JPS61279687A - 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板 - Google Patents

耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板

Info

Publication number
JPS61279687A
JPS61279687A JP12187785A JP12187785A JPS61279687A JP S61279687 A JPS61279687 A JP S61279687A JP 12187785 A JP12187785 A JP 12187785A JP 12187785 A JP12187785 A JP 12187785A JP S61279687 A JPS61279687 A JP S61279687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
steel sheet
corrosion resistance
solid lubricant
adhesion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12187785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0696775B2 (ja
Inventor
Keiji Izumi
圭二 和泉
Takenori Deguchi
出口 武典
Takao Ikita
伊木田 孝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP12187785A priority Critical patent/JPH0696775B2/ja
Publication of JPS61279687A publication Critical patent/JPS61279687A/ja
Publication of JPH0696775B2 publication Critical patent/JPH0696775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2222/00Aspects relating to chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive medium
    • C23C2222/20Use of solutions containing silanes

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(i#、業主の利用分野) 本発明は鋼板表面にクロム酸塩、シリカゾルおよび固体
潤滑剤と、シランカップリング剤およびチタンカップリ
ング剤のいずれ一方または両方とを含有する特定の樹脂
皮膜を形成して、樹脂皮膜の耐食性お上V潤滑性を向上
させた表面処理鋼板に関する。 (従来技術) 冷延鋼板やめっき鋼板を水分散性もしくは水溶性の樹脂
で処理して、その表面に塗装性、耐食性を付与する樹脂
皮膜を形成した表面処理鋼板のうち、従来上り比較的塗
装性、耐食性に優れたものとしで、鋼板表面にクロメー
ト皮膜を形成し、さらにそのクロメート皮膜の上に樹脂
単独皮膜もしくは無機物を含む樹脂皮膜を形成したもの
がある。 この表面処理鋼板は第1層のクロメート皮膜により耐食
性を付与し、第2層の樹脂皮膜で塗装性を付与したもの
であるが、樹脂皮膜の樹脂としでは樹脂皮膜を水溶液で
形成する都合上分子内に水酸基を有する親水性のものが
用いられでいた。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記のような表面処理鋼板の場合、その耐
食性は第INのクロメート皮膜に依存しているため、耐
食性を向上させようとしてもその向上には限界があった
。このため耐食性をさらに向上させるには第2Nの樹脂
皮膜の耐食性を向上させる必要があった。 樹脂皮膜の耐食性を向上させる方法としては樹脂皮膜中
に6価クロムを含有させる方法が考えられるが、この方
法により6価クロムを含有させるには6価クロムを含有
する樹脂皮膜処理液で処理    :する必要がある。 しかし樹脂皮膜処理液に6価り    :i4を含有!
−eZfllユ無水、。4酸や、。工酸塩    □を
添加すると樹脂分子の水a基が酸化されて、処    
:埋液はゲル化し、鋼板に塗布できなくなり、6価クロ
ムも3価クロムに還元されて耐食性を発揮し    ;
なくなる、このため従米樹脂皮膜中に6価クロムを含有
させることは困難であった。 また従来の樹脂皮膜は鋼板にロール7オーミン    
ニゲ加工やプレス加工を施すと、傷が付いたり、剥  
  :離したりしてしまい、耐成形加工性はまだ不十分
であった。 (問題点を解決するための手段) 本発明は従来ニのように困難であった樹脂皮膜中への6
価クロムの含有を可能にするとともに、潤滑性も向上さ
