JPS61264029A - 接着性被膜付ポリオレフイン系ポリマ−成形物 - Google Patents

接着性被膜付ポリオレフイン系ポリマ−成形物

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JPS61264029A
JPS61264029A JP10458785A JP10458785A JPS61264029A JP S61264029 A JPS61264029 A JP S61264029A JP 10458785 A JP10458785 A JP 10458785A JP 10458785 A JP10458785 A JP 10458785A JP S61264029 A JPS61264029 A JP S61264029A
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JP
Japan
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polymer
solution
polyolefin
adhesive
coating film
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JP10458785A
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English (en)
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Tatsuya Murachi
村知 達也
Shoichi Nakane
中根 正一
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、表面に塗布される塗料、接着剤などの密着力
を強化する接着性被膜を備えたポリオレフィン系ポリマ
ー成形物に関するものである。
(従来の技術) ポリオレフィン系ポリマー、すなわちエチレン−プロピ
レン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)やエチレン−
プロピレン共重合ゴム(EPM)などのポリオレフィン
系加硫ゴムあるいはポリプロピレン(PP)やポリエチ
レン(PE)などのポリオレフィン系合成樹脂は、天然
ゴム(NR)やスチレン−ブタジェン共重合ゴム(SB
R)、ポリブタジェンゴム(BR)、イソブチレン−イ
ソプレン共重合ゴム(I IR) 、ポリクロロプレン
ゴム(CR) 、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
ゴム(NBR)、ポリイソプレンゴム(IR)などの合
成ゴム、あるいはABS樹脂、ポリスチレン樹脂(Ps
i、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂(AS>、
エチレン−酢ビ共重合樹脂(EVA)などの合成樹脂に
比較し、耐候性、耐老化性、耐オゾン性などに卓越した
性能を示すなど、優秀な特徴を備えたポリマーであるた
め、現在では多方面で使用されるようになった。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、−Lili[l!E P DMやE I) 
Mなどのポリオレフィン系加硫ゴムあるいはPP、PR
などのポリオレフィン系合成樹脂は、その分子の主鎖中
に極性基を含まないことから、表面に塗料や接着剤を塗
布しても生じた塗膜が剥離しゃずいという欠点がある。
そのため、これらのポリオレフィン系ポリマーに対する
塗装、あるいはこれらのポリオレフィン系ポリマー同士
の接着や金属などとの接着は困難を極めているのが現状
である。
このような欠点に対しては、従来から数々の対応策が試
みられてはいるが、いまだ満足な解決策が見出されてい
ないのが現状である。
本発明者らは上記ポリオレフィン系ポリマーの接着性に
ついて研究を重ねた結果、同ポリマーおよび各種の塗料
