JPS61276832A - 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法 - Google Patents
耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法Info
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- JPS61276832A JPS61276832A JP60118277A JP11827785A JPS61276832A JP S61276832 A JPS61276832 A JP S61276832A JP 60118277 A JP60118277 A JP 60118277A JP 11827785 A JP11827785 A JP 11827785A JP S61276832 A JPS61276832 A JP S61276832A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はプラスチック成形体の表面硬度、耐候性、耐薬
品性などの表面状態を改善する方法に関し、特にプラス
チック成形体表面に耐摩粍性被覆を行なう方法に関する
。
品性などの表面状態を改善する方法に関し、特にプラス
チック成形体表面に耐摩粍性被覆を行なう方法に関する
。
プラスチック成形体、たとえばポリカーボネート、ポリ
メチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
などは、その透明性、軽量性、易加工性、耐衝撃性など
にすぐれているが、耐摩粍性、耐溶剤性に乏しく、表面
に傷がつきやす゛く、また有機溶剤に侵されやすいとい
う欠点がある。
メチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
などは、その透明性、軽量性、易加工性、耐衝撃性など
にすぐれているが、耐摩粍性、耐溶剤性に乏しく、表面
に傷がつきやす゛く、また有機溶剤に侵されやすいとい
う欠点がある。
そこでこれら欠点を改良するための被膜の形成方法とし
そは(A)湿式法および(B)乾式法等が提案されてい
る。
そは(A)湿式法および(B)乾式法等が提案されてい
る。
ここで(Atの湿式法とは各種熱硬化性樹脂でプラスチ
ン・り成形体を被覆する方法を言うが、これらは耐摩耗
性、耐溶剤性が改良されるとはいうものの無機材料とく
らべるとまだまだその耐摩粍性、耐溶剤性について劣る
ものであった。
ン・り成形体を被覆する方法を言うが、これらは耐摩耗
性、耐溶剤性が改良されるとはいうものの無機材料とく
らべるとまだまだその耐摩粍性、耐溶剤性について劣る
ものであった。
又ここで言う(Blの乾式法とは5i02 、MgF2
。
。
5b203,0802.La2O3,PbF3.Pr6
O11+SiO,Ti○2゜Th02 、 ZnS 、
ZrO21s13N41 Ti3N4 +AA!20
3などの金属酸化物、窒化物、弗化物および硫化物など
を真空蒸着、プラズマ処理、イオンブレーティング、O
VD法などで被膜形成する方法をいうが、これらは■そ
の被膜形成に真空系の装置が必要である。
O11+SiO,Ti○2゜Th02 、 ZnS 、
ZrO21s13N41 Ti3N4 +AA!20
3などの金属酸化物、窒化物、弗化物および硫化物など
を真空蒸着、プラズマ処理、イオンブレーティング、O
VD法などで被膜形成する方法をいうが、これらは■そ
の被膜形成に真空系の装置が必要である。
■設備費が多くかかる。■大形のプラスチック成形体に
対して被膜形成が出来ない。■四部を持つ様な成形体表
面に均一な被膜を形成することができない。などの欠点
があった。
対して被膜形成が出来ない。■四部を持つ様な成形体表
面に均一な被膜を形成することができない。などの欠点
があった。
本発明は、上記従来法では難かしい大型形状又は四部等
を有する不定形のプラスチック成形体表面に耐摩粍性、
耐溶剤性の良好な被膜を形成する方法を提供することを
その目的とする。
を有する不定形のプラスチック成形体表面に耐摩粍性、
耐溶剤性の良好な被膜を形成する方法を提供することを
その目的とする。
本発明は、上記問題点を解決するためにプラスチック成
形体に、下記(a)及び(b)成分を含有する被覆組成
物にて被覆硬化させ、第7次被膜とした後、該第1次被
膜つきプラスチック成形体と酸化珪素の過飽和状態の珪
弗化水素酸溶液とを接触させて第1次被膜上に酸化珪素
被膜を形成させる方法を用いている。
形体に、下記(a)及び(b)成分を含有する被覆組成
物にて被覆硬化させ、第7次被膜とした後、該第1次被
膜つきプラスチック成形体と酸化珪素の過飽和状態の珪
弗化水素酸溶液とを接触させて第1次被膜上に酸化珪素
被膜を形成させる方法を用いている。
(a) 下記一般式(1)および/または(2)で示
されるケイ素化合物および/またはそれらの加水分解物
から選ばれる7種もしくは2種以上 R15i(R2)、イ (1) (式中R1は炭素数/〜乙の炭化水素基、ビニル基、メ
タクリロキシ基、エポキシ基、アミ7基、メルカプト基
、イソシアノ基、フッ素または塩素を有する有機基であ
り、R2はアルコキシ基、アルコキシアルフキシ基、ア
セトキシ基または塩素元素でありlはO−<Xである。
