JPS61260009A - 酵母抽出溶液 - Google Patents

酵母抽出溶液

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JPS61260009A
JPS61260009A JP60104330A JP10433085A JPS61260009A JP S61260009 A JPS61260009 A JP S61260009A JP 60104330 A JP60104330 A JP 60104330A JP 10433085 A JP10433085 A JP 10433085A JP S61260009 A JPS61260009 A JP S61260009A
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ethanol
cosmetics
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Kohei Hasebe
浩平 長谷部
Yoshihiro Chikamatsu
義博 近松
Yutaka Ando
裕 安藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔イ〕発明の目的 本発明は酵母抽出液の化粧料、又は飲料(服用)への応
用に関するものである。
〔産業上の利用分野〕
未発明による酵母抽出液は、即、化粧料(化粧水など)
に用いることが出来ると共に、栄養飲料として用いるこ
とも出来る。
〔従来の技術〕
酵母の利用分野は広く、古くから各種の食品分野、医薬
品分野への利用がなされてきている。
又、RNA(核酸)や核酸関連物質(ATP)などの抽
出原料としても利用されている。
酵母中には、RNAなどの核酸又は核酸関連物質をはじ
め、蛋白質(アミノ酸)、ビタミン類などが豊富に含ま
れており、古くから保健薬、健康回復増進、整腸、強肝
剤などへの利用がある。
本発明者らは、酵母の新規な利用分野として、化粧料へ
の応用に的を絞り、すでに「特許公報:56−0440
46号」において、胎盤組織繊維質の蛋白分解酵素を用
いた分解エキスの有する、チロシナーゼ活性抑制能に対
し、酵母抽出エキスとの併用は、これによって、その活
性化をさらに持続的に抑制し、その結果、メラニン(有
色)の生成を抑制することを開示している。
つまり、化粧品類には美容的効果の一つとしてシミの予
堕効来が期待される物質が望まれ、その代表的な物質と
しては、前述の胎盤抽出エキスの他、ビタミンCなどが
知られている。しかし、ビタミンCは水にふれると、急
速に還元能が低下しメラニン生成抑制作用を示さなくな
る。一方、人の皮膚の黒化、つまりメラニン色素の生成
機構には、チロシナーゼの活性化に銅イオンの関与する
糸路と、銅イオンに関与しない糸路があり、胎盤抽出エ
キスは、その一方の糸路に強い抑制作用を示すが、この
胎盤抽出エキスに対して酵母エキスを併用すると、両方
の糸路において、活性化を抑制する作用を示すことが知
られている。
すなわち、化粧品類に配合するに当っては、ビタミンC
の様な不安定な物質は、安定な製剤化が難しく、又、実
際に化粧品類に配合きれてもシミに対する効果は、はと
んど期待出来ないとされるシミの発生機序は、いろいろ
の複雑な要因と糸路が知られているも、これを生化学的
な角度からチロシナーゼとの関係のみに限定してみれば
、その一つの機序として、例えば、強い日光(紫外線)
に照射されることによって、真皮層下のチロシナーゼは
活性化きれ、ドーパ→ドーパ・キノン呻有色メラニン(
色素)の生成へと進行することが知られている。つまり
、表皮上では紅斑を経て、シミ(黒化)へと進行する。
つまり、前記の酵母エキスと、胎盤エキスとの併用に関
する公知刊行物は、少なくとも酵母中にメラニン色素生
成の抑制機構にかかわる重要物質が存在することを示唆
したものであると言える。
その後、酵母に関する美容又は、化粧料的な分野におけ