や接着剤に対して充分な密着力を備えた接着性組成物を
見出し、本発明に到達したものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、(11ポリオレフイン系ポリマー
成彫物と、(2)同成形物の表面に塗布形成された、カ
ルボキシル基を含有する主鎖が飽和もしくは部分的に飽
和した炭化水素系ポリマーまたは重合性不飽和基を含□
有するポリマーのいずれか一種からなる被膜と、(3)
同被膜の表面に塗布形成された、分子中に る化合物、アルキルハイポハライドまたは次亜ハロゲン
酸塩の少なくとも一種からなる反応性被膜、とから構成
された接着性被膜付ポリオレフィン系    □ポリマ
ー成形物を案出することにより、」−記問題点の解決を
図ったものである。
(作用) 上記ポリオレフィン系ポリマーからなる成形物の表面に
前記カルボキシル基を含有する主鎖が飽和もしくは部分
的に飽和した炭化水素系ポリマー、または重合性不飽和
基を含有するポリマーのいずれか一種からなる被膜を設
け、さらにその被膜上に、分子中に る化合物、アルキルハイポハライドまたは次亜ハロゲン
酸塩の少なくとも一種からなる反応性被膜を設けること
により、同反応性被膜中のハロゲンにより上記カルボキ
シル基を含有する主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した
炭化水素系ポリマー、または重合性不飽和基を含有する
ポリマーが活性化され、ポリオレフィン系ポリマーおよ
び各種の塗料、接着剤に対して優れた密着力を備えた接
着性被膜が形成される。
(実施例) 以下、上記接着性被膜付ポリオレフィン系ポリマー成形
物の構成につき、詳細に説明する。
まず、カルボキシル基を含有する主鎖が飽和もしくは部
分的に飽和した炭化水素系ポリマーとは、具体的には特
開昭50−7894の製造方法により合成されるポリマ
ー、すなわちリヒングボリマーとハロゲノアルキレンオ
キシドおよび/またはポリエポキシドとを反応させ、得
られたポリマーをモノエポキシドと反応させ、さらにこ
れを有機ポリカルボン酸無水物と反応させることにより
得られるポリマーである。    □ −ト記リビングポリマーとは、共役ジオレラインおよび
/またはビニル化合物と、アルカリ金属または有機アル
カリ金属とを周知の方法により反応さセで得られる分子
両末端にアルカリ金属を備えた分子量500〜1万のジ
アルカリ金属ポリマーである。
また、ハロゲノアルキレンオキシドとはエピクロルヒド
リンなど、一般式 (式中、Xはハロゲン)で表される化合物であり、ポリ
エポキシドとはビスフェノールAのグリシジルエーテル
など、−分子中にエポキシ基を二個以上備えた化合物で
あり、またモノエポキシドとはエチレンオキシドなど、
−分子中に一個のエポキシ基を備えたアルキレンオキシ
1である。
次に、有機ポリカルボン酸無水物とはマレイン酸、コハ
ク酸なとの脂肪族ポリカルボン酸やフタ  。
ル酸、ピロメリット酸などの芳香族ポリカルボン酸ある
いはへキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸など
の無水物である。
」1記例示の組成からなるポリマーは、リビングポリマ
ーとハロゲノアルキレンオキシドおよび/またはポリエ
ポキシドとの割合を適宜選択することにより、その分子
量およびカルボキシル基の導入割合を任意に調節するこ
とができ、しかも得られたポリマーはカルホキシル基を
含有するため、各種の架橋剤と反応させることによって
ゴム状弾性体から硬質樹脂に至るまでの多様な組成物を
製造することができるという特徴を備えている。
次に、重合性不飽和基を備えたポリマーとは具体的には
、特開昭50−7893の製造方法により合成されるポ
リマー、すなわちリビングポリマーとハロゲノアルキレ
ンオキシド′および/またはポリエポキシ1とを反応さ
せ、さらにこれを重合性不飽和基を備えたカルボン酸の
エステルと反応さ一ロることにより得られるポリマーで
ある。
こごで、リビングポリマー、ハロゲノアルキレンオキシ
ドおよびポリエポキシドとは、前記カルボキシル基を含
有する主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系
ポリマーの合成の際に例示したものを使用すればよく、
また重合性不飽和基を備えたカルボン酸のハロゲン化物
またはエステルとは、アクリル酸クロライ1:やメタク
リル酸プロマイl′などのカルボン酸ハライドまたはこ
れらのカルボン酸とメタノール、エタノールなどとのエ
ステルである。
この重合性不飽和基を備えたポリマーは、リビングポリ
マーとハロゲノアルキレンオキシ[−および/またはポ
リエポキシドとの割合を適宜選択することにより、重合
性不飽和基の導入割合を任意に調節することができ、し
かも導入された重合性不飽和基と各種の重合性物質とを
反応させることにより、ゴム状弾性体から硬質樹脂に至
るまでの多様な組成物を製造することができるという特
徴を備えている。
上述のカルボキシル基を含有する主鎖が飽和もしくは部
分的に飽和した炭化水素系ポリマー、または重合性不飽
和基を含有するポリマーのいずれか一種からなる被膜を
前記ポリオレフィン系ポリマー成形物の表面に設けるに
は、これらのポリマーを溶剤で希釈・低粘度化して塗布
すればよい。
このとき使用する溶剤とはn−ヘキサン、シクロヘキシ
ンなどの飽和炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族系炭化水素;塩化エチル、クロロポルム、
四塩化炭素などの塩素系炭化水素;酢酸エステル類;ケ
トン類などから適宜選択された溶剤もしくは二種以」−
の混合溶剤である。
これらの溶剤で希釈する場合、上記両ポリマーのいずれ
を用いる場合であっても、その固形分濃度は30%以下
であることが好ましく、30%を超えると室温で固形分
が析出する虞れがある。
なお、−ト記両ポリマーはいずれも一液型のため可使時
間が非當に長く、溶剤の蒸発により粘度が上昇した場合
は再度溶剤を加えて粘度調整すればよい。また、塗布の
方法としてはなんら特殊の設備は必要なく、ディッピン
グ、スプレー、へヶ塗りなど、通常の塗装方法を用いて
簡単に塗布することができる。
次に、反応性被膜を構成するアルキルハイポハライド−
とは、ノルマル、第二級または第三級のアルキルハイポ
ハライド、とりわけ安定な第三級アルキルのクロライド
、プロマイ1′などである。
具体的には、第三級ブチルハイポクロライ「、第三級ブ
チルハイポプロマイト′、第三級アミルハイポクロライ
ド、第三級アミルハイポブロマイド−などが特に好まし
く、さらにジクロロ、トリクロロもしくはフルオロメチ
ルハイポクロライドなどのようなハロゲン置換されたア
ルキルハイポクロライドを用いてもよい。
ンイミドのようなハロゲン化スクシンイミドやトリクロ
ロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸などのイソ
シアヌル酸ハライド、さらにはジクロロジメチルヒダン
トインのようなハロゲン化ヒダントインを例示すること
ができる。
次に、次亜ハロゲン酸塩の塩はナトリウム、カリうムま
たはカルシウムであって、ハロゲンとは塩素、臭素また
はヨウ素である。
ポリオレフィン系ポリマー成形物の表面に接着性被膜を
形成するには、前記カルボキシル基を含有する主鎖が飽
和もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマー、また
は重合性不飽和基を含有するポリマーのいずれかが塗布
されたポリオレフィン系ポリマー成形物を、−上記アル
ギルハイポハライド、分子中に 化合物または次亜ハロゲン酸塩の少なくとも一種を含む
溶液中に室温で30秒〜数分間ディッピングするか、も
しくは同溶液をスプレー、ハケなどを用いて塗布するだ
けでよい。
この処理によってカルホキシル基を含有する主鎖が飽和
もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリマーまたは重
合性不飽和基を含有するポリマーがハロゲン化され、ポ