されるケイ素化合物および/またはそれらの加水分解物
から選ばれる7種もしくは2種以上 R15i(R2)、イ (1) (式中R1は炭素数/〜乙の炭化水素基、ビニル基、メ
タクリロキシ基、エポキシ基、アミ7基、メルカプト基
、イソシアノ基、フッ素または塩素を有する有機基であ
り、R2はアルコキシ基、アルコキシアルフキシ基、ア
セトキシ基または塩素元素でありlはO−<Xである。
)
Rm−Si −A−8i −R% (2)(式
中R3およびR4は同種もしくは異種のアルコキシ基、
アルコキシアルフキシ基、アセトキシ基、および塩素元
素、R5およびR6は置換または非置換の一価炭化水素
基、Aは二価炭化水素基または酸素原子または硫黄原子
を含有する二価の有機基であり、mおよびnは1〜3の
整数である。)(b) チタン、ジルコニウム、アル
ミニウム、イツトリウム、セシウム、アンチモン及び鉄
の金属酸化物ゾルおよび/またはそれらの微粉末金属酸
化物から選ばれる1種もしくは2種以上。
中R3およびR4は同種もしくは異種のアルコキシ基、
アルコキシアルフキシ基、アセトキシ基、および塩素元
素、R5およびR6は置換または非置換の一価炭化水素
基、Aは二価炭化水素基または酸素原子または硫黄原子
を含有する二価の有機基であり、mおよびnは1〜3の
整数である。)(b) チタン、ジルコニウム、アル
ミニウム、イツトリウム、セシウム、アンチモン及び鉄
の金属酸化物ゾルおよび/またはそれらの微粉末金属酸
化物から選ばれる1種もしくは2種以上。
ここで本発明に使用されるプラスチック成形体は、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ざリメ
チルメタクリレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド
等に代表される熱可塑性樹脂、ポリジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネート、フェノール樹脂等に代表さ
れる熱硬化性樹脂等各種樹脂成形体である。
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ざリメ
チルメタクリレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド
等に代表される熱可塑性樹脂、ポリジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネート、フェノール樹脂等に代表さ
れる熱硬化性樹脂等各種樹脂成形体である。
第7次被膜を形成する被覆組成物について以下詳細に記
す。まず(a)成分については、一般式(1)で示され
るケイ素化合物としては、トリメチルメトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン
、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン
、7エ二ルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、r−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、r−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−r−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−ビス(β−ヒドロ
キシエチル)−r−アミ/プロピルトリエトキシシラン
、N−(β−アミ/エチル)−r−アミノプロピル(メ
チル)ジメトキシシラン、r−クロロプロピルトリメト
キシシラン、r−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、3.3.J−)リフルオロプロピルトリメトキシシ
ラン、r−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、
β−(j、4(−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ
メトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジ
クロロシラン、トリメチルクロロシラン、テトラクロロ
シラン等がその代表例としてあげられる。
す。まず(a)成分については、一般式(1)で示され
るケイ素化合物としては、トリメチルメトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン
、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン
、7エ二ルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、r−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、r−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−r−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−ビス(β−ヒドロ
