JPS6127776Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6127776Y2
JPS6127776Y2 JP16560580U JP16560580U JPS6127776Y2 JP S6127776 Y2 JPS6127776 Y2 JP S6127776Y2 JP 16560580 U JP16560580 U JP 16560580U JP 16560580 U JP16560580 U JP 16560580U JP S6127776 Y2 JPS6127776 Y2 JP S6127776Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
cabin
opened
lower window
rear lower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16560580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5786824U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16560580U priority Critical patent/JPS6127776Y2/ja
Publication of JPS5786824U publication Critical patent/JPS5786824U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6127776Y2 publication Critical patent/JPS6127776Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は後部上窓と後部下窓とを備えるトラク
タのキヤビンに関し、後部上窓と後部下窓の両窓
を一体として開閉できるようにすると共に、後部
下窓を後部上窓とは別個に単独でも開閉できるよ
うにすることを目的とする。
トラクタのキヤビンにおいては、後部上窓が開
閉自在に備えられると共に、この後部上窓の下方
側には、後装作業機の調整操作等を行うための操
作用開口が形成され、該開口が後部下窓により開
閉自在に施蓋されているが、従来においては、こ
の後部下窓は後部上窓に一体に固設されるか、あ
るいは、後部上窓とは別個にキヤビン本体側に備
えられていた。然し乍ら、上記前者においては、
後装作業機の調整操作等を行う際には、後部上窓
と後部下窓の両窓を開かねばならないと云う問題
があり、また、上記後者においては、キヤビン後
部を大きく開口できず、大型の後装作業機を装着
する際等に、両窓の間に介在する横設材等の壁部
分によつて視界の面等で制約を受けるため、上記
のような装着作業等を容易に行えないと云う問題
があつた。
本考案は上記問題を解決したものであつて、そ
の特徴とする処は、後部上窓を横軸心廻りに開閉
自在にその上端部でキヤビン本体側に枢支し、こ
の後部上窓の下方側に、後装作業機の調整操作等
を行うための操作用開口を内外貫通状に形成し
て、該開口を施蓋する後部下窓をキヤビン内部側
に開操作可能として横軸心廻りに独立して開閉自
在にその上端部で後部上窓下端部に枢支し、後部
下窓を開体勢にロツクする手段と、後部下窓の閉
操作により前記両窓を閉体勢にロツクする手段と
を具備させた点にある。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図の
図面に基き説明すれば、第1図及び第2図におい
て1はミツシヨンケース2等により主構成される
トラクタ車体で、同車体1の後方には、中央1本
のトツプリング3と左右一対のロアリンク4とか
ら成る3点リンク機構5を介して、後装作業機
(図示省略)が昇降自在に備えられている。車体
1の後部上面には作業機昇降用油圧装置6が搭載
され、その左右一対のリフトアーム7がリフトロ
ツド8を介してロアリンク4に連結されている。
リフトロツド8の一方は伸縮自在とされると共
に、該リフトロツド8には上方側に突出する支持
筒9が固設され、該支持筒9上端部に、リフトロ
ツド8を伸縮させるための回動式調整ハンドル1
0が備えられている。11は左右一対の後輪フエ
ンダで、これらはフロアシート12により連結さ
れている。フロアシート12は油圧装置6の上方
側を覆被すると共に、その上方側には座席13を
備え、しかも、その後部には、座席13後方で立
上る立上り部14を備えている。なお、立上り部
14の上端面の高さはフエンダ11上端面より低
くされている。15はキヤビンで、座席13及び
その前方側のステアリングハンドル(図示省略)
を含む操縦部位全体を被冠囲繞しており、キヤビ
ン15側部には、ドア(図示省略)及び側部窓1
6が、また、キヤビン15後部には後部窓17が
各々開閉自在に備えられている。後部窓17は後
部上窓18と後部下窓19とから成る側面視くの
字状に構成されて、両窓18,19の連結部後方
に突出されており、両窓18,19は窓枠20,
21と強化ガラス22,23により主構成されて
いる。後部上窓18は、キヤビン15後部上部側
の開口面積が大とされた後部開口24を施蓋する
もので、後方側に開操作可能として横軸心廻りに
開閉自在にその上端部がキヤビン15の天井部に
ヒンジ25を介して枢支され、両側内面側に左右
一対の把手26を備えている。後部上窓18は閉
体勢時にはその両側部分が両フエンダ11の上端
