JPS61276590A - ミシンの逆送り制御装置 - Google Patents

ミシンの逆送り制御装置

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JPS61276590A
JPS61276590A JP11602585A JP11602585A JPS61276590A JP S61276590 A JPS61276590 A JP S61276590A JP 11602585 A JP11602585 A JP 11602585A JP 11602585 A JP11602585 A JP 11602585A JP S61276590 A JPS61276590 A JP S61276590A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、操作体の操作に関連して正逆両方向に連続し
た縫目を形成するミシンに係り、特に正送り方向から逆
送り方向への切換えのための制御装置に関する。
[従来の技術]   ゛ 通常用いられるミシンは、ミシンモータにより駆動され
る主軸の回転に伴い上下往復運動を行う縫針と、その縫
針の上下往復運動と調時して加工布に送り運動を付与し
、その送り方向を正逆両方向の一方に変化させ得ると共
に送り量を変更し得る送り装置と、その送り装置の送り
方向を逆方向に変化させるために手動操作可能な操作体
とを備え、その操作体の操作に関連して逆送り方向に連
続した縫目を形成するよう設けられている。このミシン
の送り装置は、縫針の上下往復運動の各サイクルにおい
て公知の四運動送りを行なう送り歯を有している。送り
歯と加工布との接触時に送り量の可変の設定を行うと、
送り歯が設定後の位置に移動し、加工布を移動させてし
まう。この時加工布は、上方より布押え足により押えつ
けられているため、送り歯には大きな負荷がかかる。こ
のため少なくとも加工布の送り量および送り方向の設定
制御をコンピュータ(電気制御袋@)を用いて行なうミ
シンは、コンピュータの指令により送り量および送り方
向の設定を行なう電動アクチュエータ(例えば、電動モ
ータ、電磁ソレノイドなど)をミシン内に配置できるよ
う小形化するため、送り歯が下降、前後方向の移動、上
昇中などの送り歯と加工布とが接触しない期間内(送り
歯が加工布および布押え足により負荷の与えられない状
態)で設定変更されるよう設けられていた。また送り方
向を変化させる際、高速で縫製を行なった場合において
は、縫針の上下往復運動のサイクルが速く、送り装置の
電動アクチュエータが正送り方向の設定状態から逆送り
方向に設定完了するまでに所定の作動時間が必要とされ
る。このため、送り方向の変更の開始時期は、布送り機
構の逆送り方向の設定が完了するまでに送り歯と加工布
とが接触しないように前記作動時間だけ早い時期に設定
する必要がある。上記理由により従来の少なくとも加工
布の送り憬および送り方向の設定制御をコンピュータに
より行うミシンにおいての逆送り方向の変更許可時期は
、低速41i1製時および高速縫製時の全速度範囲にお
いて、布送り機構が正送り方向から逆送り方向へと設定
するまでに送り歯と加工布とが接触する危険性がないよ
うにその高速縫製に応じた早い時期に定められていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記に示す如く、縫針の上下往復運動の1サイクル中で
の、逆送りへの変更許可時期は可能な限り早い時期に設
定されていたため、操作者が送り方向を変更するために
操作体の手動操作を行った場合、操作時点が逆送り変更
許可後である確率が高く、送り方向を逆方向に操作後、
正方向に1サイクル余分に縫目が形成されてしまう確率
が高い問題点を有していた。
本発明の目的は、ミシンモータの速度に応じて逆送り方
向の変更の許可時期を変化させ、ミシンモータの低速時
に送り方向を逆送り方向に手動操作したとき、正送り方
向に1サイクル余分に縫目を形成する確率を低くするこ
とのできるミシンの逆送り制御装置の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決すべく本発明のミシンの逆送り制御装