キシエチル)−r−アミ/プロピルトリエトキシシラン
、N−(β−アミ/エチル)−r−アミノプロピル(メ
チル)ジメトキシシラン、r−クロロプロピルトリメト
キシシラン、r−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、3.3.J−)リフルオロプロピルトリメトキシシ
ラン、r−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、
β−(j、4(−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ
メトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジ
クロロシラン、トリメチルクロロシラン、テトラクロロ
シラン等がその代表例としてあげられる。
又一般式(2)で示されるケイ素化合物とは、式中ノR
3およびR4は同種もしくは異種のアルコキシ基、アル
コキシアルコキシ基、アセトキシ基または塩素元素を表
わし、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メトキ
シエトキシ基などが例示され、またR5およびR6は、
同種もしくは異種の置換または非置換の一価炭化水素基
を表わし、メチル基、エチル基、プロピル基およびこれ
らの置換された基などが例示される。
3およびR4は同種もしくは異種のアルコキシ基、アル
コキシアルコキシ基、アセトキシ基または塩素元素を表
わし、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メトキ
シエトキシ基などが例示され、またR5およびR6は、
同種もしくは異種の置換または非置換の一価炭化水素基
を表わし、メチル基、エチル基、プロピル基およびこれ
らの置換された基などが例示される。
Aは二価炭化水素基(好ましくは炭素原子数2〜乙の二
価炭化水素基)、酸素原子またはいおう原子を含有する
二価の有機基(好ましくは炭素原子数3〜IO)であっ
て、この二価炭化水素基としては、メチレン基、エチレ
ン基あるいはプロピレン基などのアルキレン基、7エエ
レン基などのアリーレン基、7エネチレン基などのアル
カリレン基またはこれらの基の水素原子が部分的にハロ
ゲン原子、アルキル基などで置換された基をあげること
ができる。また酸素原子またはいおう原子を含有する二
価の有機基としては、 一0H2−CH2−CH2−S−OH2−CH2−、−
CH2−CH2−8−CH2−OH2−S −CH2−
CiH2−、−CH2−0H2−CH2−S −CH2
−CH2−0H2−、−CH2−CH2−0−CH2−
CH2−0−OH2−CH2−+−CH2+−CH2−
0H2−0−CH2−CiH2−OH2−y−CH2−
CH2−CH2−8−CH2−CH2−CH2−OH2
−、−8−CH2−CH2−CH2−などが例示される
。
価炭化水素基)、酸素原子またはいおう原子を含有する
二価の有機基(好ましくは炭素原子数3〜IO)であっ
て、この二価炭化水素基としては、メチレン基、エチレ
ン基あるいはプロピレン基などのアルキレン基、7エエ
レン基などのアリーレン基、7エネチレン基などのアル
カリレン基またはこれらの基の水素原子が部分的にハロ
ゲン原子、アルキル基などで置換された基をあげること
ができる。また酸素原子またはいおう原子を含有する二
価の有機基としては、 一0H2−CH2−CH2−S−OH2−CH2−、−
CH2−CH2−8−CH2−OH2−S −CH2−
CiH2−、−CH2−0H2−CH2−S −CH2
−CH2−0H2−、−CH2−CH2−0−CH2−
CH2−0−OH2−CH2−+−CH2+−CH2−
0H2−0−CH2−CiH2−OH2−y−CH2−
CH2−CH2−8−CH2−CH2−CH2−OH2
−、−8−CH2−CH2−CH2−などが例示される
。
またこれら一般式(1)および(2)で表されるケイ素
化合物の加水分解物とは、該珪素化合物中のアルコキシ
基、アルコキシアルコキシ基、アセトキシ基、塩素・元
素の一部または全部が水酸基に置換されたもの、および
置換された水酸基同志が一部自然に縮合したものを含ん
でいる。これらの加水分解物は、例えば水およびアルコ
ールの様な混合溶媒中で酸の存在下で加水分解すること
によって得ることができる。
化合物の加水分解物とは、該珪素化合物中のアルコキシ
基、アルコキシアルコキシ基、アセトキシ基、塩素・元
素の一部または全部が水酸基に置換されたもの、および
置換された水酸基同志が一部自然に縮合したものを含ん
でいる。これらの加水分解物は、例えば水およびアルコ
ールの様な混合溶媒中で酸の存在下で加水分解すること
によって得ることができる。
次に第1次被膜を形成する被覆組成物の(b)成分であ
る金属酸化物ゾルおよび/または微粉末金属[t、物は
、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、イツトリウム
、セシウム、アンチモン及び鉄の微粒子を水またはアル
コール系分散媒に分散せしめたゾルおよび/または前記
金属の微粉末金属酸化物から選ばれる1種もしくは2種
以上であり、通常市販されているものが使用可能である
。
る金属酸化物ゾルおよび/または微粉末金属[t、物は