面上に載置状とされ、また、開体勢時には左右一
対の保持体27により開体勢に保持される。保持
体27は図例ではガスステー式シリンダタイプの
ものが用いられて伸縮自在とされており、後部上
窓18両側とキヤビン15両側部間に介装されて
いる。後部下窓19は操作用開口28を施蓋する
もので、キヤビン15内部側に開操作可能として
横軸心廻りに開閉自在にその上端部が後部上窓1
8下端部内面にヒンジ29を介して枢支され、そ
の内外面に一対の把手30を備えている。操作用
開口28は両側及び下部側が左右のフエンダ11
とフロアシート12の立上り部14上端部により
囲繞状となるように後部開口24の下方側に連設
状とされており、この操作用開口28からリフト
ロツド8の調整ハンドル10が操作される。後部
下窓19は閉体勢時にはその下端がフロアシート
12の立上り部14上端面上に載置されると共
に、両側が両フエンダ11から突設された突設板
31上に載置されるが、第3図乃至第6図に示す
ように、後部下窓19の両側には側面視L型状の
ロツク受片32が側方突出状に固設されている。
ロツク受片32は前後両端部側が後部下窓19側
面に固着されており、後端部側に後方側に対して
彎曲凹状とされたロツク受部33が形成されてい
る。一方、両フエンダ11の内側面には左右一対
のL型状取付片34がネジ35により移動調整自
在に固定されると共に、取付片34からはロツク
ピン36が内側方に突設されており、第3図、第
5図及び第6図に示すように、後部下窓19の閉
操作により、ロツク受片32の弾性変形を介して
そのロツク受部33がロツクピン36に係脱自在
に係合されることによつて、第1図の実線等で示
すように、後部下窓19は後部上窓18と共に閉
体勢にロツクされる。また、後部下窓19の下端
部中央には係止受片37が外方側に対して進退自
在に備えられると共に、外方側に付勢されてお
り、この係止受片37が後部上窓18内面側の係
止部38に係脱自在に係止されることにより、第
1図の仮想線A,Bで示すように、後部下窓19
は後部上窓18内面に沿つた沿設体勢にロツクさ
れる。39は係止受片37に連動された内外一対
の操作ボタンで、該ボタン39の操作により係止
受片37が後部下窓19側に後退させられて、係
止部38による係止受片37の係止が解除され
る。
上記のように構成した実施例によれば、後装作
業機の左右バランスを調整すべく、リフトロツド
8の調整ハンドル10を操作する際には、座席1
3上のオペレータは後方を振向き、後部下窓19
を強く上方側に回動操作して、ロツク受片32の
ロツク受部33とロツクピン36との係合を解除
し、後部下窓19を手で持つておくか、あるい
は、係止受片37を係止部38に係止して、後部
下窓19を第1図の仮想線Aで示す沿設体勢にロ
ツクし、操作用開口28を開放状態としてやれ
ば、オペレータは操作用開口28から手を出し
て、容易にリフトロツド8の調整ハンドル10を
操作して後装作業機の左右のバランスを調整でき
る。
また、トラクタに大型の後装作業機を装着する
際等には、後部上窓18を第1図の仮想線で示す
ように後部下窓19と共に開けて、左右の保持体
27により開体勢に保持させてやれば、後部開口
24及び操作用開口28が開放状態とされて、キ
ヤビン15後部側が大きく開口されるので、座席
13上のオペレータは後方側に対する視界の面等
で何ら制約を受けることがなく、上記装着作業等
を容易に行える。なお、上記の際には、後部下窓
19を第1図の仮想線Bで示すように、沿設体勢
にロツクしておいてもよく、あるいは、該図の仮
想線Cで示すように後部上窓18から垂設された
垂設体勢としておいてもよい。
次に、後部上窓18及び後部下窓19を上記体
勢から閉体勢にロツクする際には、後部下窓19
が沿設体勢にロツクされている場合にはそのまま
で、また、後部下窓19が垂設体勢である場合に
は後部下窓19をキヤビン15内部側に引込むよ
うにして、後部上窓18を第1図の実線で示すよ
うに閉じる。次に、後部下窓19が沿設体勢にロ
ツクされている場合には、そのロツクを解除した
後に、後部下窓19を閉操作して、ロツク受片3
2のロツク受部33をロツクピン36に係合すれ
ば、後部下窓19及び後部上窓18を第1図の実
線で示す閉体勢にロツクできる。
なお、後部下窓及び後部上窓を閉体勢にロツク
する手段と、後部下窓を沿設体勢にロツクする手
段としては上記実施例以外の手段を採用してもよ
い。
以上詳述したように、本考案は、操作用開口を
施蓋する後部下窓を横軸心廻りに開閉自在として
その上端部で横軸心廻りに開閉自在な後部上窓下
端部に枢支したものであるから、後部上窓と後部
下窓とを一体として開閉できて、キヤビン後部側
を大きく開口させることができ、これにより、良
好な後方側視界等を得ることができて、大型の後
装作業機の後装作業等を容易に行えると共に、後
部下窓を後部上窓とは別個に単独でも開閉でき、
これにより、操作用開口からの後装作業機の調整
操作等も容易に行える。また、後部下窓をキヤビ
ン内部側に開操作可能とすると共に、後部下窓の
閉操作により後部上窓と後部下窓両側を閉体勢に
ロツクする手段を備えたから、上記両窓の開閉操
作を容易に行える。後部下窓を開体勢にロツクす
る手段を具備させたので、後装作業機の調整操作
時等に、後部下窓を開体勢にロツクしておくこと
により、上記調整操作をより一層容易に行える。
本考案は上記各種の利点を有すると共に、その構
造は簡易でローコストで実施可能である。
