JPS61276861A - 金属素材用プライマ−組成物 - Google Patents

金属素材用プライマ−組成物

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JPS61276861A
JPS61276861A JP11920585A JP11920585A JPS61276861A JP S61276861 A JPS61276861 A JP S61276861A JP 11920585 A JP11920585 A JP 11920585A JP 11920585 A JP11920585 A JP 11920585A JP S61276861 A JPS61276861 A JP S61276861A
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resin
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dicarboxylic acid
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滝本 政輝
Tamotsu Boda
保 傍田
Shinji Nakano
仲野 伸司
Yuichi Yoshida
吉田 佑一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は金属素材用ブライマー組成物に係り、さらに詳
しくはラクトン変性ウレタン化エポキシエステルとフェ
ノール樹脂の混合系に高濃度の防錆顔料および1)H1
l整顔料を配合してなる焼付硬化型の高耐食性金属素材
用プライマー組成物に関するものである。
従来技術 従来金属素材用のプライマーに防食能を向上させるため
クロム酸塩顔料を添加することは公知であり、一般概念
としてクロム酸塩顔料の配合量を増大させることは防食
能増につながると考えられてきた。
しかしながら通常の塗料用樹脂ではクロム酸塩顔料を増
大させると、耐水性、耐湿潤付着性、耐ブリスター性、
塗膜密着性が悪くなり、いきおい低含有率にならざるを
得なかった。この点に関してはこれまで提案されてきた
各種の新規樹脂を使用するプライマー組成物においても
大同小異で、例えば、特開昭57−30717号ではウ
レタン化エポキシエステルを用いた金属素材用プライマ
ー組成物が提案されているが、そのクロム酸塩顔料の配
合量は13〜22重量%程度で、耐水性に劣る欠点を有
し、特開昭58−87044号ではアルミメッキ鋼板用
プレコート組成物にエポキシ、ポリエステル、フェノキ
シ、ウレタンなどを用いクロム酸塩顔料と炭酸カルシウ
ムを配合しているが、クロム顔料は25重量%以下で、
炭酸カルシウムを共存させるため耐水性の低下をきたし
、また特開昭58−120784号ではエポキシ、エポ
キシウレタンを用いる系が示されているが、その実施例
ではクロム酸塩顔料含有率は23重量%にすぎぬなど、
従来の金属素材用ブライマー組成物ではいずれもクロム
酸塩顔料は10〜25重量%程度におさえられていた。
発明が解決しようとする問題点 そこで、耐湿潤付着性に優れたバインダー樹脂を選択し
、塗膜密着性の改善により塗膜防食能を向上させると共
に、クロム酸塩顔料濃度をさらに増大させ各種金屑素材
に対し有効なプライマー組成物を得ることが本発明の目
的である。
問題点を解決する手段 本発明に従えば上記目的は、 (a )水酸基を有するエポキシ樹脂、ジカルボン酸お
よび第1級ヒドロキシアルキル基を有する第2級アミン
の反応生成物に、式 で表わされる環状エステル化合物を反応させて得られる
生成物(A)と、ポリイソシアナート化合物にイソシア
ナート保護剤をイソシアナート基の数/保護剤の活性水
素の数の比が5/1〜5/4となるように反応させて得
られるブロックイソシアナート化合物(B)を、上記第
2級アミンの第1級ヒドロキシル基の数/化合物(B)
に含まれる遊離イソシアナートの数の比が10/1〜1
/1となるように反応させて得られる熱硬化性樹脂(C
)、 (b )レゾール型フェノール樹脂(D)(C)ストロ
ンチウムクロメート顔料またはストロンチウムクロメー
ト顔料と該顔料重量以下のカルシウムクロメート顔料の
混合物、および(d)IIH調整顔料 からなり、樹脂(C)と樹脂(D)の重量比が9515