、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、イツトリウム
、セシウム、アンチモン及び鉄の微粒子を水またはアル
コール系分散媒に分散せしめたゾルおよび/または前記
金属の微粉末金属酸化物から選ばれる1種もしくは2種
以上であり、通常市販されているものが使用可能である
。
前記((転)成分である一般式(1)および/または一
般式(2)で示されるケイ素化合物および/またはそれ
らの加水分解物から選ばれる1種もしくは2種以上と(
b)成分である金属酸化物ゾルおよび/またけ微粉末金
属酸化物から選ばれる7種もしくは2種以上を併用して
プラスチック成形体に第1次被膜を形成することにして
プラスチック基板及び後述の第2次被膜との付着性が良
好で耐摩粍性の良好な第1次被膜が得られる。その形成
方法は、塗料として塗布した後熱、紫外線、電子線等を
用いて硬化させる湿式法、真空蒸着、イオンブレーティ
ング、スペックリング、プラズマ重合等の乾式法のいず
れであってもかまわないが、大型、任意形状のプラスチ
ック成形体に被膜を形成するためには前記湿式法が好ま
しい。
般式(2)で示されるケイ素化合物および/またはそれ
らの加水分解物から選ばれる1種もしくは2種以上と(
b)成分である金属酸化物ゾルおよび/またけ微粉末金
属酸化物から選ばれる7種もしくは2種以上を併用して
プラスチック成形体に第1次被膜を形成することにして
プラスチック基板及び後述の第2次被膜との付着性が良
好で耐摩粍性の良好な第1次被膜が得られる。その形成
方法は、塗料として塗布した後熱、紫外線、電子線等を
用いて硬化させる湿式法、真空蒸着、イオンブレーティ
ング、スペックリング、プラズマ重合等の乾式法のいず
れであってもかまわないが、大型、任意形状のプラスチ
ック成形体に被膜を形成するためには前記湿式法が好ま
しい。
形成される第1次被膜としてはO0j〜30μm 特に
jμm程度の厚みのものが好まれる。
jμm程度の厚みのものが好まれる。
又本発明に使用される酸化珪素の過飽和状態の珪弗化水
素酸溶液(以下処理液と略称する)とは、珪弗化水素酸
溶液に酸化珪素(シリカゲル、エア] ロゲル、シリカガラス、その他酸化珪素含有物など)を
溶解させた復水又は試薬(ホウ酸、塩化アルミニウム他
)を添加し、酸化珪素の過飽和状態としたものが使用出
来る。
素酸溶液(以下処理液と略称する)とは、珪弗化水素酸
溶液に酸化珪素(シリカゲル、エア] ロゲル、シリカガラス、その他酸化珪素含有物など)を
溶解させた復水又は試薬(ホウ酸、塩化アルミニウム他
)を添加し、酸化珪素の過飽和状態としたものが使用出
来る。
第1次被膜つきプラスチック成形体と接触させられる処
理液中の珪弗化水素酸の濃度としては、l−一モル/l
が好まれるが、中でも2モル/lより濃い珪弗化水素酸
水溶液に酸化珪素を飽和させた復水で稀釈して/〜2モ
ル/lの濃度としたものが被膜形成速度が速く、効率良
く被膜形成が行なえるので望ましい。
理液中の珪弗化水素酸の濃度としては、l−一モル/l
が好まれるが、中でも2モル/lより濃い珪弗化水素酸
水溶液に酸化珪素を飽和させた復水で稀釈して/〜2モ
ル/lの濃度としたものが被膜形成速度が速く、効率良
く被膜形成が行なえるので望ましい。
過飽和状態とするためにホウ酸を添加する場合のホウ酸
の添加量は処理液中の珪弗化水素酸1モルに対して/×
10−2ヘダ0X10−2モルの範囲であることが必要
であり、中でも八2X10−2ん10x10−2モルで
あることが速く均質な被膜を得るために好ましい。
の添加量は処理液中の珪弗化水素酸1モルに対して/×
10−2ヘダ0X10−2モルの範囲であることが必要
であり、中でも八2X10−2ん10x10−2モルで
あることが速く均質な被膜を得るために好ましい。
上記処理液と第1次被膜つきプラスチック成形体とを接
触させる方法としては、該成形体表面に処理液を流下さ
せる等の接触方法であってもがまわないが、処理液を満
たした浸漬槽に該成形体を浸漬する方法が簡単でしかも
均一な被膜が得られるので好ましい。
触させる方法としては、該成形体表面に処理液を流下さ
せる等の接触方法であってもがまわないが、処理液を満
たした浸漬槽に該成形体を浸漬する方法が簡単でしかも
均一な被膜が得られるので好ましい。
又該処理液は、
(イ)該成形体との接触時においても連続的にホウ酸水
溶液が添加、混合されている処理液であり、(ロ) 1
分間あたり処理液全量の3%以上の処理液がフィルター
で濾過され戻される処理液である。
溶液が添加、混合されている処理液であり、(ロ) 1
分間あたり処理液全量の3%以上の処理液がフィルター
で濾過され戻される処理液である。
ことが好ましい。
ここで接触時にわたって連続的にホウ酸水溶液を添加混
合することは被膜の形成速度を向上させるために好まし
く、又3%以上の処理液を循環させることは均質な被膜
を連続的に得るために好ましい。フィルターで処理液を
濾過することは凹凸形状のない被膜を得るために好まれ
、珪弗化水素酸に酸化珪素を溶解・飽和させる酸化珪素
の供給源として通常のシリカゲルを用いた場合には孔径
13μm以下のフィルターが、その他シリカガラスなど
を用いた場合には70μm以下のフィルターであること
が好まれる。
合することは被膜の形成速度を向上させるために好まし