る刊行物を調査してみると、「西田達広著:核酸食でシ
ミはらくに治せる リヨン社刊p140〜141 昭和
58年4月21日初版」がある、これには「酵母パック
」と称する美容法か開示されており、パン酵母(ペース
ト状)を入手し、顔面にパックすることによりシミがと
れるとあり、核酸はシミを防ぐのに有益であることが示
唆されている。
さらに、その後、昭和58年8月16日付の日本化粧品
工業連合会発行による「日本化粧品工業連合会技術資料
No、66:汎用化粧品原料集−4(DCID−4)、
p、36.には、酵母エキスが収載されるに至り、これ
によれば、酵母を蛋白分解酵素又は酸で加水分解するか
、もしくは自己消化によって得られた消化液を、濃縮又
は噴霧乾燥して得られたものが知られている。
又、酵母エキスの抽出法について調査してみると、それ
ぞれの用途や目的が異なるが、最近の刊行・物としては
次のものがある。
(酵母エキスの製法に関する公知刊行物)1、公開特許
公報  昭54−231712、   //    昭
5.9−1091523、   //    昭59−
109153〔発明が解決しようする問題点〕 本発明者らは、酵母中に含まれる、蛋白質及び核酸関連
物質(リポ核酸:RNA)、ビタミン類などに注目して
、さらに化粧料に配合しやすい状態の抽出エキスを得る
ことを目的として、研究を続けてきた。
すなわち、化粧品に配合しやすい酵母抽出液は、これま
で他に見当らなかったが、前記した公知酵母エキスの欠
点としてはそのまま、即、化粧料に配合することは出来
なかった。つまり、従来法による公知な酵母エキスでは
、そのいずれもが化粧水、クリーム、乳液中に添加すれ
ば、急速な沈澱の発生又は澱の発生、色調の変化などが
ともない、さらに溶解性(分散性)も悪いなどの欠点が
あった。とくに、化粧水の様な液体化粧品では、それが
急速であった。
したがって、シミに対する予防的効果が期待されながら
も、化粧料に配合しゃすいものが求められていた。
本発明は、次の三点を解決することを主眼となしている
。すなわち、沈澱や澱が発生しない、長期安定な酵母エ
キスを得ること、即、化粧料として用いられること、き
らに、シミに対する効果を期待するべく、チロシナーゼ
活性に対し、これを抑制し、長期間保存した後の溶液に
ついても、その抑制作用が保持されていることの三点で
ある。
〔口〕発明の構成 本発明は、各種の公知な抽出法をもとに得られた抽出液
、エタノールを加えRNAが50〜5゜Ofippmを
含有きせてなる酵母抽出溶液によって、その問題点(目
的)を解決することが出来た、以下に本発明の解決手段
について、実施例を示すと共に、作用などについて具体
的に述べる。
〔問題点を解決するための手段〕
酵母は、サツカロミセス、トルロプシス、カンジダ、ピ
キア、ハンセヌラ、デバリオミセス属などに属する酵母
菌を用いるものであ°るが、酵母菌種については、とく
に限定する必要はない、一般的には入手きれやすいパン
酵母やビール酵母、バルブ酵母を用いることが出来る。
本発明は、以下に示す実施例1〜4による抽出液を得て
、最終工程において、実施例5に示す様に、エタノール
を加え無菌濾過を行うことをもってなる。又、その最終
工程におけるもう一つの要部は、最終的に得られる溶液
中に含まれる各種の成分の内、とくにRNAの含有濃度
を50〜5000ppmとなすことを特定する。これは
、チロシナーゼ活性抑制能を、酵母抽出液中の成分組成
と対比し、みきわめた成績結果から特定したものである
「実施例−1」:自己消化法 酵母菌体として、例えばパン酵母(ケーキ状)又はビー
ル酵母、又はバルブ酵Nに、10倍量の精製水を加え、
約37°Cの恒温器にて2日間はど自己消化を行う、こ
れによって得られた自己消化液を、1500〜2000
gの超速力で遠心分離機にかけて、上澄液を分取し、濾
過を行い酵母抽出液(便宜上、A液と呼ぶ)を得た。
「実施例−2」:酵素分解法 酵母菌体として、とくに限定する必要はないがパン酵母
(ケーキ状)、ビール酵母、バルブ酵母が入手されやす