〜70/30であり、ストロンチウムクロメート顔料あ
るいはストロンチウムクロメートとカルシウムクロメー
トの混合顔料が塗料不揮発分中25〜50重量%であり
、かつI)H調整顔料を塗料不揮発分中5〜15重量%
含むことを特徴とする金属素材用ブライマー組成物によ
り達成せられる。
金属素材用ブライマー組成物の樹脂ビヒクルとして従来
はウレタン化エポキシエステルとメラミン樹脂が主体で
あったが、本発明に於ては後述のラクトン変性ウレタン
化エポキシエステルとフェノール顔料の組合せが用いら
れる。
本発明で用いられるラクトン変性ウレタン化エポキシエ
ステルは、特に耐沸水性、湿潤付着性に優れ且つ上塗と
の密着性に優れたプレコートメタルのブライマー用樹脂
として有用であることが見出され、特願昭69−452
75号(昭和60年3月7日出願)として特許出願され
たものである。
同出願明細書にも明記されている如く、かかる樹脂は下
記方法により好都合に製造せられる。即ち、まずエポキ
シ樹脂成分として水酸基を有する任意のものが用いられ
る。例えば、式 −S−1又は−8−:nはO又は14の整数)厘 で表わされる樹脂が使用されてよく、その具体例として
例えば、京都化成社製商品名[エボトートYD−017
J、「同YD−014J、[同YD−011J、[同Y
D−128J 、大日本インキ化学工業社製商品名「エ
ビクロン4050J等の市販品が挙げられ、これらを単
独またはこれらの50重量%以下をその他のエポキシ樹
脂(例えばポリアルキレングリコールグリシジルエーテ
ル等)で置換した系で構成される。上記置換率が50重
量%を越えると、耐食性、耐水性、密着性、耐薬品性、
硬化性等が低下する傾向にある。
本発明で用いられる樹脂はまず上記エポキシ樹脂にジカ
ルボン酸と第1級ヒドロキシアルキル基を有する第2級
アミンが反応せしめられるがジカルボン酸としては、例
えばポリメチレンジカルボン酸(アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸など)、芳香族ジカルボンII(無水
フタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸など
)、ダイマー酸、ポリブタジェンジカルボン酸、ポリエ
ステルジカルボン酸等が挙げられ、これらの1種または
2種以上を使用に供する。特に、ポリメチレンジカルボ
ン酸が加工性、溶解性、相溶性の点から好ましく、中で
もアゼライン酸が最も好ましい。
また、かかるb2構成に3価のカルボン酸類を併用して
もよい。
水酸基を有するエポキシ樹脂にかかるジカルボン酸を反
応せしめることによりエポキシ環が開環しエステル結合
により鎖酸が樹脂中に組入れられる。この際、例えば、
アミン触媒を用いることが好ましく本発明においては特
に第1級ヒドロキシル基を有する第2級アミンが選択使
用され、触媒作用と共に該アミン自体も樹脂中に組込ま
れ第1級ヒドロキシル基を与えることになる。使用せら
れる第2級アミンとしては、例えば、ジアルカノールア
ミン(ジェタノールアミン、ジブロバノールアミン、ジ
ェタノールアミンなど)、アルキルアルカノールアミン ど)等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用
に供する。特に、ジアルカノールアミンが好ましく、中
でもジェタノールアミンが最適である。
反応はエポキシ樹脂を溶解もしくは適当な非反応性溶剤
にとかした後、ジカルボン酸成分および触媒成分を添加
し、要すればN2ガス下、通常80〜200℃で1〜1
5時間加熱反応させればよい。ジカルボン酸成分の組込
まれたエポキシ樹脂は、従って原料エポキシ樹脂の有す
る水酸基以外に、カルボキシル基とグリシジル基との反
応によって生成する水酸基およびアルカノールアミンの
有する第1級ヒドロキシル基を有する。
次に本発明に於いては、式 %式%) で表わされる環状エステル化合物が反応せしめられ、第
1級、第2級ヒドロキシル基に該ラクトンが開環しエス
テル結合で組込まれる。
上記環状ラクトン化合物としては、例えばε−カプロラ
クトン、ξ−エナントラクトン、η−カプリロラクトン
、あるいはそれらの環置換体が用いられ、特に好ましい
ラクトンは炭素数6〜8のものである。