く、又3%以上の処理液を循環させることは均質な被膜
を連続的に得るために好ましい。フィルターで処理液を
濾過することは凹凸形状のない被膜を得るために好まれ
、珪弗化水素酸に酸化珪素を溶解・飽和させる酸化珪素
の供給源として通常のシリカゲルを用いた場合には孔径
13μm以下のフィルターが、その他シリカガラスなど
を用いた場合には70μm以下のフィルターであること
が好まれる。
又処理液を浸漬槽に入れて該成形体と接触させる場合に
は、浸漬中の該成形体表面において該処理液が層流とな
って流れるようにすることがむらのない均質な被膜を得
るために好ましい。
は、浸漬中の該成形体表面において該処理液が層流とな
って流れるようにすることがむらのない均質な被膜を得
るために好ましい。
本発明はプラスチック成形体表面に付着性良好な珪素含
有被膜を1次被膜として被覆し、さらにその上に該1次
被膜と付着性良好な酸化珪素被膜を作成するものであり
、酸化珪素被膜を直接プラスチック成形体表面に被覆す
る時とくらべてはるかに耐久性の良い被膜を得ることが
でき、又塗布浸漬法を使用出来る被膜形成法である。
有被膜を1次被膜として被覆し、さらにその上に該1次
被膜と付着性良好な酸化珪素被膜を作成するものであり
、酸化珪素被膜を直接プラスチック成形体表面に被覆す
る時とくらべてはるかに耐久性の良い被膜を得ることが
でき、又塗布浸漬法を使用出来る被膜形成法である。
〔実 施 例〕
本発明にもとづ〈実施例を以、下に示すが実施例中の部
、%はそれぞれ重量部、重量%を示すものである。
、%はそれぞれ重量部、重量%を示すものである。
実施例1
まずr−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ235
0部、水分散ジルコニアゾル(日産化学■製、対イオン
は硝酸イオン、固形分20%)lII部、蒸留水9部及
び/、2規定塩酸水溶液3部を混合し、室温でψ時間還
流した。
0部、水分散ジルコニアゾル(日産化学■製、対イオン
は硝酸イオン、固形分20%)lII部、蒸留水9部及
び/、2規定塩酸水溶液3部を混合し、室温でψ時間還
流した。
この様にして得られたジルコニアゾルを含むr−グリン
ドキシプロビルトリメトキシシランの加水分解物溶液乙
6部にエチルセロソルブ100部及び硬化触媒、70−
フントロール剤を少々添加し塗料とした。この塗料をあ
らかじめ洗浄した、たて/ Q Qwnよこ/ 00m
m厚さ/、/ramのポリジエチレングリコールビスア
リルカーボネート(以後0R−39と呼ぶ)平板に浸漬
法で塗布し、l−0℃の熱風乾燥炉で30分間熱処理し
た。OR−、?9平板上には1μmの厚みの第1次被膜
が形成されていた。
ドキシプロビルトリメトキシシランの加水分解物溶液乙
6部にエチルセロソルブ100部及び硬化触媒、70−
フントロール剤を少々添加し塗料とした。この塗料をあ
らかじめ洗浄した、たて/ Q Qwnよこ/ 00m
m厚さ/、/ramのポリジエチレングリコールビスア
リルカーボネート(以後0R−39と呼ぶ)平板に浸漬
法で塗布し、l−0℃の熱風乾燥炉で30分間熱処理し
た。OR−、?9平板上には1μmの厚みの第1次被膜
が形成されていた。
上記1次被膜を形成した0R−79平板上に第1図に示
す酸化珪素被膜製造装置を用いて酸化珪素被膜を作成し
た。
す酸化珪素被膜製造装置を用いて酸化珪素被膜を作成し
た。
第1図において浸漬槽は外槽(1)と内槽(2)から成
り、内槽と外槽の間には水(3)が満しである。この水
は温度が3!’Cとなるようヒーター(tI)で加熱さ
れ、かつ温度分布均一化のため攪拌器(jlで攪拌され
ている。内槽は前部体)、中部(7)、後部(Ir)か
ら成り、各部には工業用シリカゲル粉末を酸化珪素の供
給源として酸化珪素を溶解・飽和させた2、0モル/l
の濃度の珪弗化水素酸水溶液を水を用いて倍に希釈した
31の反応液が満たしである。ここでまず循環ポンプ(
10)を作動させ内槽後部(、r)の反応液を一定量づ
つ汲出してフィルター(//)で濾過し内槽前部(6)
へ戻す処理液循環を開始した。
り、内槽と外槽の間には水(3)が満しである。この水
は温度が3!’Cとなるようヒーター(tI)で加熱さ
れ、かつ温度分布均一化のため攪拌器(jlで攪拌され
ている。内槽は前部体)、中部(7)、後部(Ir)か
ら成り、各部には工業用シリカゲル粉末を酸化珪素の供
給源として酸化珪素を溶解・飽和させた2、0モル/l
の濃度の珪弗化水素酸水溶液を水を用いて倍に希釈した
31の反応液が満たしである。ここでまず循環ポンプ(
10)を作動させ内槽後部(、r)の反応液を一定量づ
つ汲出してフィルター(//)で濾過し内槽前部(6)
へ戻す処理液循環を開始した。
その後、O,Sモル/lのホウ酸水溶液(12)を連続
的に内槽後部(ざ)に摘下し70時間保持した。この状
態で反応液は適度な5i02過飽和度を有する処理液と
なった。
的に内槽後部(ざ)に摘下し70時間保持した。この状
態で反応液は適度な5i02過飽和度を有する処理液と
なった。
ここでフィルター(jl)の絶対除去率を八!μmおよ
び処細液循環量を2110m1Z分(処理液全量が約3
1であるので循環量はざ%/分である)と調整した。そ
して前記1次被膜を形成した0R−39平板(ワ)を内
槽中部(7)に垂直に浸漬し前記条件(0,!;モル/
lのホウ酸水溶液を0.2m1l1分で添加し、g%/