置は、ミシンモータにより駆動される主軸の回転に伴い
上下往復運動を行う縫針と、その縫針の上下往復運動と
調時して加工布に送り運動を付与し、その送り方向を正
逆両方向の一方に変化させ得ると共に送り量を変更し得
る送り装置と、その送り装置の送り方向を逆方向に変化
させるために手動操作可能な操作体とを備え、その操作
体の操作に関連して逆送り方向に連続した縫目を形成す
るミシンにおいて、前記縫針の上下往復運動の各サイク
ルの中で、前記送り装置の送り聞および送り方向の変更
が許可される第1の変更区間と、その第1の変更区間後
に送り量および送り方向の変更が許可される第2の変更
区間とを設定する設定手段と、前記操作体の操作時点が
前記両変更区間にあるのか否かを判別し、その操作時°
点が前記第1の変更区間にある時に第1の信号を、操作
時点が前記第2の変更区間にある時に第2の信号を、操
作時点が両変更区間にない時に第3の信号を発生する操
作時点判別手段と、前記ミシンモータの速度が所定の低
速度以下か否かを判別し、その所定の低速度以下の時に
低速判別信号を発生する速度判別手段と、前記第3の信
号が発生された時、または前記低速判別信号が発生され
ていない状態にて前記第2の信号が発生された時に前記
送り装置の送り運動の方向が変化するのを禁止し、前記
第1の信号が発生された時、または前記第2の信号およ
び低速判別信号が共に発生された時に、送り方向が逆送
り方向に変化するのを許可する制御手段とを設けたこと
を構成とする。
[作用および発明の効果コ 上記構成よりなる本発明のミシンの逆送り制御装置は、
第3の信号が発生された時または低速判別信号が発生さ
れていない状態にて第2の信号が発生された時に、送り
方向が変化するのを禁止し、第1の信号が発生された時
または低速判別信号が発生されると共に第2の信号が発
生された時に、送り方向が逆送り方向に変化するのを許
可することにより、ミシンモータの低速時に、送り方向
を逆送り方向に手動操作した時、ただちに逆送りに設定
され、1サイクル余分に正送り方向に縫目が形成される
のを防ぐことかできる。
[実施例] つぎに本発明のミシンの逆送り制御装置を図に示す一実
施例に基づき説明する。
本実施例の適用されたミシン1の構造について、第2図
に基づき説明する。
ミシン1は、公知の縫目形成機構100、ミシンフレー
ム400およびミシン1を制御する電気制御装置SOO
に大別される。
前記縫目形成機構100は、縫針駆動機構110、天び
ん機構120、カマ131を駆動するカマ駆動機構13
0および加工布を図示しないスプリングの付勢力により
下方に押圧する押え足141を含む布押え機構を備えて
いる。−また縫目形成機構100は、布送り機構200
と針棒揺動機構300をさらに備えている。
前記縫針駆動機構110は、縫針101を上下往復運動
させる。ミシン1のメイン駆動力発生装置であるミシン
モータ111により上軸112(主軸)が回転駆動され
る。該上軸112は、縫針101を保持する針棒113
と、天びんクランク114および針棒クランクロッド1
15を介して作動的に連結される。
前記上軸112の中間位置には半円板状の針上下シヤツ
タ−112a、タイミングシャッター112bおよび円
板状で円周位置にスリットが設けられた回転シャッター
1120がそれぞれ設けられている。この針上下シャッ
ター1128.タイミングシャッター112bおよび回
転シャッター1120は、フォトカプラ等により上軸1
12の回転状態を検出して電気制御装置500にタイミ
ング信号を出力するよう設けられている。
前記カマ駆動機構130は、本実施例では全回転式の正
面ガマであるカマ131を駆動するものでミシンモータ
111により回転駆動される下軸132と作動的に連結
される。なお本実施例に示す全回転式の正面ガマの他に
、半回転式または全回転式よりなる側面ガマ、側面移動
ガマ、正面移動ガマなど他のカマを用いてもよい。
前記布送り機構200は、縫針101の上下往復運動に
調時して、加工布を正、逆鉤方向に移動させる。この布
送り機構200は、加工布に送り運動を付与する送り歯
201を上下方向に移動する送り歯上下送り機構210
と送り歯201を水平方向く前後方向)に移動する送り
