JPS6125642Y2 - - Google Patents

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JPS6125642Y2
JPS6125642Y2 JP1983008648U JP864883U JPS6125642Y2 JP S6125642 Y2 JPS6125642 Y2 JP S6125642Y2 JP 1983008648 U JP1983008648 U JP 1983008648U JP 864883 U JP864883 U JP 864883U JP S6125642 Y2 JPS6125642 Y2 JP S6125642Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、出入口に扉を備えた鋼板製ペツトハ
ウスの改良に関する。
従来、この種鋼板製ペツトハウスにおいては、
例えば実公昭39−5856号公報や実開昭52−138075
号公報に開示されているように、出入口には扉を
設け、その出入口の左右いずれか一側には板状、
格子状等の壁部を設けている。
ところが、上記構造のものは出入口を壁部の左
右いずれかに選択的に設けられるようにしたもの
ではなく、予め壁部の左右いずれか一側に単に固
定的に設ける構造であり、次のような欠点があつ
た。即ち、 出入口が左側に位置するものと右側に位置す
るものの2機種が必要であり、在庫量、在庫ス
ペースが2倍になり、生産コストが大幅にアツ
プしていた。
そして、出入口が左又は右のいずれか一方側
に位置するように、設計段階より固定的に定め
られているため、ペツトハウスを好ましく設置
するのが大変困難である。
例えば、犬をつなぐための杭側に壁部が位置す
ると、出入口は杭の位置から遠くなる。この場
合、杭と犬舎を極めて近接させておかないと、犬
の犬舎からの出入りが自由に出来ないばかりでは
なく、杭の犬舎側が自由に使えないという欠点が
ある。
又、犬舎を母屋の玄関横に設置する場合、出
入口が玄関に隣接してない方がよいが、犬舎の
設置が限定されている場合、かつ、出入口が固
定されているものはその点を満たすことができ
なかつた。
本考案は上述の従来欠点を一掃したものであ
り、その特徴とするところは、周側壁の前側壁の
両端には前柱を形成し、前記前側壁は上枠と、下
枠と、一方側に前記上枠と下枠とを連結する壁部
を備え他方側に出入口を形成した扉保持枠と、前
記出入口に形成した扉とから成り、前記上枠及び
下枠のそれぞれ両端に形成した係合部を介して前
記扉保持枠を前記前柱間に天地自在に係合しうる
ように構成した点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面は、犬等を飼うための鋼板製ペツトハウス
を示し、このペツトハウスは、すのこ状をなす木
製の床1と、鋼板製の周側壁2と、屋根3とを備
えている。周側壁2は、四隅に位置する中空形状
の柱7,7間に位置する前側壁4、後側壁5、左
右側壁6とによつて形成されている。なお、前側
壁4の両側の柱7を前柱という。
後側壁5及び左右側壁6,6はいずれも一枚物
の塗装鋼板製であるが、前側壁4は、後述する上
枠15と下枠16との間の一側(右側)に出入口
8を備え、他側(左側)に格子状の壁部18を備
えた扉保持枠9と格子状の扉10とから構成さ
れ、扉10は上吊の引戸式に構成されている。
左右側壁6,6は、換気ガラリ6,6′を有
し、それの前後両側縁及び上下両縁は夫々内側へ
直角に折り曲げられており、上縁の折曲げ片6
a,6aの前後両端には扉保持枠9の挿入用の切
欠11,11が形成され、前後両側縁の内方折曲
げ片6b,6bには複数個の小孔12…が上下方
向適当間隔おきに形成されている。柱7,7の内
側面部7aには前記小孔12…と対向する位置に
バーリング加工等によるネジ孔が形成されてい
る。そして、左右側壁6,6は工場出荷の時か
ら、前後に位置する柱7,7に、前記小孔12…
を通して前記ネジ孔に螺合させたボルト13…に
より、ボルト13…の頭部13a…と左右側壁
6,6の内方折曲げ片6b,6bとの間に第7図
に示すように、後側壁5の板厚と同程度の〓間S
が形成された状態に締付け固定されている。
尚、前記隙間Sは、通常の頭付ボルトと、その
頭部の直径よりも小径で且つ前記小孔12よりも
大径のワツシヤーとを用いて左右側壁6,6の内
方折曲げ片6b,6bを柱7…の内側面部7aに
締付け固定することによつて形成したものでもよ
く、また、ネジ軸部側にいくに従つて径が小さく
なる皿状の頭付ボルトで締付け固定することによ
つて形成したものでもよいが、この実施例では、
図示のように前記ボルト13として、頭部13a
とネジ軸部13bとの間に、頭部13aよりも小
径で且つネジ軸部13bよりも大径で且つ小孔1
2よりも大径の段部13cが一体に形成された段
付ボルトを用いることによつて、前記隙間Sを形
成してある。
後側壁5の上下両縁及び左右両側縁は夫々端部
が内側へ直角に折り曲げられており、下縁の折曲
げ片5aはその下端が水平に折れ曲がり、さらに
先端が上方へ立ち上つていて、床1の後端部下面
に設けた横枠1aを折曲げ片5a上に嵌合支持す
るように構成されている。また、後側壁5の左右
両側縁近傍部には第6図、第7図に示すように、