分の循環をし、ムjμmのフィルターで濾過する。)で
16時間保持した。
び処細液循環量を2110m1Z分(処理液全量が約3
1であるので循環量はざ%/分である)と調整した。そ
して前記1次被膜を形成した0R−39平板(ワ)を内
槽中部(7)に垂直に浸漬し前記条件(0,!;モル/
lのホウ酸水溶液を0.2m1l1分で添加し、g%/
分の循環をし、ムjμmのフィルターで濾過する。)で
16時間保持した。
上記処理で1次被膜上にさらに被膜が得られたが1次被
膜上の被膜は約よ0OOA厚であった。
膜上の被膜は約よ0OOA厚であった。
この上記付着膜部をESCA(ElectronSpe
CtrO8OOpyfor Chemical Ana
lySiS )を用いて分析した結果、殆どが5i02
からなることが確認され、また電子顕微鏡による2万倍
観察によると、付着膜表面は極めて平滑な表面であるこ
とが認められた。
CtrO8OOpyfor Chemical Ana
lySiS )を用いて分析した結果、殆どが5i02
からなることが確認され、また電子顕微鏡による2万倍
観察によると、付着膜表面は極めて平滑な表面であるこ
とが認められた。
上記実施例で得られた酸化珪素被膜つきプラスチック成
形体をざO′Cの温水中に70時間浸漬したが被膜に変
化は見られず、付着性良好な被膜であることがわかった
。
形体をざO′Cの温水中に70時間浸漬したが被膜に変
化は見られず、付着性良好な被膜であることがわかった
。
又本実施例で得られた酸化珪素被膜に鉛筆引っかき試験
(JIS Kjlloo、乙、/ψ)を行なったところ
乙Hとなった。
(JIS Kjlloo、乙、/ψ)を行なったところ
乙Hとなった。
実施例2
プラスチック成形体としてポリカーボネート平板(たて
/ 00mfM 、よこ/QQ朋、厚さ、2mm )を
用い、1次被膜として下記二重塗布法を用いて形成され
た被膜を利用した例を実施例2として示す。
/ 00mfM 、よこ/QQ朋、厚さ、2mm )を
用い、1次被膜として下記二重塗布法を用いて形成され
た被膜を利用した例を実施例2として示す。
まず以下の手順で下塗り液を作成した。
エチルセロソルブ230部に2−ヒドロキシエチルメタ
ク・リレート30部、グリシジルメタクリレート70部
とアゾビスイソブチロニトリルO,II恕シベ解1.−
蜜査!四ダ下qn”rでη曲否加執港拌して共重合させ
た。この様にして得られた溶液700部にトリエチルア
ミン0.1部、エチルセロソルブ200部と70−コン
トロール剤少々添加し、下塗り塗料とし、あらかじめ洗
浄したポリカーボネート基材にこの下塗り塗料を塗布し
、熱風乾燥炉で120″C,30分間加熱乾燥した。
ク・リレート30部、グリシジルメタクリレート70部
とアゾビスイソブチロニトリルO,II恕シベ解1.−
蜜査!四ダ下qn”rでη曲否加執港拌して共重合させ
た。この様にして得られた溶液700部にトリエチルア
ミン0.1部、エチルセロソルブ200部と70−コン
トロール剤少々添加し、下塗り塗料とし、あらかじめ洗
浄したポリカーボネート基材にこの下塗り塗料を塗布し
、熱風乾燥炉で120″C,30分間加熱乾燥した。
次に上記下塗り塗料上に塗布する上塗り塗料を以下の手
段で作成した。
段で作成した。
まずr−グリシドキシプロビルトリメトキシシランIr
0部、メチルトリメトキシシランllf部、チタンアシ
ル(固形分7%)7部部およびイソプロピルアルコール
および0./規定塩酸を各々70部、100部を混合し
、jO″Cで2時間攪拌して加水分解を行なった。
0部、メチルトリメトキシシランllf部、チタンアシ
ル(固形分7%)7部部およびイソプロピルアルコール
および0./規定塩酸を各々70部、100部を混合し
、jO″Cで2時間攪拌して加水分解を行なった。
部にエチルセロソルブ50部、過塩素酸アンモニウム八
3部、フローコントロール剤少々を添加し上塗り塗料と
した。
3部、フローコントロール剤少々を添加し上塗り塗料と
した。
この様にして得られた上塗り塗料を前記下塗り層で被覆
されたポリカーボネート上に塗布し熱風乾燥炉で130
’C60分間加熱乾燥し硬化させた。
されたポリカーボネート上に塗布し熱風乾燥炉で130
’C60分間加熱乾燥し硬化させた。
上記二重塗布法を用いて形成した1次被膜つきポリカー
ボネート平板に、実施例1と同様の操作で珪弗化水素酸
の酸化珪素過飽和溶液を用いた酸化珪素析出被膜(約5
oooX厚)を形成した。
ボネート平板に、実施例1と同様の操作で珪弗化水素酸
の酸化珪素過飽和溶液を用いた酸化珪素析出被膜(約5
oooX厚)を形成した。
得られた酸化珪素被膜つきポリカーボネート板に実施例
/と同様10時間ざO″CC温水す温水処理試験を行な
ったが、付着性は実施例1と同様良好であった。
/と同様10時間ざO″CC温水す温水処理試験を行な
ったが、付着性は実施例1と同様良好であった。
実施例3
メチルトリメトキシシラン207部、酸化アンチモンゾ
ル(日産化学工業■製、固形分30%)220部および
酢酸6部を混合し外部冷却下攪拌/時間実施後室温で1
日放置した。この様にして得られた加水分解物溶液74
0部にエチルセロソルブ30部、塩化アンモニウム(>
j部、7ty−=rントロール剤少々添加し塗料とした
。あらかじめ洗浄したアクリル基板(たて/ Q Qm
ttg 、よこ/ 0011g、厚さへ弘露)に前記塗
料を塗布し熱風乾燥炉で90″C3時間加熱し乾燥硬化
させた。
ル(日産化学工業■製、固形分30%)220部および
酢酸6部を混合し外部冷却下攪拌/時間実施後室温で1
日放置した。この様にして得られた加水分解物溶液74
0部にエチルセロソルブ30部、塩化アンモニウム(>
j部、7ty−=rントロール剤少々添加し塗料とした
。あらかじめ洗浄したアクリル基板(たて/ Q Qm
ttg 、よこ/ 0011g、厚さへ弘露)に前記塗
料を塗布し熱風乾燥炉で90″C3時間加熱し乾燥硬化
させた。
その後この得られた7次被膜つきアクリル基板に実施例
/、2と同様珪弗化水素酸の酸化珪素過飽和溶液を用い
た酸化珪素被膜を形成した。
/、2と同様珪弗化水素酸の酸化珪素過飽和溶液を用い
た酸化珪素被膜を形成した。
(膜厚約!;0OOA )
得られた酸化珪素被膜つきアクリル基板に実施例/S2
と同様70時間go″Cの温水に浸す温水処理試験を行
なったが、付着性は実施例/、コと同様良好であった。
と同様70時間go″Cの温水に浸す温水処理試験を行
なったが、付着性は実施例/、コと同様良好であった。
実施例グ
実施例1とくらべて、浸漬槽にCR−39平板を浸漬す
る時間を16時間から3時間とした以外は同じ操作でC
R39平板上に約qooA厚の酸化珪素被膜を作成した
。
る時間を16時間から3時間とした以外は同じ操作でC
R39平板上に約qooA厚の酸化珪素被膜を作成した
。
ここで、酸化珪素被膜のない0R−j9平板および上記
900A厚の酸化珪素被膜つき0R−39平板の波長j
≦oohの光に対する透過率を測定したところおのおの
92%およびり6%であり、本発明によって得られる酸
化珪素被膜を反射防止膜として作用させることも可能で
あることがわかった。
900A厚の酸化珪素被膜つき0R−39平板の波長j
≦oohの光に対する透過率を測定したところおのおの
92%およびり6%であり、本発明によって得られる酸
化珪素被膜を反射防止膜として作用させることも可能で
あることがわかった。
実施例よ
実施例/でr−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ンに換えて/、コービス(トリメトキシシリル)エタン
を用いた以外は、同様に実施した結果、実施例1同様良
好な結果が得られた。 弘比較例 アクリル平板(たて/ Q Qtm 、よこ/ Q Q
ms 、厚さ2m@)を用い、第7次被覆処理なしに実
施例1と同様の珪弗化水素酸の酸化珪素飽和水溶液を用
いた酸化珪素被膜処理を行なってアクリル平板上に酸化
珪素被膜(約5oooX厚)を作成した。
ンに換えて/、コービス(トリメトキシシリル)エタン
を用いた以外は、同様に実施した結果、実施例1同様良
好な結果が得られた。 弘比較例 アクリル平板(たて/ Q Qtm 、よこ/ Q Q
ms 、厚さ2m@)を用い、第7次被覆処理なしに実
施例1と同様の珪弗化水素酸の酸化珪素飽和水溶液を用
いた酸化珪素被膜処理を行なってアクリル平板上に酸化
珪素被膜(約5oooX厚)を作成した。
得られた酸化珪素被膜つきアクリル平板について、実施
例/、2.3と同様10時間ro′cの温水に浸す温水
処理試験を行なったところ、アクリル平板および酸化珪
素被膜とは剥離してしまった。
例/、2.3と同様10時間ro′cの温水に浸す温水
処理試験を行なったところ、アクリル平板および酸化珪
素被膜とは剥離してしまった。
本発明によればプラスチック表面に表面硬度、耐候性、
耐薬品性の良好な酸化珪素被膜を付着性が良い状態で、
真空蒸着装置など大がかりな設備を用いずに簡単に作成
出来る。又溶液の塗布および/または浸漬によって酸化
珪素被膜を形成することが出来るので例えば四部を持つ
様な形状のプラスチック成形体であっても均一な被膜を
得ることができる。
耐薬品性の良好な酸化珪素被膜を付着性が良い状態で、
真空蒸着装置など大がかりな設備を用いずに簡単に作成
出来る。又溶液の塗布および/または浸漬によって酸化
珪素被膜を形成することが出来るので例えば四部を持つ
様な形状のプラスチック成形体であっても均一な被膜を
得ることができる。
第1図は本発明の実施例および比較例に使用した循環式
処理装置の系統説明図である。 (1)外構 (2)内槽 (3)水 (4’l ヒー
ター(j) ffl拌器 (乙)内槽前部 (7)内
槽中部(ざ)内槽後部 (ワ) プラスチック成形体(
10) 循環ポンプ (//)フィルター(/2)
ホウ酸水溶液
処理装置の系統説明図である。 (1)外構 (2)内槽 (3)水 (4’l ヒー
ター(j) ffl拌器 (乙)内槽前部 (7)内
槽中部(ざ)内槽後部 (ワ) プラスチック成形体(
10) 循環ポンプ (//)フィルター(/2)
ホウ酸水溶液
Claims (4)
- (1)プラスチック成形体に、下記(a)及び(b)成
分を含有する被覆組成物を被覆硬化させて第1次被膜と
した後、前記第1次被膜つきプラスチック成形体を酸化
珪素が過飽和状態にある珪弗化水素酸溶液に接触させて
前記第1次被膜上に酸化珪素被膜を形成させることを特
徴とする耐摩粍性のすぐれた被覆プラスチック成形体の
製造方法。 (a)下記一般式(1)および/または(2)で示され
るケイ素化合物および/またはそれらの加水分解物から