山水平送り機構220とからなる。
前記送り歯上下送り機構210は、前記下軸132の左
側に設けられた上下駆動カム211により駆動される。
上下駆動カム211は、該上下駆動カム211の運動を
上下送り軸212に伝達し、該上下送り軸212を回転
往復運動さぜるレバー腕213の二叉により挟まれてい
る。上下送り軸212の左端には、送り歯201が取付
けられた送り台202の前端位置を上下往復させる上下
腕214が取付けられている。
送り台202の左端前部には、送り台202と上下腕2
14とが常に当接するよう送り台202を下方へ付勢す
るテンションコイルスプリング215が取付けられてい
る。
前記送り歯水平送り機構220は、例えば入力パルス数
に応じた回転角とされるステッピングモータ、電磁ソレ
ノイド等を用いた送り調節用アクチュエータ221によ
り、加工布の送り量および送り方向が設定されるよう設
けられている。該送り調節用アクチュエータ221は、
左方に1222aを有する送り調節器222を駆動連結
する。下軸132の右側には、水平送りカム223が設
けられている。該水平送りカム223の上方位置には、
中間部が回転自在に支持され、前端部が上下方向の円弧
往復運動とされる水平送りレバー224の後端部が当接
する。該水平送りレバー224の前端部には、上端部の
右方に前記送り調節器222の溝222aの中で溝方向
に摺動自在に支持される送り角ゴマ225を有し、水平
送りレバー224の前端部に伝達された円弧往復運動を
送り調節器222の溝2228の水平方向のみの往復運
動に変換する送りリンク226が回転自在に取付けられ
ている。送り角ゴマ225と送りリンク226の上端部
の間には、送り調節器222の溝222aの傾き量に応
じた水平方向の往復運動を後方に伝達する水平送りリン
ク227の前端部が回転自在に連結されている。水平送
りリンク227の後端部は、水平送りリンク227によ
り伝達された水平方向の往復運動を軸回転往復運動に変
換するレバー228aを右端部に有し、該レバー228
aにより変換された軸回転往復運動を再び水平方向の円
弧往復運動に変換するレバー228bを左端側に有する
水平送り軸228のレバー228aが回転自在に連結さ
れている。水平送り軸228のレバー228bの上端は
、送り台202の後端部と回転自在に連結されている。
上記により送り歯は、送り調節器222の溝222aの
傾き角に応じた聞だけ水平往復運動される。なお水平送
りレバー224の前端には、水平送りカム223と水平
送りレバー224の後端部とが常に当接するようにテン
ションコイルスプリング229が取付けられている。ま
た本実施例に示す送り歯水平送り機構220の他に、上
軸112などに三角カムを設け、該三角カムを二叉ロン
ドで挟み、該二叉ロンドに設けられた送り角ゴマの摺動
運動範囲を送り調節器で設定することにより、加工布の
送り量および送り方向が設定される機構など、他の送り
歯水平送り機構を用いてもよい。
前記針棒揺動機構300は、例えば入力パルス数に応じ
た回転角とされるステッピングモータ、電磁ソレノイド
等を用いた針棒揺動用アクチュエータ301により、縫
針101の揺動位置を決定するよう設けられている。針
棒揺動用アクチュエータ301は、該針棒揺動用アクチ
ュエータの動力を上下方向の運動に変換する上下方向変
換ギア302を駆動する。上下方向変換ギア302は、
該上下方向変換ギア302の上下運動を上方に伝達する
伝達リンク303と連結される。該伝達リンク303の
上端は、L字形を呈し、曲折部が回転自在に支持され、
伝達リンク303により伝達された上下運動を左右の円
弧運動に変換する連結レバー304の右端と回転自在に
連結される。針棒113を上下方向に摺動自在に支持す
る針棒台305は、上端部がミシンフレーム400に回
転自在に支持されている。連結レバー304の下端部と
針棒台305の下端部は、ジグザグ連桿306により連
結され、連結レバー304の下端部の左右の円弧運動を
針棒台305の下端部に伝達する。上記により針棒揺動
用アクチュエータ301の作動により針棒113が左右
方向に駆動される。
なお本実施例では振り予成の針棒揺動機構を示したが、
円弧式など他の針棒揺動機構を用いても良い。
