JPS6125077Y2 - - Google Patents

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JPS6125077Y2
JPS6125077Y2 JP5318580U JP5318580U JPS6125077Y2 JP S6125077 Y2 JPS6125077 Y2 JP S6125077Y2 JP 5318580 U JP5318580 U JP 5318580U JP 5318580 U JP5318580 U JP 5318580U JP S6125077 Y2 JPS6125077 Y2 JP S6125077Y2
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JP
Japan
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reel
rotating body
reel stand
gear
rotation
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JP5318580U
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JPS56157047U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はオープンリール・テープデツキ等に
おけるリール駆動装置に関する。
一般に、オープンリール・テープデツキ等にお
いては、リールの重量があること及びそれを装着
するリール台の慣性が大きくなることから、大き
なトルクが得られる大型のACモータを用いてリ
ール台を回転駆動するリール駆動装置が使用され
ている。
しかしながら、デツキ等の小型化、制御の容易
さ、コストダウン等の観点からすれば、小型の例
えばDCモータを使用することが望ましい。
ところで、小型モータによつて慣性が大きい回
転体(リール台)を回転駆動するためには、回転
数の高いモータを用いて、その回転数を減速して
大きなトルクを得る必要がある。
従来、小型のモータを使用したリール駆動装置
としては、例えば第1図及び第2図に示すような
ものがある。
これを簡単に説明する。上面にリールに係合す
る係合部1bが付設されたリール台1の回転軸1
aにリール台1と略同径のプーリ2(第2図)を
摺動自在且つ回転自在に枢着する。リール台1の
下面には摩擦係数の比較的大きいフエルト3を貼
着し、プーリ2と下面と固定部との間にばね4を
介装してプーリ2の上方への移動習性を付与し、
プーリ2の上面をフエルト3の下面に押付ける。
これ等によつてクラツチ機構を構成している。
そして、このプーリ2とモータ5の回転軸5a
に固着したプーリ2よりも小径のプーリ6との間
にベルト7を装架する。
また、ソレノイド8、回転アーム9、制動ロー
ラ10、及び圧縮バネ11によつて制御装置を構
成する。
このリール駆動装置においては、モータ5の回
転がプーリ6,2およびベルト7によつて減速さ
れ、さらに、プーリ2の回転はフエルト3を介し
て摩擦接触によつてリール台1に伝達される。
そして、リール台1に装着したリールを手で押
える等して、リール台1にフエルト3とプーリ2
との接触面における摩擦係数を超える過負荷をか
けると、プーリ2はフエルト3に摺接しながら空
転するので、プーリ2の回転はリール台1に伝わ
るなくなる。
また、リール台1の回転を止める場合には、モ
ータ5の給電を断つた後、ソレノイド8を駆動し
て制御ローラ10をリール台1の側面に押圧して
制動をかける。
しかしながら、このようなリール駆動装置で
は、モータの回転数を減速するために、径の異な
る2個のプーリとベルトを用いているため、過負
荷時にベルトが伸びたり、スリツプを起して伝達
劣化を招く恐れがあり、それを防ぐためにリール
台との間にクラツチ機構を設けている。
この場合、ばね4を余り強くすることはできな
いので、モータの回転数を減速して得られるトル
クがこのクラツチ機構の滑りによつて減速してし
まい、モータとリール台との間のトルク伝達効率
が悪くなるという問題があつた。
また、回転停止時にリール台が慣性によつて回
転するのを防ぐために、モータの回転停止とほぼ
同時にリール台を停止させる制動装置を別個に設
けているという問題もある。
そこで、モータの回数を減速する減速手段とし
て滑りを生じないギヤ列を用いると、トルクの伝
達効率は向上するが、ギヤ列は歯と歯の噛合であ
るため、回転が必ずしも円滑に行なわれない。
その結果、リール台に回転ムラを生じてテープ
走行に悪影響を及ぼす不都合が生じる。
この考案は上記の問題を解決するためになされ
たものであり、リールを装着するリール台と、こ
のリール台の回転軸に固着され周方向の切欠部を
形成された回転体と、この回転体に対して相対回
動可能に前記リール台の回転軸に枢着され、かつ
駆動源によつて減速回転される歯車と、この歯車
上に前記回転体の切欠部の側壁に当接可能な位置
に植設されたピンと、前記回転体の外周側面に装
架されて固着されると共に前記ピンに固定された
帯状の弾性部材とによつてリール駆動装置を構成
し、常時は歯車の回転トルクを弾性部材を介して
回転体に伝達し、過負荷時にはピンと回転体の切
欠部との係合により歯車の回転トルクを回転体に
直接伝達するようにしたものである。
以下、この考案の実施例を添付図面の第3図以
降を参照して説明する。なお、第1図及び第2図
と対応する部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
第3図及び第4図は、この考案の一実施例を示
す斜視図及び平面図である。
円板状の回転体である保持部材32は、その周
囲2個所に周方向の大きな切欠部32a,32b
が夫々形成され、ねじ33によつてリール台の回
転軸1aに固着されてリール台と一体的に回転す
る。
大歯車15はリール台の回転軸1aに回転自在
に、すなわち、回転体である保持部材32に対し
て相対回動可能に枢着され、モータ5の回転軸5
aに固着した小歯車16と噛合している。この大
歯車15と小歯車16とによつて駆動源としての
モータ5の回転数を減速し、それによつて大きな
トルクを得て大歯車15を回転させる。
ベルト34はゴム等の弾性材料によつて無端帯
状に形成され、保持部材32の外周側面に装架さ
れて、この一部は溝32c,32dに嵌入して保
持部材32に固着されている。