いので、その1種類を1kgに対し、精製水1ONを加
え、酵素1プロテアーゼ」(例えば科研製薬製:アクチ
ナーゼA5又はアクチナーゼB、又は大野製薬製プロチ
アーゼアマノPなど)を、酵母菌体1kg当り、25〜
50万ユニツトはど添加し、37℃付近で一昼夜反応許
せた後、用いた酵素を完全に失活きせ、遠心分離機(遠
心力1500〜2000g)にかけて得られた上澄液を
濾過して、酵母抽出液(便宜上、B液と呼ぶ)を得た。
「実施例−3」:酸、アルカリ分解法 酵母菌体に、10倍量の1%塩酸を加え、50〜60℃
にて4〜6時間、ときどき攪拌しながら分解を行った後
、水酸化ナトリウムを用いて中和し、遠心分離機(遠心
力1500〜2000g)にかけ得られた上澄液を濾過
して、酵母抽出粗液(便宜上、C液と呼ぶ)を得た。
「実施例−4」:有機溶媒法 酵母菌体に、精製水とエタノールの比率が3〜7:7〜
3の混液を10倍量加え、37℃恒温槽中で、自己消化
を行った後、遠心分離機(遠心力1500〜2000g
)にかけて得られた上澄液を濾過して、酵母抽出液(便
宜上、D液と呼ぶ)を得た。
上記の各実施例1〜4で得られたA−D液中には、共に
各種のアミノ酸、とくにアスパラギン酸、グルタミン酸
、アラニンをはじめ、ペプテドが含まれている。又、ビ
タミン類ではチアミン、リボフラビン、ニコチン酸、ビ
タミンBl、核酸(RNA)などが含まれる。
しかし、A−D液中、これを即、化粧料に用いるととは
、D液以外は困難であった。つまりA〜C液は、共に常
温下において2〜3日で経時的に沈澱物や澱が発生し、
これを除去するために濾過などをくりかえしても、再び
沈澱物や澱の発生がともない、抽出液の色調は、黄色澄
明から褐変しくすんだ状態となる。
そこで、本発明者らは、さらにこれを化粧料に配合しや
すい状態、つまり安定性の高い抽出液となすために、実
施例1〜4で得られたA−D液について、D液が他のA
−C液に比べ、比較的に安定であることに注目し、以下
の実施例5で示すごとく、A−C液に対してエタノール
の添加による精製化を試みた。
その結果、エタノールの酵N抽出液への添加は、沈澱や
澱、さらに色調保持にとって有効な手段であることをつ
きとめることが出来た。
「実施例−5」:精製化法 前記実施例1〜3で得られた抽出液(A−C液)中に、
エタノール1〜100%の割合で加えるが、A−C液を
減圧下で濃縮し、その濃縮物に1に対し、エタノールと
水の割合が1対3、又は1対1の混液に再び溶解させた
後、1〜3日冷所樟放置すると、エタノールの濃度が高
くなるにつれて沈澱物が発生する。そこで、最終工程で
は、このエタノール含有溶液の上澄液をもとに無菌濾過
し、その溶液を得る。この溶液は、即、化粧料は配合出
来る。
実施例5に示す様な精製溶液は、化粧料への配合性は良
いが、但し、含有する主体成分には大きな差が出てくる
。エタノールの溶液中の濃度が高くなれば、これによろ
て、ペプチド、その他の高分子な成分は最終工程の濾過
により、相当量が除去されてしまう。
結果的には、実施例5に示す方法から、実施例1〜4に
おいて、最終工程の濾過前にエタノールを加え、その上
澄液を無菌濾過することを必須条件に採用すれば、得ら
れた溶液は、そのまま即、化粧水として用いることが出
来ることがわかった、しかし、化粧品類に配合するため
のもう一方の目的が、はじめにも述べた様に、美容的効
果への期待である。つまり、シミなどに対する肪御効果
が、これらの抽出溶液に認められるかどうかの問題であ
る。
本発明者らは、そこでA−D液をもとに、それぞれ実施
例5にもとづき、エタノールの添加量を増減して、きれ
いな澄明状の溶液を製し、それらをチロシナーゼを用い
る反応系中に添加して、その活性に対する抑制(阻害)
能について試験を行うことにした。
その結果、エタノールを含有する精製された溶液中の主
な含有成分から、RNAを一つの目安として求めると、
RNAが溶液中に少なくとも50〜5000ppmを含