前記ミシンフレーム400は、ミシン1の外形を形成す
る(第3図参照)。このミシンフレーム400は、基台
とされるベース部410、該ベース部410の一端に直
立さぜられた脚柱部420、該脚柱部によって片持状に
支持されたブラケットアーム430および該ブラケット
アーム430の自由端に形成された頭部440から構成
される。
前記ベース部410内には、カマ駆動機構130、布送
り機構200および電気制御装置500が収納されてい
る。前記脚柱部420内にはミシンモータ111、送り
調節用アクチュエータ221および針棒揺動用アクチュ
エータ301等が収納されている。前記ブラケットアー
ム430および前記頭部440内には、縫針駆動機構1
10、天びん機構120、針棒揺動機構300および布
押え機構等が収納されている。
前記脚柱部420の前面の下部には、ミシンモータ11
1の回転速度の調節を行う速度調節つまみ421が設け
られている。該速度調節つまみ421の上方(図示上側
)には布送り機構200による加:[布の送り昂、設定
を行う送り同設定つまみ422が設れられている。該送
りm設定つまみ422の左側(図示左側)隔部には、送
り同設定つまみ422の影響を与えるようにするか(こ
の状態を゛手動″という)、与えないようにするか(こ
の状態を“自動″という)を選択する送り手動−自動切
換スイッチ423が設けられている。送り同設定つまみ
422の上方には、針棒揺動機構300による縫針10
1の振り幅間の設定を行う振り幅設定つまみ424が設
けられている。該振り幅設定つまみ424の左側隔部に
は、振り幅設定つまみ424の影響を与えるようにする
か、与えないようにするかを選択するための振幅手動−
自動切換スイッチ425が設けられている。振り幅設定
つまみ424および振幅手動−自動切換スイッチ425
の上方には、縫い方または縫目模様の選択を行うために
、各模様に対応する模様番号を入力する複数の操作キー
426が設けられている。該操作キー426の上方には
、操作キー426により入力された模様番号を発光ダイ
オード、液晶等により表示する表示装置427が設けら
れている。
前記ブラケットアーム430の正面には、ミシン1の形
成可能な縫い方、縫目模様の形象431が複数表示され
た表示パネル432.433が設けられている。右側の
表示パネル433は、該表示パネル433の下部に設け
られた表示パネル切換レバー434を操作することによ
り、表示パネル433の表示する縫い方、縫目模様の内
容が切換ねるよう設けられている。
前記頭部440の前面の右側下部には、ミシンモータの
起動および停止を指示する起動停止スイッチ441が設
けられている。該起動停止スイッチ441の上方には、
加工布の送り方向を変換し、止め縫い、返し縫いなどバ
ック縫いを指示するリターンスイッチ442が設けられ
ている。該リターンスイッチ442の上方には、ミシン
モータ111の停止時に、縫針101を上方位置で停止
させるか、下方位置で停止させるかの設定を行う針位置
切換スイッチ443が設けられている。該針位置切換ス
イッチ443の上方には、針位置切換スイッチ443の
設定状態を発光ダイオード等の点灯により表示する針停
止位置表示ランプ444が設けられている。
つぎに上記の如き構成されたミシン1を制御する電気制
御装置500を第1図に示すブロック図に基づき説明す
る。
電気制御装置500は、模様選択装置510、アドレス
カウンタ520、縫目データ発生装置530、返し縫い
送りデータ発生装置540、マルチプレクサ550、ア
クチュエータドライバ560、返し縫い指定装置570
、タイミング信号発生器580、速度検出器590およ
びデータ切換制御装置600に大別される。
前記模様選択装置510は、ブラケットアーム430の
表示パネル432.433に表示された形象431の模
様に対応する模様番号が脚柱部420に設けられた操作
キー426により設定されると、設定された形象4゛3
1の先頭アドレス信号を出力する。また操作者が設定し
た形象431を取消したり、変更したりするときにリセ
ット信号を発生するワンショットマルチバイブレータを
備える。このワンショットマルチバイブレータの出力は