せた表面処理鋼板を提供するものである。 本発明の表面処理鋼板は樹脂皮膜の樹脂を水酸基を有し
ない水分散性共重合体にすることにより処理液段階で樹
脂が酸化されないようにするとともに、その共重合体の
酸価を調整することにより0(脂皮膜の耐水性、密着性
および物性並びに塗装した場合の塗膜との密着性が向上
するようにし、かっこの共重合体の皮膜中に6価クロム
源としてクロム酸塩を、また皮膜の物性や耐食性を向上
させるためにシリカゾルを、さらに成形加工時の潤滑性
を向上させるために潤滑剤を含有させるようにしたので
ある。 しかし鋼板にかかる組成の樹脂皮膜を形成した後の残り
の処理液を貯蔵しておくと、7週間程度で増粘して、ゲ
ル化し、ロールコートなどで塗装不能になることが認め
られ、処理液は長期貯蔵安定性に若干問題があることが
判明した。そこで本発明では処理液の貯蔵安定性を改善
するために種々検討を重ねた結果、処理液中にさらにシ
ランカップリング剤またはチタンカップリング剤あるい
はその両方を樹脂皮膜中に含有させればよいことを見出
だしたのである。 すなわち本発明は樹脂皮膜として(A)一般式C1,=
 CR,−COOR2(式中R1はII 、CIf 3
− RzはCが1〜8のアルキル基)で示される単量体
の1種または2種以上1〜95重量%と、(B )a、
β不飽和カルボン酸単量体3〜20重量%と、(C)こ
れらの単量体と共重合可能な単量体0〜50重量%とを
[但しくA )、(B )および(C)の合計は100
重量%1乳化重合して得られる固形分当りの酸価10〜
200の共重合体樹脂皮膜で、その樹脂皮膜中にクロム
酸塩、シリカゾルおよび固体潤滑剤と、シランカップリ
ング剤およびチタンカップリング剤のいずれか一方また
は両方とを含有するもを形成するのである。 ここで共重合体樹脂を構成する一般式C11,=CR。 −COORz単量体の例としては(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア  
 ・クリル酸2−エチルヘキシルなどを、またα、β不
飽和カルボン酸単量体の例としてはアクリル酸、メタア
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸などを、さらにこれ
らの単量体と共重合可能な単量体の例としてはスチレン
、a−メチルスチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化
ビニリデンなどを挙げることができる。 本発明で上記のような共重合体樹脂を用いるのは目的と
する物性の皮膜が得られ、共重合体樹脂の工業的製造も
容易であるからである。 また共重合体樹脂の酸価を固形分出910〜200にす
るのは、10未満であると耐水性はよいが鋼板に対する
密着性が劣るからであり、逆に200を越えると耐水性
が劣って耐食性が低下しでくるからである。この酸価に
ついては特に15〜100にすると皮膜は耐水性、密着
性が良好になるので、その範囲にするのが好ましい。 樹脂皮膜中に含有させるクロム酸塩としては水溶性で、
安価なものが好ましく、例えばクロム酸アンモニウム、
クロム酸マグネシウム、重クロム酸カリウム、クロム酸
カルシウム、クロム酸亜鉛、クロム酸マンガン、クロム
酸ニッケル、クロム酸コバルト、クロム酸ストロンチウ
ムなどが適しでいる。 同様に固体潤滑剤としでも水分散性が良好で、しかも安
価で、皮膜中に含有させても皮膜の耐食性、密着性、耐
候性などを低下させないものが好   i、い1.ユ。 ようヶ&n、!−L−C1よ有機え固体潤滑   [剤
より無機系固体潤滑剤が好ましく、例えば二硫   □
゛化モリブデン、二硫化タングステン、窒化ホウ素、 
 ′黒鉛、7ツ化黒鉛などが好ましく、待に二硫化モ“
げデ′1黒鉛”皮膜中0添加吻と0反応性が′((く、
安価で好ましい、これらの固体潤滑剤は混合   1+
1 使用してもよい。なお潤滑剤を固体潤滑剤にした   
脅I1.: 1 のは液状のもの(例えば合成潤滑油)、半固体状の  
 (1)。 、。。、え6.ヮy9;l)ヶ3.イ。□6カ1、ユ。   □1゛らは潤滑効果、長期安定性、処理液中での分
散性   1や安定性、ユおい工固体潤滑剤よ、劣、ヵ
、bt’あ、。  □)杉1脂皮膜中に含有させるこれ
らのクロム酸塩、′1ニジリカゾルおよび固体潤滑剤の
量としては共重合   、1::1′ ″”00 milW5m ’) 9 a”1°1°°”
〜  、;1゜50重量部、シリカゾルの場合0.5〜
100重量   、□j:11 部、固体潤滑剤の場合3〜15重量部にするのが好まし
い。 固体潤滑剤含有量に関しては、第1図に示すよ   □
うに、含有iim加に伴い動摩擦係数が低下し、加工時
の潤滑性は良好になるが、含有量が樹脂100重量部に
対して3重量部未満であると添加効果はあまり認められ
ず、また15重量部を超えると、鋼板に対する皮膜の密
着性が低下し、かつ処理液中での分散性が悪くなって、
固体潤滑剤が沈降したり、処理液がデル化したりする。 このため固体潤滑剤の含有量は上記のような範囲にする
のが好ましいのである。 固体潤滑剤の粒径は平均粒径で0.3〜1.0μのもの
