアルデヒド類の多くは、アリールアルデヒド類であ
り、アルキルアルデヒド類の例は少ない。
ハ0問題点を解決するだめの手段及び発明の効果本発明
は、アルキルアルデヒドをアミノ酸又は、その塩の存在
下、PH8〜12の範囲の水又は水性溶液中でヒダント
イン(2,4−イミダゾリジンジオン)と反応させるこ
とによシ、工業的に有利に5−アルキリデンヒダントイ
ンを製造する方法を提供するものである。本発明によれ
ば、水系の溶媒中で、比較的短かい反応時間内に結晶性
の良い5−アルキリデンヒダントインを好収率で得るこ
とができる。
は、アルキルアルデヒドをアミノ酸又は、その塩の存在
下、PH8〜12の範囲の水又は水性溶液中でヒダント
イン(2,4−イミダゾリジンジオン)と反応させるこ
とによシ、工業的に有利に5−アルキリデンヒダントイ
ンを製造する方法を提供するものである。本発明によれ
ば、水系の溶媒中で、比較的短かい反応時間内に結晶性
の良い5−アルキリデンヒダントインを好収率で得るこ
とができる。
本発明の原料であるアルキルアルデヒドとしては、イソ
ブチルアルデヒド、2−メチルブチルアルデヒド、2−
メチルアミルアルデヒド、2,3−ノメチルブチルアル
デヒド等である。
ブチルアルデヒド、2−メチルブチルアルデヒド、2−
メチルアミルアルデヒド、2,3−ノメチルブチルアル
デヒド等である。
本発明で使用される反応溶媒としては、一般に水が用い
られるが、水のみならず、必要に応じてメタノール、エ
タノール、ジオキサンなどの水に可溶な有機溶媒を水と
混合したものを使用することもできる。
られるが、水のみならず、必要に応じてメタノール、エ
タノール、ジオキサンなどの水に可溶な有機溶媒を水と
混合したものを使用することもできる。
使用するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギ
ン酸、リシン、アルギニン、オルニチン、グリシン、α
−アラニン、ロイシン、インロイシン、バリン、β−ア
ラニン、フェニルアラニン、チロシン、ドーパ、フェニ
ルグリシン、セリン、スレオニン、メチオニン、タウリ
ンなど及びその塩をそれら単独でもまたは、それらのい
くつかを混合して使用できる。塩の形としては、ナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム
塩などのアルカリ土類金属塩、および塩酸塩、硫酸塩な
どの鉱酸塩が使用できる。また使用量はヒダントインに
対して0.1〜2モル比、好ましくは0.3〜1モル比
が良い。少ないと効果が少なく、また多く使用してもそ
れに見合う効果は得られず経済的でない。
ン酸、リシン、アルギニン、オルニチン、グリシン、α
−アラニン、ロイシン、インロイシン、バリン、β−ア
ラニン、フェニルアラニン、チロシン、ドーパ、フェニ
ルグリシン、セリン、スレオニン、メチオニン、タウリ
ンなど及びその塩をそれら単独でもまたは、それらのい
くつかを混合して使用できる。塩の形としては、ナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム
塩などのアルカリ土類金属塩、および塩酸塩、硫酸塩な
どの鉱酸塩が使用できる。また使用量はヒダントインに
対して0.1〜2モル比、好ましくは0.3〜1モル比
が良い。少ないと効果が少なく、また多く使用してもそ
れに見合う効果は得られず経済的でない。
反応時の声は8〜12、好ましくは9〜10が良い。ア
ミノ酸を中性ないし酸性で使用しても効果は得られず、
上記−に反応液−を調製する必要がある。PHの調製に
使用するアルカリの種類としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物およびそれらの炭酸塩、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水
酸化物が使用できる。声調製に酸を使用する場合は、塩
酸、硫酸などの鉱酸及びギ酸、酢酸などの有機酸が使用
できる。
ミノ酸を中性ないし酸性で使用しても効果は得られず、
上記−に反応液−を調製する必要がある。PHの調製に
使用するアルカリの種類としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物およびそれらの炭酸塩、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水
酸化物が使用できる。声調製に酸を使用する場合は、塩
酸、硫酸などの鉱酸及びギ酸、酢酸などの有機酸が使用
できる。
反応温度及び時間については、必ずしも厳密な制限はな
いが、通常は40〜100℃好ましくは60〜80℃で
あシ、1〜10時間好ましくは2〜5時間である。
いが、通常は40〜100℃好ましくは60〜80℃で
あシ、1〜10時間好ましくは2〜5時間である。
反応生成物である5−アルキリデンヒダントインは水に
難溶性であるので、反応の進行と共に結晶として析出す
るので遠心分離等の方法によシ、容易に分離回収するこ
とができる。
難溶性であるので、反応の進行と共に結晶として析出す
るので遠心分離等の方法によシ、容易に分離回収するこ
とができる。
二、実施例
以下実施例によって、本発明の方法について更に具体的
に説明する。但し、これらは説明のための単なる例示で
あり、本発明はこれらの例に何ら制限されない。
に説明する。但し、これらは説明のための単なる例示で
あり、本発明はこれらの例に何ら制限されない。
実施形
温度計、還流冷却器、攪拌機を備えた5001nl七ノ
4ラプルブラスコを恒温槽中にセットした。
4ラプルブラスコを恒温槽中にセットした。
水200m7!、ヒダントイy 50.09 (=0.