選ばれる1種もしくは2種以上 R^1_lSi(R^2)_4_−_l(1)(式中R
^1は炭素数1〜6の炭化水素基、ビニル基、メタクリ
ロキシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、イソ
シアノ基、フッ素または塩素を有する有機基であり、R
^2はアルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アセト
キシ基および塩素元素であり、lは0〜4である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中R^3およびR^4は同種もしくは異種のアルコ
キシ基、アルコキシアルコキシ基、アセトキシ基、およ
び塩素元素、R^5およびR^6は置換または非置換の
一価炭化水素基、Aは二価炭化水素基または酸素原子ま
たは硫黄原子を含有する二価の有機基であり、mおよび
nは1〜3の整数である。)(b)チタン、ジルコニウ
ム、アルミニウム、イットリウム、セシウム、アンチモ
ン及び鉄の金属酸化物ゾルおよび/または前記金属の微
粉末金属酸化物から選ばれる1種もしくは2種以上。 - (2)該酸化珪素の過飽和状態の珪弗化水素酸溶液が酸
化珪素を溶解させた珪弗化水素酸水溶液にホウ酸を添加
して酸化珪素の過飽和状態とした処理液である特許請求
の範囲第1項記載の耐摩粍性のすぐれた被覆プラスチッ
ク成形体の製造方法。 - (3)該処理液が、 (イ)該第1次被膜つきプラスチック成形体との接触時
においても連続的にホウ酸水溶液が添加、混合されてい
る処理液であり、 (ロ)1分間あたり処理液全量の3%以上の処理液がフ
ィルターで濾過され戻される処理液である特許請求の範
囲第2項記載の耐摩粍性のすぐれた被覆プラスチック成
形体の製造方法。 - (4)該処理液中の珪弗化水素酸の濃度が1〜2モル/
lであり、ホウ酸の添加量が該処理液中の珪弗化水素酸
1モルに対して1×10^−^2〜40×10^−^2
モルであり、該フィルターの孔径が1.5μm以下であ
る特許請求の範囲第3項記載の耐摩粍性のすぐれた被覆
プラスチック成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60118277A JPS61276832A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60118277A JPS61276832A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61276832A true JPS61276832A (ja) | 1986-12-06 |
JPH0443103B2 JPH0443103B2 (ja) | 1992-07-15 |
Family
ID=14732668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60118277A Granted JPS61276832A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61276832A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052102A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ハードコート膜およびハードコート膜付基材 |
JP2005194313A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Univ Nihon | 硬質膜およびその製造方法 |
JPWO2006093156A1 (ja) * | 2005-03-02 | 2008-08-07 | 松下電工株式会社 | コーティング材組成物及び塗装品 |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP60118277A patent/JPS61276832A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052102A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ハードコート膜およびハードコート膜付基材 |
JP2005194313A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Univ Nihon | 硬質膜およびその製造方法 |
JPWO2006093156A1 (ja) * | 2005-03-02 | 2008-08-07 | 松下電工株式会社 | コーティング材組成物及び塗装品 |
US8273811B2 (en) | 2005-03-02 | 2012-09-25 | Panasonic Corporation | Coating material composite and coated article |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0443103B2 (ja) | 1992-07-15 |
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