JPS6125470A - 粉末寒天 - Google Patents

粉末寒天

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Publication number
JPS6125470A
JPS6125470A JP14509784A JP14509784A JPS6125470A JP S6125470 A JPS6125470 A JP S6125470A JP 14509784 A JP14509784 A JP 14509784A JP 14509784 A JP14509784 A JP 14509784A JP S6125470 A JPS6125470 A JP S6125470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agar
sol
temperature
drying
gel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14509784A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Washisawa
鷲沢 三雄
Katsuya Nasu
那須 勝哉
Kengo Ishida
石田 賢吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP14509784A priority Critical patent/JPS6125470A/ja
Publication of JPS6125470A publication Critical patent/JPS6125470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 亙1よ裟五亙分! 本発明は低い温度でも水によく溶け、ゲル化させたとき
優れたゲル強度を有する粉末寒天に関する。
寒天は紅藻類主としてテングサ(マクサ)、オゴノリか
ら得られる、ガラクトースを基本単位とする多糖類であ
り、その特異なゲル化能を利用してトbロテン、デザー
トゼリー、みつ豆等の食品用、医薬用、糊料用、培地用
等の原料として広い用途を有する。
従来の技術 従来寒天の製造は原料の紅藻類から煮熟により寒天分を
抽出し、不純物を濾過後、抽出寒天溶液を冷却放置して
ゲル化し、これを圧搾又は凍結。
解凍の繰返しにより脱水した後、脱水ゲル化寒天を自然
乾燥又は熱風乾燥により乾燥する方法がとられている。
発明が解決しようとする問題点 従来の方法で製造された寒天は固い結晶様構造の状態で
存在しており、溶解に際し、この結晶様構造をこわすた
めに、高温の加熱が必要となる。
問題を解゛するための手段 本発明の粉末寒天は寒天ゾルをゲル化することなくゾル
の状態で乾燥させ粉砕することによって得られる。
本発明の粉末寒天(以下、−改質寒天という)は従来の
寒天に比べて著しく低い温度でも溶解するという特徴を
有する。
改質寒天の製造方法を以下に詳細に説明する。
原藻を水で洗浄した後、煮熟抽出により寒天分を抽出す
る。ついで、不純物を濾過し、その濾液(ゾル)を乾燥
粉砕して改質寒天を得る。又、従来法で得られた寒天に
加水及び加熱してゾルを作り、そのゾルを乾燥粉砕して
改質寒天を得ることもできる。
原藻としては1、従来の寒天原料である紅藻類のテング
サ科に属するテングサ(マクサ)、オニグサ等、オゴノ
リ科のオゴノリ、オオオゴノリ等、イギス科のイギス、
エゴノリ等が用いられる。
原藻の洗浄、煮熟抽出、濾過は通常の方法が使用される
。乾燥は、寒天の品温100℃以下で真空ドラム乾燥法
、ドラム乾燥法、スプレー乾燥法等で乾燥時の寒天ゾル
から寒天ゲルへの移行を防止する為に短時間(数秒−数
分)で乾燥し、改質寒天を得る。
又、長時間乾燥の場合、攪拌等により寒天ゾルから寒天
ゲルへの移行を防止しつつ乾燥を行えば上記いずれの方
法でも本発明の改質寒天が得られる。
又、乾燥に際し、寒天ゾルをそのまま乾燥しても良いし
、あるいは、デキストリン、ガム類、スターチ類、糖類
、乳化剤等の賦形剤を一種あるいは数種をミックスして
寒天ゾルに対し、任意の割合で添加溶融して乾燥しても
良い。賦形剤の有無にかかわらず、寒天ゾルをゾル状態
のまま乾燥し、非晶質の状態に固定化して改質寒天を得
ることができる。
次に、溶解水温度を変化させた場合の改質寒天の含水率
とゲル強度との関係について説明する。
試験サンプルの製造は次の様にした。
寒天濃度2%(1’!/W)の抽出液を80℃に保時し
、表面温度90℃真空度80mmHHに設定された真空
ドラム乾燥機で乾燥した。
乾燥時間を変えることにより、含水率5.6〜19.3
%の寒天を得た。これらをハンマーミルにて60メツシ
ュより細かく粉砕して改質寒天を得た。
通常の寒天を60メツシュより細か(なるように粉砕し
たものを対照とした。
つぎに、これらのサンプルにつき下記の方法で各溶解温
度におけるゼリー強度を測定した。溶解した寒天が冷却
されてゲル化するのであるから、ゲル強度の大きいもの
が、溶解性が高いといえる。
ここでは、溶解性の良否の判断を下記方法でのゼリー強
度をもって判断した。20 Qmlml−カーに所定温
度の水16 Qmlを入れ3cmの攪拌端子を用い約1
8 OR,P、M、の〜定速度で攪拌しながら、乾燥物