前記ボルト13のボルト頭部13aよりも大径の
孔部14aとその上方に連通連設された小径(前
記段部13cの直径と同程度)の孔部14bとか
らなるダルマ状の異径孔14が複数個形成され、
これら異径孔14の小径の孔部14bを前記隙間
S内で前記ボルトの頭部13a…の段部13c…
に嵌合係止させてある。
前側壁4の詳細は次の通りである。
即ち、第5図、第6図に示すように、水平板部
15aと、その前縁から上方に向けて折曲げ連設
され、且つ、先端を内側に二重に折り返したレー
ル用板部15b及びその下端から断面>形状に折
曲した補強板部15b′と前記水平板部15aの後
端から上方へ直角に折れ曲がつた後、後方へ直角
に折れ曲がつた段板部15cとからなる上枠15
と、該上枠15と同一形状の下枠16とを、上下
方向に対称に配置し、上、下枠15,16の水平
板部15a,16a間には、右側に形成した出入
口8を除いて、両端に雌ネジ部17…を有する複
数本のパイプから成る壁部18を配置して、上、
下枠15,16を連結して扉保持枠9を形成して
いる。
この連結は各水平板部15a,16aの裏面側
から(つまり、水平板部15aの上面側からと、
水平板部16aの下面側から)前記雌ネジ部17
…に頭付きボルト19…をネジ込んで、上、下枠
15,16と壁部18の複数本のパイプとを締付
け固定するものである。
尚、雌ネジ部17はパイプの内面にネジ加工し
たものでもよいが、図示の実施例では、パイプの
上下開口端部にナツト部材17′を挿入し、外面
側よりカシメ等にて固着することにより、前記雌
ネジ部17を構成している。
また、レール用板部15b,16bには、第6
図に示すように、その左右両端近傍部に、前記ボ
ルト頭部13aよりも大径の大径孔部20aとそ
の上下両側に連通連設された小径(前記段部13
cの直径と同程度)の小径孔部20b,20cと
からなる異径孔20が形成され、これら異径孔2
0…における上側の小径孔部20b…を前記ボル
ト頭部13aの段部13cに嵌合係止させてあ
る。前記床1の前端は、下枠16の段板部16c
に支持されている。18′は扉保持枠9の出入口
8の端部における上,下枠15,16間を連結し
ている補助パイプである。
また、断面略C字形をなす上桟21と、該上桟
21と同一形状の下桟22とを、上下面対称に配
置し、これら上、下桟21,22の水平板部21
a,22a間に、前記雌ネジ部17と同様な雌ネ
ジ部23が両端に形成された複数本のパイプ24
…を配置し、各水平板部21a,22aの裏面側
から前記雌ネジ部23…に頭付きボルト25…を
ネジ込んで、上、下桟21,22とパイプ24…
とを締付け固定すると共に、前記水平板部21
a,22aの空所部21a′,22a′には、左右方
向に適当間隔を隔てて、前記レール用板部15
b,16bが摺動する摺動溝26a′,26b′を形
成した低摩擦樹脂製のブロツク状の滑子26a,
26bを複数個ずつ取付けて、前記扉10を構成
してある。
そして、扉10を扉保持枠9に、摺動可能に保
持するに際しては、上桟21の滑子26aのレー
ル摺動溝26a′が上枠15のレール用板部15b
の上縁と摺動自在に嵌合し、下桟22の滑子26
bのレール摺動溝26b′が下枠16のレール用板
部16bの下縁と摺動自在に嵌合した状態に保持
させてある。
尚、補強板部15b′,16b′は、レール用板部
15a,16bを補強するものであり、特に上方
の補強板部15b′は滑子26aの摩耗を抑制する
作用も兼ね備えている。即ち、滑子26aのレー
ル摺動溝26a′がレール用板部15bの上縁との
摺動により摩耗して、該溝の深さがある程度深く
なると、滑子26aの一部(レール摺動溝26
a′の一側縁部下端)が補強板部15b′の傾斜上面
に当たり、該傾斜上面及びレール用板部15bの
上縁の2箇所で、滑子26aの摺動が行われるこ
とになるので、レール摺動溝26a′の底面の摩耗
耗の進行が抑制されるのである。
27は、扉10における端部のパイプ24に回
動並びに上下動自在に支持させた錠であり、その
自由端に形成された係合用凹部27aを扉保持枠
9における出入口8から2本目のパイプ18に嵌
合係止させることにより、扉10の摺動を阻止
し、施錠するものである。
前記屋根3は、周壁2の上端に載置する断熱用
天井板(これは木製であるが、断熱効果の高い樹
脂板を用いてもよい)3aと、その上方を覆う塗
装鋼板製の屋根板3bとから構成されており、屋
根板3bはビス28…により、左右側壁6…に固
定されている。
次に、上記ペツトハウスの組立手順について説
明する。
柱7…が予め締付け固定されている左右側壁6
を相対向して配置し、第7図に示すように、後側
壁5の左右それぞれの異径孔14…における大径
孔部14a…を、後側の柱7…のボルト頭部13
a…に嵌めて、小径孔部14b…が段部13cと
嵌合する位置まで後側壁5を押し下げると共に、
扉付き前側壁4を前側の柱7…間に配置して、前
記切欠11…を介して同様な操作を行うことによ
り、異径孔20…上側の小径孔部20b…をボル
ト頭部13aに嵌合係止させ、周壁2を組立て
る。
尚、第1図において、前側壁4の扉保持枠9は
出入口8が右側に位置するように前柱間に嵌合係
合しているが、前側壁4を180度回転して上下を
逆にして、他方の小径孔部20c…をボルト頭部