リオレフィン系ポリマーや各種塗料、接着剤に対して密
着力に富んだ接着性被膜が形成される。
なお、上記溶液中のアルキルハイポハライドの濃度は溶
剤100重量部に対して1〜100重量部が好ましく、
より好ましくは25〜100重量部であって、1重量部
以下ではほとんど効果がない。また、分子中に 化合物の濃度は溶剤100重量部に対して0.5〜5重
量部である。0.5重量部以下では効果がなく、5重量
部を超えると未反応物が処理表面に析出する虞れがある
。さらに、次亜ハロゲン酸塩溶液中の有効ハロゲン濃度
は、0.01〜6.0%の範囲が好ましく、またギ酸、
酢酸、プロピオン酸、マレイン酸またはフマル酸などの
有機酸を加えてpHを約1.5〜5の範囲にすることに
より、ハロゲン化が一層効果的になる。
次に、アルキルハイポハライドの溶剤としては前記カル
ボキシル基を含有する主鎖が飽和もしくは部分的に飽和
した炭化水素系ポリマーまたは重合性不飽和基を含有す
るポリマーを希釈・低粘度化する際に用いた各種溶剤を
例示することができ、また分子中に た化合物の場合には上記例示の各種溶剤に加えて水を使
用してもよく、さらに次亜ハロゲン酸塩の場合の溶剤は
水である。
なお、前記ポリオレフィン系加硫ゴムには、EPDMや
EPMなど以外にも、これらの特性を失わない範囲の量
でNR,SBR,I IR,CR。
NBRなどのゴム成分、あるいはABS、PS。
PE、PP、EVAなどの樹脂成分を含有したものも含
まれる。また、これらのゴム成分あるいは樹脂成分の含
有量は通常、EPDMやEPMなどの2量以下である。
なお、これらのポリオレフィン系加硫ゴムには通常使用
される配合物、すなわち■加硫剤としてイオウ、モルフ
ォリンジスルフィド、ジクミルパーオキシド、■加硫促
進剤として2−メルカプトベンゾチアゾール、ジメチル
ジチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチウラムジスル
フィド、■老化防止剤・酸化防止剤・オゾン劣化防止剤
としてフェニル−α−ナフチルアミン、2,6−ジーt
−ブチル−p−クレゾール、■充填剤としてカーボンブ
ランク、炭酸マグネシウム、クレー、■可塑剤としてジ
オクチルセバケート、鉱物油などが〔カルボキシル基を
含有する主鎖が飽和もしくは添加されている。
部分的に飽和した炭化水素系ポリマーの調整〕ジエチル
エーテル中でナフタリン/金属リチウム/イソプレン−
2/40/30  (モル比)を反応させてジリチウム
開始剤を調整し、このジリチウム開始剤0.04モルを
用いてブタジェン50gをシクロヘキサン中で重合させ
てリビングポリブタジェン(分子量=1250)を得た
次に、このリヒングボリブタジエン?容液中にエピクロ
ルヒドリンのシクロヘキザン?容t&0.02モル、さ
らにプロピレンオキシドのテトラ上1′ロフラン溶液0
.08モルを加えて一夜放置して反応を完結させた後、
無水フタル酸のテI・ラヒドロフラン溶液0.08モル
を加えて室温で30分、70゛Cで3時間反応させた。
得られた粘稠液に安定剤として2,6−ジーt−ブチル
−p−クレゾールを加え、常法に従ってトルエン−メタ
ノール中で再沈澱精製して平均分子量2800のカルホ
ギシ基含有炭化水素系ポリマーを得た(以下、ポリマー
−Aという)。
〔重合性不飽和基を含有するポリマーの調整〕上記ポリ
マー−Aの調整の際に用いたリビングポリブタジェン(
分子量−1250)の溶液中にヒニルシクロヘキセンジ
エボキシl゛0.02モル、さらにプロピレンオキシド
0.08モルを加えて一夜放置して反応を完結させた後
、メタクリル酸り0ライド0.1モルを加えて室温で5
時間反応させた。得られた低粘度溶液に安定剤として2
.6−ジーt−ブチル−p−クレゾールを加え、常法に
従ってトルエン−メタノール中で再沈澱精製して平均分
子量2600のポリマーを得た(以下、ポリマー−Bと
いう)。
次に、表−1の組成からなるゴム配合物を160°C1
30分間加硫処理してEPDM基材を製造した。
表−1(以下、表中の部は重量部である。)」1記EP
