JP2559441Y2 - 電動ホイストの巻上装置 - Google Patents

電動ホイストの巻上装置

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JP2559441Y2
JP2559441Y2 JP1990022148U JP2214890U JP2559441Y2 JP 2559441 Y2 JP2559441 Y2 JP 2559441Y2 JP 1990022148 U JP1990022148 U JP 1990022148U JP 2214890 U JP2214890 U JP 2214890U JP 2559441 Y2 JP2559441 Y2 JP 2559441Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、電動ホイストの巻上装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、電磁ブレーキの可動コアを二枚に分割形成
し、これら可動コアの一方が他方に対し引張ばねの付勢
力で回転することにより、両コアの合計厚さが増大して
ブレーキギャップを自動調整し得るようにした電動ホイ
ストの巻上装置である。
C.従来の技術 電動ホイストは、例えば工場内にあって荷物の積み降
ろし及び移送を行う運搬装置である。
この電動ホイストの巻上装置(ホイスト本体)として
従来、第3図に示すようなものがある。
これは、三つのケーシング1a〜1cと一つのカバー2と
が連設されてなる。
第1のケーシング1aには、ステータ3、ロータ4及び
出力軸5等からなる巻上用モータ6が組み付けられ、第
2のケーシング1bには、前記出力軸5にカップリング7
を介して連結された中間軸8が貫挿するとともに、該中
間軸8を取巻くようにして、ワイヤロープ9を巻回した
回転ドラム10が収装される。
第3のケーシング1cには、一端側が前記中間軸8にカ
ップリング11を介して連結しかつ他端側が前記カバー2
内に突出するモータピニオン12が軸支されるとともに、
該ピニオン12の回転を前記回転ドラム10に減速して伝達
する減速ギヤ機構13が組み付けられる。
カバー2内には前記モータピニオン12に結合された二
枚のブレーキホイール14と、これらブレーキホイール14
にそれぞれ貼設された三枚のライニング15と、これらラ
イニング15にブレーキばね16の付勢力で圧接される可動
コア17及び制動板18と、これら可動コア17及び制動板18
を案内する案内棒19と、通電時に可動コア17を吸引する
電磁コイル20とから構成した電磁ブレーキ21が組み付け
られる。なお、図中22は調整ナットである。
従って、ホイストの運転時に巻上用モータ6が通電さ
れて出力軸5が回転すると、この回転は中間軸8及びモ
ータピニオン12に伝えられ、ここから減速ギヤ機構13を
介して回転ドラム10に伝えられて該回転ドラム10が減速
回転する。これにより、ワイヤロープ9が繰出し又は繰
入れされて所期の目的が達成される。
なお、前記通電時には、電磁ブレーキ21も同時通電さ
れ、これにより可動コア17が吸引され、ブレーキばね16
の力はライニング15に作用せずブレーキホイール14は自
由に回転する。
一方、巻上用モータ6の電流がしゃ断されると同時に
電磁コイル20の電流はしゃ断され、これによりブレーキ
ばね16の力がライニング15及びブレーキホイール14を押
し付けて制動を行い、荷重を宙に保持する。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、前述したような従来の巻上装置において
は、電磁ブレーキ21のライニング15の摩損等によるブレ
ーキギャップの調整は、点検時に調整ナット22を締め付
けることで行っていた。
そのため、手作業で面倒であるとともに、点検を持た
なければならないことから信頼性も乏しい。
また、複雑な調整用リング機構を備えたものもある
が、これだとコストアップを招来するという問題点があ
った。
そこで、本考案は簡単な手段で自動的にブレーキギャ
ップを調整し得る電磁ブレーキを備えた巻上装置を提供
するこを目的とする。
E.課題を解決するための手段 前記課題を解決するための本考案の構成は、可動コア
が電磁コイルに吸引されることで、ブレーキホイールに
対する制動を解除する電磁ブレーキを備えた電動ホイス
トの巻上装置において、前記可動コアを第1コアと第2