一方、大歯車15の上面には、溝35aを形成
した2本のピン35,35を、回転体としての保
持部材32の切欠部32a,32bの側壁に当接
可能な位置で回転軸1aに対して対称な位置に植
設してある。
このピン35,35の溝35a,35bにもベ
ルト34を通して、ねじ36,36によつて締め
付け、ベルト34とピン35,35とを固定す
る。なお、ピン35,35には、ベルト34と大
歯車15との間にゴムリング37,37を挿着し
てある。
このように構成したこの実施例の作用について
説明する。
通常の回転時(正常の負荷がかかつている場
合)には、モータ5の回転は小歯車16と大歯車
15とによつて減速され、大歯車15が大きなト
ルクを持つて回転する。
そして、この大歯車15の回転トルクはピン3
5,35及びベルト34を介して保持部材32に
弾性的に伝達されるので、保持部材32に回転軸
1aを固着した図示しないリール台は滑らかに回
転する。
なお、この際、小歯車16と大歯車15との噛
合によつて生じる大歯車15の振動ないし回転ム
ラは、ベルト34によつてほぼ完全に吸収され、
リール台に伝わることはない。
このように、通常の回転時においては、大歯車
15の回転トルクがピン35,35及びベルト3
4を介して弾性的に保持部材32に伝達され、リ
ール台は回転ムラのない滑らかな回転をする。
次に、リール台に装着したリールが手で押えら
れたりして、リール台に過負荷がかかつた時に
は、第5図に示すようにベルト34が伸縮して大
歯車15のピン35,35が保持部材32の切欠
部32a,32bの側壁にゴムリング37,37
を介して押圧されるので、急激なテンシヨン変化
を防ぎつつ大歯車15の回転トルクは、ピン3
5,ゴムリング37,37を介して保持部材32
に直接的に伝達される。
この際、リール台は負荷の程度に応じて回転な
いし停止するが、ベルト34にはその弾性限界を
越える力が加わらないので破損することはない。
なお、リール台を停止させる際には、モータ5
に電磁ブレーキをかければ、直ちに確実に停止さ
せることができる。
また、上記実施例ではリール台と回転体とは別
体で形成しているが、一体的に形成してもよい。
以上説明したように、この考案によるリール駆
動装置は、リールを装着するリール台と、このリ
ール台の回転軸に固着され周方向の切欠部を形成
された回転体と、この回転体に対して相対回動可
能に前記リール台の回転軸に枢着され、かつ駆動
源によつて減速回転される歯車と、この歯車上に
回転体の切欠部の側壁に当接可能な位置に植設さ
れたピンと、その回転体の外周側面に装架されて
固着されると共にピンに固定された帯状の弾性部
材とによつて構成したので、駆動源として小型の
モータを使用しても減速手段としてギヤ列を用い
てトルクを増大してリール台を回転させることが
でき、しかも通常の回転時には、歯車の回転が弾
性部材を介してリール台と一体的に回転する回転
体に伝達されるので、歯車の噛合による回転ムラ
等がリール台に伝達されず、回転体すなわちリー
ル台を円滑に回転駆動できる。そして、弾性部材
は歯車及びリール台に対して固定されているの
で、伝達効率も向上する。
また、歯車とリール台との相対回動範囲が回転
体の切欠部とピンとによつて規制されるので、過
負荷時には歯車の回転がリール台と一体の回転体
に直接的に伝達され、このとき弾性部材に弾性限
界を越える変形を生じることがなく破損する恐れ
がない。
さらに、別個の制動機構を設けなくても、モー
タにブレーキをかけることによつてリール台の回
転を直ちに停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来のリール駆動装置
を示す平面図及び正面図、第3図及び第4図は
夫々この考案の一実施例を示す斜視図及び平面
図、第5図は同じくその説明に供する要部平面図
である。 1……リール台、1a……リール台の回転軸、
5……モータ、15……大歯車、16……小歯
車、32……保持部材(回転体)、32a,32
b……切欠部、34……ベルト(帯状の弾性部
材)、35……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リールを装着するリール台と、このリール台の
    回転軸に固着され周方向の切欠部を形成された回
    転体と、この回転体に対して相対回動可能であ
    り、かつ駆動源によつて減速回転される歯車と、
    この歯車上に前記回転体の切欠部の側壁に当接可
    能な位置に植設されたピンと、前記回転体の外周
    側面に装架されて固着されると共に前記ピンに固
    定された帯状の弾性部材とからなることを特徴と
    するリール駆動装置。
JP5318580U 1980-04-21 1980-04-21 Expired JPS6125077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5318580U JPS6125077Y2 (ja) 1980-04-21 1980-04-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5318580U JPS6125077Y2 (ja) 1980-04-21 1980-04-21

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Publication Number Publication Date
JPS56157047U JPS56157047U (ja) 1981-11-24
JPS6125077Y2 true JPS6125077Y2 (ja) 1986-07-28

Family

ID=29648000

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5318580U Expired JPS6125077Y2 (ja) 1980-04-21 1980-04-21

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JP (1) JPS6125077Y2 (ja)

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JPS56157047U (ja) 1981-11-24

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