r)Mからなる各基材をそれぞれ前記ポリマー−Aのト
ルエン5%溶液中に1分間ディッピングして室温で30
分間風乾後、下記の実施例=l〜14の溶液中に30秒
間ディッピングして室温で30分間風乾することにより
、その表面に接着性被膜を形成した。
実施例−1 [・ルエン/トリク“ロロイソシアヌル酸−99/1 
(重量比)からなる溶液を調整した。
実施例−2 実施例−1の溶液中のトリクロロイソシアヌル酸に代え
てN−ブロムスクシンイミドを用いた(他は実施例−1
と同し)。
実施例−3 実施例−1の溶液中のトリクロロイソシアヌル酸の量を
半分にしたく他は実施例−1と同じ)。
実施例−4 実施例−1のトリクロロイソシアヌル酸の量を2倍にし
た(他は実施例−1と同じ)。
実施例−5 実施例−1のトリクロロイソシアヌル酸の量を5倍にし
た(他は実施例−1と同じ)。
実施例−6 実施例−1のトリクロロイソシアヌル酸の量を100倍
にした(他は実施例−1と同じ)。
実施例−7 キシレン/第三級ブチルハイポクロライド−75/25
(重量比)からなる溶液を調整した。
実施例−8 キシレン/第三級ブチルハイポクロライド−100/7
5(重量比)からなる溶液を調整した。
実施例−9 キシレン/第三級ブチルハイポクロライド−10015
0(重量比)からなる溶液を調整した。
実施例−10 トルエン/トリクロロイソシアヌル酸/第三級ブチルハ
イポクロライF−99/1/20(重量比)からなる溶
液を調整した。
実施例−11 トルエン/1〜リクロロイソシアヌル酸/第三級ブチル
ハイポクロライド−99/1/30 (重量比)からな
る溶液を調整した。
実施例−12 有効塩素温度約0.4%の次亜塩素酸ナトリウム100
cc中に氷酢酸2ccを加えた水溶液を調整した。
実施例−13 有効塩素温度約0.5%の次亜塩素酸ナトリウム100
cc中に氷酢酸2.5CCを加えた水溶液を調整した。
実施例−14 有効塩素温度約0.5%の次亜塩素酸ナトリウム100
cc中に氷酢酸5 ccを加えた水溶液を調整し、次い
で表−2の組成からなるウレタン配合物を乾燥窒素ガス
中で80’C13時間反応させて得たウレタン塗料をこ
の上に塗布して室温で24時間硬化させた。
次いで、上記ウレタン塗膜の密着力をゴハン目試験によ
り調べた結果、いずれの基材も充分な密着力(100/
+ 00)を示した。
また、上記表−1の組成のEPDMからなる各払祠をそ
れぞれ前記ポリマー−Bのトルエン5%溶液中に1分間
ディッピングして室温で30分間風乾後、上記と同様の
方法で接着性被膜を形成し、次いで上記ウレタン塗料を
この上に塗布して室温で24時間硬化後、その塗膜の密
着力をゴバン目試験により調べた結果、いずれの基材も
充分な密着力(l OO/100)を示した。
以下の比較例−1〜3の組成物は従来、ポリオレフィン
系ポリマー用の下塗剤として用いられているものである
比較例−1 [ベッコゾールJ−534J  (大日本インキ化学工
業製、アマニ油変性長油アルキド樹脂)をミネラルヘー
スで希釈し、さらに乾燥剤としてナフテン酸コバルトを
添加した組成物を調整した。
比較例−2 [オレスターM55−80AJ  (三井東圧製、湿気
硬化型ポリウレタン樹脂)をトルエンで希釈した組成物
を調整した。
比較例−3 [エステルレジン−20] (東洋紡績製、飽和ポリエ
ステル樹脂)をメチルエチルケトンントルエン−1/9
 (重量比)の混合溶剤で希釈した組成物を調整した。
次いで、上記比較例−1〜3の組成物を前記EPDM基
材に塗布し、その上に前記表−2の組成のウレタン塗料
を塗布して24時間硬化後、ゴバン目試験により塗膜の
密着力を調べたが、いずれも全く付着していなかった(
0/100)。
、   次に、本発明の構成を自動車用各種成形物に適
用した使用例につき、説明する。
使用例−1,グラスラン ドアサツシュのウィンドガラスとの摺動部位に使用され
るグラスラン用ポリオレフィン系加硫ゴムは一例として
表−1の組成により構成される。
この組成のEPDM配合物を押出成形後、160℃で3