この反応には錫化合物、鉛あるいはマンガンの有機塩を
触媒として用いることが好ましい。特に好ましい触媒と
しては、式 (式中、Xはアルキル基、アリール基、アラルキル基、
アリフレオキシ基= x′はアルキル基、アリール基、
アラルキル基、アシルオキシ基、ハロゲン、水酸基、X
“はハロゲン原子) で表わされる化合物、例えば、塩化第1錫、テトラフェ
ニル錫、テトラオクチル錫、ジフェニル錫ジウラレート
、トリーハーブチル錫ハイドロオキサイド、トリー〇−
ブチル錫アセテート、ジメチル錫オキサイド、ジブチル
錫オキサイド、ジラウリル錫オキサイド、ジ−n−ブチ
ル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジクロライド等がある
。鉛あるいはマンガンの有機塩としては酢酸鉛、酢酸マ
ンガン、2−エチルヘキサン酢酸鉛、サリチル酸−鉛、
安息香酸等があげられる。
ラクトン変性ポリエステル樹脂中のラクトン部分はポリ
エステル鎖に結合された状態に於てポリエステル樹脂に
可撓性を与える。しかしながら、本発明者らはこのラク
トン量が塗膜の軟質化のみならず、湿潤付着性にも影響
を及ぼし、熱硬化性樹脂中1重量%未満では満足な湿潤
付着性が得られず、他方30重量%をこえると軟質化が
過度にすぎ、また耐薬品性、耐湿性等の性能が劣化する
傾向のあることも認めており、従ってラクトン量は熱硬
化性樹脂の1〜30重量%の範囲内であることが特に好
ましい。しかしながら本発明ではかなり高分子化された
樹脂が用いられるので所望により上記範囲外のものも使
用可能で例えば50重量%程度までのラクトンが許容せ
られる。
本発明における生成物[81は、ポリイソシアナート化
合物(bl)とイソシアナート保護剤(b2)とを、(
bl)のイソシアナート基の数/(bg)の活性水素基
の数の比較が571〜5′/4となるような割合で反応
させることにより得られる。この反応は通常、無溶剤あ
るいは熱反応性溶剤中にて室温〜150℃の温度で行な
われるが、b1成分を非反応性溶剤に溶解し50〜10
0℃に加熱した後、b2成分もしくはその適当な非反応
性溶剤との溶液を滴下しつつ反応せしめることが、生成
物[8]の品質および反応制御の点から好ましい。
上記ポリイソシアナート化合物(bs )としては、例
えば脂肪族もしくは脂環族ジイソシアナート化合物(ヘ
キサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシア
ナート、水素化ジフェニルメタンジイソシアナートなど
)、芳香族ジイソシアナート化合物(トリレンジイソシ
アナート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアナ
ートなど)、トリイソシアナート化合物等が挙げられ、
これらの1種または2種以上を使用に供する。特に、脂
肪族もしくは脂環族ジイソシアナート化合物が、熱硬化
性脂肪の溶解性、相溶性、および加工の点から好適であ
る。
上記イソシアナート保護剤(b2)は、b、成分のイソ
シアナート基に付加して生成する付加物が常温において
安定で、且つ140〜250℃に加熱した際解離して遊
離のイソシアナート基を再生せしめるようにするもので
なければならない。
かかる保護剤としては、例えばラクタム系保護剤(ε−
カプロラクタム、Y−ブチロラクタムなど)、オキシム
系保護剤(メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノ
ンオキシムなど)、アルコール系保護剤(メタノール、
エタノール、イソブチルアルコールなど)、フェノール
系保護剤(フェノール、パラターシャリブチルフェノー
ル、クレゾールなど)が挙げられる。
上述のす、成分とb2成分の反応により得られる生成物
[8]の系には通常、イソシアナート基の全部が保護さ
れた全ブロック体、一部が保護され残りのイソシアナー
ト基は保護されていない部分ブロック体、および全部の
イソシアナート基が保護されていないままの未ブロック
体が存在する。
かかる生成物[8]にあって、全ブロック体は熱硬化性
樹脂を塗膜化する際の架橋剤として構成する。部分ブロ
ック体の内、1個の遊離インシアナート系と1個以上の
ブロックイソシアナート基を有するものは生成物[A]