アドレスカウンタ520のPR@子に接続されるオア回
路521の入力側に接続されている。
アドレスカウンタ520は、CK端子に接続されたアン
ド回路522の出力信号の数を模様選択装置510の出
力する先頭アドレスに加算し、加算結果を順次縫目デー
タ発生装置530に向って出力する。
このアンド回路522の入力信号は、下述するタイミン
グ信号発生器580の出力する第1区間用信号F P’
lの出力と、返し縫い指定装置570の出力信号をノッ
ト回路523で反転させた出力とを入力す)1    
   る。またPR端子に接続されるアンド回路521
の入力信号は、前記模様選択装置510のワンショット
マルチバイブレータの出力と、縫目データ発生装置53
0の終端コードを出力するときのみ“旧″とされる出力
信号とを入力し、操作者が設定された形象431を取消
し、変更する際、あるいは模様選択装置510により設
定された形象431が1サイクルする毎にリセットされ
るよう設けられている。
縫目データ発生装置530は、ブラケットアーム430
の表示パネル432および433に表示される形象43
1に対応した縫目模様を形成するための縫目データを記
憶している。この縫目データ発生装置530は、前記ア
ドレスカウンタ520の出力信号を受けるとともに、下
述するタイミング信号発生器580の出力するタイミン
グ信号TPに応じて、操作キー426により設定された
模様番号に対応した縫目模様を形成するための縫目デー
タを出力する。
即ち、縫針101の揺動位置に関する揺動用データSD
と、加工布の送り量および送り方向に関する送り用デー
タDDとからなる縫目データを出力する。
返し縫い送りデータ発生装置540は、布送り機構20
0による加工布の送り方向を逆送り方向とする返し縫い
送りデータBDを出力する。
マルチプレクサ550は、前記縫目データ発生装置53
0の出力する送り用データDDをポートPAに入力する
とともに、前記返し縫い送りデータ発生装置540の出
力する返し縫い送りデータBDをポートPBに入力し、
データ切換制御装置600の出力によりポートPAおよ
びPBの・一方を選択して入力データを出力する。
アクチュエータドライバ560は、縫目データ発生装置
530の出力する揺動用データSDに基づいて針棒揺動
用アクチュエータ301を駆動し、その結果針棒揺動機
構300により縫い針101は、揺動用データSDに応
じた左右方向の位置に設定される。またアクチュエータ
ドライバ560は、マルチプレクサ550の選択出力す
る送り用データDDまたは返し縫い送りデータBDに基
づいて、送り山水平送り機構220の送り調節用アクチ
ュエータ221を駆動し、その結果布送り機構200に
よる加工布の送り量および送り方向は、マルチプレクサ
550の選択出力する送り用データDDまたは返し縫い
送りデータBDに応じた送り量および送り方向とされる
返し縫い指定装置570は、自動復帰型のリターンスイ
ッチ442に関与し上作動し、リターンスイッチ442
を操作者が押圧することにより“Hじ′の返し縫い指示
信号BSを出力する。
タイミング信号発生器580は、縫針101の上下往復
運動の各サイクルの中で送り調節用アクチュエータ22
1の駆動による送り量および送り方向の変更が許可され
る第1の変更区間と、該第1の変更区間後に送り吊およ
び送り方向の変更が許可される第2の変更区間とを設定
する設定手段で、縫針101の軌跡(第5図参照)に対
応した出力信号を発生する。ニードル信号NP(第5図
参照)は、上軸112に設けられた上述の針上下シヤツ
タ−112aの回転位置をフォトカブラ等で検出し、加
工布の送り量および送り方向の変更許可終了位置から縫
針101の揺動位置の変更許可終了位置までの間のみ“
Hじ′の出力とされる。タイミング信号TP(第5図参
照)は、上軸112に設けられた上述のタイミングシャ
ッター112bの回転位置をフォトカブラ等で検出し、
縫針101の振り幅の変更許可開始位置から加工布の送
り量および送り方向の変更許可開始位置までの間のみ“
H1″の出力とされる。
ニードル信号NPが“Low”で、タイミング信号TP
がパ旧″の時、第1の変更区間(第5図参照)とされ、
ニードル信号NPとタイミング信号゛[Pが共に’LO
