JPS61272220A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPS61272220A
JPS61272220A JP60114267A JP11426785A JPS61272220A JP S61272220 A JPS61272220 A JP S61272220A JP 60114267 A JP60114267 A JP 60114267A JP 11426785 A JP11426785 A JP 11426785A JP S61272220 A JPS61272220 A JP S61272220A
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JP
Japan
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weight
synthetic rubber
isocyanate
rubber latex
unsaturated
Prior art date
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Pending
Application number
JP60114267A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Hosogane
細金 忠幸
Shin Shimazaki
嶋崎 伸
Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成ゴムラテックスよシ形成される皮膜を常
温で硬化させることのできる、ポットライフが長く、作
業性にすぐれ、かつ改良された接着強度を有する硬化性
組成物に関する。
〔従来の技術〕
現在、合成ゴムラテックスを皮膜化し、それを硬化させ
る方法としては、合成ゴムラテックスに多価イソシアナ
ート化合物を添加する方法や合成ゴムラテックスに多価
アジリジン化合物を添加する方法等が知られている。し
かし、合成ゴムラテックスに多価イソシアナート化合物
を添加する方法は、合成ゴムラテックスのポットライフ
が短いという欠点を有し、一方、合成ゴムラテックスに
多価アジリ・ノン化合物を添加する方法は、比較的コス
トが高いという難点を有する。
合成ゴムラテックスからなる接着剤等を室温で硬化させ
て、しかも大巾なコスト上昇を伴なうことなく物性向上
をはかることは、合成ゴムラテックスの用途拡大にとっ
て頗る有用なことである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上述した実情に鑑みて鋭意検討を重ねた
結果、合成ゴムラテックスに、不飽和イソシアナート、
不飽和イソシアナートと共重合可能なモノマー類、およ
び過酸化物を配合した組成物が、合成ゴムラテックスの
皮膜を常温で硬化させることができ、しかもコストが安
く、さらにポットライフが長く、作業性にすぐれ、改良
された接着強度を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、 (1)合成ゴムラテックス、 (2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基と1当
量以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基とを含
む不飽和イソシアナート、(3)上記不飽和イソシアナ
ートと共重合可能なモノマー類、および (4)過酸化物 からなる硬化性組成物に関する。
〔作 用〕
本発明の組成物は、不飽和イツシアナートが不飽和イソ
シアナート中のイソシアナート基で合成ゴムラテックス
を構成するポリマーにグラフトし、次いで生成した(メ
タ)アクリロイル基同志が重合するかあるいは七ツマー
類との間で共重合が行なわれ、それでポリマー同志の架
橋を行なうことによシ硬化するものと推定される。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明において使用される合成ゴムラテックスとしては
、各種の合成ゴムラテックスが使用可能であり、例えば
スチレン−ブタジェン共重合体(SDR)ラテックス、
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体(NBR)ラテ
ックス、クロロプレン(CR)ラテックス、ブチルゴム
(IIR)ラテックス、ポリブタジェン(BR)ラテッ
クス、メチルメタクリレート−ブタジェン共重合体(M
BR)ラテックス、スチレン−ブタジェン−ビニルビリ
ジン共重合体ラテックス、スチレン−イソグレン共重合
体(SIR)ラテックス、ポリインプレン(IR)ラテ
ックスおよびその変性物など一般にラテックスと総称さ
れるものが含まれる。
上記合成ゴムラテックスのうち、本発明においては不飽
和イソシアナートのイソシアナート基と反応する官能基
、例えばヒドロキシル基、カルボキシル基またはその塩
、酸アミド基などの官能基を有する合成ゴムラテックス
が好ましい。
しかし、必ずしも重合体に不飽和イソシアナートのイソ
シアナート基と反応する官能基が含まれていなくてもよ
い。かかる場合には不飽和単量体の乳化重合の際に使用
する界面活性剤あるいは保護コロイドの中に上記の官能
基が含まれていることが望ましい。
また、これらの合成プムラテックスは所望によシ、2種
あるいはそれ以上の混用も可能である。
本発明において使用される不飽和イソシアナートは、1
分子中に1轟量以下のイソシアナート基と1当量以上の
7クリロイル基またはメタクリロイル基〔以下、(メタ
)アクリロイル基と略称する〕を含むものであシ、1例
としては次式で示されるものをあげるととができる。
本発明において、不飽和イソシアナートは、組成物の接
着強度を高め、皮膜の耐水性および耐熱性を向上させる
役割を受は持つものである。
1分子中に1当量よシ多いイソシアナート基を含む不飽
和イソシアナートを使用した場合、または1分子中に1
当量よシ少ない(メタ)アクリロイル基を含む不飽和イ
ソシアナートを使用した場合には、混合後、短時間でグ
ル化する傾向があシ、貯蔵安定性が十分とはいえなくな
る。
不飽和イソシアナートとしては、各種のものが知られて
いるが、実用上からは(メタ)アクリロイル基を含む不
飽和モノアルコールと多価イソシアナート化合物との付
加反応によシ合成されたものを使用することが好ましい
(メタ)アクリロイル基を含む不飽和モノアルコールと
しては、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、トリメチロールプロ
ノぐンジアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリ
メチロールプロパンジメタクリレートなどがあげられる
多価イソシアナート化合物としては、例えば2.4− 
)リレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシ
アナート、2,4−トリレンジイソシアナートと2,6
−トリレンジイソシアナートとの混合物、ジフェニルメ
タンジイソシアナート、1,5−ナ7チレンジイソシア
ナート、パラフェニレンジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、インホロンジイソシアナート、1,
6−へキシリレンジイソシアナート、水素化キシリレン
ジイソシアナート等があげられる。
本発明において使用される不飽和イソシアナートは、多
価イソシアナート化合物1モルに対して、(メタ)アク
リロイル基を含む不飽和モノアルコールを1〜1.8モ
ル、Btu<は1〜1.4モルの範囲内で反応させるこ
とによって製造される。
不飽和イソシアナートの合成は、アクリル駿エステル、
メタクリル酸エステル、スチレン、ビニ4    ルト
ルエンのごとき芳香族ビニル化合物等のモノマー中、酢
酸エチル、メチルエチルケトン、ジオキサン等の溶剤中
、またはジブチル7タレート、ジオクチルフタレート、
フタル酸ジエチルアクリレート等の可塑剤中で多価イソ
シアナート化合物に、(メタ)アクリロイル基を含む不
飽和モノアルコールを滴下して付加反応させる方法がそ
のままモノマー溶液、溶剤溶液または可塑剤溶液として
用いることができるので便利であるが、モノマー、溶剤
または可塑剤を用いずに、多価イソシアナート化合物と
(メタ)アクリロイル基を有する不飽和モノアルコール
を反応させてもよい。この際に3級アミン、錫の有機化
合物等のウレタン化触媒を使用することが好ましい。
本発明において用いられる不飽和イソシアナートは、必
ずしもイソシアナート基と(メタ)アクリロイル基とが
等モルである必要はない。例えば多価イソシアナート1
モルと(メタ)アクリロイルXt−有する不飽和モノア
ルコール1〜1,8モルとの反応によって得られる、1
分子中に1当貴以下のイソシアナート基と1車量以上の
(メタ)アクリロイル基を含むものであればよい。例え
ば(メタ)アクリロイル基を有する不飽和モノアルコー
ルとして2−ヒドロキシエチルメタクリレートを用い、
多価イソシアナート化合物として2,4−トリレンジイ
ソシアナートを用いて反応を行なりた場合を例にとって
みると、欠配のごときモノメタクリレートとジメタクリ
レートの混合物が生成するが、本発明においてはこの混
合物を使用しでもよい。
0) モノメタアクリレート (ロ) ジメタクリレート 上記のようなジメタクリレートを含んだ不飽和イソシア
ナートは、合成ゴムラテックスよシ形成された皮膜の硬
化速度を向上させ、かつ硬化皮膜の硬さや接着強度(特
に耐水接着強度)等の物性を向上させるといった利点を
有するばかシでなく、遊離のイソシアナート基を保護し
て、イソシアナート基と合成ゴムラテックスを構成する
d?’)マーとの反応を増大させるという利点を有する
不飽和イソシアナートの配合量は、組成物の使用目的に
よって異なるので一概には決められないが、一般には合
成ゴムラテックスの固形分(樹脂分)100重量部に対
して3〜200重量部、好ましくは5〜150重量部の
範囲内が適当である。
不飽和イソシアナートの配合量が3重量部未満では、添
加の効果が少なく、また不飽和イソシアナートの配合量
が200重量部より多い場合には、もはや増量による効
果は認められない。
本発明において使用される不飽和イソシアナートと共重
合可能なモノマー類は、特に制限されるものではなく、
併用される合成ゴムラテックスの種類によって、硬、軟
自在のものが用いられる。
実用上好ましい共重合可能なモノマー類としては、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、インプロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、インブ
チルメタクリレート、1−ブチルメタクリレート、2−
エチルへキシルメタクリレート、ノニルメタクリレート
、ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、フェノキシエチルメタクリレート、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2
−エチルへキシルアクリレート、ベンジルアクリレート
、フェノキシエチルアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート、1.6−ヘキサ
ンシオールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、トリメチロールグロパントリアク
リレート等のごとき(メタ)アクリル酸エステル類、ス
チレン、ビニルトルエン等のコトキ芳香族ビニル化合物
があげられる。これらのモノマー類は、2種以上混合し
て使用してもよい。また、モノマー類は、前述のごとく
、不飽和イソシアナートの合成時に予め添加しておいて
もよいし、また硬化性組成物の調製時に添加してもよい
が、不飽和イソシアナートの合成時に予め添加しておく
と、不飽和イソシアナートの合成を容易にし、その貯蔵
安定性を高める点で好ましい。
モノマー類の併用は、不飽和イソシアナートの貯蔵安定
性を高めるばかシではなく、接着強度などの物性を向上
させる利点を有する。
モノマー類の配合量は、合成ゴムラテックスの固形分(
樹脂分)100重量部に対して1〜150重量部、好ま
しくは3〜100重量部の範囲内である。モノマー類の
配合量が1重量部未満では、添加の効果が少なく、一方
、モノマー類の配合量が150重景部上シ多い場合には
、不飽和イソシアナートの配合効果が減殺され、硬化物
の物性向上、例えば接着性の向上が困難となる傾向があ
る。
本発明において使用される過酸化物としては、過酸化水
素を別にすればメチルエチルケトン/’P −オキシド
、シクロヘキサノンノぐ−オキシド、メチルインプ・チ
ルケトンパーオキシド等のケトンノf −オキシド類、
キュメンハイドロパーオキシド、t−プチルハイドロパ
ーオキシド等のハイドロiJ? −オキシド類、t−ブ
チルパーオキシド−2−エチルヘキンエート等のi4−
オキシエステル類、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイ
ルノや−オキシド、2.5−ジクロロベンゾイルパーオ
キシド等のアシルパーオキシド類のごとき有機過酸化物
があげられる。
これらの過酸化物は、単独で使用しても充分な硬化作用
を示し、例えばアシル・や−オキシド類(ベンゾイルパ
ーオキシド)は、不飽和イソシアナートの合成時に、多
価イソシアナートとして芳香族イソシアナートを用いた
場合には、硬化促進剤を併用しなくとも、比較的速やか
に硬化するが、さらに硬化を促進させるためには、有機
過酸化物と硬化促進剤とを併用することが好ましい。例
えば有機過酸化物、特に有機過酸化物としてハイドロノ
母−オキシド類(キュメンハイドロパーオキシド)を用
いる場合には、これとす7テン酸コバルトの硬化促進剤
を併用すると、硬化が促進されるのみならず、ポットラ
イフが長く使用に便利である。
過酸化物の配合量は、合成ゴムラテックスと不飽和イソ
シアナートの固形分(樹脂分)、および共重合可能なモ
ノマー類の総計量100重量部に対して0.1〜10重
量部、好ましくは0.5〜5重景部上範囲内が適当であ
る。過酸化物の配合量が0.1重量部未満では、常温で
の硬化性が不充分となシ、一方、過酸化物の配合量が1
0重量部よシ多い場合には、増量による効果が認められ
ないばかシでなく、コスト高と硬化物の物性低下を招く
という難点を有する。
硬化促進剤を過酸化物と併用する場合、硬化促進剤の使
用量は、合成ゴムラテックスと不飽和インシアチー上の
固形分(樹脂分)、および共重合可能なモノマー類の総
計量100重量部に対して0.01〜10重量部、好ま
しくは0.1〜2重量部であることが望ましい。
本発明の硬化性組成物は、合成ゴムラテックス、不飽和
イソシアナート、共重合可能なモノマー類および過酸化
物を均一に混合することによって調製され、各成分の添
加順序には特に制限はない。
過酸化物を硬化促進剤と併用する場合には、硬化促進剤
を予め不飽和イソシアナートに配合しておいてもよい。
また本発明の硬化性組成物には必要に応じて増量剤を配
合することができる。この増量剤としては小麦粉、澱粉
脱脂大豆粉などを使用できるが、このうち小麦粉、澱粉
類はイソシアナートによって疎水性が付与され、さらに
冷水では糊化せず接着時に加熱によシ糊化、粘稠性とな
るのでよシ好ましい。また本発明の硬化性組成物には充
填剤を配合することもできる。
ン 充填剤としてはフレ、カオリン、タルク、炭酸カルシウ
ムなどの無機質のものの他に、木粉、クルミ穀粉などの
有機質充填剤も用いることができる。
これらの増量剤および/または充填剤の配合割合は硬化
性組成物の使用目的によって異なるが、合成ゴムラテッ
クスに対して0〜200重量%、好ましくは0〜150
重量%が適当である。またこれらの増量剤および充填剤
を単独で使用してもよいし、その数種を混合して使用す
ることも出来る。
更に本発明の硬化性組成物には界面活性剤を同時に使用
することが出来る。界面活性剤の使用は硬化性組成物の
発泡防止またはエマルジョン粒子の沈降防止、使用時の
離型性向上などに効果的である。使用する界面活性剤と
してはアニオン系、ノニオン系のものまたはその両系統
を適当に組み合せたものが有効である。
界面活性剤の配合量は不飽和イソシアナートに対し0.
1〜15重量%が適当である。
更に本発明の硬化性組成物には多価金属の化合物を用い
ることが出来る。この多価金属の化合物   ゛とは第
■〜第■族の金属陽イオン酸化物、水酸化物および無機
酸との塩であり、合成ゴムラテックスの中に含まれる極
性基とイオンないしはキレート反応を生じ、硬化性組成
物の耐水性を向上させる作用を有している。
これらの多価金属の化合物のうち、水溶性のものを硬化
性組成物に多量に添加すると、合成ゴムラテックス中の
重合体が塩析されて、合成ゴムラテックスがこわれやす
い。しだがって添加量を少量にしなければならない。一
方、水に対する溶解度が小さいものは、合成ゴムラテッ
クスに多量に添加でき硬化性組成物の耐水性の向上が期
待されるのみならず、充填剤としても有効であるので使
用することが望ましい。水に不溶の多価金属の化合物は
合成ゴムラテックスを構成する重合体100重量部あた
シ、1〜400重1部、好ましくは5〜200重量部添
加される。
更に本発明の硬化性組成物には酸類を配合することが出
来る。この酸類としては有機酸、無機酸など通常の酸の
他に水に溶解した際に酸性を示す塩類など系の−を低下
させるものはいずれも好ましいが、その中でもオキシカ
ル?ン酸が最も好ましい。
本発明の硬化性組成物に有機酸あるいは無機酸を配合す
ることによシ耐水性が向上し、耐水性の経時変化が少な
くなシ、さらに粘度が安定になシ、グル化が起シ難くな
る。従って本発明の硬化性組成物の使用時間を延長する
ことが出来る。これらは単独で用いることもまた2種以
上混合して用いることも可能である。
酸類の配合量はわずかでもそれなりの効果を出せるが、
特に著しい効果としては硬化性組成物の−が2,0〜2
.5程度とする量で得られる。
更に本発明の硬化性組成物には吸湿性の大きい化合物、
例えば潮解性無機塩類、多価アルコール、カルボン酸塩
などを配合することが出来る。このうち吸湿性化合物と
しては潮解性無機塩、多価アルコールが特に適し、その
添加量は水分を含めた硬化性組成物中に占める比率が0
.1〜10重量%であるが特に好適な範囲は0.5〜5
