JPS5836170Y2 - 架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置 - Google Patents

架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置

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JPS5836170Y2
JPS5836170Y2 JP11840779U JP11840779U JPS5836170Y2 JP S5836170 Y2 JPS5836170 Y2 JP S5836170Y2 JP 11840779 U JP11840779 U JP 11840779U JP 11840779 U JP11840779 U JP 11840779U JP S5836170 Y2 JPS5836170 Y2 JP S5836170Y2
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JP
Japan
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gondola
rotation
spacecraft
wheel
rotating shaft
Prior art date
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JP11840779U
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JPS5635815U (ja
Inventor
文雄 八尋
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技研工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は架空線の架設や修理に際して架空線に懸架さ
れて使用される作業用宙乗機のホイール装置に関するも
のである。
架空線の架設や緊線後の或は故障発生時の修理に際して
は作業員を搭乗させた作業用宙乗機を所定区間の架空線
に懸架させこれをスペーサー等の取付間隔に応して走行
させ所定位置に誘導してその位置で作業用宙乗機を停止
させることが必要である。
従来はこの停止の際の制動装置としては架空線とブレー
キシュー間の摩擦を増大させるために機械的に架空線に
ブレーキシューを押し付ける機構のものなどが主に使用
されていた。
これら従来の装置は作業用宙乗機の中から簡単に操作可
能に小型化するとその制動力が充分でない場合があり、
制動力を充分大きくしようとすると装置が大型化してし
まう。
又ブレーキシューはゴム製なので使用により摩耗し易い
という難点がある。
この考案は従来の宙乗機のホイール装置でのこれら難点
を解決し小型堅固な構造で作業用宙乗機内から簡単に操
作可能で極めて制動力の大きい架空線作業用宙乗機ホイ
ール装置を提供するものである。
この考案は作業用宙乗機に取付けて用いられるもので次
のような構成を有している。
ゴンドラ18に回転自在に取付けられて架空線上に配設
されるホイールの回転が遊星歯車などを使用した機構で
その回転を増速する増速機に導かれて増速される。
一方マグネテイツクカップリングが設けられこの互に結
合されるカップリング部材の一方がこの増速機の増速出
力軸に取付けられカップリング部材の他方がゴンドラに
回転に対して固定して取付けられる。
又このマグネティックカップリングの互に結合される二
部材の間隔をゴンドラ上がら調整可能なブレーキ調整手
段が設けられている。
以下この考案の架空線作業用宙乗機ホイール装置をその
実施例に基すき図面を使用して詳細に説明する。
ゴンドラ18に回転自在に取付けられて架空線13上に
配設されるホイール11が設けられる。
即ち第2図に示す実施例においては全周面にU字型の嵌
合溝12が形成された滑車型のホイール11の嵌合溝1
2に架空線13が挾持される。
ホイール11の嵌合溝12の表面には架空線13との摩
擦を大にするためにゴム層14が展設されている。
ホイール11の中心には開孔16が形成されその開孔1
6に回転軸15が嵌入固定される。
円筒状の固定受17がゴンドラ18に固定されこの固定
受17にベアリング19を介して軸の廻りに回転自在に
回転軸15が取付けられる。
この回転軸15の固定管17とホイール11間に単方向
回転機構31が配設されている。
この単方向回転機構31としては例えば回転軸15の廻
りに配列されたベアリング32が所定方向に対しては案
内室内で回転軸15ところか゛り接触して正常な回転を
行うが、所定方向と反対方向の回転に際しては少し移動
させられて回転軸15の表面との間に距離の狭い案内室
に押し付けられてそのころがりが阻止されるような構造
のものが用いられる。
この単方向回転機構31は必要に応じてその機構が解除
可能な構造にしておけば作業上便利である。
このホイール11の回転軸15の回転を増速する増速機
が設けられる。
即ち第2図に示す実施例においては回転軸15の宙乗機
側の端部にキャップ状の支持具20が固定配設される。
支持具20の軸心に垂直に折曲げて形成された縁部21
の複数個所、例えばその軸心に対して互に180°の位
置の2個所に取付孔22−1゜22−2が設けられここ
に歯ω2を有する歯車23−1.23−2がそれぞれの
軸の廻りに回動自在に螺合固定される。
これらの歯車23−1.23−2と噛み合って回転する
歯ω3を有する歯車24が一体的に形成された高速回転
軸25が宙乗機側から支持具20内に挿入される。
一方これらの高速回転軸25、歯車23−1.23−2
、支持具20を内装するようにこれらを外側から被って
両端面の中心の廻りに開口を有するほは゛円筒状のケー
ス26が配設される。
このケース26はビス締めなどの手段によってゴ)′ド
ラ18に固定される。
ケース26のホイール11側の開口に回転軸15とこれ
に固定された支持具20の一部が貫挿配設される。
ケース26と回転軸15間にはベアリング27が、又ケ
ース26と支持具20間にはベアリング28が挿設固定
されている。
ケース26の宙乗機側の開口には高速回転軸25との間
にベアリング29が挿設固定され、又高速回転軸25の
ホイール11側の端部には支持具20との間にベアリン
グ30が挿設固定されている。
従って回転軸15はケース26内で゛ベアリング27.