W”の時、第2の変更区間(第5図参照)とされる。第
1区間変更許可信号FPI  (第5図参照)は、上軸
112に設けられた上述の回転シャッター112Cに設
けられたスリットの位置をフォトカブラ等で検出し、第
1の変更区間の最終位置で“旧″の出力とされる。第2
区間変更許可信・1        号FP2  (第
5図参照)は、回転シャッター1120の第1区間変更
許可信号FP1の発生用に設けられたスリットの外周ま
たは内周に設けられたスリットの位置をフォトカブラ等
で検出し、第2の変更区間の最終位置で°“Hじ′の出
力とぎちる。
速度検出器590は速度判別手段で、ミシンモータ11
1の回転速度が一定の低速度(例えば第2の変更区間内
で正送り方向から逆送り方向に送り山水平送り機構22
0を設定した場合、設定完了するまでに加工布と送り歯
201とが接触しない低速度)以下とされることにより
“旧゛の低速判別信号LSを出力するよう設けられてい
る。
データ切換制御装置600は、リターンスイッチ442
の操作時点が上述の第1の変更区間および第2の変更区
間にあるかを判別し、その操作時点が第1の変更区間に
あるときに第1の信号、操作時点が第2の変更区間にあ
るときに第2の信号、操作時点が両変更区間内にないと
きに第3の信号を発生する操作時点判別手段である。ま
たデータ切換装置600は、送り方向が逆送り方向に変
化するのを許可する制御手段で、上記返し縫い指定装置
570、タイミング信号発生器580および速度検出器
590の各出力信号を入力し、マルチプレクサ550の
ボートPAとポートPaの切換を行うよう設けられてい
る。
このデータ切換制御装置600の作動を第4図に示すフ
ローヂャートに基づき説明する。
始めに、操作者がリターンスイッチ442を操作して、
返し縫いを指示したか否かを判別すべく、返し縫い指示
信号BSが°“旧”であるか否かの判断を行う(601
”)。NO(返し縫い指示信号BSが“LOW ”の時
)の場合は、操作者が返し縫いを指示していないと判断
し、マルチプレクサ550が送り用データDDを入力す
るボートPAと選択するよう出力しく602)、その後
リターンする。(601)がYES(返し縫い指示信号
BSが“Hじ′の時)の場合は、操作者が返し縫いを指
示していると判断し、次にリターンスイッチ442が操
作された時点が送り調節用アクチュエータ221の変更
の禁止期間であるか許可期間であるかを判別すべく、ニ
ードル信号NPがLow ”であるか否かの判断を行な
う(603)。該(603)がNO(ニードル信号NP
がtl i ”の時)の場合は、リターンスイッチ44
2の操作時点が第1の変更区間および第2の変更区間で
はないと判断しく第3の信号を発生〉、マルチプレクサ
550が送り用データDDを入力するポートPAを選択
するよう出力しく 604 )、その後リターンする。
(603)がYESに−ドル信号NPが’LOW”の時
)の場合は、リターンスイッチ442の操作時点が第1
の変更区間および第2の変更区間であると判別し、つぎ
にリターンスイッチ442の操作時点が第1の変更区間
であるか否かを判別すべく、タイミング信QTPが“■
じ′であるか否かの判断を行なう(605)。該(60
5)がYES(タイミング信号TPが“旧゛′の時)の
場合は、リターンスイッチ442の操作時点が第1の変
更区間であると判断しく第1の信号を発生)、次に布送
り機構200を逆送りに変更して良いか否かを判別すべ
く、第1の変更区間許可信号FPIが“旧”であるか否
かの判断を行う(606)。該(606)がNO(第1
区間変更許可信号FP1がLOW ”の時)の場合は、
布送り機構200を逆送りに変更する変更許可期間内で
はないと判断し、マルチプレクサ550が送り用データ
DDを入力するボートPAを選択するよう出力しく60
7)、その後再び(606)へ進む。(606)がYE
S(第1区間変更許可信号FPIがHじ′の時)の場合
は、布送り機構200を逆送りに変更して良いと判断し
、マルチプレクサ550が返し縫い送りデータBDを入
力するボートP8を選択するよう出力しく608)、布
送り機構200を逆送りに変更する。次に操作者が連続
してリターンスイッチ442を操作して、返し縫いを指
