JPH0721846B2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPH0721846B2
JPH0721846B2 JP60110555A JP11055585A JPH0721846B2 JP H0721846 B2 JPH0721846 B2 JP H0721846B2 JP 60110555 A JP60110555 A JP 60110555A JP 11055585 A JP11055585 A JP 11055585A JP H0721846 B2 JPH0721846 B2 JP H0721846B2
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JP
Japan
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head
magnetic
head element
shield cover
shield
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JP60110555A
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則夫 菊地
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Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気ヘッドに関し、さらに詳しくは、磁気テー
プに磁気コアの磁気ギャップを摺接させて情報の記録ま
たは再生を行なうシールドケースに収納された第1のヘ
ッド素子と、前記情報の消去を可能とし、かつシールド
ケースに収納され、前記磁気テープの走行方向において
前記第1のヘッド素子に結合されて設けられた第2のヘ
ッド素子とを有する磁気ヘッドに関するものである。
[開示の概要] 本明細書及び図面は、上記の種類の磁気ヘッドにおい
て、前記磁気テープの走行方向において、前記第1のヘ
ッド素子の前記磁気ギャップを基準としてほぼ等距離に
配され、前記第1のヘッド素子のみを前記シールドケー
スの上から覆った第1、第2のシールドカバー部材と、
前記第1のヘッド素子の摺接面を除く部分で前記第1、
第2のシールドカバー部材を連結するとともに、前記第
1のヘッド素子の摺接面より突出するよう延設されてい
る第3のシールドカバー部材とを有し、前記第2のヘッ
ド素子は、前記第1、第2のシールドカバー部材のうち
一方を介して前記第1のヘッド素子に固定されている構
成により、外部誘導ノイズの効果的な遮蔽、ヘッドの小
型軽量化、及び製造コストの低減を図れるようにした技
術を開示するものである。
[従来の技術] 産業上の利用分野で述べた種類の磁気ヘッドの1例とし
てVTR(ビデオテープレコーダー)用の音声・コントロ
ールヘッドと音声消去ヘッドを結合したいわゆるコンビ
ネーションヘッドが知られている。
このVTR用コンビネーションヘッドの前述したシールド
カバーに関わる従来構造は第4図〜第8図に示すように
なっている。
符号1で示すものは音声・コントロールヘッドであり、
それぞれ正面の磁気テープ摺動面の中央に配置された磁
気コア1a,1bの磁気ギャップG1,G2を不図示の磁気テープ
に摺接して音声情報及びコントロール情報の記録・再生
を行なう。また符号2で示すものは音声消去ヘッドで磁
気コア2aの磁気ギャップG3をビデオテープに摺接して音
声情報の消去を行なう。
音声消去ヘッド2は第4図に符号4で示す取り付けビス
により音声・コントロールヘッド1の側面に締め付けて
固定され、結合されている。
また符号3で示すものは前述したシールドカバーで上板
3a、第5図に斜線で示す両側の側板3b,3c及び背板3dか
ら成り、これらにより両ヘッド1,2の上面、両ヘッド1,2
の結合面に対向する外側面及び背面をカバーし、両ヘッ
ド1,2を外部誘導ノイズから遮蔽している。
また符号5,6で示すものはそれぞれ接続端子で各磁気コ
ア1a,1b,2aに巻回された不図示のコイルのそれぞれの両
端が接続されている。
コンビネーションヘッドは第6図〜第8図に示すように
音声・コントロールヘッド1の下面で四辺形板上の取り
付けベース7上に固定される。そして取り付けベース7
をその四隅に形成されたビス穴7aを介して不図示のビス
によりVTRのコンビネーションヘッドの取り付け部位に
締め付けることによりVTRに取り付けられる。
[発明が解決しようとする問題点] 上述したVTR用コンビネーションヘッドにおいてシール
ドカバー3により外部誘導ノイズを遮蔽すべきものは主
として音声・コントロールヘッド1である。
ところが上述した従来構造では音声・コントロールヘッ
ド1に対して、第5図に斜線で示すようにシールドカバ
ー3の一方の側板3bは音声・コントロールヘッド1の図
中右側面に直接接してカバーしているが、他方の側板3c
は同ヘッドの左側面から離れており、左右がバランスし
ていない。
このため音声・コントロールヘッド1に飛び込む外部誘
導ノズルの左右のバランスがくずれ、第9図に示すよう
に同ヘッドに対するノイズ特性,いわゆる8の字特性が
傾いてしまい、ノイズの最小値の部分が同ヘッドの磁気
コアの磁気ギャップに対して0゜の位置からずれてしま
う。またバランスが取れている場合には左右のノイズが
打ち消し合ってピーク値が小さくなるものが、そうなら
ずにピーク値が大きくなってしまう。即ち従来構造では
専らノイズ遮蔽を必要とする音声・コントロールヘッド