13aの段部13cに嵌合することによつて、出
入口8の位置を、第1図で左側に変更することが
できる。すなわち扉保持枠9は上、下枠15,1
6の両端に形成した係合部を介して前柱間に天地
自在に係合できる。この場合、錠27はパイプ2
4に対して上下動自在であるから、最下端まで自
重で落下し、常に最下端の位置で施錠、解錠を行
えるのである。また、出入口8の位置を変更すべ
く前側壁4を180度回転して天地を逆にしても、
上、下枠15,16が上下方向に対称であり、扉
10は滑子26bを介してレール用板部16bに
吊下げ支持されることになる。換言すれば、前側
壁4の天地を逆にした状態においても、扉10は
上吊りとなる。
このようにして組立た後、床1を上方から落と
し込み、床1の前端を下枠16の段板部16c
に、後端の横枠1aを後側壁5の折曲げ片5aに
夫々支持させる。これにより、周側壁2は床1で
保形され、変形が防止されるのである。
次に、周側壁2の上に天井板3aを載せ、その
上から屋根板3bを被せ、ビス28…により、左
右側壁6…に締付け固定して、組立てを完了する
のであり、逆の手順により分解可能でもある。
尚、上記の実施例では、上桟21と下桟22も
同一形状にして、部品の量産、共通化を図つてい
るが、上、下桟21,22を同一形状とせずに、
滑子26a,26bを上下に対称的に設けてお
き、出入口8の位置を変更するにあたつては、扉
10を一旦、扉保持枠9から抜き取り、扉保持枠
9のみを180度回転して上下を逆にして、扉10
を再度嵌合するように構成して実施することも可
能である。
以上本考案のペツトハウスの実施例を説明した
が、本考案は上記実施例の構成に限らず、各部材
の形状、構造は従来公知のものを採用できること
は当然であり、たとえば前柱間に扉保持枠9を天
地自在に係合するには扉保持枠9の上、下枠1
5,16の上下両端の係合孔を係合ボルトの径よ
り大きくした単なる円孔又は長円孔として遊嵌係
合自在とし、ワツシヤー、ナツト等の締付具で固
定することもできる。また、扉保持枠9の上、下
枠15,16並びにそれに対する扉10の形状、
構造も適宜公知技術を採用できる。
上記した構成、作用を有する本考案は次の効果
を奏する。
扉保持枠と扉とによつて前側壁が構成されて
おり、扉保持枠および前側壁が1個のユニツト
となつているので素人でも組立、施工が便利で
ある。また、部材がまとまるので、部品管理が
しやすい。
前側壁は出入口が左右いずれの側にも簡単に
形成できるようにつまり扉保持枠が天地自在に
柱に係合できる構成であるので上記従来欠点が
一掃できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は縦断側面図、第3図は縦断背面図、
第4図は横断平面図、第5図は要部の縦断側面
図、第6図は分解斜視図、第7図は要部の拡大縦
断側面図である。 1……床、2……周側壁、3……屋根、4……
前側壁、7……柱、8……出入口、9……扉保持
枠、10……扉、15……上枠、16……下枠、
18……壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床と周側壁と屋根とを備えた鋼板製ペツトハウ
    スにおいて、該周側壁の前側壁の両端には前柱を
    形成し、前記前側壁は上枠と、下枠と、一方側に
    前記上枠と下枠とを連結する壁部を備え他方側に
    出入口を形成した扉保持枠と、前記出入口に形成
    した扉とから成り、前記上枠及び下枠のそれぞれ
    両端に形成した係合部を介して前記扉保持枠を前
    記前柱間に天地自在に係合しうるように構成した
    ことを特徴とする鋼板製ペツトハウス。
JP864883U 1983-01-22 1983-01-22 鋼板製ペツトハウス Granted JPS59124468U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP864883U JPS59124468U (ja) 1983-01-22 1983-01-22 鋼板製ペツトハウス

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JP864883U JPS59124468U (ja) 1983-01-22 1983-01-22 鋼板製ペツトハウス

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Publication Number Publication Date
JPS59124468U JPS59124468U (ja) 1984-08-22
JPS6125642Y2 true JPS6125642Y2 (ja) 1986-08-01

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ID=30140131

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JP864883U Granted JPS59124468U (ja) 1983-01-22 1983-01-22 鋼板製ペツトハウス

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