重量%である。
このように硬化性組成物中に吸湿性大なる化合物を添加
することによシ、本発明硬化性組成物を接着剤として用
いた場合、接着剤を被着体に塗布後の接着液の乾燥を遅
延させることができるので現場作業における接着遅れに
よる接着不良を解消できるのみならず接着剤塗布量の減
少、高温接着作業の可能、接着剤濃度の上昇など接着作
業に有益な対策を講することが可能である。
更に本発明の硬化性組成物には必要に応じてポリマー類
、発色剤、消泡剤、防かび剤々ど、その他の添加剤を配
合してもよい。
本発明の硬化性組成物は、基材ヘライニング、スプレー
およびロールによるコーティングなどの手段によシ施工
されるが、実際の使用にあたっては、基材ヘロールによ
って塗装することが好ましい。当然のことながら合成ゴ
ムラテックスに過酸化物を添加し、不飽和イソシアナー
トとモノマー類の混合物に必要に応じて硬化促進剤を添
加しておき、双頭のスプレーガンを用いてこれらの各成
分を塗装してもよい。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
合成例1 不飽和イソシアナート(5)の合成 攪拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還流コンデ
ンサーを付したILの化パラプルフラスコに、2.4−
 トリレンジイワシアナー)174p(1モル)、メチ
ルメタクリレ−)153%を仕込み、乾燥空気中で2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート173P(1,2モ
ル、ノブチル錫ジラウレー) 0.3 P、バラベンゾ
キノン0.07 ?を含む)を滴下した。滴下に伴なっ
て昇温するので、60℃に達したならば冷却し、以後そ
の温度を保った。
滴下終了後、3時間60℃で反応させると、赤外分析の
結果、遊離の水酸基は消失したものと判断された。
淡黄褐色、粘度1.4ポイズの不飽和イソシアナート(
4)(メチルメタクリレート3o、6重量%溶液)が得
られた。得られた不飽和イソシアナート(4)は、イソ
シアナート基を0゜8当量、メタクリロイル基を12蟲
量含むものであった。
合成例2 不飽和イソシアナート(B)の合成 攪拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還流コンデ
ンサーを付した1tのセパラブルフラスコに、インホロ
ンノインシアナー)222g−(1モル)、2−エチル
へキシルメタクリレート1361、ジプチル錫ジラウレ
ート0.4F、バラベンゾキノン0.04iを仕込み、
2−ヒドロキシエチルアクリレート15254(1,4
モル)を滴下した。
温度を60℃に保ち、滴下終了後、3時間、同温度で反
応させると、赤外分析の結果、遊離のヒドロキシル基は
消失したものと判定された。
淡黄褐色、粘度2,4ポイズの不飽和イソシアナート(
B)(2−エチルへキシルメタクリレート含量27重量
%)が得られた。得られた不飽和イソシアナート(B)
は、イソシアナート基を0.6当量、アクリロイル基を
1.4当量含むものであった。
合成例3 不飽和イソシアナート(C)の合成 攪拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還流コンデ
ンサーを付した1tのセパラブルフラスコに、ジフェニ
ルメタンジイソシアナート125P (0,5モル)、
スチレン88Li−を仕込み、乾燥空気中で、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレ−1’ 87 F(0,6モ
ル、ジブチル錫ジラウレート0.2?、バラベンゾキノ
ン0.04 %を含む)を滴下した。
・ 滴下後、60℃で3時間保つと、赤外分析の結果、
遊離の水酸基は消失したものと判断された。
淡赤褐色、粘度2.9ボイズの不飽和イワシアナ−ト(
C) (スチレンを29.3重量%含む)が得られた。
得られた不飽和インシアナー) (C)は、イソシアナ
ート基を0.8当量、メタクリロイル基を1.2当量含
むものであった。
実施例1 変性スチレン・ブタジェン系ラテックス(日本ゼオン■
社製、N1pol LX 451、ラテックス粘度10
0センチポイズ、pH7,5、平均粒子径0.12μ、
全固形分50%)100重量部にベンゾイルパーオキサ
イド3重量部(50重量% DOP ペースト)を加え
、均一に攪拌混合して、変性スチレンブタジェン系ラテ
ックス(イ)を得た。
不飽和イソシアナート(4)30重量部に促進剤D(昭
和高分子■社製、主成分ゾメチルアニIJン)0.15
部を加え、均−忙攪拌混合したものと変性スチレン・ブ
タジェン系ラテックス(イ)200重量部とを攪拌しな
がら混合した。発泡はみられず、混合物は1夜後に水が
蒸発して表面がグル化したが、内部の水を含んだ部分は
流動性を保っていた。
カバ材を用いての接着試験では常態圧縮せん断力が13
8に9f/d、耐水試験後の圧縮せん断力は82kgf
/dを示した。一方、不飽和イソシアナート(4)を用
いない場合は、常態圧縮せん断力は861 f /ct
l、耐水試験後の圧縮せん断力は29kipf/c+4
であった。
実施例2 変性スチレン・ブタジェン系ラテックス(イ)100重
量部に攪拌し々から不飽和イソシアナートω)20重量
部、促進剤D 0.15重量部を加え、均一になるまで
攪拌した。
得られた組成物を長さ150B、巾25顛、厚さ6薫の
スレート板の端部13n+の長さに塗布し、同寸法のス
レート板を13mの部分のみ重ね合せ、170?の荷重
をのせて圧着した。
3日放置後、引張シせん断試験によシ接着強度を測定し
たところ、40kgf/cdでスレート板本体が切断し
、接着剤部分の強度がスレート板の強度を上廻っていた
。また24時間水中に浸漬後では40に9f/c11で
スレート板が破断した。
一方、不飽和イソシアナートCB)を用いずに変性スチ
レン・ブタジェン系ラテックス0)単独の場合は24時
間水中に浸漬後では18#f/eIlでスレート破断は
起らなかった。
実施例3 変性スチレン・ブタジェン系ラテックス(日本ゼオン■
社製、Ntpol LX 430、ラテックス粘度11
0センチポイズ、pH6,0、平均粒子径0.15μ、
全固形分49%)100重量部に炭酸カルシウム(日東
粉化■社製、NS、−100、平均粒子径2.12μ)
20重量部、ベンゾイルパーオキサイド3重量部(50
重量%DOP−<−スト)を加え均一に攪拌混合して、
変性スチレン・ブタジェン系ラテックス(ロ)を得た。
不飽和イソシアナート働25重量部に促進剤00113
重量部を加え、均一に攪拌混合したものと変性スチレン
・ブタジェン系ラテックス(ロ)100重量部とを攪拌
しながら混合した。
カバ材を用いての接着試験では常態圧縮せん断力が13
5klJf/cPl、耐水試験後の圧縮せん断力は85
kgf/cdを示した。一方、不飽和イワシアナー) 
(C)を用いない場合は常態圧縮せん断力は81kgf
/crl、耐水試験後の圧縮せん断力は10klFf、
に−以下であった。
実施例4 変性アクリロニトリル・ブタジェン系ラテックス(日本
ゼオン■社製、N−1pol LX 511、ラテック
ス粘度15センチIイズ、pH7,5、平均粒子径0.
17μ、全固形分46%)1oo重量部に炭酸カルシウ
ム(日東粉化■社製−1NS−100.平均粒子径2.
12μ〕25重量部、ベンゾイルパーオキサイド3重量
部(50重置部DOPペースト)を加え、均一に攪拌混
合して、変性アクリロニトリル・ブタジェン系ラテック
スCつを得た。
不飽和イソシアナート(ト)30重量部に促進剤001
15重量部を加え、均一に攪拌混合したものと変性アク
リロニトリル・ブタジェン系ラテッ夛スC→100重量
部とを攪拌しながら混合した。
カバ材を用いての接着試験では常態圧縮せん断力が12
0に#f/d、耐水試験後の圧縮せん断力80kgf/
dを示した。一方、不飽和イソシアナート■を用いない
場合は常態圧縮せん断力は78’q f/al、耐水試
験後の圧縮せん断力は10に9f/cJ以下であった。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は、水分の存在する間は硬化がほとんど
進行せず、脱水または蒸発によって水分が除かれた段階
で初めて硬化することから、ポットライフが長く、作業
性が良好であシ、また、合成樹脂エマルジョンから形成
された皮膜の硬度を高め、耐溶剤性および耐クリープ性
を向上させると共に、基材との接着性が著しくすぐれて
いるところから、塗料や接着剤として有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成ゴムラテックス、
  2. (2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基と1当
    量以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基とを含
    む不飽和イソシアナート、
  3. (3)上記不飽和イソシアナートと共重合可能なモノマ
    ー類、および
  4. (4)過酸化物、 からなる硬化性組成物。
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