コアとの二枚に分割して重合せて、そのうちの一方のコ
アを一定角度回転可能とするとともに、これら両コアの
対向面相互に前記一方のコアの回転につれ前記対向面間
の間隙を増大させ得る係合面高さが漸次変化する係合部
を2組以上付設し、かつ前記一方のコアを前記間隙が増
大する回転方向へ常に付勢するばね部材を設けたことを
特徴とする。
F.作用 前記構成によれば、ブレーキギャップが大きくなる
と、この大きくなった分だけ一方のコアが自動的に回転
し、これにより両コア間の間隙が大きくなって(即ち、
両コアの合計厚さが大きくなって)ブレーキギャップが
自動的に縮少補正される。
G.実施例 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
第1図に示すように、電磁ブレーキ21は第1可動コア
17aと第2可動コア17bとの二枚のコアを有している。
そして、電磁コイル20側の第1可動コア17aは、第2
図に示すように、案内棒19が貫挿する三つの通孔23が長
孔状に形成されて一定角度だけ回転可能になっている一
方、第2可動コア17bは、その通孔24が丸孔状に形成さ
れて回転不能になっている。
さらに、前記両コア17a,17bの対向面相互の対応した
位置には、係合面(合せ面)が周方向へ4段程度の階段
状に形成された係合部25,26が複数突設され、図示例で
は周方向へ等間隔離間して三つ突設される。
前記係合部25,26の係合面は両コア17a,17b間では逆向
きに形成され、第1可動コア17aの回転につれ前記両コ
ア17a,17bの相互の係合面が順々に高段位側へ乗越え
て、両コア17a,17bの対向面間の間隙(換言すれば、両
コア17a,17bの合計厚さ)が増大するようになってい
る。
また、前記第1可動コア17aの外周部と第3ケーシン
グ1cの端板間には、前記第1可動コア17aを常に前記間
隙が増大する回転方向へ付勢する引張ばね27が介装され
る。
その他の構成は第3図の同様なので、第3図と同一部
材には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
このように構成されるため、ブレーキギャップが当初
の各段差より大きくなった時は、第1可動コア17aが引
張ばね27の付勢力で回転して相互の係合部25,26が高段
位側へ一段ずれて係合し、これにより前記ブレーキギャ
ップが縮少補正される。以後、これが繰返され、所定の
段差(図示例では4段)の範囲内でブレーキギャップが
自動調整される。
なお、上記実施例にて、係合部25,26の係合面は段階
状に限らず斜面状に形成しても良い。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、係合面高さが漸
次変化する係合部を有する二枚の可動コアを対向させる
とともに、そのうちの一方の可動コアをばね部材の付勢
力で回転可能に設けるという簡単な手段により、ブレー
キギャップをブレーキ板の微小摩耗に応じて自動的に調
整し得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同じ
く可動コアの斜視図、第3図は従来例の断面図である。 14…ブレーキホイール、17a…第1可動コア、17b…第2
可動コア、20…電磁コイル、21…電磁ブレーキ、25,26
…係合部、27…引張ばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動コアが電磁コイルに吸引されること
    で、ブレーキホイールに対する制動を解除する電磁ブレ
    ーキを備えた電動ホイストの巻上装置において、前記可
    動コアを第1コアと第2コアとの二枚に分割して重合さ
    せ、そのうちの一方のコアを一定角度回転可能とすると
    ともに、これら両コアの対向面相互に前記一方のコアの
    回転につれ前記対向面間の間隙を増大させ得る係合面高
    さが漸次変化する係合部を2組以上付設し、かつ前記一
    方のコアを前記間隙が増大する回転方向へ常に付勢する
    ばね部材を設けたことを特徴とする電動ホイストの巻上
    装置。
JP1990022148U 1990-03-07 1990-03-07 電動ホイストの巻上装置 Expired - Fee Related JP2559441Y2 (ja)

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