JPS6126681Y2 - - Google Patents

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JPS6126681Y2
JPS6126681Y2 JP12642781U JP12642781U JPS6126681Y2 JP S6126681 Y2 JPS6126681 Y2 JP S6126681Y2 JP 12642781 U JP12642781 U JP 12642781U JP 12642781 U JP12642781 U JP 12642781U JP S6126681 Y2 JPS6126681 Y2 JP S6126681Y2
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロツクアツプ式自動変速機のロツクア
ツプ制御装置、特にその電子式ロツクアツプ制御
系中におけるギヤ位置信号経路の異常時トルクコ
ンバータのロツクアツプを阻止するようにしたロ
ツクアツプ式自動変速機のロツクアツプ制御装置
に関するものである。
自動変速機はその動力伝達系中にトルクコンバ
ータを具え、このトルクコンバータがその入力要
素(ポンプインペラ)と出力要素(タービンラン
ナ)との間でスリツプを生ずるため、動力伝達効
率が悪いと共に、燃費の儀性を避けられない。そ
こで、トルクコンバータによるトルク増大を必要
とせず、エンジンのトルク変動が問題とならない
比較的高速域において、トルクコンバータの入出
力要素間を直結可能なロツクアツプ式自動変速機
が一部の車両に実用されている。
かかる自動変速機のロツクアツプ制御装置はこ
れを電子式とする場合、通常第1図に示す如くに
構成する。この図中1は車速に対応した車速信号
Vを出力する車速センサ、2は自動変速機の動
力伝達経路を所定の変速比となるよう選択するシ
フトバルブに応動し、ギヤ位置に対応したギヤ位
置信号SGを出力するギヤ位置センサ、3はロツ
クアツプ判定回路、4は変速検知回路、5は
ANDゲート、6は駆動回路、7はロツクアツプ
ソレノイドを夫々示し、ロツクアツプソレノイド
7はその付勢時トルクコンバータを入出力要素間
が直結されたロツクアツプ状態となし、滅勢時ト
ルクコンバータを入出力要素間が直結が解かれた
コンバータ状態になし得るものとする。
ロツクアツプ判定回路3はセンサ1,2からの
車速信号SV及びギヤ位置信号SGを夫々入力さ
れ、これら信号から各ギヤ位置(特定ギヤ位置だ
けの場合もある)において車速がロツクアツプ車
速以上となるロツクアツプ領域でHレベルのロツ
クアツプ許可信号SLをANDゲート5に供給し、
それ以外の領域でロツクアツプ許可信号SLをL
レベルとなす。又、変速検知回路4はセンサ2か
らのギヤ位置信号SGを入力されており、この信
号が自動変速機のギヤ位置変化(変速)にともな
い変化する時、変速の種類に応じた予定時間(変
速に要する時間)だけLレベルのパルス信号SC
をANDゲート5に供給し、変速時以外でこの信
号SCをHレベルに保つ。かくて、ANDゲート5
はロツクアツプ領域での走行中変速が行なわれて
いなければ、回路3からのHレベルのロツクアツ
プ許可信号SLと回路4からのHレベル信号SC
の論理積をとり、Hレベルのロツクアツプ信号S
Luを出力し、このロツクアツプ信号により駆動
回路6を介してロツクアツプソレノイド7を付勢
し、トルクコンバータを所定通りロツクアツプ状
態にすることができる。
そして、ロツクアツプ領域以外での走行中か、
又はロツクアツプ領域でも変速中である場合、
ANDゲート5はその入出力信号SL又はSCがL
レベルであるため、Hレベルのロツクアツプ信号
Luを出力することがなく、ロツクアツプソレ
ノイド7の滅勢によりトルクコンバータを所定通
りコンバータ状態にし、ロツクアツプ車速以下の
低車速域でトルクコンバータのトルク増大機能や
トルク変動吸収機能を有効に利用してスムーズな
走行を可能ならしめると共に、ロツクアツプ状態
のまま変速が行なわれて大きな変速シヨツクが生
ずるのを防止することができる。