示しているか否かを判別すべく、返し縫い指示信号BS
が“旧″であるか否かの判断を行なう(609)。該(
609)がYES(返し縫い指示信号BSが“旧″の時
)の場合は、操作者が返し縫いを指示していると判断し
、マルチプレクサ550が続いてボートPBを選択する
よう堡 (608)へ進む。(609)がNO(返し縫い指示信
号BSがLOW”の時)の場合は、操作者が返し縫いを
止め、模様選択装置510に設定された縫い方を指示し
たと判断し、リターンする。(605)がNO(タイミ
ング信号TPがLOW ”の時)の場合は、リターンス
イッチ442の操作時点が第2の変更区間であると判断
しく第2の信号を発生)、次に布送り機構200を逆送
りに設定した場合に、設定完了するまでに加工布と送り
歯201とが接触しない低速度であるか否かを判別すべ
く、低速判別信号LSが゛°旧″であるか否かの判断を
行う(610)。
該(610)がNo(低速判別信号LSがLow”の時
)の場合は、布送り機構200を逆送りに設定すると設
定完了するまでに加工布と送り歯201とが接触すると
判断し、(604)へ進む。(610)がYES(低速
判別信号LSが″゛旧゛′の時)の場合は、布送り機構
200を逆送りに設定しても、設定完了するまでに加工
布と送り歯とが接触しないと判断し、次に布送り機構2
00を逆送りに変更して良いか否かを判別すべく、第2
区間変更許可信号FP2が“旧″であるか否かの判断を
行う(611)。該(611)が140(第2区間変更
許可信号FP2が“LOW”の時)の場合は、布送り機
構200を逆送りに変更する変更許可期間内ではないと
判断し、マルチプレクサ550が送り用データDDを入
力するボートPAを選択するよう出力しく612)、そ
の後再び(611)へ進む。(611)がYES(第2
区間変更許可信号FP2がパ旧″の時)の場合は、布送
り機構200を逆送りに変更しても良いと判断し、マル
チプレクサ550が返し縫い送りデータBDを入力する
ボートPBを選択し、布送り機構200を逆送りに変更
するよう(608)へ進む。
つぎに上記実施例の作動を説明する。
図示しない電源が投入され、操作者が操作キー426を
操作することにより、操作者の所望する縫い方または縫
目模様が模様選択装置510に設定される。起動停止ス
イッチ441が操作されると、縫目形成機構100、布
送り機構200、針棒揺動機構300および電気制御装
置500の作動により、模様選択装置510に設定さた
縫い方または縫目模様が加工布に縫製される。
縫製中、操作者により、リターンスイッチ442が操作
されると、アンド回路522の出力がリターンスイッチ
442の押圧されている間゛Low ”の出力とされ、
アドレスカウンタ520が模様選択装置510の出力す
る先頭アドレスに加算するのを停止し、縫目データ発生
装置530の出力内容がロックされる。
イ)リターンスイッチ442の操作された時点が第1の
変更区間内であった場合、 第1の信号が発生し、最初の第1区間変更許可信号FP
Iが“旧″の出力とされることにより、マルチプレクサ
550がボートPBを選択し、布送り機構200の送り
方向が逆送りに設定され、布送り機構200が加工布を
逆方向に送り、返し縫いが行われる。
O)リターンスイッチ442の操作された時点が第2の
変更区間内の場合、 ミシンモータ111の回転速度が、布送り機構200を
逆送りに設定した場合、設定完了するまでに加工布と送
り歯2σ1とが接触しない低速度の時、第2の信号が発
生すると共に速度検出器590の低速判別信号LSがH
じ′とされるため、最初の第2区間変更許可信号FP2
が“旧″の出力とされることにより、マルチプレクサ5
50がボートPBを選択し、布送り機構200の送り方
向が逆送りに設定され、布送り機構200が加:[布を
逆方向に送り、返し縫いが行われる。
ミシンモータ111の回転速度が、布送り機構200を
逆送りに設定した場合、設定完了するまでに加工布と送
り歯201とが接触する速度の時、第2の信号が発生さ
れるが速度検出器590の低速判別信号LSが“Low
”とされるため、布送り機構200を逆送りに変更する
ことが禁止される。
さらに続いてリターンスイッチ442を押圧すると、上
