JPS61269210A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気ヘッド関し、さらに詳しくは磁気記録媒体
に磁気コアの磁気ギャップを摺接させて情報の記録、再
生ないし消去を行なう磁気ヘッド素子を複数結合して構
成され、前記ヘッド素子を外部誘導ノイズから遮蔽する
シールドカバーを有した磁気ヘッドに関するものであ、
る。

［開示の概要Ｊ 本明細書及び図面は上記の種類の磁気ヘッドにおいて、
シールドカバーを複数の磁気ヘッド素子の内で特定素子
の磁気ギャップに対して左右対称に設ける構造により外
部誘導ノイズの効果的な遮蔽、ヘッドの小型軽量化及び
製造コストの低減を図れるようにした技術を開示するも
のである。

［従来の技術］ 産業上の利用分野で述べた種類の磁気ヘッドの１例とし
てＶＴＲ（ビデオテープレコーダー）用の音声・コント
ロールヘッドと音声消去ヘッドを結合したいわゆるコン
ビネーションヘッドが知られている。

このＶＴＲ用コンビネーシ璽ンヘッドの前述したシール
ドカバーに関わる従来構造は第４図〜第８図に示すよう
になっている。

符号１で示すものは音声争コントロールヘッドであり、
それぞれ正面の磁気テープ摺動面の中央に配置された磁
気コアｌａ、ｌｂの磁気ギャップＧｌ、Ｇ２を不図示の
磁気テープに摺接して音声情報及びコントロール情報の
記録、再生を行なう、また符号２で示すものは音声消去
ヘッドで磁気コア２ａの磁気ギャップＧ３をビデオテー
プに摺接して音声情報の消去を行なう。

音声消去へラド２は第４図に符号４で示す取り付はビス
により音声・コントロールへラドｌの側面に締め付けて
固定され、結合されている。

また符号３で示すものは前述したシールドカバーで上板
３ａ、第５図に斜線で示す両側の側板３ｂ、３ｃ及び背
板３ｄから成り、これらにより両ヘッド１，２の上面、
両ヘッド１．２の結合面に対向する外側面及び背面をカ
バーし、両ヘッド１．２を外部誘導ノイズから遮蔽して
いる。

また符号５，６で示すものはそれぞれ接続端子で各磁気
コアｌａ、ｌｂ、２ａに巻回された不図示のコイルのそ
れぞれの両端が接続されている。

コンビネーションヘッドは第６図〜第８図に示すように
音声・コントロールへッドエの下面で四辺形板上の取り
付はベース７上に固定される。そして取り付はベース７
をその四隅に形成されたビス穴７ａを介して不図示のビ
スによりＶＴＲのコンビネーションヘッドの取り付は部
位に締め付けることによりＶＴＲに取り付けられる。

［発明が解決しようとする問題点］ 丘述したＶＴＲ用コンビネーションヘッドにおいてシー
ルドカバー３により外部誘導ノイズを遮蔽すべきものは
主として音声・コントロールへラドｌである。

ところが上述した従来構造では音声・コントロールへラ
ドｌに対して、第５図に斜線で示すようにシールドカバ
ー３の一方の側板３ｂは音声・コントロールへラドｌの
図中右側面に直接接してカバーしているが、他方の側板
３Ｃは同ヘッドの左側面から離れており、左右がバラン
スしていない。

このため音声・コントロールヘッド１に飛び込む外部誘
導ノイズの左右のバランスがくずれ、第９図に示すよう
に同ヘッドに対するノイズ特性。

いわゆる８の字特性が傾いてしまい、ノイズの最小値の
部分が同ヘッドの磁気コアの磁気ギャップに対してＯｏ
の位置からずれてしまう、またバランスが取れている場
合には左右のノイズが打ち消し合ってピーク値が小さく
なるものが、そうならずにピーク値が大きくなってしま
う、即ち従来構造では専らノイズ遮蔽を必要とする音声
・コントロールへラド１に対して充分効果的に遮蔽が行
なわれていない。

［問題点を解決するための手段〕 上述の問題点を解決するため本発明にあっては上述のよ
うに複数の磁気ヘッド素子を結合して構成され、シール
ドカバーを有する磁気ヘッドにおいて、シールドカバー
を複数のヘッド素子の内で特定素子の磁気ギャップに対
して左右対称に設けた構造を採用した。

［作　用］ 第１図及び第２図に示すＶＴＲ用コンビネーションヘッ
ドの構造において、シールドカバー３の左右の側板３ｂ
、３ｃはともに音声９コントロールへラド１の左右の両
側面に直接接するように設けられており、同ヘッドの正
面の磁気テープ摺動面の中央に配置された磁気コアｌａ
、ｌｂの磁気ギャップＧｌ、Ｇ２に対して左右対称に設
けられている。

このような構造によればノイズ遮蔽に関して左右がバラ
ンスすることにより、音声・コントロールへラド１に飛
び込む外部誘導ノイズの左右がバランスするので、ノイ
ズの最小値の部分を磁気ギャップＧｌ、Ｇ２に対してＯ
ｏの位置にもっていくことができ、同ヘッドに対するノ
イズの飛び込み量を充分小さくすることができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例の詳細を説明する。

第１図、第２図に本発明の実施例によるＶＴＲ用コンビ
ネーションヘッドの正面図及び上面図を示す０両図にお
いて従来例の第４図〜第８図中と同一部分もしくは相当
する部分には同一符号が付してあり、同一部分の詳細な
説明は省略する。

第１図、第２図に示すように本実施例のヘッドも、従来
と同様に音声・コントロールヘッドｌと、その一方の側
面に取り付はビス４で締め付けて結合した音声消去へラ
ド２と、シールドカバー３から構成されているが、シー
ルドカバー３の構造が、従来と異なっている。

すなわち、シールドカバー３の上板３ａと、音声・コン
トロールへラド１の結合面と対向する側面側の側板３ｂ
は従来と同様であるが、側板３ｂと対向する側板３ｃは
音声φコントロールへラドｌの結合面の側面に直接液し
て、これをカバーし、また背板３ｄは音声・コントロー
ルヘッド！のみの背面をカバーするようになっている。

またシールドカバー３の側板３ｃの中央部には穴３ｅが
形成されており、一方音声消去へラド２の結合側の側面
は穴３ｅに対応する部分２ｂを残して側板３ｃに接する
部分が側板３ｃの厚さに相当する深さ削られている。そ
して音声消去ヘッド２は削り残された部分２ｂを穴３ｅ
へ通して音声・コントロールへラドｌの側面に接し、部
分２ｂを通して取り付はビス４で前記側面に締め付けて
側板３ｃを挟んで結合されている。

以上のような本実施例の構造によれば音声・コントロー
ルへラドｌの両側をカバーするシールドカバー３の側板
３ｂ、３ｃは磁気コアｌａ、ｌｂの磁気ギャップＧ１．
Ｇ２に対して左右対称に設けられている。

このため外部誘導ノイズの遮蔽に関して左右がバランス
するので、これにより音声・コントロールへラド１に飛
び込むノイズの左右がバランスして、同ヘッドのノイズ
特性は第３図に示すようになる。即ち８の字特性の傾き
が無くなり、その指向性をそろえることができ、磁気ギ
ャップＧｌ。

Ｇ２に対して０°の位置にノイズの最小値をもっていく
ことができる。また左右のノイズはバランスして互いに
打ち消し合うことからノイズ量のピーク値も従来の第９
図に比較して小さくなる。

このように本実施例によれば専らノイズ遮蔽を必要とす
る音声・コントロールへラドｌに対して充分効果的にノ
イズ遮蔽を行なえ、同ヘッドに対するノイズ飛び込み量
を低減できる。

又本実施例によればシールドカバー３の側板３Ｃの板厚
の分だけヘッド全体の横幅を小さくできる。さらに従来
に比較してシールドカバー３のカバー面積が音声中消去
へラド２の背面の分小さくなるため、その分力バー材料
が少なくて済み、材料費を節減できる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数
の磁気ヘッド素子を結合して構成される磁気ヘッドにお
いてシールドカバーを前記ヘッド素子の内で専ら外部誘
導ノイズ遮蔽を特徴とする特定のヘッド素子の磁気ギャ
ップに対して左右対称に設けることにより、上記特定素
子に対して充分効果的にノイズ遮蔽を行なえ、ヘッドの
特性を向上できる。

またヘッドの小型軽量化及び製造コス゛トの低減を図れ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ本発明の実施例による磁気ヘ
ッドの構造を示す正面図及び上面図、第３図は同ヘッド
のノイズ特性の説明図、第４図。 第５図はそれぞれ従来ヘッドの構造を示す正面図及び上
面図、１６図、第７図及び第８図はそれぞれ取り付はベ
ースに固定した従来ヘッドの斜視図。 上面図及び正面図、第９図は従来ヘッドのノイズ特性の
説明図である。 ｌ・・・音声・コントロールヘット ｌａ、ｌｂ、２ａ−−−磁気コア ２・・・音声消去ヘッド ３・・・シールドカバー ４・・・取り付はビス ０１〜Ｇ３・・・磁気ギャップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気記録媒体に磁気コアの磁気ギャップを摺接させて情
   報の記録、再生ないし消去を行なう磁気ヘッド素子を複
   数結合して構成され、前記ヘッド素子を外部誘導ノイズ
   から遮蔽するシールドカバーを有した磁気ヘッドにおい
   て、前記カバーを前記ヘッド素子の内で特定素子の磁気
   ギャップに対して左右対称に設けたことを特徴とする磁
   気ヘッド。