に付加し、塗膜化時の架橋性官能基としての役割を有し
、また2個以上の遊離イソシアナート基と1個以上のブ
ロックイソシアナート基を有するものは生成物[A]を
鎖延長して分子量を大きくし、且つ架橋性官能基を付加
する役目を有する。未ブロック体は生成物[A]を鎖延
長して分子量を大きくし、主鎖中にウレタン結合を導入
する。
本発明に係る熱硬化性樹脂の製造法は、上記生成物[A
]と生成物[B]とを反応させて目的とする熱硬化性樹
脂を得る。この゛場合の反応役割は、生成物[A]に含
まれる第1級ヒドロキシル基の数/生成物[B]に含ま
れる遊離のイソシアナート基の数の比が1071〜1/
1、好ましくは5/1〜5/4の範囲となるように設定
する。上記反応は通常、要すればN2ガス下50〜15
0℃の温度で、イソシアナート基が実質的には存在しな
くなるまで行なう。また、場合によってはイソシアナー
ト基が残存していても分子量が所望の値に達した時点で
、例えば1級アルコールを加えて反応を停止させてもよ
い。
かかる熱硬化性樹脂は、分子中に反応性に優れた第1級
ヒドロキシル基を含有し、従来より要求されている密着
性、加工性、耐食性、耐水性、耐薬品性に優れたブライ
マー用塗料の提供に寄与する。
ラクトン成分が組込まれたことにより第1級ヒドロキシ
ル基が付与されるだけでなく、そのメチレン鎖により内
部応力緩和による密着性の改善・湿潤付着性・耐沸水性
の改善が得られ、加工性、バインリッド化、低温硬化特
性の良好なこととあいまって、プレコートメタル用のプ
ライマーとして極めて好適である。
本発明にあっては、上記熱硬化性樹脂がレゾール型フェ
ノール樹脂と組合せて使用せられる。フェノール類とホ
ルマリンからアルカリの存在で縮合反応により得られる
任意、のレゾール型フェノール樹脂が用いられるが、特
に好ましい樹脂は式、(式中、nはO〜4: xは−C
H2−または−〇H2−OCH2:で表わされるレゾー
ル型フェノール樹脂であり、さらにフェノール性OH基
をブタノール等のアルコールでエーテル化したレゾール
型フェノール樹脂である。
本発明に於ては、上記熱硬化性樹脂とレゾール型フェノ
ール樹脂が固型分重量比で9515〜70/30の割合
で用いられる。というのはフェノール樹脂がこの範囲よ
り少ないと耐ブリスター性が低下し、またこの範囲より
多いと加工性の低下が認められ共に発明目的に対し好ま
しくないからである。かかる樹脂ビヒクルを用いること
により1級ヒドロキシル基による耐湿潤付着性の向上、
フェノール樹脂による湿潤付着性向上が耐食性の改善に
寄与する。
本発明者らは上記樹脂ビヒクルにクロム酸塩顔料を多量
に配合しても耐水性、耐湿潤付着性、塗膜密着性が低下
しないことを見出した。従って本発明に於てはクロム酸
塩防錆顔料が塗料の不揮発分中25〜50重量%の範囲
で用いられ、優れた耐食性を与える。
クロム酸塩としてはストロンチウムクロメートあるいは
ストロンチウムクロメートとカルシウムクロメート(混
合物の50%未満)の混合物が特に有効であり、従って
本発明に於てはこれらが特に選択使用せられる。ストロ
ンチウムクロメートとカルシウムクロメートの混合物を
用いる際、両者の割合は1:1〜1:0.1が好適であ
って耐食性向上のために加えられるカルシウムクロメー
ト闇が多くなると耐ブリスター性の低下が認められかえ
って不都合な結果をまねく。
尚、クロメート顔料が全不揮発分に対し25重量%未満
、あるいは50重量%をこえるとカソード分極効果が低
下し、耐食性の低下となる。
また本発明に於てはカソード分極効果を増強し、金属特
に亜鉛主体の金属面の腐食部位のDH変化を抑制する目
的でpH調整顔料が配合され組成物のE)Hが6〜11
の範囲に調整せられる。というのはpH6未満では耐食
性が、また11をこえると耐食性、ブリスター性の低下
をもたらす傾向があるからである。
pH調整顔料としては、溶解度(J IS−に−510
1)が00001〜5%の範囲内にあり、上記pH値の
調整に有効な任意の顔料が用いられ、例えばメタホウ酸
バリウム、リン酸亜鉛、リン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、ト
リポリリン酸二水素アルミニウム等が適宜組合せで上記
目的に使用せられる。尚、DH調整顔料は塗料不揮発分
中5〜15重量%の範囲内で使用せられる。というのは