が好ましい、これは平均粒径が0.3μ未満であると、
固体潤滑剤が樹脂皮膜の表面よりあまり突出しないため
、潤滑効果が少なく、逆に1.0μを超えると、皮膜の
平滑性が損なわれ、処理液中への分散も困難になるから
である。 シランカフプリング剤、チタネートカップリング剤は一
方または両方を含有させるにしても共重合体樹脂100
重量部に対して0.05〜1.0重量部含有させるのが
好ましい、これは0.05重量部未満であると、添加効
果がほとんど認められず、1.0重量部を超えると、シ
ランカップリング11 ノに!、 合、含有量の増加に
伴って貯蔵安定性はますま゛す良好になるものの、シリ
コン特有の完本作用により処理液塗布時にハジキが生じ
、皮膜厚や組成が不均一になる。一方チタンカップリン
グ剤の場合は逆に処理液のデル化が着しく促進され、貯
蔵安定性に問題が生じるからである。 シランカンプリング剤としては種々のタイプのもdがあ
るが、水分散性もしくは水溶性のものであれば、モノマ
ータイプ[例えばビニル−トリ(β−メトキシエトキシ
)シラン、γ−グリシドトリメトキシシラン1、オリゴ
マータイプ(例えばグリンド系のもの)、樹脂変性タイ
プ(例えばアクリル変性のもの、エボキン変性のもの)
、カチオン系26ア。%f>lrいア。7.□0.6゜
□、   1タネートカツプリング剤も水分散性もしく
は水溶性のものであれば用いることができ、好ましいも
    □のを挙げればテトラ(2,2−ノアリルオキ
シメチ    □ルー1−ブチル)ビス(ツートリデシ
ル)ホス77    ′イトチタネート、ビス(ジオク
チルパイロホスフェ   ニート)オキシアセテートチ
タネート、ビス(クオクチルパイロホス7よ−ト)エチ
レンチタ* −) すどがある。 第2図はシランカップリング剤による処理液の増粘防止
効果を示したもので、処理液が共重合体樹脂とクロム酸
塩の2r&分系の溶液である場合は61!IE間経過し
ても増粘、デル化せず、長期貯蔵安定性は良好である。 しかしこの2成分系の処理液にシリカゾルや固体潤滑剤
を添加すると、増粘、ゲル化が急激に促進される。とこ
ろがさらにシランカップリング剤を添加すると、再び長
期貯蔵安定性は良好になる。この理由は明確ではないが
、おそらくシランカップリング剤が分散剤としで作用し
て、クロム酸塩、シリカゾル、固体潤滑剤を個々に水を
媒体として安定分散させるためであると推察される。 なおシランカップリング剤やチタンカップリング剤を添
加すると、樹脂皮膜が下地(鋼板表面やりaメート皮膜
)に強固に付着しで、密着性が向上する。これは樹脂皮
膜と下地とが一5i−0−1−Ti −0−を媒体とし
て、化学結合するためと考    □えられる。また共
重合体樹脂の官能基と脱水縮合    ゛するため、上
塗り塗装を施した場合塗膜密着性、    □耐食性が
極めて向上する。 樹脂皮膜はクロム酸塩を含有しているので鋼板    
1′の上に直接形成しても耐食性を発揮するが、さら 
   ゛に耐食性を発揮i′+6には鋼板に9’Ql−
)皮膜    1゜を形成して、その上に樹脂皮膜を形
成する。この    )ム 場合り°メート皮膜は反応型・塗布型など一般に   
 ・1゜種類を問わないが、皮a量は全クロム量で5〜
    1′200 mg/m”にするのが好ましい。 また樹脂皮l15I′の皮膜厚は0.2〜10μにする
のが好ましい。 鋼板は冷延鋼板、めっき鋼板(例えばfB融めっ   
 □:j き鋼板、電気めっき鋼板、蒸着めっき鋼板、合金   
 :。 :j 化t8 @ th ′ l@・ ■は 4、はN % 
+ ’k h 4  %        、:、・鋼板
など)いずれでもよい。 次に実施例により本発明を説明する。 、アオイ)                 4!。 メチルメタアクリレート50重量%と、ブチル    
□1・; 7クリレ一ト40i1量%と、アクリル酸10重量  
  已%とを乳化重合しで得られたアクリルエマルショ
ン[樹脂分40重量%、PH2,3、粘度25 cps
(25”C,B型粘度肚)、固形分当りの酸価的781
に種々のクロム酸塩とシリカゾル(スノーテックス01
8産化学製品)とを添加し、この水溶液をXとした。 一部メチルアクリレート55重量%と、ブチルアクリレ
ート40重量%と、アクリルI!iI!5重量%とを乳
化重合して得られたアクリルエマルション
【樹脂分40
重量%、PH2,6、粘度150 cps(同上)、固
形分当りの酸価的401に上記同様に種々のクロム酸塩
とシリカゾル(スノーテックスO16産化学製品)とを
添加し、この水溶液をYとした。 以上のように調整した水溶t&XおよびYと、それらに
異なる固体潤滑剤を加え、次のように調整した8種の水
溶液とで冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板(いずれも板厚
は0.6m−)を処理し、表面処理鋼板を製造した。 水溶液X−1お上りY−1 水溶液Xお上りYにそれぞれ同溶液中の樹脂100重量
部当りビニル−トリ(β−メトキシ)シラン0.05重