有した溶液であれば、第1表に示すごとく、チロシナー
ゼ活性抑制能(活性阻害)を有するものとなることがわ
かった。
現在までのところ、RNA自体がチロシナーゼに対して
、直接的に阻害作用を有するとは考えられにくいが、少
なくともRNAが50〜SOOPpmの濃度で含有する
溶液中には、これにともなって、−緒に共存する他のチ
ロシナーゼ活性阻害物質があって、これが有効的に働い
ていると推定された。
第1表は、RNAがエタノールを含有する精製溶液中に
、50〜5000ppmに含まれる様に調製した酵母抽
出溶液が示す、チロシナーゼ活性阻害率(抑制能)を示
したものであるが、エタノールの含有量の多い少ないは
関係なく、チロシナーゼ活性阻害(抑制)作用が強く認
められることである。つまり、エタノールは酵母抽出溶
液の安定化剤として、有効に機能しているものであると
言える。
1第1表」チロシナーゼ活性阻害(抑制)作用(溶液中
には、RNA5 G 〜5000 p pm含有)(第
1表注解) 末法は、メラニンの生成抑制機構に関する試験法として
、インビボにおけるドーパ又はチロシンに、チロシナー
ゼを作用許せ、赤色のドーパクロムの生成を比色により
測定する方法、及び、銅イオンを添加して、黒色のメラ
ニンを測定する方法の両法を採用して実施した。
(反応系組成) !−グロジン(0,3mg/ml>−1,0rrF!マ
ツクルパイン緩衝液(pH6,5> ・・1 、0mj! 、骸a水又は酵母抽出溶液・・・・・・・・・(反応系
溶液蓋に対して、20〜100%添加) チロシナーゼ(キノコ由来:1mg/mjり・・・・・
・・・・・0.2mj! 37℃にて反応させ、475nmの吸光度で赤色ドーパ
クロムの生成量を測定。
(反応系組成) !−プロジン(1,Omg/me)・・1 、0mff
1リン厳緩衡液(pH6,8)・・・・・・・・2.0
ml蒸留水又は酵母抽出溶液(反応系溶液量に対して2
0〜100%) チロシナーゼ(ジャガイモ由来: 1 m g / m
 j! )・・・・・・・・1 、0mJ! 37°Cにて、検液を添加すると同時に、銅イオンを添
加し、640nmの吸光度で黒色メラニンの生成量を測
定。
すなわち、酵母抽出溶液は、上記の2つの試験法のいず
れの反応系でも共に、第1表に示すチロシナーゼ活性抑
制作用を有することがわかった。
又、さらに、RNAの溶液中に含まれる量との関係を求
めてみると、少なくとも下限が50ppmを含有してい
ること、望ましくは、2000ppm付近にあること、
さらに、それ以上含有したときでは、とくに2000p
pmを含む抽出溶液との強弱の差は、はとんどなくなる
ことがわかった、又、溶液の外観的状態としては、上限
が5000ppmで、それ以下がエタノールとの共存下
で安定な液性を長期間保持することがわかった。
一方、エタノールの溶液中の含有量(a度)を高くして
精製化された溶液中には、RNAも低下し、これと共に
各種の蛋白質又はペプチド、アミノ酸も低くなる。
第1表で示されるチロシナーゼ活性阻害(抑制)作用を
示すその本体物質は、いまだ不明であるも、おそらく、
その重要な働きをもっている物質としては、酵母中の蛋
白質由来のペプチド又は、アミノ酸類であろうと推定さ
れる。
第2表は、実施例1〜4及び5をもとにして得た、精製
化した酵母抽出溶液をもとに、化粧料又は、飲料として
即、使用が出来る安定な溶液中の主な成分を測定した結
果を示したものである。
r第2表、酵母抽出溶液中の主な成分組成前装「第2表
、にて示す成分は、いずれも、共に栄養補給の上でも必
須成分である。化粧料には、このまま香料や防腐防黴剤
を添加すれば、即、化粧水として用いることが出来る。
又、飲料としても、そのまま用いることが出来るが、実
開的には酸味剤、甘味剤などを加えて飲用とする。
「実施例−6ノ さらに、必要により、前記実施例1〜3によるA−C液
を実施例5に準拠して、エタノールを添加して無菌濾過
を行い、減圧濃縮するか、あるいは実施例4で得られた
D液を、減圧濃縮して、そのエキス分を乾固させて保存