しかして、従来のロツクアツプ制御装置におい
ては、センサ2の故障、このセンサとロツクアツ
プ判定回路3及び変速検知回路4との間における
ハーネスの断線、短路、ロツクアツプ判定回路3
及び変速検知回路4の信号入力部の故障等が発生
して、ギヤ位置信号SGが実際のギヤ位置に対応
しなくなつたり、実際には変速中であるにもかか
わらずギヤ位置信号SGが変化しない場合、この
ギヤ位置信号を基にロツクアツプの判定を行なう
回路3がロツクアツプ領域外の走行中にもかかわ
らずロツクアツプ領域での走行中と誤判定して出
力信号SLをHレベルにしたり、ギヤ位置信号SG
の変化を基に変速の検知を行なう回路4が変速中
であるにもかかわらず変速中でないと判断して出
力信号SCをHレベルのままに保つてしまう。前
者のトラブルでは、ロツクアツプ領域外でトルク
コンバータがロツクアツプ状態にされ、トルクコ
ンバータのトルク増大機能及びトルク変動吸収機
能を利用できず、トルク不足から滑らかな走行を
妨げられたり、トルク変動を吸収できないことか
ら車体の振動が誘起され、最悪の場合エンストす
る発生する。又、後者のトラブルでは、トルクコ
ンバータをロツクアツプ状態にしたまま変速が行
なわれることになり、変速シヨツクが大きくなつ
て乗心地の悪化につながる。
本考案は自動変速機の構成上あり得ないような
ギヤ位置信号の入力時、上述したような故障と見
倣して、トルクコンバータがロツクアツプ状態に
されることのないようロツクアツプ式自動変速機
をロツクアツプ制御可能とし、もつて上述した従
来装置の欠点をなくすよう工夫したロツクアツプ
式自動変速機のロツクアツプ制御装置を提供しよ
うとするものである。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明
する。
第2図は本考案一実施例の態様で、ロツクアツ
プ制御糸の基本構成は第1図につき前述したと同
様の構成を踏襲するため、第1図におけると同様
の構成部品を同一符号にて示し、その重複説明を
以下では省略する。
本考案においては、第1図のロツクアツプ制御
装置にレンジセンサ8、ギヤ位置信号異常判別回
路9、遅延タイマ10、ORゲート11、フリツ
プフロツプ回路12、NOTゲート13、駆動回
路14及び異常表示器15を附加し、第1図にお
ける2入力ANDゲート5を3入力ANDゲート1
6に置換える。
レンジセンサ8は自動変速機の駐車(P)レン
ジ、後退走行(R)レンジ、中立(N)レンジ、
自動変速前進走行(D)レンジ、第2速固定前進
走行()レンジ、第1速固定前進走行()レ
ンジ等の各レンジを運転者が手動にて選択可能な
マニユアルバルブに応動し、選択レンジに対応し
たレンジ信号SRを出力する。ギヤ位置信号異常
判別回路9はギヤ位置センサ2からのギヤ位置信
号SG及びレンジセンサ8からのレンジ信号SR
入力され、これら信号でアドレツシングされる例
えば固定メモリ(ROM)とする。このギヤ位置
信号異常判別回路9は入力信号の組合せによりア
ドレツシングされるアドレスのうち、自動変速機
の構成上あり得る入力信号の正常な組合わせに係
わるアドレスには夫々「1」を、又自動変速機の
構成上あり得ない入力信号の異常な組合せに係わ
るアドレスには夫々「0」を予め設定しておき、
入力信号SG,SRから「1」のアドレスが読出さ
れる時Hレベルの正常信号SEを、又「0」のア
ドレスが読出される時Lレベルの異常信号SE
出力するものとする。
なお、入力信号SG,SRの組合わせが異常であ
る例を以下に列挙する。
レンジ信号SRがPレンジ又はNレンジに対
応したものであるのに、ギヤ位置信号SGがシ
フトバルブのアツプシフト位置に対応したもの
である。
レンジ信号SRがRレンジに対応したもので
あるのに、ギヤ位置信号SGがシフトバルブの
アツプシフト位置に対応したものである。
レンジ信号SRがレンジに対応したもので
あるのに、ギヤ位置信号SGが第2速以外のギ
ヤ位置に対応したものである。
レンジ信号SRがレンジに対応したもので
あるのに、ギヤ位置信号SGが第1速以外のギ
ヤ位置に対応したものである。