換算で1.2gの改質寒天又は対照とした通常の寒天を
投入し、3分間攪拌した。攪拌後の寒天溶液又は懸濁液
をゼリーカップ(90ml容)に80g分注し、20℃
で15時間冷却し、ゲル化を行わせた。レオメータ−で
1cm当りの破断応力を測定してゲル強度とした。レオ
メータ−条件は以下の通り。
プランジャー:形状 円盤型、サイズ lcj試料上昇
速度+ 15 Q Ill /min。
その結果を第1表に示す。
第1表から明らかな如く、改質寒天の含水率が16.2
%以下で非常に優れたゲル強度が得られる。
次に、溶解水温度を変化させた場合の改質寒天の粒度と
ゲル強度の関係について説明する。
寒天ゾル(2%)をドラム乾燥することにより、含水率
9.1%の改質寒天を得た。これをハンマーミルで粉砕
し、標準篩で篩別し各粒度毎に各溶解温度におけるゲル
強度を測定した。ゲル強度の大きいものが、溶解性が良
いことを意味している。
その結果を第2表に示す。
第2表から明らかな如く、改質寒天の粒度が60メツシ
ュより細かいもので非常に優れたゲル強度が得られる。
以下に実施例を示す。
実施例1゜ 寒天濃度2%の抽出液を80℃に保持し、表面温度90
℃、真空度8fflfllHgに設定した真空ドラム乾
燥機(ミ定量供給し、含水率9.0%の改質寒天を得た
。この改質寒天をハンマーミルにてその粒度を60メツ
シュより細かに粉砕し、同じく含水率9.0%、60メ
ツシュより細かな通常寒天との溶解温度の差をゼリー強
度にて示した。その結果を第3表に示す。
溶解はスターシーで一定速度に攪拌している所定温度の
水に1%濃度の改質寒天並びに通常寒天をそれぞれに投
入し、3分間行った。溶解後のそれぞれの寒天溶液をゼ
リーカップに分注し、20℃にて15時間放置後、レオ
メータ−でlcd当りのゼリー強度を測定した。(測定
方法以下同じ)第    3    表 第3表に示す如く、通常寒天の溶解温度が85℃以上で
あるのに対し、改質寒天にあっては30℃以上で良好な
ゲルを形成してあり、通常寒天に比べ著しく低い温度で
も溶解する。
実施例2゜ 寒天濃度2%の抽出液に賦形剤として溶液に対し14%
のデキストリンを均一に溶かしこみ、80℃に保持し、
大風温度り70℃、排風温度80℃のスプレードライヤ
ーに定量供給し、含水率4%の改質寒天を得た。実施例
1と同様にゼリー強度を測定した。結果を第4表に示す
第4表 実施例3゜ 通常の粉末寒天を水に入れ、膨潤させた後、加温、洟騰
し、2%濃度の寒天ゾルを得た。この寒天ゾルを80℃
に保持し、表面温度130℃に設定した常圧ドラムドラ
イヤーに定量供給し、含水率10%の改質寒天を得た。
これをハンマーミルにて60メツシュより細かに粉砕し
、実施例1の方法で溶解性をゲル強度にて測定した。そ
の結果を第5表に示す。
第    5    表 実施例4゜ 寒天濃度2%の抽出液を80℃に保持し、表面温度13
0℃に設定した常圧ドラムドライヤーに定量供給し、含
水率12%の改質寒天を得た。これをハンマーミルにて
60メツシュより細かに粉砕し、処方1のミックスを試
作し、ミックス43.5gに対し所定温度の水16 Q
mlを注ぎ2分間スプーンで攪拌した後、同じくゼリー
強度並びに官能検査した。その結果を第6表に示す。
処方1 改  質  寒  天        2.5g粉  
 砂   糖       40.0オレンジフレーバ
ー     0.1 天然オレンジ色素      0.2 り   エ   ン  酸           0.
243.5 g 第    6    表 発明の効果 本発明方法によって得られる改質寒天は、従来の寒天と
比べてかなり低い温度でも溶解し、これをゲル化したと
きのゲル強度は従来品のそれと比較して著しく優れてい
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 寒天ゾルをゲルに移行することなく乾燥、粉砕して得ら
    れる含水率17%以下で、かつ60メッシュより細かい
    粒度の粉末寒天。
JP14509784A 1984-07-12 1984-07-12 粉末寒天 Pending JPS6125470A (ja)

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JPS6125470A true JPS6125470A (ja) 1986-02-04

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JP (1) JPS6125470A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283870A (ja) * 1985-10-08 1987-04-17 Ina Shokuhin Kogyo Kk 易溶性寒天の製造方法
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JP2017086002A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 日本ハイドロパウテック株式会社 寒天乾燥物、及びその製造方法

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