JPH0827912B2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
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- JPH0827912B2 JPH0827912B2 JP21024287A JP21024287A JPH0827912B2 JP H0827912 B2 JPH0827912 B2 JP H0827912B2 JP 21024287 A JP21024287 A JP 21024287A JP 21024287 A JP21024287 A JP 21024287A JP H0827912 B2 JPH0827912 B2 JP H0827912B2
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- head
- magnetic flux
- read
- erase
- flux density
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばフロッピーディスクドライブ用に使
用されているようなリード/ライトヘッドとイレースヘ
ッドを併せ持つ磁気ヘッドに関するものである。
用されているようなリード/ライトヘッドとイレースヘ
ッドを併せ持つ磁気ヘッドに関するものである。
フロッピーディスクドライブ装置(以下、FDD装置と
いう)用磁気ヘッドとして、第1−A図及び第1−B図
に示すようなリード/ライトヘッド1とイレースヘッド
2,2′を一体化した構造を持つ磁気ヘッドが用いられて
いるが、リード動作時にリードデータに対してオフトラ
ックを起こす場合が考えられる。この時イレースヘッド
2,2′がリードデータ上に位置することになり、イレー
スヘッド2,2′がデータを誘導しノイズとしてリード/
ライトヘッド1に与えてしまう。これはFDD装置のリー
ド性能の信頼性を落とす一因となっている。
いう)用磁気ヘッドとして、第1−A図及び第1−B図
に示すようなリード/ライトヘッド1とイレースヘッド
2,2′を一体化した構造を持つ磁気ヘッドが用いられて
いるが、リード動作時にリードデータに対してオフトラ
ックを起こす場合が考えられる。この時イレースヘッド
2,2′がリードデータ上に位置することになり、イレー
スヘッド2,2′がデータを誘導しノイズとしてリード/
ライトヘッド1に与えてしまう。これはFDD装置のリー
ド性能の信頼性を落とす一因となっている。
第2図はデータを記録した媒体32からの影響を示すも
ので、媒体32からの磁束は、ギャップ10によって分離さ
れ、一部はリード/ライトヘッドのコイル7に誘導しノ
イズとなる。
ので、媒体32からの磁束は、ギャップ10によって分離さ
れ、一部はリード/ライトヘッドのコイル7に誘導しノ
イズとなる。
なお、第1−A図、第1−B図及び第2図において3
はリード/ライトヘッドLコア、4はリード/ライトヘ
ッドIコア、5はリード/ライトヘッドバックバー、6
はリード/ライトヘッドギャップ、7はリード/ライト
ヘッドコイル、8,8′はイレースヘッドIコア、9,9′は
イレースヘッドLコア、10,10′はイレースヘッドギャ
ップ、11はイレースヘッドコイルである。
はリード/ライトヘッドLコア、4はリード/ライトヘ
ッドIコア、5はリード/ライトヘッドバックバー、6
はリード/ライトヘッドギャップ、7はリード/ライト
ヘッドコイル、8,8′はイレースヘッドIコア、9,9′は
イレースヘッドLコア、10,10′はイレースヘッドギャ
ップ、11はイレースヘッドコイルである。
上記対策の従来技術としては、イレースヘッドのリー
ド感度を下げるために、コア材料の選択や、磁気記録現
象として一般的なアジマスロス効果を利用した第3図に
示すようなイレースヘッドギャップ10、10′にアジマス
を付したイレースヘッドを採用することなどが行われて
いる。
ド感度を下げるために、コア材料の選択や、磁気記録現
象として一般的なアジマスロス効果を利用した第3図に
示すようなイレースヘッドギャップ10、10′にアジマス
を付したイレースヘッドを採用することなどが行われて
いる。
しかしながら、このようにイレースヘッドにアジマス
を付ける事は、フロッピーディスクドライブ用ヘッドの
製造工程を複雑化し、アジマス角度の管理を必要とする
ばかりでなく、特に3.5インチFDD装置で多く採用されて
いるバルクタイプ磁気ヘッドでは、イレースヘッドギャ
ップにアジマスを付けることが製造上困難なため、更に
高密度化していく場合のネックとなっている。
を付ける事は、フロッピーディスクドライブ用ヘッドの