レンジ信号SRがどのレンジに対応したもの
であつても、ギヤ位置信号SGが1−2シフト
バルブのダウンシフト位置及び2−3シフトバ
ルブのアツプシフト位置に対応したものであ
る。
ギヤ位置信号異常判別回路9はこのようにして
ギヤ位置信号SGが異常かどうかを判別し、正常
であれば出力信号SEをHレベルに、又異常であ
れば出力信号SEをLレベルにする。Hレベルの
正常信号SEはORゲート11を経てフリツプフロ
ツプ回路12のセツト端子Rに供給される。一
方、フリツプフロツプ回路12のセツト端子S
は、エンジン駆動中閉じておくイグニツシヨンス
イツチ17を介し連載バツテリ18に接続し、従
つて当該セツト端子Sにはエンジン駆動中常時H
レベル信号が供給されている。フリツプフロツプ
回路12は、イグニツシヨンスイツチ17の閉に
よりエンジンを駆動させる時、セツト端子Sに供
給されるHレベル信号でセツトされ、出力端子Q
よりHレベル信号を出力し、リセツト端子RにL
レベル信号が入力されない限りこの状態を保つ。
従つて、上述の如くリセツト端子RにHレベル信
号が供給されるギヤ位置信号正常時フリツプフロ
ツプ回路12は出力端子QよりHレベル信号を
ANDゲート16に供給し続ける。これがため
ANDゲート16は他の2入力に供給される前記
の信号SL,SCに応じ第1図につき前述したと同
様のロツクアツプ制御を実行可能である。
なお、この時フリツプフロツプ回路12の出力
端子Qから出力されたHレベル信号はランプや警
報器等の異常表示器15にも向うが、その途中で
NOTゲート13によりLレベルに反転されるた
め、異常表示器15を作動させることはなく、運
転者がギヤ位置信号SGの正常を、つまり該信号
の経路に故障や断線や短路がないことを知ること
ができる。
ところで、かかる故障、断線、短絡でギヤ位置
信号SGが異常になると、回路9が前述した如く
にこれを判別して出力信号SEをLレベルに転ず
る。しかし、この時遅延タイマ10がこの信号レ
ベル変化によるも、一定時間Hレベルの信号SD
を出力してこれをORゲート11の経由でフリツ
プフロツプ回路12のリセツト端子Rに供給する
結果、このフリツプフロツプ回路は上記一定時間
だけ前記のセツト状態を保つ。しかして、上記ト
ラブルによるギヤ位置信号SGの異常はこれがト
ラブルをなくすよう修理しない限り継続すること
から、ORゲート11は上記一定時間経過後両入
力共にLレベルにされることになる結果、Lレベ
ル信号をフリツプフロツプ回路12のリセツト端
子Rに供給するようになる。かくてフリツプフロ
ツプ回路12はリセツトされ、出力端子Qより
ANDゲート16にLレベル信号を供給し、この
ANDゲート16は他の入力信号SL,SCに関係
なくロツクアツプ信号SLuの出力を阻止して、
トルクコンバータのロツクアツプを禁止し、これ
をコンバータ状態に保ち、このロツクアツプ阻止
作動をイグニツシヨンスイツチ17の開によりセ
ツト端子Sへの入力がLレベルとなつた後再びイ
グニツシヨンスイツチ17を閉とするまで、即ち
エンジンを駆動停止後再始動するまで継続させる
ことができる。
なお、この時フリツプフロツプ回路12からの
Lレベル出力信号はNOTゲート13によりHレ
ベルに反転された後駆動回路14を経て異常表示
器15にも供給され、これを作動させて運転者に
ギヤ位置信号SGの異常を、つまり該信号の経路
に故障や断線や短絡があることを知らせることが
できる。
しかして、シフトバルブのハンチングによりこ
れに応動するギヤ位置センサ2がチヤタリングし
たり、外部ノイズがギヤ位置センサ2やその信号
経路に侵入する等して、ギヤ位置信号SGが一時
的に異常になつた場合は、この異常が上記一定時
間以内であるため、これを判別して回路9が一時
的に出力信号SEをLレベルに転じても、この出
力信号が上記一定時間内にHレベルに復帰する結
果、フリツプフロツプ回路12はセツト状態を保
たれ、ロツクアツプの禁止が行なわれることな
く、通常通りのロツクアツプ制御を継続すること
ができる。
かくして本考案のロツクアツプ制御装置は上述
の如く、ギヤ位置信号SGの経路が故障、断線、
短絡等して正常なギヤ位置信号が得られなくな
り、正常なロツクアツプ制御が実行不可能となつ
た時、トルクコンバータがロツクアツプされない
よう構成したから、ロツクアツプ領域以外でトル
クコンバータがロツクアツプされて滑らかな走行
が行なわれなくなつたり、車体が振動したり、或
いはエンストするような不都合をなくせると共
に、トルクコンバータをロツクアツプしたまま変
速が行なわれて大きな変速シヨツクが生ずる不都
合を確実になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロツクアツプ制御装置を示すブ
ロツク線図、第2図は本考案ロツクアツプ制御装
置のブロツク線図である。 1……車速センサ、2……ギヤ位置センサ、3
……ロツクアツプ判定回路、4……変速検知回
路、6……駆動回路、7……ロツクアツプソレノ
イド、8……レンジセンサ、9……ギヤ位置信号
異常判別回路、10……遅延タイマ、11……
ORゲート、12……フリツプフロツプ回路、1
3……NOTゲート、14……駆動回路、15…
…異常表示器、16……ANDゲート、17……
イグニツシヨンスイツチ、18……バツテリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車速信号及びギヤ位置信号を入力し、任意ギヤ
    位置において夫々ロツクアツプ車速以上となるロ
    ツクアツプ領域で、ロツクアツプ信号によりトル
    クコンバータをその入出力要素間が直結されたロ
    ツクアツプ状態となし得るロツクアツプ式自動変
    速機のロツクアツプ制御装置において、自動変速
    機の構成上あり得ないギヤ位置信号の入力時ギヤ
    位置信号が異常と判断するギヤ位置信号異常判別
    回路を設け、この回路から異常信号が一定時間継
    続出力される時前記ロツクアツプ信号の出力を阻
    止するよう構成したことを特徴とするロツクアツ
    プ式自動変速機のロツクアツプ制御装置。
JP12642781U 1981-08-28 1981-08-28 ロツクアツプ式自動変速機のロツクアツプ制御装置 Granted JPS5833855U (ja)

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JP12642781U JPS5833855U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ロツクアツプ式自動変速機のロツクアツプ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5833855U JPS5833855U (ja) 1983-03-05
JPS6126681Y2 true JPS6126681Y2 (ja) 1986-08-09

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ID=29920215

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JP12642781U Granted JPS5833855U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 ロツクアツプ式自動変速機のロツクアツプ制御装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865457U (ja) * 1981-10-26 1983-05-04 富士通テン株式会社 負荷制御回路
JPH0730838B2 (ja) * 1983-06-16 1995-04-10 日産自動車株式会社 無段変速機の制御装置

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JPS5833855U (ja) 1983-03-05

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