50mc7)。
50mc7)。
イソブチルアルデヒド72.19 (=1.OOmot
) 、グリシy 28.1 、!i’ (=0.38m
at) 、カセイソーダ7.59 (= 0.19 r
mt )を入れ、70〜75℃にて7時間攪拌した。こ
の間反応液の声は9.5〜9.3であった。室温まで冷
却後、遠心分離により、結晶を回収して5−(2−メチ
ルプロピリデン)−ヒダントイン65.1 gを得た。
) 、グリシy 28.1 、!i’ (=0.38m
at) 、カセイソーダ7.59 (= 0.19 r
mt )を入れ、70〜75℃にて7時間攪拌した。こ
の間反応液の声は9.5〜9.3であった。室温まで冷
却後、遠心分離により、結晶を回収して5−(2−メチ
ルプロピリデン)−ヒダントイン65.1 gを得た。
ヒダントインに対して84.5%の収率であった。
実施例2
実施例1において、グリシンをアラニン26.89 (
= 0.30 mob) 、カセイソーダを水酸化カル
シウム8.6 g(=0.15 mQt)にイソブチル
アルデヒドを2−メチルブチルアルデヒド64.69
(=0.75mot)にかえて、80℃にて4時間攪拌
した。この間、反応液の声は9.4〜9.2であった。
= 0.30 mob) 、カセイソーダを水酸化カル
シウム8.6 g(=0.15 mQt)にイソブチル
アルデヒドを2−メチルブチルアルデヒド64.69
(=0.75mot)にかえて、80℃にて4時間攪拌
した。この間、反応液の声は9.4〜9.2であった。
室温まで冷却後、遠心分離によ多結晶を回収して、5−
(2−メチルブチリデン)−ヒダントイン74.59を
得た。ヒダントインに対して88.6%の収率であった
。
(2−メチルブチリデン)−ヒダントイン74.59を
得た。ヒダントインに対して88.6%の収率であった
。
比較例1
実°流側1においてカセイソーダを46.1g使用して
、同様に反応させた。この間、反応液の声は12.9〜
12.2であった。冷却後、遠心分離して、5−(2−
メチルブチリデン)−ヒダントイン24、Ogを得た。
、同様に反応させた。この間、反応液の声は12.9〜
12.2であった。冷却後、遠心分離して、5−(2−
メチルブチリデン)−ヒダントイン24、Ogを得た。
ヒダントインに対して、31.2−の収率であった。
比較例2
実施例1において、カセイソーダ、を2.7g使用して
、同様に反応させた。この間、反応液の声は7.6〜7
.0であった。冷却後、遠心分離して、5、−(2−メ
チルブチリデン)−ヒダントイン8.9gを得た。ヒダ
ントインに対して、11.5%の収率であった。
、同様に反応させた。この間、反応液の声は7.6〜7
.0であった。冷却後、遠心分離して、5、−(2−メ
チルブチリデン)−ヒダントイン8.9gを得た。ヒダ
ントインに対して、11.5%の収率であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式▲数式、化学式、表等があります▼ (ここにRはC_1〜C_3のアルキル基を示す)で表
わされるアルデヒドを、アミノ酸又はその塩の存在下、
pH8〜12の範囲の水又は水性溶液中でヒダントイン
と反応させることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここにRは式(1)と同じ)で表わされるアルキリデ
ンヒダントイン類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14602084A JPS6127971A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 5−アルキリデンヒダントイン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14602084A JPS6127971A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 5−アルキリデンヒダントイン類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6127971A true JPS6127971A (ja) | 1986-02-07 |
JPH0524899B2 JPH0524899B2 (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=15398278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14602084A Granted JPS6127971A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 5−アルキリデンヒダントイン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6127971A (ja) |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP14602084A patent/JPS6127971A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524899B2 (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |