JPS61272225A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPS61272225A
JPS61272225A JP60114266A JP11426685A JPS61272225A JP S61272225 A JPS61272225 A JP S61272225A JP 60114266 A JP60114266 A JP 60114266A JP 11426685 A JP11426685 A JP 11426685A JP S61272225 A JPS61272225 A JP S61272225A
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JP
Japan
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water
weight
isocyanate
parts
peroxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP60114266A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Hosogane
細金 忠幸
Shin Shimazaki
嶋崎 伸
Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水溶性高分子の水溶液よシ形成される皮膜を
常温で硬化させることのできる、ピットライフが長く、
作業性にすぐれ、かつ改良された接着強度を有する硬化
性組成物に関する。
〔従来の技術〕
現在、水溶性高分子の水溶液を皮膜化し、それを硬化さ
せる方法としては、水溶性高分子の水溶液に多価イソシ
アナート化合物を添加する方、法や水溶性高分子の水溶
液に多価アジリジン化合物を添加する方法等が知られて
いる。しかし、水溶性高分子の水溶液に多価イソシアナ
ート化合物を添加する方法は、水溶性高分子の水溶液の
ポットライフが短いという欠点を有し、一方、水溶性高
分子の水溶液に多価アジリジン化合物を添加する方法は
、比較的コストが高いという難点を有する。
水溶性高分子の水溶液からなる接着剤等を室温で硬化さ
せて、しかも大巾なコスト上昇を伴なうことなく物性向
上をはかることは、水溶性高分子の水溶液の用途拡大に
とって頗る有用なことである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上述した実情に鑑みて鋭意検討を重ねた
結果、水溶性高分子の水溶液に、不飽和イソシアナート
単独、あるいはそれと共重合可能なモノマー類の併用、
および過酸化物を配合した組成物が、水溶性高分子の水
溶液の皮膜を常温で硬化させることができ、しかもコス
トが安く、さらにプツトライフが長く、作業性にすぐれ
、改良された接着強度を有することを見出し、本発明を
完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、 1)  (1)  活性水素を有する水溶性高分子の水
溶液、(2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基
と1轟量以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基
とを含む不飽和イソシアナート、 (3)過酸化物 からなる硬化性組成物、並びに 2) (1)  活性水素を有する水溶性高分子の水溶
液、(2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基と
1轟量以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基と
を含む不飽和イソシアナート、 (3)上記不飽和イソシアナートと共重合可能なモノマ
ー類、および (4)過酸化物 からなる硬化性組成物に関するものである。
〔作 用〕
本発明の組成物は、不飽和イソシアナートが不飽和イソ
シアナート中のイソシアナート基で水溶性高分子の水溶
液を構成するポリマーにグラフトし、次いで生成した(
メタ)アクリロイル基同志が重合するかあるいはモノマ
ー類との間で共重合が行なわれ、それでポリマー同志の
架橋を行なうことによシ硬化するものと推定される。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明において使用される水溶性高分子としては、pv
人(ポリビニルアルコール)又はその変性物、n導体、
CMC(カルがキシメチルセルローズ)、MC(メチル
セルルーズ)、ポリアクリル酸塩、アルギン酸塩、リグ
ニンスル7ホン酸塩から選ばれた1種又は2種以上を任
意に使用できる。しかし本発明においては水溶性高分子
としてPVA又はその変性物、誘導体を使用するのが好
ましい。
本発明において使用される不飽和イソシアナートは、1
分子中に1当量以下のイソシアナート基と1轟量以上の
7クリロイル基またはメタクリロイル基〔以下、(メタ
)アクリロイル基と略称する〕を含むものであシ、1例
としては次式で示されるものをあげることができる。
本発明において、不飽和イソシアナートは、組成物の接
着強度を高め、皮膜の耐水性および耐熱性を向上させる
役割を受は持つものである。
1分子中に1当量より多いイソシアナート基を含む不飽
和イソシアナートを使用した場合、または1分子中に1
轟量よシ少ない(メタ)アクリロイル基を含む不飽和イ
ソシアナートを使用した場合には、混合後、短時間でr
ル化する傾向があシ、貯蔵安定性が十分とはいえなくな
る。
不飽和イソシアナートとしては、各種のものが知られて
いるが、実用上からは(メタ)アクリロイル基を含む不
飽和モノアルコールと多価イソシアナート化合物との付
加反応によシ合成されたものを使用することが好ましい
(メタ)アクリロイル基を含む不飽和モノアルコールと
しては、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、トリメチロールプロ
パンジアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリメ
チロールプロパンジメタクリレートなどがあげられる。
多価イソシアナート化合物としては、例えば2.4− 
)リレンジイソシアナート、2.6− トリレンジイソ
シアナート、 2.4− )リレンジイソシアナートと
2.6− トリレンジイソシアナートとの混合物、ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、1,5−ナフチレンジ
イソシアナート、パラフェニレンジイソシアナート、キ
シリレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナー
ト、1,6−へキサメチレンジイソシアナート、水素化
キシリレンジイソシアナート等があげられる。
本発明において使用される不飽和イソシアナートは、多
価イソシアナート化合物1モルに対して、(メタ)アク
リロイル基を含む不飽和モノアルコールを1〜1.8モ
ル、好ましくは1〜1.4モル(7)範囲内で反応させ
ることによって製造される。
不飽和イソシアナートの合成は、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル、スチレン、ビニルトルエンのご
とき芳香族ビニル化合物等のモノマー中、酢酸エチル、
メチルエチルケトン、ジオキサン等の溶剤中、またはジ
ブチルフタレート、ジオクチルフタレート、フタル酸ジ
エチルアクリレート等の可塑剤中で多価イソシアナート
化合物に、(メタ)アクリロイル基を含む不飽和モノア
ルコールを滴下して付加反応させる方法がそのまま七ツ
マー溶液、溶剤溶液または可塑剤溶液として用いること
ができるので便利であるが、モノマー、溶剤または可塑
剤を用いずに、多価イソシア。
ナート化合物と(メタ)アクリロイル基を有する不飽和
モノアルコールを反応させてもよい。この際に3級アミ
ン、錫の有機化合物等のウレタン化触媒を使用すること
が好ましい。
本発明において用いられる不飽和イソシアナートは、必
ずしもイソシアナート基と(メタ)アクリロイル基とが
等モルである必要はない。例えば多価イソシアナート1
モルと(メタ)アクリロイル基を有する不飽和モノアル
コール1〜1.8モルとの反応によって得られる、1分
子中に1当量以下のイソシアナート基と1当量以上の(
メタ)アクリロイル基を含むものであればよい。例えば
(メタ)アクリ筒イル基を有する不飽和モノアル;−ル
として2−ヒドロキシエチルメタクリレートを用い、多
価イソシアナート化合物として2,4−トリレンジイソ
シアナートを用いて反応を行なりた場合を例にとってみ
ると、次間のごときモノメタクリレートとジメタクリレ
ートの混合物が生成するが、本発明においてはこの混合
物を使用してもよい。
(6) モノメタクリレート (ロ) ジメタクリレート N−C−0−CHN−C−0−CH2−C呻(=(h2
HI+ 上記のようなジメタクリレートを含んだ不飽和イソシア
ナートは、水溶性高分子の水溶液よ多形成された皮膜の