量部お上りテトラ(2,2−シアリルオキシエーテル−
1−ブチル)ビス(ノドデシル)ホスファイトチタネー
ト0.05重量部を添加し、さらに各々の溶液に同溶液
中の樹脂100重量部当り二硫化モリブデン[商品名そ
りコロイドCF626、日本黒鉛工業(株)製Jをとも
に1〜15重量部添加し、それらをそれぞれ水溶液X−
1お上びY−1とした。 水溶液X−2お上りY−2 水溶液XおよびYにグリシドシランオリゴマー: を0.5重量部溶解した水溶液をXお上りYの溶液  
 1中樹脂100重量部当’) 0.5重量部添加し、
さらに各々の溶液に同溶液中の樹脂100重量部当り二
硫化モリブデン(同上)と黒鉛[商品名オイルハイ) 
G307、日本黒鉛工業(株)製】との混合物をともに
1〜15重11部添加し、それらをそれぞれX−2お上
りY−2とした。 水溶液X−3お上りY−3 水溶液Xお上りYにそれぞれ同溶液中の樹脂100重量
部当りビニル−トリ(β−メトキシ)シラン1重量部お
上びテトラ(2,2−ジアリルオキシエーテル−1−ブ
チル)ビス(ジドデシル)ホスファイトチタネート1重
量部を添加し、さらに各々の溶液に同溶液中の樹脂10
0重量部当り黒鉛[商品名アルグイスF33G、日本黒
鉛工!(株)!(]をともに1〜15重量部添加し、そ
れらをそれぞれ水溶液X−3お上びY−3とした。 水溶液X−4およびY−4 水溶液Xお上りYにそれぞれ同溶液中の樹脂100重量
部当りビニル−トリ(β−メトキシ)シラン0.5重量
部お上びテトラ(2,2−)7リルオキシエーテルー1
−ブチル)ビス(ノドデシル)ホスファイトチタネート
0.5重量部を添加し、6らに各々の溶液に同溶液中の
樹脂100重量部当り黒鉛[商品名アルグイスF33G
、日本黒鉛工業(株)製Jをともに1〜15重量部添加
し、それらをそれぞれ水溶液X−4およVY−4とした
。 なおU遣工程およびクロメート皮膜の形成は次のように
した。 (イ)製造工程 鋼板→脱脂→クロメート処理→樹脂皮膜処理水溶!塗布
→乾燥(150℃、10秒) (ロ)クロメート皮膜の形成 無水りo ムa  209/e、 NatSiFa 1
9/e。 40℃の処理液中に5秒間浸漬後ロールスクイズで過剰
に付着した水溶液を除去した。 #1表にこのようにして製造した表面処理鋼板   □
の基材鋼板、使用水溶液および形成された樹脂皮膜の関
係を、また第2表にその表面処理鋼板の樹脂皮膜の密着
性および耐食性並びに動摩擦係数および加工時の潤滑性
(ロール7オーミング性、エリクセン試amによるハツ
ト曲げ性)を示す。 なお樹脂皮膜の密着性はデュポン衝撃試験で調   □
査し、次の基準により評価した。 ◎ 皮膜が全く剥離しないもの Oわずかに皮膜が剥離したらの          答
Δ かなり皮膜が剥離したもの X 着しく皮膜が剥離したもの           
1.。 また耐食性は加工前後の耐食性を塩水雰霧試験   □
(JIS Z 2371による)と湿潤試験(温度50
℃、湿度98%)とにより調査した。試験は両試験とも
平板の状態で鋼板表面に達する切込みを入れ、加工前の
ものはそのまま試験に供し、また加工後のものはロール
7オーミング成形後試験に供し、試験後切込み部にセロ
テープを一旦貼付け、その後急速に剥離する方法で行い
、皮膜の剥離状態を次の基準で評価した。試験は、塩水
噴霧試験の場合、基材鋼板が冷延鋼板であるものに対し
て24時間行い、溶融亜鉛めっき鋼板であるものに対し
ては500時間行った。一方湿潤試験の場合は基材鋼板
に関係なく500時間行った。 ◎ 剥離なし ○ 剥離幅または錆の発生幅が切込み部よすIIIII
以下 Δ 剥離幅または錆の発生幅が切込み部より1mmを超
え、31111以下 × 剥離幅または錆の発生幅が切込み部より3mm超 さらにロール7オーミング性、ハツト曲げ性の評価は次
の基準により行った。 0 皮膜が全く破損しないもの ○ わずかに皮膜が破損したもの Δ かなり皮膜が破損したもの × 者しく皮膜が破損したもの 第2表より明らかなごとく、本発明の表面処理鋼板は耐
食性が優れており、また樹脂皮膜中の固体潤滑剤含有量
が増加する程動摩擦係数が小さくなり、加工時の樹脂皮
膜破損程度が少なくなる。 しかし潤滑剤の含有量が樹脂100重量部に対して15
重ftgを超えると、樹脂皮膜の密着性は悪くなる。 (効果) 以上のごとく、本発明の表面処理鋼板は樹脂皮膜の樹脂
が水酸基を有しないので、製造の際処理液中にクロム酸
塩を含有させても、樹脂は酸化されず、デル化せず、か
つ処理液中にはシランカップリング剤やチタンカップリ
ング剤を添加しであるので、長期貯蔵安定性に優れてい
る。また樹脂皮膜はクロム酸塩、シリカゾルおよびシラ
ンカップリング剤やチタンカップリング剤を含有してい
るので、それらを含有しないものより耐食性および密着
性が優れている。さらに樹脂皮膜は固体潤滑剤を含有し
ているので、潤滑性が優れており、ロール7オーミング
やプレス加工を施しても樹脂皮膜に傷が付いたり、樹脂
皮膜が剥離したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面処理鋼板における樹脂皮   □
膜の固体潤滑剤含有量と動摩擦係数の関係を示すグラフ
である。第2図は本発明の表面路J!I!鋼板を   
1製造する際に使用する処1!I!液中にシランカップ
リング剤を添加した場合の処理液長期貯蔵安定性を示す
グラフである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板の表面に(A)一般式CH_2=CR_1−
    COOR_2(式中R_1はH、CH_3、R_2はC
    が1〜8のアルキル基)で示される単量体の1種または
    2種以上1〜95重量%と、(B)a、β不飽和カルボ
    ン酸単量体3〜20重量%と、(C)これらの単量体と
    共重合可能な単量体0〜50重量%とを[但し(A)、
    (B)および(C)の合計は100重量%]乳化重合し
    て得られる固形分当りの酸価10〜200の共重合体樹
    脂皮膜で、その樹脂皮膜中にクロム酸塩、シリカゾルお
    よび固体潤滑剤と、シランカップリング剤およびチタン
    カップリング剤のいずれか一方または両方とを含有する
    ものが形成されていることを特徴とする耐食性、密着性
    および潤滑性に優れた表面処理鋼板。
  2. (2)樹脂皮膜が固体潤滑剤を樹脂100重量部当り3
    〜15重量部含有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の耐食性、密着性および潤滑性に優れた表
    面処理鋼板。
  3. (3)固体潤滑剤が黒鉛であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の耐食性、密着性および潤滑性に
    優れた表面処理鋼板。
  4. (4)固体潤滑剤が二硫化モリブデンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の耐食性、密着性お
    よび潤滑性に優れた表面処理鋼板。
  5. (5)固体潤滑剤が黒鉛と二硫化モリブデンとを混合し
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼
    板。
  6. (6)固体潤滑剤の平均粒径が0.3〜1.0μである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の耐食性
    、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板。
  7. (7)鋼板の表面にクロメート皮膜が形成され、そのク
    ロメート皮膜の上に(A)一般式 CH_2=CR_1−COOR_2(式中R_1はH、
    CH_3、R_2はCが1〜8のアルキル基)で示され
    る単量体の1種または2種以上1〜95重量%と、(B
    )a、β不飽和カルボン酸単量体3〜20重量%と、(
    C)これらの単量体と共重合可能な単量体0〜50重量
    %とを[但し(A)、(B)および(C)の合計は10
    0重量%]乳化重合して得られる固形分当りの酸価10
    〜200の共重合体樹脂皮膜で、その樹脂皮膜中にクロ
    ム酸塩、シリカゾルおよび固体潤滑剤と、シランカップ
    リング剤およびチタンカップリング剤のいずれ一方また
    は両方とを含有するものが形成されていることを特徴と
    する耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板
  8. (8)樹脂皮膜が固体潤滑剤を樹脂100重量部当り3
    〜15重量部含有することを特徴とする特許請求の範囲
    第7項に記載の耐食性、密着性および潤滑性に優れた表
    面処理鋼板。
  9. (9)固体潤滑剤が黒鉛であることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項に記載の耐食性、密着性および潤滑性に
    優れた表面処理鋼板。
  10. (10)固体潤滑剤が二硫化モリブデンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項に記載の耐食性、密着性
    および潤滑性に優れた表面処理鋼板。
  11. (11)固体潤滑剤が黒鉛と二硫化モリブデンとを混合
    したものであることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    に記載の耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理
    鋼板。
  12. (12)固体潤滑剤の平均粒径が0.3〜1.0μであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の耐食
    性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板。
JP12187785A 1985-06-05 1985-06-05 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板 Expired - Lifetime JPH0696775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12187785A JPH0696775B2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12187785A JPH0696775B2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61279687A true JPS61279687A (ja) 1986-12-10
JPH0696775B2 JPH0696775B2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=14822132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12187785A Expired - Lifetime JPH0696775B2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0696775B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01270976A (ja) * 1988-04-20 1989-10-30 Kansai Paint Co Ltd 亜鉛めっき鋼材の表面処理方法および表面処理組成物
US5106675A (en) * 1989-12-29 1992-04-21 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Nonaqueous coating composition and coated metal
US5378291A (en) * 1990-01-23 1995-01-03 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Coating composition for metal
FR2708625A1 (fr) * 1993-07-29 1995-02-10 Kawasaki Steel Co Feuille métallique chromatée à résistance à la corrosion, pouvoir lubrifiant et conductivité électrique améliorés.
JPH10237364A (ja) * 1996-12-26 1998-09-08 Daikin Ind Ltd 親水性塗膜形成性塗料用組成物
KR20030052246A (ko) * 2001-11-16 2003-06-27 주식회사 포스코 아연 및 아연계 합금도금강판의 제조방법
US6770373B1 (en) 1998-12-25 2004-08-03 Henkel Corporation Water-based metal surface treatment composition for forming lubricating film with excellent marring resistance
CN103665998A (zh) * 2013-11-13 2014-03-26 常熟市宝华建筑装璜材料有限公司 一种镀锌钢板表面硅烷预处理方法
CN107587126A (zh) * 2017-07-19 2018-01-16 合肥普庆新材料科技有限公司 一种含有氧化石墨烯的纳米陶瓷硅烷复合膜层转化剂

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01270976A (ja) * 1988-04-20 1989-10-30 Kansai Paint Co Ltd 亜鉛めっき鋼材の表面処理方法および表面処理組成物
US5106675A (en) * 1989-12-29 1992-04-21 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Nonaqueous coating composition and coated metal
US5378291A (en) * 1990-01-23 1995-01-03 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Coating composition for metal
FR2708625A1 (fr) * 1993-07-29 1995-02-10 Kawasaki Steel Co Feuille métallique chromatée à résistance à la corrosion, pouvoir lubrifiant et conductivité électrique améliorés.
BE1009246A5 (fr) * 1993-07-29 1997-01-07 Kawasaki Steel Co Feuille metallique chromatee a resistance a la corrosion, pouvoir lubrifiant et conductivite electrique ameliores.
US5700561A (en) * 1993-07-29 1997-12-23 Kawasaki Steel Corporation Chromated metal sheet having high corrosion resistance with improved lubricity and electric conductivity
JPH10237364A (ja) * 1996-12-26 1998-09-08 Daikin Ind Ltd 親水性塗膜形成性塗料用組成物
US6770373B1 (en) 1998-12-25 2004-08-03 Henkel Corporation Water-based metal surface treatment composition for forming lubricating film with excellent marring resistance
KR20030052246A (ko) * 2001-11-16 2003-06-27 주식회사 포스코 아연 및 아연계 합금도금강판의 제조방법
CN103665998A (zh) * 2013-11-13 2014-03-26 常熟市宝华建筑装璜材料有限公司 一种镀锌钢板表面硅烷预处理方法
CN107587126A (zh) * 2017-07-19 2018-01-16 合肥普庆新材料科技有限公司 一种含有氧化石墨烯的纳米陶瓷硅烷复合膜层转化剂

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0696775B2 (ja) 1994-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61279687A (ja) 耐食性、密着性および潤滑性に優れた表面処理鋼板
CN114133848A (zh) 锌铝镁合金钢板表面处理液及其制备方法和使用方法
JP3029798B2 (ja) 潤滑処理鋼板とそれに用いる皮膜形成性組成物
JPH0788587B2 (ja) 耐食性および潤滑性に優れた表面処理鋼板
JPH032257A (ja) 潤滑性被膜を形成できる組成物
JPH0696774B2 (ja) 潤滑性に優れた高耐食性着色表面処理鋼板
JPH0243040A (ja) 耐食性に優れた潤滑樹脂処理鋼板
JPH07242833A (ja) 耐食性及び耐溶剤性に優れた水系塗料組成物
JPH0316726A (ja) 成型性の優れた潤滑樹脂処理鋼板
JPH0696776B2 (ja) 耐傷付き性、密着性および潤滑性に優れた着色表面処理鋼板
JPH01301332A (ja) 成形性に優れた潤滑樹脂処理鋼板
JPS6199679A (ja) 有機被覆処理溶融アルミニウムめつき鋼板
JPH0723541B2 (ja) 高耐食性表面処理鋼板
JPH07195031A (ja) 成形性と耐疵付性に優れた有機被覆アルミ板材料
JPH0494771A (ja) 耐食性,溶接性に優れた潤滑性薄膜樹脂鋼板
JP2577676B2 (ja) 加工性のすぐれた建材用塗装アルミメッキ鋼板
JPH029630A (ja) 潤滑性及び耐食性に優れた表面処理鋼板
JPH09156029A (ja) 深絞り性および耐カジリ性に優れた脱膜型潤滑鋼板
JPH0559194B2 (ja)
JP3076892B2 (ja) 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板
JP3122616B2 (ja) 深絞り加工性および塗膜密着性に優れた潤滑性樹脂被覆金属板
JPH01301333A (ja) 成形性、耐食性に優れた潤滑樹脂処理鋼板
JPH01110140A (ja) 耐食性、潤滑性に優れた複合被覆鋼板
JPH05237449A (ja) プレス成形性、加工部耐食性に優れた潤滑樹脂処理鋼板
JP3177041B2 (ja) めっき鋼板用高潤滑クロメ−ト処理液