しておき、これを化粧料や飲料位添加することも出来る
。又、乾固させたエキスは、化粧品をはじめ、飲料以外
の各種の加工食品(健康食品を含む)にも配合して用い
ることが出来るが、大変吸水性(吸湿性)に富むために
、湿気をさけて、密閉保存が望ましく、さらに水分の含
量は、少なくとも7%以下となし、脱酵素剤などを用い
て、容器に保存することが望ましい。
次に化粧品類(化粧料)への配合処方例を1第3表」に
より示す。
「第3表、酵母抽出溶液含有化粧料(処方例)第3表に
は、実施例5に準拠して得られた抽出溶液を、それぞれ
配合したが、これに替えて、実施例6で得られた粉末を
用いることも出来る。
又、各々の実施例によって得られる抽出液は、エタノー
ルを含む溶液中で安定となるが、さらにプロピレングリ
コールや、ブチレングリコールなどのポリオール系の溶
媒を加えることにより、第2表に示すごとくの成分の含
有量が、約10〜30%多く含む状態に調製しても、沈
澱や澱の発生が少なくなる。一方、実施例6で得られた
粉末をもとに、再び、水溶性の溶液に調製する場合でも
、精製水にエタノールを加えた混液中に添加すれば、再
び全溶する。しかし、若干の沈澱物や澱が、2〜3日で
発生することがある。この場合では、前述したポリオー
ル系の溶媒を添加することにより、そのほとんどが溶解
し濾過することによって、以後、安定な溶解液となって
、長期間にわたり安定性が保持される。したがって、化
粧料配合用に用いる際は、エタノールと共に、ポリオー
ル系の溶媒を、初めから加えた溶液として調製しておき
、これを用いることも一つの方法である。
〔ハ〕発明の効果 本発明による効果は、前記した実施例と共に述べてきた
ごとく、酵母抽出液を化粧料に配合するに当り、いかに
して長期にわたり安定化させ、配合しやすい状態の溶液
を製造するかの研究からスタートし、その結果、酵母抽
出液に対して、エタノールを加えること、RNAの濃度
を一定に調製することにより、その目的を達成すること
が出来た。すなわち、本発明による効果は、化粧料に酵
母抽出溶液を容易に配合出来る様になしたことにある。
又、化粧料への抽出溶液の添加濃度としては、とくに限
定する必要はないが、始めの項で示した公知刊行物で知
られている様な、酵母パック法による、シミの予幼又は
消失を目的となすときでは、これをチロシナーゼ活性阻
害作用の試験をもとに求めてみると、化粧料中には、少
なくとも粉末換算で0.1%以上を配合し、抽出溶液で
は、好ましくは20%程度を配合する必要がある。
もちろん、化粧水として実施例5によって得られた溶液
は、例えばそのままか、あるいはこれにメントンまたは
メントールを少量添加し、例えばコラーゲンの不織布、
又はバルブの不織布に含浸きせて、これを顔面などに付
着させることが出来る様になり、直接的にパン酵母その
ものを使用する方法と異なり、外観的にも機能的にも優
れており、そのメリットは大きい、(紅斑抑制効果)マ
ウスの背部に人工的に紫外線を照射して、紅斑を形成さ
せ、これにエタノール含tを5〜10%となし、RNA
が2000ppmにある酵母抽出溶液を、コラーゲン不
織布に含浸させて、紅斑形成部に貼り包帯しておくと、
無処置のマウスに比べ、急速な紅斑の消失をみることが
出来る。したがって、少なくとも人では、外出時におい
て、強い日光による日焼、又はそれによって増強きれる
シミに対しては、おそらく公知な酵母バックと同様か、
それ以上の効果が期待出来るものと推定された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 酵母抽出液中にエタノールが含有し、RNAが50〜5
    000ppm含有する様に調整された、酵母抽出溶液。
JP60104330A 1985-05-15 1985-05-15 酵母抽出溶液 Pending JPS61260009A (ja)

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