述のイ)の如く、第1の変更区間内とされた時にマルチ
プレクサ550がボートPBを選択し、布送り機構20
0が逆送りに変更され、返し縫いが行われる。
ハ)リターンスイッチ442の操作された時点が、第1
の変更区間および第2の変更区間ではない場合、 第3の信号が発生し、布送り機構200を逆送りに変更
することが禁止される。さらに続いてリターンスイッチ
442が押圧されると、上述のイ)の如く第1の変更区
間内とされた時にマルチプレクサ550がボートPBを
選択し、布送り機構200が逆送りに変更され、返し縫
いが行われる。
リターンスイッチ442が解除されるとアンド回路52
2の出力が再びタイミング信号発生器580の出力信号
に応じて“旧″の出力を発生し、その信号数をリターン
スイッチ442の操作前まで加算された先頭アドレスに
再び加算を行い、加算結果を順次縫目データ発生装置5
30に出力する。この結果、縫目データ発生器@530
のロックが解除されてリターンスイッチ442の操作前
の縫い方または縫目模様の続きがミシン1により加:L
布に11製される。
上記実施例では本発明を、布送り機構に連動してジグザ
グ縫目、縫目模様等を形成する針棒揺動機構を有した家
庭用ミシンに適用した例を示したが、他に工業用ミシン
、針棒揺動機構を有しない直線ミシンなど、手動操作に
より逆送り設定可能な全てのミシンに適用することかで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のミシンの逆送り制御装置の一実施例を
示す電気制御装置のブロック図、第2図はミシンの縫目
形成機構の概略図、第3図はミシンの正面外観図、第4
図ははデータ切換制御装置の作動を説明するためのフO
−ヂャート、第5図はタイムチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ミシンモータにより駆動される主軸の回転に伴い上
    下往復運動を行う縫針と、 その縫針の上下往復運動と調時して加工布に送り運動を
    付与し、その送り方向を正逆両方向の一方に変化させ得
    ると共に送り量を変更し得る送り装置と、 その送り装置の送り方向を逆方向に変化させるために手
    動操作可能な操作体とを備え、 その操作体の操作に関連して逆送り方向に連続した縫目
    を形成するミシンにおいて、 前記縫針の上下往復運動の各サイクルの中で、前記送り
    装置の送り量および送り方向の変更が許可される第1の
    変更区間と、その第1の変更区間後に送り量および送り
    方向の変更が許可される第2の変更区間とを設定する設
    定手段と、 前記操作体の操作時点が前記両変更区間にあるのか否か
    を判別し、その操作時点が前記第1の変更区間にある時
    に第1の信号を、操作時点が前記第2の変更区間にある
    時に第2の信号を、操作時点が両変更区間にない時に第
    3の信号を発生する操作時点判別手段と、 前記ミシンモータの速度が所定の低速度以下か否かを判
    別し、その所定の低速度以下の時に低速判別信号を発生
    する速度判別手段と、 前記第3の信号が発生された時、または前記低速判別信
    号が発生されていない状態にて前記第2の信号が発生さ
    れた時に前記送り装置の送り運動の方向が変化するのを
    禁止し、前記第1の信号が発生された時、または前記第
    2の信号および低速判別信号が共に発生された時に、送
    り方向が逆送り方向に変化するのを許可する制御手段と
    を設けたことを特徴とするミシンの逆送り制御装置。
JP11602585A 1985-05-29 1985-05-29 ミシンの逆送り制御装置 Granted JPS61276590A (ja)

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JPS61276590A true JPS61276590A (ja) 1986-12-06
JPS6363236B2 JPS6363236B2 (ja) 1988-12-06

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