硬化速度を向上させ、かつ硬化皮膜の硬さや接着強度(
特に耐水接着強度)等の物性を向上させるといった利点
を有するばかシでなく、遊離のイソシアナー ト基を保
護して、イソシアナート基と水溶性高分子の水溶液を構
成するポリマーとの反応を増大させるという利点を有す
る。
不飽和イソシアナートの配合量は、組成物の使用目的に
よって異なるので一概には決められないが、一般には水
溶性高分子の水溶液の固形分(樹脂分)100重量部に
対して5〜200重量部、好ましくは10〜150重量
部の範囲内が適当である。不飽和イソシアナートの配合
量が5重量部未満では、添加の効果が少なく、また不飽
和イソシアナートの配合量が200重量部よシ多い場合
には、もはや増量による効果は認められない。
本発明において使用される不飽和イソシアナートと共重
合可能なモノマー類は、特に制限されるものではなく、
併用される水溶性高分子の水溶液の種類によりて、硬、
軟自在のものが用いられる。
実用上好ましい共重合可能なモノマー類としては、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソブチル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、1−ブチルメタクリレート、2−エ
チルへキシルメタクリレート、ノニルメタクリレート、
ベンジルメタクリレート、シクロへキシルメタクリレー
ト、フェノキシエチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、
フェノキシエチルアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、ネオベ
ンチルグリコールゾメタクリレ−1−,1,6−ヘキサ
ンシオールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメク
リレート等のごとき(メタ)アクリル酸エステル類、ス
チレン、ビニルトルエン等のコトキ芳香放ビニル化合物
があげられる。これらのモノマー類は、2種以上混合し
て使用してもよい。また、モノマー類は、前述のごとく
、不飽和イソシアナートの合成時に予め添加しておいて
もよいし、また硬化性組成物の調製時に添加してもよい
が、不飽和イソシアナートの合成時に予め添加しておく
と、不飽和イソシアナートの合成を容易にし、その貯蔵
安定性を高める点で好ましい。
モノマー類の併用は、不飽和イソシアナートの貯蔵安定
性を高めるばかシではなく、接着強度などの物性を向上
させる利点を有する。
モノマー類の配合量は、不飽和イソシアナート100重
量部に対して0〜150重量部、好ましくは0〜100
重量部の範囲内である。イ≠;;ツー キキ〒=呻5モノマー類の配合量が150重量部よシ多
い場合には、不飽和イソシアナートの配合効果が減殺さ
れ、硬化物の物性向上、例えば接着性の向上が困難とな
る傾向がある。
本発明において使用される過酸化物としては、過酸化水
素を別にすればメチルエチルケトンa4−オキシド、シ
クロヘキサノンパーオキシド、メチルイソブチルケトン
I?−オキシド等のケトンパーオキシド類、キュメンハ
イドロバや−オキシド、t−ブチルハイドロパーオキシ
ド等のノ・イドロバ−オキシド類、t−ブチルiJ?−
オキシドー2−エチルヘキソエート等のノや−オキシエ
ステル類、ペンゾイルノや−オキシド、ラウロイルノや
−オキシド、2.5−ジクロロペンゾイルノソーオキシ
ド等のアシルパ−オキシド類のごとき有機過酸化物があ
げられる。
これらの過酸化物は、単独で使用しても充分な硬化作用
を示し、例えばアシルパーオキシド類(ベンゾイルツク
−オキシド)は、不飽和イソシアナートの合成時に、多
価イソシアナートとして芳香族イソシアナートを用いた
場合には、硬化促進剤を併用し力くとも、比較的速やか
に硬化するが、さらに硬化を促進させるためには、有機
過酸化物と硬化促進剤とを併用することが好ましい。例
えば有機過酸化物、特に有機過酸化物としてノ・イドロ
バ−オキシド類(キュメンハイドロA’−オキシド)を
用いる場合には、これとナフテン酸コバルトの硬化促進
剤を併用すると、硬化が促進されるのみならず、ポット
ライフが長く使用に便利である0 過酸化物の配合量は、水溶性高分子の水溶液と不飽和イ
ソシアナートの固形分(樹脂分)、および共重合可能な
モノマー類の総計量100重量部に対して061〜10
重量部、好ましくは0.5〜5重量部の範囲内が適当で
ある。過酸化物の配合量が0.1重量部未満では、常温
での硬化性が不充分となシ、一方、過酸化物の配合量が
10重量部よシ多い場合には、増量による効果が認めら
れないばかシでなく、コスト高と硬化物の物性低下を招
くという難点を有する。
硬化促進剤を過酸化物と併用する場合、硬化促進剤の使
用量は、水溶性高分子の水溶液と不飽和イソシアナート
の固形分(樹脂分)、および共重合可能なモノマー類の
総計量100重量部に対して0.01〜10重量部、好
ましくは0.1〜2重景部であることが望ましい。
本発明の硬化性組成物は、水溶性高分子の水溶液、不飽
和イソシアナート、共重合可能なモノマー類および過酸
化物を均一に混合することによって調製され、各成分の
添加順序には特に制限はない。過酸化物を硬化促進剤と
併用する場合には、硬化促進剤を予め不飽和イソシアナ
ートに配合しておいてもよい゛。
また本発明の硬化性組成物には必要に応じて増量剤を配
合することができる。この増量剤としては小麦粉、澱粉
脱脂大豆粉などを使用できるが、このうち小麦粉、澱粉
類はイソシアナートによって疎水性が付与され、さらに
冷水では糊化せず接着時に加熱によシ糊化、粘稠性とな
るのでよシ好ましい。また本発明の硬化性組成物には充
填剤を配合することもできる。
充填剤としてはりZカオリン、タルク、炭酸カルシウム
などの無機質のものの他に、木粉、クルミ穀粉などの有
機質充填剤も用いることができる。
これらの増量剤および/または充填剤の配合割合は硬化
性組成物の使用目的によって異なるが、水溶性高分子の
水溶液に対して0〜200重量%、好ましくは0〜15
0重量%が適当である。またこれらの増量剤および充填
剤を単独で使用してもよいし、その数種を混合して使用
することも出来る。
更に本発明の硬化性組成物には界面活性剤を同時に使用
することが出来る。界面活性剤の使用は硬化性組成物の
発泡防止またはエマルジョン粒子の沈降防止、使用時の
離型性向上などに効果的である。使用する界面活性剤と
してはアニオン系、ノニオン系のものまたはその両系統
を適当に組み合せたものが有効である。
界面活性剤の配合量は不飽和イソシアナートに対し0.
1〜15重量%が適当である。
更に本発明の硬化性組成物には多価金属の化合物を用い
ることが出来る。この多価金属の化合物とは第■〜第■
族の金属陽イオン酸化物、水酸化物および無機酸との塩
であシ、水溶性高分子の水溶液の中に含まれる極性基と
イオンないしはキレート反応を生じ、硬化性組成物の耐
水性を向上させる作用を有している。
これらの多価金属の化合物のうち、水溶性のものを硬化
性組成物に多量に添加すると、水溶性高分子の水溶液中
の重合体が塩析される恐れがある。
したがって添加量を少量にしなければならない。
一方、水に対する溶解度が小さいものは水溶性高分子の
水溶液に多量に添加でき硬化性組成物の耐水性の向上が
期待されるのみならず、充填剤としても有効であるので
使用することが望ましい。水に不溶の多価金属の化合物
は水溶性高分子6水溶液を構成する重合体100重量部
あたシ、1〜400重景部、部上しくは5〜200重量
部添加される。
更に本発明の硬化性組成物には酸類を配合することが出
来る。この酸類としては有機酸、無機酸など通常の酸の
他に水に溶解した際に酸性を示す塩類など系の−を低下
させるものはいずれも好ましいが、その中でもオキシカ
ルボン酸が最も好ましい。
本発明の硬化性組成物に有機酸あるいは無機酸を配合す
ることによシ耐水性が向上し、耐水性の経時変化が少な
くなシ、さらに粘度が安定になり、グル化が起シ難くな
る。従って本発明の硬化性組成物の使用時間を延長する
こ、とが出来る。これらは単独で用いることもまた2種
以上混合して用いることも可能である。
酸類の配合量はわずかでもそれなりの効果を出せるが、
特に著しい効果としては硬化性組成物の−が2.0〜2
.5程度とする量で得られる。
更に本発明の硬化性組成物には吸湿性の大きい化合物、
例えば潮解性無機塩類、多価アルコール、カルボン酸塩
などを配合することが出来る。このうち吸湿性化合物と
しては潮解性無機塩、多価アルコールが特に適し、その
添加量は水分を含めた硬化性組成物中に占める比率が0
.1〜10重畳チであるが特に好適な範囲は0.5〜5
重量%である。
このように硬化性組成物中に吸湿性大なる化合物を添加
することによシ、本発明硬化性組成物を接着剤として用
いた場合、接着剤を被着体に塗布後の接着液の乾燥を遅
延させることができるので現場作業における接着遅れに
よる接着不良を解消できるのみならず接着剤塗布量の減
少、高温接着作業の可能、接着剤濃度の上昇など接着作
業に有益な対策を講することが可能である。
更に本発明の硬化性組成物には必要に応じてポリマー類
、発色剤、消泡剤、防かび剤など、その他の添加剤を配
合してもよい。
本発明の硬化性組成物は、基材ヘライニング、スプレー
およびロールによるコーティングなどの手段によp施工
されるが、実際の使用にあたっては、基材ヘロールによ
って塗装することが好ましい。当然のことながら水溶性
高分子の水溶液に過酸化物を添加し、不飽和イソシアナ
ートとモノマー類の混合物に必要に応じて硬化促進剤を
添加しておき1.双頭のスプレーガンを用いてこれらの
各成分を塗装してもよい。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 不飽和イソ、シアナート(5)の合成 攪拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還流コンデ
ンサーを付した1tのセパラブルフラスコに、2.4−
 )リレンジイソシアナート1741(1モル)、メチ
ルメタクリレ−)153Pを仕込み、乾燥空気中で2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート173 P(1,2
モル、ジブチル錫ジラウレー)0.35’、ノぐラペン
ソキノン0.077を含む)を滴下した。滴下に伴なっ
て昇温するので、60℃に達したならば冷却し、以後そ
の温度を保った。
滴下終了後、3時間60℃で反応させると、赤外分析の
結果、遊離の水酸基は消失したものと判断された。
淡黄褐色、粘度1.4ポイズの不飽和イソシアナ−)(
A)(メチルメタクリレート30.6重量%溶液)が得
られた。得られた不飽和イソシアナート(5)は、イソ
シアナート基を0.8当量、メタクリロイル基を1.2
当量含むものであった。
重合度1,725)15重量部を水85重量部に加熱溶
解し、これにハイテノール08E(第−工業製薬■社製
;アニオン界面活性剤)0;5重量部、ペンゾイルノや
一オキサイド(50% DOPペースト)3重量部を加
え、均一に混合する。この溶液中に不飽和イソシアナー
ト(4)20重量部および促進剤D(昭和高分子■社製
、主成分ジメチルアニリン)0.1重量部を添加して、
5分間攪拌して乳化した。
得られた組成物をカバ材に塗布し、接着試験を行りた。
常態圧縮せん断力が240kgf/i、木破率55%耐
水試験後の圧縮せん断力103に9f/i、耐温水試験
後の圧縮せん断力52kgf/dを示し、接着剤として
優れたものであった。
一方(不飽和イソシアナート(6)を用いず、PVA2
17水溶液のみの使用では常態圧縮せん断力が196 
kit/all、木破率15チ、耐水試験後の圧縮せん
断力881Vf/i、耐温水試験後の圧縮せん断力24
kgf/crlであった。
実施例2 15重量部のPVA 217を水85重量部に加熱溶解
し、これに炭酸カルシウム(日東粉化■社製、N S 
−’100 、平均粒子径2.12μ)50重量部、ハ
イテノール08E 0.5重量部、ベンゾイルパーオキ
サイド(50%DOPペースト)3重量部を加え、均一
に混合する。この組成物(イ)100重量部に不飽和イ
ソシアナート(A)15重量部および促進剤00108
重量部を添加して、5分間攪拌して乳化した。得られた
組成物をカバ材に塗布し、接着試験を行った。常態圧縮
せん断力が223kgf/crI、木破率70%、耐水
試験後の圧縮せん断力は180klilf/ffl、耐
温水試験後の圧縮せん断力は67kPf/dを示した。
一方、不飽和イソシアナート(4)を用いず、組成物0
)のみの使用では常態圧縮せん断力が109kg f 
/crA、木破率5チ、耐水試験後の圧縮せん断力21
1vf/d、耐温水試験後の圧縮せん断力は12kgf
/iであった。
実施例3 不飽和イソシアナート(B)の合成 攪拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還流コンデ
ンサーを付した1tの七ノやラブルフラスコに、イソホ
ロンジイソシアナート222!7−(1モル)、ジブチ
ル錫ジラウレート0.3 P、バラベンゾキノン0.0
4 LI−を仕込み、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト128fi’(1,1モル)を滴下した。
温度を60℃に保ち、滴下終了後、3時間、同温度で反
応させると、赤外分析の結果、遊離のヒドロキシル基は
消失したものと判定された。
淡黄褐色、粘度約180ポイズの不飽和イソシアナート
(B)が得られた。得られた不飽和イソシアナートはイ
ソシアナート基を0. g当量、アクリロイル基を1.
1当景含むものであった。
PVA220(■クラレ社製、けん化度88チ、重合度
2150)12重畳部を水88重量部に加熱溶解し、こ
れにノ・イテノールNF−13(第一工業製薬■社製、
アニオン界面活性剤)0,5重量部、ベンゾイルパーオ
キサイド3重量部を加え、均一に混合する。この溶液に
不飽和ベンゾアナー) (B)25重量部および促進剤
D 0.1重1部を加えて、5分間攪拌して乳合した。
得られた組成物をカバ材に塗布し、接着試験を行った。
常態圧縮せん断力が218kliIf/d、木破率60
%、耐水試験後の圧縮せん断力は105 kl?f/c
rl、耐温水試験後の圧縮せん断力は60kgf/iを
示し、接着剤として優れたものであった。
一方、不飽和イソシアナート(B)を用いず、PVA2
20水溶液のみの使用では常態圧縮せん断力が201k
gf/ci、木破率15%、耐水試験後の圧縮せん断力
は95kgf/crl、耐温水試験後の圧縮せん断力は
25に9f/c+4であった。
実施例4 12重量部のPVA 220を水88重量部に加熱溶解
し、これにカオリンクレー(上屋カオリンエ業■社製、
STカカオンクレー、平均粒子径0.9〜1μ)50重
量部、ハイテノール08E0.5重量部、ヘキサメタ燐
酸ソーダ0.2重量部、ベンゾイルパーオキサイド3重
量部を加え、均一に混合する(組成物(ロ))。この組
成物(ロ)100重量部に不飽和ベンゾアナー)Q3)
20重量部および促進剤D0.1重量部を添加して、5
分間攪拌して乳化した。
得られた組成物をカバ材に塗布し、接着試験を行った。
常態圧縮せん断力が225kgf/、−d、木破率70
チ、耐水試験後の圧縮せん断力は185Iq f/ad
、耐温水試験後の圧縮せん断力は72に#f/dを示し
た。
一方、不飽和イソシアナート(B)を用いず、組成物(
ロ)のみの使用では常態圧縮せん断力が107kg t
 /cd、木破率5チ、耐水試験後の圧縮せん断力22
)gf/i、耐温水試験後の圧縮せん断力は11ky 
f /fflであった。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は、水分の存在する間は硬化がほとんど
進行せず、脱水または蒸発によって水分が除かれた段階
で初めて硬化することから、ポットライフが長く、作業
性が良好であシ、また、水溶性高分子の水溶液から形成
された皮膜の硬度を高め、耐溶剤性および耐クリープ性
を向上させると共に、基材との接着性が著しくすぐれて
いるところから、塗料や接着剤として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(1)活性水素を有する水溶性高分子の水溶液、 (2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基と1当
    量以上のアクリロイル基また はメタクリロイル基とを含む不飽和イソ シアナート、 (3)過酸化物 からなる硬化性組成物。 2)(1)活性水素を有する水溶性高分子の水溶液、 (2)1分子中に1当量以下のイソシアナート基と1当
    量以上のアクリロイル基また はメタクリロイル基とを含む不飽和イソ シアナート、 (3)上記不飽和イソシアナートと共重合可能なモノマ
    ー類、および (4)過酸化物 からなる硬化性組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01113469A (ja) * 1987-10-27 1989-05-02 Showa Highpolymer Co Ltd プライマー
JPH0349312B2 (ja) * 1987-10-27 1991-07-29 Showa Highpolymer

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