0分間加硫して自動車用グラスランを製造した。
次に、この成形物をポリマー−Aのトルエン5%溶液中
に1分間ディッピングして室温で30分間風乾後、実施
例−1の溶液中に30秒間ディッピングして室温で30
分間風乾し、接着性被膜を形成した。
次いで′、表−3の組成のウレタン塗料を塗布して室温
でさらに24時間硬化させた。
なお、表−3中のウレタンプレポリマーとは表−4およ
び表−5の組成からなる配合物をそれぞれ乾燥窒素ガス
中で80°C130分間反応さ・l、得られたそれぞれ
のウレタンを100/40(重量比)の割合で混合して
調整したものである。
表−4 表−5 使用例−2,ドアうエザース1リップ 自動車のボディとドアとの隙間をシールするウェザ−ス
トリップは一例として表−6の川底のEPDM配合物を
押出成形後、200°Cで5分間加硫して製造したもの
である。
表−6 次に、このウェザ−ストリップをポリマー−Bのトルエ
ン5%溶液中に1分間ディッピングして室温で30分間
風乾後、実施例−1の溶液中に30秒間ディッピングし
、室温で30分間風乾して接着性被膜を形成した。次に
、表−7の配合物を乾燥窒素ガス中で80℃、3時間反
応さゼ、さらに1.6−ヘキサンジオール24.8部と
ジメチルポルムアミド170部を加えて乾燥窒素ガス中
で80℃、20分間反応させて得たウレタン塗料をその
」二に塗布して24時間硬化させた。
その後、ジメチルシリコーンオイル(10万CSt)の
トルエン5%溶液をこのウレタン塗膜の−1−に塗布し
た。
表−7 使用例−3,静電植毛製品 使用例−1のグラスランにはガラス慴動部位に短繊維に
よる静電植毛加工を施した製品もある。
このグラスランをポリマー−Aのトルエン5%溶液中に
1分間ディッピングして室温で30分間風乾後、実施例
=1の溶液中に30秒間ディッピングして室温で30分
間風乾した。
さらに、表−8の配合物を乾燥窒素ガス中で80°C1
3時間反応させて得たウレタン接着剤をその上に塗布後
、ナイロン66短繊維からなるパイルを静電植毛し、同
ウレタン接着剤を100℃の熱風で3分間硬化して静電
植毛製品を得た。
表−8 次に、使用例−1および3の接着性被膜付成形物の表面
に塗布された塗膜の耐摩耗性につき、以下の方法で試験
を行った。
試験機:  KI型摩耗試験機 試験条件: 摩擦子     ガラス(厚さ 5mm>荷重    
   3kg 摩擦子のサイクル    60回/分 摩擦子のストローク  145mm 成形物を上記試験機に取り付け、既述の条件でその表面
を摩擦した。
その結果、5万回の繰り返し摩擦によっても塗膜の剥離
は見られない、という好結果を得た。
また、使用例−3の接着性被膜付成形物の表面に塗布さ
れた塗膜の耐摩耗性につき、以下の方法で試験を行った
試験機:   往復動式摩耗試験機 試験条件: 摩擦子     ガラス(厚さ 5mm)摩擦子のサイ
クル    60回/分 摩擦子のストローク  145mm 成形物を上記試験機に取り付け、既述の条件でその表面
を摩擦した。
その結果、2万回の繰り返し摩擦によっても塗膜の剥離
は見られない、という好結果を得た。
また、使用例−1〜3の各成形物の追従性につき、18
0度折曲状験を行ったが、いずれも極めて良好な追従性
を示し、ポリオレフィン系加硫ゴムの特性である柔軟性
、屈曲性は何ら損なわれることがなかった。
使用例−4,樹脂モール 自動車ボディの側面に装着されるモールは、ポリエチレ
ンフオームなどを基材とする両面粘着テープを介してボ
ディに取り付けられている。
そこで、表−9の配合からなる塩化ビニル樹脂を170
℃で押出成形してモールを製造し、これを用いて以下の
試験を行った。
表−9 fat第1図に示すように、ポリエチレンの5倍発泡体
からなるテープ3の片面にポリマー−Aのトルエン5%
溶液をスプレー塗布して室温で30分間風乾後、同テー
プ3を実施例−1の溶液中に30秒間ディッピングし、
室温で30分間風乾して接着性被膜4を形成した。
次に、同被膜4上に接着剤5aとしてG−17(コニシ
製、CR系接着剤)を、また他の面には市販の両面テー