1に対して充分効果的に遮蔽が行なわれていない。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するため、本発明にあっては、 磁気テープに磁気コアの磁気ギャップを摺接させて情報
の記録または再生を行なうシールドケースに収納された
第1のヘッド素子と、 前記情報の消去を可能とし、かつシールドケースに収納
され、前記磁気テープの走行方向において前記第1のヘ
ッド素子に結合されて設けられた第2のヘッド素子とを
有する磁気ヘッドにおいて、 前記磁気テープの走行方向において、前記第1のヘッド
素子の前記磁気ギャップを基準としてほぼ等距離に配さ
れ、前記第1のヘッド素子のみを前記シールドケースの
上から覆った第1、第2のシールドカバー部材と、 前記第1のヘッド素子の摺接面を除く部分で前記第1、
第2のシールドカバー部材を連結するとともに、前記第
1のヘッド素子の摺接面より突出するよう延設されてい
る第3のシールドカバー部材とを有し、 前記第2のヘッド素子は、前記第1、第2のシールドカ
バー部材のうち一方を介して前記第1のヘッド素子に固
定されている構成を採用した。
[作用] このような構成によれば、第1、第2のヘッド素子がそ
れぞれシールドケースに収納されて最低限のシールドが
施された上で、第1〜第3のシールドカバー部材によ
り、外部誘導ノイズの影響が大きい第1のヘッド素子に
対してシールドが施される。そして、第1のヘッド素子
に対し、第1と第2のシールドカバー部材を磁気テープ
の走行方向において磁気ギャップを基準としてほぼ等距
離で第1のヘッド素子のみをシールドケースの上から覆
うように配することにより、テープ走行方向におけるノ
イズ遮蔽のバランスを良くすることができる。さらに、
第3のシールドカバー部材を第1のヘッド素子の摺接面
より突出するように延設することにより、磁気テープの
幅方向から侵入するノイズを遮蔽し、第1のヘッド素子
が受けるノイズの全体のレベルを小さくすることができ
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例の詳細を説明する。
第1図,第2図に本発明の実施例によるVTR用コンビネ
ーションヘッドの正面図及び上面図を示す。同図におい
て従来例の第4図〜第8図中と同一部分もしくは相当す
る部分には同一符号が付してあり、同一部分の詳細な説
明は省略する。
第1図,第2図に示すように本実施例のヘッドも、従来
と同様に音声・コントロールヘッド1と、その一方の側
面に取り付けビス4で締め付けて結合した音声消去ヘッ
ド2と、シールドカバー3から構成されているが、シー
ルドカバー3の構造が、従来と異なっている。
すなわち、シールドカバー3の上板3aと、音声・コント
ロールヘッド1の結合面と対向する側面側の側板3bは従
来と同様であるが、側板3bと対向する側板3cは音声・コ
ントロールヘッド1の結合面の側面に直接接して、これ
をカバーし、また背板3dは音声・コントロールヘッド1
のみの背面をカバーするようになっている。
またシールドカバー3の側板3cの中央部には穴3eが形成
されており、一方音声消去ヘッド2の結合側の側面は穴
3eに対応する部分2bを残して側板3cに接する部分が側板
3cの厚さに相当する深さ削られている。そして音声消去
ヘッド2は削り残された部分2bを穴3eへ通して音声・コ
ントロールヘッド1の側面に接し、部分2bを通して取り
付けビス4で前記側面に締め付けて側板3cを挟んで結合
されている。
以上のような本実施例の構造によれば音声・コントロー
ルヘッド1の両側をカバーするシールドカバー3の側板
3b,3cは磁気コア1a,1bの磁気ギャップG1,G2に対して左
右対称に設けられている。
このため外部誘導ノイズの遮蔽に関して左右がバランス
するので、これにより音声・コントロールヘッド1に飛
び込むノイズの左右がバランスして、同ヘッドのノイズ
特性は第3図に示すようになる。即ち8の字特性の傾き
が無くなり、その指向性をそろえることができ、磁気ギ
ャップG1,G2に対して0゜の位置にノイズの最小値をも
っていくことができる。また左右のノイズはバランスし
て互いに打ち消し合うことからノイズ量のピーク値も従
来の第9図に比較して小さくなる。
このように本実施例によれば専らノイズ遮蔽を必要とす
る音声・コントロールヘッド1に対して充分効果的にノ
イズ遮蔽を行なえ、同ヘッドに対するノイズ飛び込み量
を低減できる。
又本実施例によればシールドカバー3の側板3cの板厚の
分だけヘッド全体の横幅を小さくできる。さらに従来に
比較してシールドカバー3のカバー面積が音声・消去ヘ
ッド2の背面の分小さくなるため、その分カバー材料が
少なくて済み、材料費を節減できる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、磁気
テープに磁気コアの磁気ギャップを摺接させて情報の記
録または再生を行なうシールドケースに収納された第1
のヘッド素子と、前記情報の消去を可能とし、かつシー
ルドケースに収納され、前記磁気テープの走行方向にお
いて前記第1のヘッド素子に結合されて設けられた第2
のヘッド素子とを有する磁気ヘッドにおいて、第1、第
2のヘッド素子がそれぞれシールドケースに収納されて
最低限のシールドが施された上で、第1〜第3のシール
ドカバー部材により、外部誘導ノイズの影響が大きい第
1のヘッド素子に対してシールドが施され、第1〜第3
のシールドカバー部材の構造により、第1のヘッド素子
に対してテープ走行方向におけるノイズ遮蔽のバランス
を良くすることができるとともに、テープ幅方向から侵
入するノイズを遮蔽し、第1のヘッド素子が受けるノイ
ズの全体のレベルを小さくし、効率よくノイズ遮蔽を行
なうことができる。また、第1〜第3のシールドカバー
部材からなるシールドカバー全体の材料が少なくて済
み、磁気ヘッドの小型軽量化および製造コストの低減を
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ本発明の実施例による磁気ヘ
ッドの構造を示す正面図及び上面図、第3図は同ヘッド
のノイズ特性の説明図、第4図,第5図はそれぞれ従来
ヘッドの構造を示す正面図及び上面図、第6図,第7図
及び第8図はそれぞれ取り付けベースに固定した従来ヘ
ッドの斜視図,上面図及び正面図、第9図は従来ヘッド
のノイズ特性の説明図である。 1……音声・コントロールヘッド 1a,1b,2a……磁気コア 2……音声消去ヘッド 3……シールドカバー 4……取り付けビス G1〜G3……磁気ギャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに磁気コアの磁気ギャップを摺
    接させて情報の記録または再生を行なうシールドケース
    に収納された第1のヘッド素子と、 前記情報の消去を可能とし、かつシールドケースに収納
    され、前記磁気テープの走行方向において前記第1のヘ
    ッド素子に結合されて設けられた第2のヘッド素子とを
    有する磁気ヘッドにおいて、 前記磁気テープの走行方向において、前記第1のヘッド
    素子の前記磁気ギャップを基準としてほぼ等距離に配さ
    れ、前記第1のヘッド素子のみを前記シールドケースの
    上から覆った第1、第2のシールドカバー部材と、 前記第1のヘッド素子の摺接面を除く部分で前記第1、
    第2のシールドカバー部材を連結するとともに、前記第
    1のヘッド素子の摺接面より突出するよう延設されてい
    る第3のシールドカバー部材とを有し、 前記第2のヘッド素子は、前記第1、第2のシールドカ
    バー部材のうち一方を介して前記第1のヘッド素子に固
    定されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】前記第1、第2のシールドカバー部材のう
    ち前記第1、第2のヘッド素子間に配されるシールドカ
    バー部材には穴部が形成され、この穴部に第2のヘッド
    素子に突設された凸部が係合されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘッド。
JP60110555A 1985-05-24 1985-05-24 磁気ヘツド Expired - Lifetime JPH0721846B2 (ja)

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JP60110555A JPH0721846B2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 磁気ヘツド

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JP60110555A JPH0721846B2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 磁気ヘツド

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JPS61269210A JPS61269210A (ja) 1986-11-28
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ID=14538795

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JP60110555A Expired - Lifetime JPH0721846B2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 磁気ヘツド

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Families Citing this family (1)

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JP2005116091A (ja) 2003-10-09 2005-04-28 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘッド装置及び磁気テープ記録再生装置及び磁気ヘッド装置に対する外部誘導磁界の遮蔽方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5336090Y2 (ja) * 1972-12-14 1978-09-04
JPS56119132U (ja) * 1980-02-12 1981-09-11
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JPS5914115U (ja) * 1982-07-13 1984-01-28 ティーディーケイ株式会社 磁気ヘツドブロツク
JPS5914116U (ja) * 1982-07-14 1984-01-28 ティーディーケイ株式会社 磁気ヘツドブロツク

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