5%未満ではその効果が不充分であり、また15%をこ
えるとかえって耐ブリスター性が低下する傾向を示すか
らである。
このように本発明に於ては特定の樹脂ビヒクルを用い耐
湿潤付着性の向上をはかると共に、比較的多量の防錆顔
料とpH調整顔料を特定i配合することによりカソード
分極効果を最大ならしめ、特に優れた耐食性の改善をは
かるものであり、コイルコーティング用ブライマー、電
気器具用プレコートメタル用ブライマーなど、溶融亜鉛
メッキ鋼板、溶融亜鉛アルミメッキ鋼板、電気亜鉛メッ
キ鋼板、冷延鋼板などに有効に使用される。
実施例1 ブライマー塗料の調合 (a )ラクトン変性ウレタン化エポキシエステル(樹
脂A)別途製法記載 不揮発分として 28部 (重合部、以下同様) (b )レゾール型フェノール樹脂(樹脂B)としてB
KS−316(昭和高分子株式会社製)不揮発分として
  7部 (0)ストロンチウムクロメート顔料 40部 <d)リン酸亜鉛顔料       10部(13)酸
化チタン         15部(f )シクロヘキ
サノン(粘度調整用溶剤)(a )の樹脂溶液に(c 
)  (d )  (e )を加え、3本ロールを用い
て十分混練した後、(b)の樹脂を加え、(f)の溶剤
を加えて適度に粘度調整して塗料組成物を得る。
供試塗板の作成 リン酸亜鉛被膜処理された溶融亜鉛メッキ鋼板(亜鉛目
付量125 Mm 2(片面)、リン酸亜鉛被膜ff1
1 g/112、板厚0.35 m/m ) GCIF
r掲プライマー塗料を塗装した。(乾燥膜厚5μ、最高
到達板温(PMT)220℃、焼付時間60秒) 次い
でポリエステル系上塗塗料、弊社製商品名スーパーラッ
クD I FOX−97塗料を塗装した。(乾燥膜厚1
2μ、PM7210℃)上記の塗装した鋼板を用いて下
記の試験を行ない性能評価し、その結果を表に示した。
試験法 折り曲げ加工性  同板厚の2枚を間にはさみ、20℃
にてバイス圧着させる加工部位のテープ剥離状態より判
定。
(判定基準 別掲) 洲本ブリスター性  供試塗板を沸騰水浴に8時間浸漬
し、塗面のフクレ有無にて判定する。
耐塩水噴霧試験性  素地までカットを入れた試験片を
塩水噴霧試験機(J l5−Z−2371>で試験した
後、カット部のサビ、ブリスター発生時間を記録する。
(8008以上実用性有り) 評価基準 折り曲げテープ剥離 O全くはがれない (実用性有り) 0′ 1〜2点はがれる(実用性有り)Δ  わずかに
はがれる(実用上問題有り)X  半分以上はがれる(
実用上問題有り)J Is−に−5400塗料一般試験
法による耐沸水性試験 8時間浸漬後の目視判定による。
O全く異常がない (実用性有り) Δ  ツヤびけ    (実用上問題有り)X  ふく
れ     (実用上問題有り)実施例2〜10および
比較例1〜13 実施例1と同様方法で、但し、プライマーは表に示す組
成のものに変更し試験片を作成した。
各試験片を用いて実施例1と同様の試験を行ない性能評
価し、それらの結果を表に示した。
樹脂A:ε−カプロラクトン変性ウレタン化エポキシエ
ステル(製法別紙) 樹脂Bニレゾール型フェノール樹脂 BKS−316(昭和高分子■製) ストロンチウムクロメート:ストロンチウムクロメート
N(菊池色素工業■製) カルシウムクロメートニクロム゛酸カルシウムD(菊池
色素工業■製) リン酸亜鉛:5icor  Z+p/S  (BASF
社製)酸化チタン:チタンCR−91(石頭産業■製)
炭酸カルシウム二重炭N(丸尾カルシウム■製)トリポ
リリン酸二水素アルミニウム:に−ホワイト−82(帝
国化工■製品) エポキシエステル:エポン828(油化シェル社製)4
2部、ダイマー酸58部を配合し、塩基性触媒を用いて
140℃で2時間反応させて得られる分子量約6000
の樹脂。
ε−カプロラクトン変性エポキシ:窒素導入管、温度計
、冷却管、攪拌装置を備えた4ツロフラスコにアラルダ
イト6097(チバ社製、エポキシ樹脂の商品名、融点
150℃)、ε−カプロラクトン111部、テトラブチ
ルチタネート0.011部を仕込み、180℃で5時間
反応させることにより、融点81〜85℃、水酸基価1
79KOHmg/q 、 エポキシ当ff15070の
固型樹脂を得た。
ウレタン化エポキシ:別紙 メトキシメチル化メラミン:サイメル303(ACC社