製造工程を複雑化し、アジマス角度の管理を必要とする
ばかりでなく、特に3.5インチFDD装置で多く採用されて
いるバルクタイプ磁気ヘッドでは、イレースヘッドギャ
ップにアジマスを付けることが製造上困難なため、更に
高密度化していく場合のネックとなっている。
また、これらの従来技術では、イレースヘッドのリー
ド感度は下げることは出来るが完全にノイズ誘導をなく
すことはできない事などの問題点があった。
ド感度は下げることは出来るが完全にノイズ誘導をなく
すことはできない事などの問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、リード/ライトヘッドとイレースヘッドを一体化し
た構造の磁気ヘッドにおいて、前記イレースヘッドのギ
ャップ部にコア本体よりも飽和磁束密度が低く、かつ使
用媒体の発生磁束に対し飽和しない程度の低飽和磁束密
度材を充填して低飽和磁束密度層を形成したものであ
る。
で、リード/ライトヘッドとイレースヘッドを一体化し
た構造の磁気ヘッドにおいて、前記イレースヘッドのギ
ャップ部にコア本体よりも飽和磁束密度が低く、かつ使
用媒体の発生磁束に対し飽和しない程度の低飽和磁束密
度材を充填して低飽和磁束密度層を形成したものであ
る。
なおこの低飽和磁束密度層は、イレースヘッドコアの
媒体面側付き合せ部を研磨加工歪等を利用して磁気的に
劣化させて形成するようにしてもよい。
媒体面側付き合せ部を研磨加工歪等を利用して磁気的に
劣化させて形成するようにしてもよい。
本発明によるイレースヘッドは、イレースヘッド動作
時にイレースコイルによる起磁力によって低飽和磁束密
度層が飽和して磁気的ギャップを形成するため、従来と
同様にイレース動作を行う。
時にイレースコイルによる起磁力によって低飽和磁束密
度層が飽和して磁気的ギャップを形成するため、従来と
同様にイレース動作を行う。
一方リード/ライトヘッドがリード時はオフトラック
を生じてイレースヘッドの下にデータが来ても、媒体か
ら発生する磁束に対して低飽和磁束密度層は飽和せず磁
気的ギャップを形成しないので、イレースヘッドの下に
ある磁束は、全て媒体近傍で短絡し、ノイズとなる磁束
をリード/ライトヘッドに誘導しない。
を生じてイレースヘッドの下にデータが来ても、媒体か
ら発生する磁束に対して低飽和磁束密度層は飽和せず磁
気的ギャップを形成しないので、イレースヘッドの下に
ある磁束は、全て媒体近傍で短絡し、ノイズとなる磁束
をリード/ライトヘッドに誘導しない。
第4図は本発明をFDD装置用ラミネート型ヘッドに適
用した場合の実施例を示すもので、第1−A図及び第1
−B図に示した従来の磁気ヘッドとの相違点は、イレー
スヘッドコア本体28、29には飽和磁束密度が高いフェラ
イト材を用い、ギャップ部には媒体からの発生磁束に対
して飽和しない程度の低飽和磁束密度フェライト30を充
填して低飽和磁束密度層を形成した点である。
用した場合の実施例を示すもので、第1−A図及び第1
−B図に示した従来の磁気ヘッドとの相違点は、イレー
スヘッドコア本体28、29には飽和磁束密度が高いフェラ
イト材を用い、ギャップ部には媒体からの発生磁束に対
して飽和しない程度の低飽和磁束密度フェライト30を充
填して低飽和磁束密度層を形成した点である。
第4図はリード/ライトヘッド21がリード状態で、イ
レースヘッド22の下にデータがある場合を示し、点線矢
印で示している媒体32からの磁束は、低飽和磁束密度材
30がイレースヘッドコア28,29の一部として働くため、
イレースヘッド22の媒体面付近で全て短絡する。
レースヘッド22の下にデータがある場合を示し、点線矢
印で示している媒体32からの磁束は、低飽和磁束密度材
30がイレースヘッドコア28,29の一部として働くため、
イレースヘッド22の媒体面付近で全て短絡する。
したがってイレースヘッド22がリード/ライトヘッド
21に磁束は誘導されず、リード動作時の信頼性を高くし
ている。
21に磁束は誘導されず、リード動作時の信頼性を高くし
ている。
本実施例のイレースヘッドにおけるイレース動作は、
イレースコイル31による起磁力によって低飽和磁束密度
材30が飽和し磁気的ギャップを生じる。これにより磁気
的ギャップからは媒体側に漏れ磁束が生じて従来と同様
イレース動作を行える。
イレースコイル31による起磁力によって低飽和磁束密度
材30が飽和し磁気的ギャップを生じる。これにより磁気
的ギャップからは媒体側に漏れ磁束が生じて従来と同様
イレース動作を行える。
以上述べたように、本発明によればリード動作の信頼
性を落とすノイズの誘導を発生することのないイレース
ヘッドを従来のアジマス付イレースヘッドを使用した構
造のものより容易に提供することができる。
性を落とすノイズの誘導を発生することのないイレース
ヘッドを従来のアジマス付イレースヘッドを使用した構
造のものより容易に提供することができる。
また、アジマス付イレースヘッドを使用したものに適
用すれば、ノイズ誘導の極めて少い磁気ヘッドを提供す
ることができる。
用すれば、ノイズ誘導の極めて少い磁気ヘッドを提供す
ることができる。
第1−A図は従来の磁気ヘッドの構成を示す斜視図、第
1−B図は第1−A図に示す磁気ヘッドの媒体と接触部
の形状を示す平面図、第2図はデータを記録した媒体か
らの影響を示す従来の磁気ヘッドの側面図、第3図は従
来の磁気ヘッドの問題点を示す説明図、第4図は本発明
の実施例の側面図である。 1……リード/ライトヘッド 2,2′……イレースヘッド 3……リード/ライトヘッドLコア 4……リード/ライトヘッドIコア 5……リードライトヘッドバックバー 6……リード/ライトヘッドギャップ 7……リード/ライトヘッドコイル 8,8′……イレースヘッドIコア 9,9′……イレースヘッドLコア 10,10′……イレースヘッドギャップ 11……イレースヘッドコイル 22……クロストークレスイレースヘッド 28……イレースヘッドIコア 29……イレースヘッドLコア 30……低飽和磁束密度材 32……媒体
1−B図は第1−A図に示す磁気ヘッドの媒体と接触部
の形状を示す平面図、第2図はデータを記録した媒体か
らの影響を示す従来の磁気ヘッドの側面図、第3図は従
来の磁気ヘッドの問題点を示す説明図、第4図は本発明
の実施例の側面図である。 1……リード/ライトヘッド 2,2′……イレースヘッド 3……リード/ライトヘッドLコア 4……リード/ライトヘッドIコア 5……リードライトヘッドバックバー 6……リード/ライトヘッドギャップ 7……リード/ライトヘッドコイル 8,8′……イレースヘッドIコア 9,9′……イレースヘッドLコア 10,10′……イレースヘッドギャップ 11……イレースヘッドコイル 22……クロストークレスイレースヘッド 28……イレースヘッドIコア 29……イレースヘッドLコア 30……低飽和磁束密度材 32……媒体
Claims (2)
- 【請求項1】リード/ライトヘッドとイレースヘッドを
一体化した構造の磁気ヘッドにおいて、前記イレースヘ
ッドのギャップ部にコア本体よりも飽和磁束密度が低
く、かつ使用媒体の発生磁束に対し飽和しない程度の低
飽和磁束密度材を充填して低飽和磁束密度層を形成した
ことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】コア本体に高飽和磁束密度フェライトを、
低飽和磁束密度材に低飽和磁束密度フェライトを使用し
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘ
ッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21024287A JPH0827912B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21024287A JPH0827912B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6455715A JPS6455715A (en) | 1989-03-02 |
JPH0827912B2 true JPH0827912B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=16586138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21024287A Expired - Fee Related JPH0827912B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827912B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02249114A (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-04 | Y E Data Inc | 磁気ヘッド |
-
1987
- 1987-08-26 JP JP21024287A patent/JPH0827912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6455715A (en) | 1989-03-02 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |