JPH07307002A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JPH07307002A
JPH07307002A JP4585891A JP4585891A JPH07307002A JP H07307002 A JPH07307002 A JP H07307002A JP 4585891 A JP4585891 A JP 4585891A JP 4585891 A JP4585891 A JP 4585891A JP H07307002 A JPH07307002 A JP H07307002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
slider
magnetic
head
rear surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4585891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Fukazawa
利彦 深沢
Tomio Ito
富雄 伊藤
Kazufumi Shioiri
和文 塩入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP4585891A priority Critical patent/JPH07307002A/ja
Publication of JPH07307002A publication Critical patent/JPH07307002A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダ兼用ケースの前面側だけでなく、背
面側の磁気シールドも実施して外部磁界による誤動作を
防止する。 【構成】 スライダ兼用ケース1の四側面と、2本のレ
ール3A,3B以外のケース1の前面部分をシールドケ
ース11で覆うとともに、スライダ兼用ケース1の背面
側の要部をシールド部材15で覆うようにして、CRT
等の外部磁界による誤動作を防止した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機の外部記憶
装置として用いられるフロッピーディスク装置用フロッ
ピーヘッド等の用途に使用可能な磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーヘッド等においてはヘ
ッドコアに巻線を施したヘッド本体部をフロッピーディ
スク等の磁気記録媒体に対面するセラミック等のスライ
ダ兼用ケースに設ける構造が知られている。図7は従来
のこの種の磁気ヘッドを示す。この図において、1はセ
ラミック等のスライダ兼用ケース(非磁性材)であり、こ
のスライダ兼用ケース1内に、ヘッドコア2に巻線を施
したヘッド本体部が配置されるようになっている。前記
スライダ兼用ケース1はフロッピーディスク等の磁気記
録媒体に対面する前面に突出した2本のレール(摺接部)
3A,3Bを有し、一方のレール3Aに記録再生ギャッ
プGr及びその両側に位置する消去ギャップGeを形成し
てなるヘッドコア2の先端部が露出している。そして、
スライダ兼用ケース1の四側面にはフェライト等のシー
ルド用環状磁性材4が固着されている。なお、5はこの
ような磁気ヘッドが取り付けられるジンバルである。
【0003】図7の従来例では、スライダ兼用ケース1
の四側面にフェライト等の環状磁性材4を設け、その磁
気シールド効果により磁気ヘッドのS/N(信号対雑音
比)を改善するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、電子
計算機の小型化が益々進み、フロッピーディスク装置内
の磁気ヘッドと電子計算機の表示用CRTの間隔が10
cm以下となる状況が発生してきている。上記図7のごと
き環状磁性材4による磁気シールドだけではCRTより
発生する磁界に起因し、磁気ヘッドに記録再生エラーを
生じる問題が出てきた。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、スライダ兼用
ケースの四側面以外のケース前面側や背面側にも磁気シ
ールド用の磁性材を配置することによりCRT等の外部
磁界による悪影響を防止し、動作の信頼性の向上を図っ
た磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気記録媒体に対面する2本のレールを
有するスライダ兼用ケースの一方のレールにヘッドコア
を配置した磁気ヘッドにおいて、前記スライダ兼用ケー
スの四側面を環状に囲むとともに少なくとも前記2本の
レール間の前記スライダ兼用ケースの前面を覆う如く第
1の磁性材を配設するとともに、前記スライダ兼用ケー
スの背面側を覆う如く第2の磁性材を配設した構成とし
ている。
【0007】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、スライダ兼用
ケースの四側面以外のケース前面側及び背面側をも磁性
材でシールドしているため、CRTに近接配置された場
合等においても外部磁界による悪影響を十分防止可能と
なり、記録再生時のエラーをなくすことができる。さら
に、ケース前面側をシールドする第1の磁性材とケース
背面側をシールドする第2の磁性材とを磁気的に結合す
るように接合すれば、より一層のシールド効果が得られ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る磁気ヘッドの実施例を図
面に従って説明する。
【0009】図1乃至図3は本発明の第1実施例を示
す。これらの図において、セラミック等のスライダ兼用
ケース(非磁性)1の四側面と、2本のレール3A,3B
以外のケース1の前面部分を覆う第1の磁性材としての
シールドケース11と、スライダ兼用ケース1の背面側
の要部を覆う第2の磁性材としてのコ字状シールド部材
15とが使用されている。ここで、シールドケース11
はパーマロイ等で形成され、図3の如く2本のレール3
A,3Bを突出せしめる抜き穴12を有していて、スラ
イダ兼用ケース1の外側に嵌め込まれ、接着剤等で固着
される。前記スライダ兼用ケース1の背面はステンレス
等のジンバル5に取り付けられ、さらにヘッドコア2に
巻線を施したヘッド本体部を背面側よりシールドする如
くパーマロイ等の前記シールド部材15がジンバル5に
固着されている。なお、20はジンバル5が取り付けら
れる保持アーム(キャリッジ)であり、スライダ兼用ケ
ース1及びその内部の構造は図7の従来例と同様であ
る。
【0010】今、シールドケース11及びシールド部材
15の材質がパーマロイでその厚みが0.2mmの場合、
磁気記録媒体走行方向に沿った0.1 Oe平等磁界(20
kHz)中のヘッドが拾う誘起電圧は−55dBVとなり、
スライダ兼用ケース1の四側面のみのシールド構造を持
つ図7の従来例の−47.5dBVに比べ、相当改善さ
れることが分かり、これによりCRT等の外部磁界によ
る誤動作を防止することができる。
【0011】なお、上記第1実施例の場合、シールドケ
ース11及びシールド部材15は相互に直接接合されて
いる訳ではなく、厳密に考えれば両者間の磁気的なギャ
ップの存在により外部磁界の影響が多少磁気ヘッド内部
に及ぶことになる。この点を考慮してさらにシールド特
性の改善を図ったものが図4乃至図6に示す本発明の第
2実施例である。これらの図において、セラミック等の
スライダ兼用ケース(非磁性)1の四側面と、2本のレー
ル3A,3B以外のケース1の前面部分を覆うパーマロ
イ等のシールドケース11と、スライダ兼用ケース1の
背面側の要部を覆うパーマロイ等のコ字状シールド部材
15の端部とは磁気的に結合されている。すなわち、シ
ールド部材15の端部はジンバル5を貫通して前記シー
ルドケース11に部分的に重なり合わされて接合固定
(接着剤等で接着)され、閉磁路を成している。なお、
その他の構成は前述の第1実施例と同様である。
【0012】この第2実施例の場合、前述の第1実施例
と同一測定条件下でヘッドが拾う誘起電圧は−58dB
Vとなり、さらにシールド効果が改善されていることが
分かる。
【0013】なお、上記各実施例では磁性材としてパー
マロイを例示したが、他の材質の磁性材を適宜選択でき
ることは明らかである。また、スライダ兼用ケース1の
背面側を所定幅のシールド部材15でシールドしたが、
背面側も箱状のシールド部材で実質的に隙間なく囲むよ
うにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スライダ兼用ケースの前面側と共に背面側もシールドす
ることにより、外部磁界による誤動作を確実に防止する
ことができる。たとえば、電子計算機のCRTに磁気ヘ
ッドが近接配置される場合であってもCRTの発生する
磁界により誤動作することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの第1実施例を示す一
部を断面とした正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】底面側より見た同斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す一部を断面とした正
面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】底面側より見た同斜視図である。
【図7】従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スライダ兼用ケース 2 ヘッドコア 3A,3B レール 11 シールドケース 15 シールド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に対面する2本のレールを
    有するスライダ兼用ケースの一方のレールにヘッドコア
    を配置した磁気ヘッドにおいて、前記スライダ兼用ケー
    スの四側面を環状に囲むとともに少なくとも前記2本の
    レール間の前記スライダ兼用ケースの前面を覆う如く第
    1の磁性材を配設するとともに、前記スライダ兼用ケー
    スの背面側を覆う如く第2の磁性材を配設したことを特
    徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁性材と第2の磁性材とを磁
    気的に結合させて接合した請求項1記載の磁気ヘッド。
JP4585891A 1991-02-18 1991-02-18 磁気ヘッド Withdrawn JPH07307002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4585891A JPH07307002A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 磁気ヘッド

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JP4585891A JPH07307002A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 磁気ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH07307002A true JPH07307002A (ja) 1995-11-21

Family

ID=12730909

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4585891A Withdrawn JPH07307002A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 磁気ヘッド

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JP (1) JPH07307002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100265502B1 (ko) * 1996-09-04 2000-10-02 가타오카 마사타카 자기헤드의 실드커버 부착구조
US7486485B2 (en) 2004-10-28 2009-02-03 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Perpendicular hard disk drive resistive against external magnetic field

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100265502B1 (ko) * 1996-09-04 2000-10-02 가타오카 마사타카 자기헤드의 실드커버 부착구조
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514