製) 樹脂Aの製法 エポキシ樹脂(東部化成社製商品名「エボトートYD−
014J、Iボキシ当量950)475部をキジロール
95部およびセロソルブアセテート119部に溶解した
後、アゼライン酸39.2部およびジェタノールアミン
8.3部を加え、1゜45℃で6時間反応し、樹脂固型
分の酸価が1゜1KOHIM!IIになったところで冷
却し、溶液の温度が100℃になったところでプラクセ
ルM(ダイセル化学社製商品名、ε−カブOラクトン)
105部及び塩化第1錫0.3部を加え、実施例1と同
様にして反応を行なう。反応終了後キジロール209部
およびメチルエチルケトン130部を加え、冷却して精
製物[A−3]を得る。
別途、イソホロンジイソシアナート222部をセロソル
ブアセテート222部に溶解し80℃まで加熱した後、
ε−カプロラクタム113部とセロソルブアセテート1
13部の溶液を1時間にわたって滴下しつつ反応させる
。滴下終了後、更に3時間にわたり80℃に保温しなが
ら反応を完結させ、イソシアナート当量680g当量の
生成物[8−2]を得る。
次に先の生成物[A−31に生成物[8−2]55.9
部およびセロソルブアセテート118部を加え、100
℃で3時間反応した所でイソプロピルアルコール102
部を加え、冷却して熱硬化性樹脂溶液[C−3]を得る
。この樹脂固型分中のラクトン含有率は16重量%であ
る。
ウレタン化エポキシの製法 エポキシ樹脂(東部化成社製商品名「エボトートYD−
014J 、エポキシ当量950)475部をキジロー
ル95部およびセロソルブアセテート119部に溶解し
た後、アゼライン酸39.2部おびジェタノールアミン
8.3部を加え、1゜45℃で6時間反応し、樹脂固型
分の酸価が1゜1KOHIO/gになったところでキジ
ロール209部およびメチルエチルケトン130部を加
え、冷却して生成物[A−3]を得る。
別途、イソホロンジイソシアナート222部をセロソル
ブアセテート222部に溶解し80℃まで加熱した後、
ε−カプロラクタム113部とセロソルブアセテート1
13部の溶液を1時間にわたって滴下しつつ反応させる
。滴下終了後、更に3時間にわたり80℃に保温しなが
ら反応を完結させ、インシアナート当1670g当量の
生成物[B−2]を得る。
次に先の生成物[A−3]に生成物[8−2155,9
部およびセロソルブアセテート118部を加え、100
℃で3時間反応した所でインプロピルアルコール102
部を加え、冷却して熱硬化性樹脂溶液[C−31を得る
手続補正書(自発) 昭和60年 7月 2日 2発明の名称 金属素材用プライマー組成物3補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府大阪市大淀区大淀北2丁目1番2号 名称 日本ペイント株式会社 代表者 鈴木政夫 4代理人 〒540 住所 大阪府大阪市東区京橋3丁目57番地ビル・リバ
ーセンター 6階 氏名 弁理士(6871)  伊 藤 武 雄5補正命
令の日付          −6補正の対象 明細書
の発明の詳細な説明の欄7補正の内容 別紙の通り (1)明細書の第7頁18行に 「顔料」 とあるを 「樹脂j と訂正する。
(2)同第26頁3〜4行に rl、45℃」 とあるを 1r145℃」 と訂正する。
(3)同第26頁11行、20行に r[A−3]J とあるを Ir[A−111 と訂正する。
(4)同第26頁19行、2Io行に r[B−2]J とあるを 0’  [B−1]  J  ul と訂正する。
(5)同第27頁4行に r[c−3コ 」 とあるを 「(樹脂A) 」 と訂正する。
(6)同第27頁11〜12行に rl、45℃」 とあるを 「145℃」 と訂正する。
(7)同第27頁15行に r[A−3]J とあるを 「[A−2] 」 と訂正する。
(8)同第28頁3行、4行に r[B−2]J とあるを [r[B−1コ」 と訂正する。
(9)同第28頁4行に r[A−3コ ] とあるを 1m [A−2] Jl と訂正する。
(10)同第28頁8行に r [C−3] J とあるを [i’ [C−2] Jl と訂正する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (a)水酸基を有するエポキシ樹脂、ジカルボン酸およ