プ用アクリル系粘着剤6をそれぞれ塗布して両面粘着テ
ープ7aを調整し、この両面粘着テープ7aを介して塩
化ビニル樹脂製モール2をアクリル塗装鉄板1に貼り付
けた。
(bl上記1a)中の溶液として実施例−2の溶液を用
いた。(他はTelと同じ。) IcI上記fat中の溶液として実施例−10の溶液を
用いた(他は(alと同じ)。□ idl l記ial中の溶液として実施例−12の溶液
を用いた(他はta)と同じ)。
fe1次に、第2図に示すように、ポリエチレンの5倍
発泡体からなるテープ3の片面にポリマー−Bのトルエ
ン5%溶液をスプレー塗布して室温で30分間風乾後、
同テープ3を実施例−1の溶液中に30秒間ディッピン
グし、室温で30分間風乾して接着性被膜4を形成した
。次に、同被膜4上に粘着剤5bとしてダイアナール8
82(三菱レーヨン製、アクリル系粘着剤)を、また他
の面には市販の両面テープ用アクリル系粘着剤6を塗布
して両面粘着テープ7bを調整し、この両面粘着テープ
7bを介して塩化ビニル樹脂製モール2をアクリル塗装
鉄板1に貼付けた。
(fl上記(al中の溶液として実施例−2の溶液を用
いた(他はtelと同じ)。
fgl上記tet中の溶液として実施例−10の溶液を
用いた(他は(elと同じ)。
(hl上記1e)中の溶液として実施例−12の溶液を
用いた(他は(e)と同じ)。
(1)比較例−1として第3図に示すように、ポリエチ
レンの5倍発泡体からなるテープ3の片面に接着剤5a
として前記G−17のみを塗布した(他は(alと同じ
)。
01比較例−2として第4図に示すように、ポリエチレ
ンの5倍発泡体からなるテープ3の片面に粘着剤5bと
して前記ダイアナール882のみを塗布した(他はTe
lと同じ)。
次に、上記(al〜(」)の各モール2につき、引張り
速度30鶴/分の条件で引張り剪断試験を行い、表−1
0(単位:g/cJ) 以上の試験結果から、−上記各使用例の接着性被膜付自
動車用ポリオレフィン系ポリマー成形物の表面に塗布さ
れた塗料、接着剤の密着力は極めて強固なものであるこ
とが判明した。
発明の効果 以上詳述したように、ポリオレフィン系加硫ゴムやポリ
オレフィン系合成樹脂からなる成形物の表面に接着性被
膜を形成することにより、その−トに塗布される塗料、
接着剤の密着力は極めて強固なものとなる。従って、こ
の接着性被膜イ]ポリオレフィン系ポリマー成形物は自
動車用各種成形物に限らず、広範な用途に使用できる優
れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の接着性被膜付モールの取
付構造を示す断面図、また第3図および第4図はそれぞ
れ従来のモールの取付構造の一例を示す断面図である。 2・・・モール、4・・・接着性被膜。 特許出願人       豊田合成株式会社代理人  
   弁理士     恩田博宣第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)ポリオレフィン系ポリマー成形物と、(2)
    同成形物の表面に塗布形成された、カルボキシル基を含
    有する主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系
    ポリマーまたは重合性不飽和基を含有するポリマーのい
    ずれか一種からなる被膜と、 (3)同被膜の表面に塗布形成された、分子中に▲数式
    、化学式、表等があります▼結合(式中、Xはハロゲン
    )を含有する化合物、アルキルハイポハライドまたは次
    亜ハロゲン酸塩の少なくとも一種からなる反応性被膜、
    とから構成された接着性被膜付ポリオレフィン系ポリマ
    ー成形物。
JP10458785A 1984-10-04 1985-05-16 接着性被膜付ポリオレフイン系ポリマ−成形物 Pending JPS61264029A (ja)

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