而して、第7図乃至第10図の各図はキヤビン
40付きトラクタにおける雨天時の前方視界、特
に両前輪付近に対する視界の改善を図つた例を示
し、第7図に示すキヤビン40においては、その
前面上部窓41上の雨滴の排除を主ワイパー装置
42により、また、ボンネツト43両側にある前
面下部窓44上の雨滴の排除を左右一対の補助ワ
イパー装置45により各々行えようにしている。
また、第8図乃至第10図の各図に示すキヤビン
40においては、門型状とした前面窓46上の広
範囲にわたる雨滴の排除を主ワイパー装置42及
び左右一対の補助ワイパー装置45により、また
は、左右一対のワイパー装置47により、あるい
は、一個の大型ワイパー装置48により行えるよ
うにしている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すキヤビン付き
トラクタの側面図、第2図は同一部分解斜視図、
第3図及び第4図は同要部の異なる各体勢を示す
断面図、第5図は第3図の矢視図、第6図は第
5図の−線矢視断面図、第7図乃至第10図
の各図はキヤビン前面側窓部のワイパー装置の一
例を示すもので、第7図及び第8図はキヤビンの
斜視図、第9図及び第10図はキヤビンの正面図
である。 1…トラクタ車体、5…3点リンク機構、10
…調整用ハンドル、15…キヤビン、17…後部
窓、18…後部上窓、19…後部下窓、24…後
部開口、28…操作用開口、32…ロツク受片、
36…ロツクピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後部上窓を横軸心廻りに開閉自在にその上端部
    でキヤビン本体側に枢支し、この後部上窓の下方
    側に、後装作業機の調整操作等を行うための操作
    用開口を内外貫通状に形成して、該開口を施蓋す
    る後部下窓をキヤビン内部側に開操作可能として
    横軸心廻りに独立して開閉自在にその上端部で後
    部上窓下端部に枢支し、後部下窓を開体勢にロツ
    クする手段と、後部下窓の閉操作により前記両窓
    を閉体勢にロツクする手段とを具備させたことを
    特徴とするトラクタのキヤビン。
JP16560580U 1980-11-18 1980-11-18 Expired JPS6127776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16560580U JPS6127776Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16560580U JPS6127776Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5786824U JPS5786824U (ja) 1982-05-28
JPS6127776Y2 true JPS6127776Y2 (ja) 1986-08-19

Family

ID=29524288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16560580U Expired JPS6127776Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6127776Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924618U (ja) * 1982-08-07 1984-02-15 井関農機株式会社 キャビンの窓

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5786824U (ja) 1982-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0159017B1 (en) Back door structures for motor vehicles
US4221274A (en) Lift truck cab with movable back wall portion
US5002332A (en) Cabin construction of wheel loader
JPS6127776Y2 (ja)
US2235496A (en) Motor vehicle construction
JPS635928Y2 (ja)
JP3620123B2 (ja) トラクタ等のキャビンドア
US20060102666A1 (en) Motor vehicle
JP3087331B2 (ja) トラクタのドア
JPS5823698Y2 (ja) キヤビンつきトラクタにおけるリアウインドの構造
JPH0140726Y2 (ja)
JPS6322199Y2 (ja)
JPS5939059Y2 (ja) トラクタ−のキヤビン窓
JP3294086B2 (ja) バックホウ
JP2530543Y2 (ja) トラクターのキャビンドア
JPS6225922Y2 (ja)
JPH0129152Y2 (ja)
JPH0124220Y2 (ja)
JPH0219352Y2 (ja)
JP2886035B2 (ja) 作業車の運転キャビン
JP2505442Y2 (ja) トラクタの耕耘装置
JP2827006B2 (ja) 開閉式バケット装置
JPH0336681Y2 (ja)
JPH0727215Y2 (ja) キャビン付トラクタ
JP3095369B2 (ja) 農用走行車体のキャビン