    び第1級ヒドロキシアルキル基を有する第2級アミンの
    反応生成物に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(nは4〜10の整
    数) で表わされる環状エステル化合物を反応させて得られる
    生成物(A)と、ポリイソシアナート化合物にイソシア
    ナート保護剤をイソシアナート基の数/保護剤の活性水
    素の数の比が5/1〜5/4となるように反応させて得
    られるブロックイソシアナート化合物(B)を、上記第
    2級アミンの第1級ヒドロキシル基の数/化合物(B)
    に含まれる遊離イソシアナートの数の比が10/1〜1
    /1となるように反応させて得られる熱硬化性樹脂(C
    )、 (b)レゾール型フェノール樹脂(D) (c)ストロンチウムクロメート顔料またはストロンチ
    ウムクロメート顔料と該顔料重量以下のカルシウムクロ
    メート顔料の混合物、および(d)pH調整顔料 からなり、樹脂(C)と樹脂(D)の重量比が95/5
    〜70/30であり、ストロンチウムクロメート顔料あ
    るいはストロンチウムクロメートとカルシウムクロメー
    トの混合顔料が塗料不揮発分中25〜50重量%であり
    、かつpH調整顔料を塗料不揮発分中5〜15重量%含
    むことを特徴とする金属素材用プライマー組成物。
  2. (2)ジカルボン酸がポリメチレンジカルボン酸である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)ジカルボン酸がアゼライン酸である特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。
  4. (4)ジカルボン酸がポリエステルジカルボン酸である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  5. (5)環状エステル化合物を生成物(A)(固型分換算
    )の1〜30重量%に相当する量で反応せしめる特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。
  6. (6)ポリイソシアナート化合物がイソホロンジイソシ
    アナートである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  7. (7)ポリイソシアナート化合物がヘキサメチレンジイ
    ソシアナートである特許請求の範囲第1項記載の組成物
  8. (8)イソシアナート保護剤がε−カプロラクタムであ
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  9. (9)レゾール型フェノール樹脂が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜4;Xは−CH_2−または−CH_
    2−O−CH_2−;RはCH_3、Hまたは▲数式、
    化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  10. (10)レゾール型フェノール樹脂が、該樹脂中のフェ
    ノール性OH基をエーテル化してなる特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。
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JP2009227748A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Kansai Paint Co Ltd 防錆塗料組成物
JP2009256634A (ja) * 2008-03-19 2009-11-05 Kansai Paint Co Ltd 防錆塗料組成物
JP2018039981A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 住友ベークライト株式会社 エポキシ樹脂組成物および半導体装置

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