28及び30によって円滑に回転自在な構成となってい
る。
この回転軸15の回転は歯車23−1.23−2によっ
て高速回転軸25上の歯車24に伝達され高速回転軸2
5はベアリング29及び30によってケース26内で゛
円滑に回転自在な構成となっている。
ケース26の内周全面にわたって円環状歯車33が固定
配設される。
円環状歯車33の軸心方向の周面には歯ω1が形成され
歯車23−1の歯ω2と噛合される。
架空線13を挟持しているホイール11がゴンドラ18
の移動によって架空線13上で回転するとこの回転は回
転軸15に伝えられて回転軸15が回転する。
回転軸15の回転によってケース26内で支持具20が
回転すると円環状歯車33の歯ω1と歯車23−1,2
3−2の歯ω2とが噛合して歯車23−1゜23−2が
歯車33上を遊星運動する。
又歯車23−1゜23−2の歯ω2は高速回転軸25上
に形成された歯車24の歯ω3と噛合しているので歯車
23−1及び23−2の回転が歯車24に伝達されて歯
車24が軸心の廻りに回転し、この回転が高速回転軸2
5に伝達される。
円環状歯車33の歯数をN1、歯車23−1.23−2
の歯数をN2とすると回転軸15の1回転に対して歯車
23−1.23−2は ! 回転する。
歯車24の歯数をN3とすると、回転軸15の1回転に
対して歯車24は l ?xN。
! 回転する。
従って回転軸15が1回転するとこれに対応して高速回
転軸25は 1 tx頁 回転することになる。
従ってずX五 ! の値を所定値に設定することにより回転軸15の回転は
高速度回転となって高速回転軸25に伝達されることに
なる。
マグネティックカップリングの結合部材の一つが上述の
増速機の増速出力軸に取付けられ、この結合部材の他方
はゴンドラに回転に対して固定して取付けられる。
即ち実施例においてはマグネティックカップリング36
の円板状の一つの部材34に高速回転軸25の端部に取
付けた固定板37がビスで締付固定されている。
部材34は磁気ヒステリシスの大きな例えばコバルト鋼
などで作成される。
この部材34に狭い間隔でほぼ円板状の部材35が対向
して配設される。
この部材35の部材34と対向する面には複数個の永久
磁石38が埋め込み固定されている。
部材35はゴンドラ18の一部に固定された案内管41
の内面に形tj、されたガイド42に沿って軸心に平行
に移動可能に取付けられ、又部材35はほは゛円筒状の
案内筒39にビスで固定されている。
マグネティックカップリング36の互に結合されるべき
二つの部材34.35の間隔をゴンドラ上から調整する
ブレーキ調整手段が設けられる。
即ち第2図の実施例においては案内筒39の外周面にそ
の軸心に垂直な面に沿って平行に複数個の円形の案内溝
40が形式されている。
案内筒39の外側を被って蓋体43が配設され、この蓋
体43の一部はゴンドラ18に固定される。
蓋体43の一部に孔44が形成されそこにばね45が埋
込み配設される。
このばね45の一端が接続されたコ字状操作腕46が設
けられる。
この操作腕46は第2図の矢印θ方向に腕を回動すると
その支点47の廻りに回動可能に取付けられ、その案内
筒39の案内溝40に対向する位置に複数の爪48が形
式されている。
冬瓜の先端は案内溝40に係合し操作腕46を図の矢印
θ方向に支点47の廻りに回動することによって案内溝
40との係合を次々と移動し、案内溝40を軸心方向に
階段的移動させこれに応じて案内筒39を軸心方向に移
動させることができる。
又操作腕46に1体形 の爪を設けた円環状を用い、そのねじ状の爪と案内筒3
9の外周面に設けたねじ状の案内溝とを噛合させ、操作
腕46によって円環状をその軸心の廻りに回転する形式
のものも構成可能である。
従ってゴンドラ内で作業員が操作腕46を回動させると
マグネティックカップリング36の二つの部材34、3
5の間隔を変化させることが可能である。
部材35に埋め込まれた永久磁石38の作る磁束が図の
φのように磁気ヒステリシスの大きな部材34を貫くと
例えば永久磁石38のN極に対応して部材34の表面に
S極が誘起される。
又部材34が回転すると永久磁石38との対向位置がず
れ最初に永久磁石38のN極と対向していた部材34を
貫く磁束φが減少する。
これに対応してこの磁束の減少変化を妨げるように部材
34内にうず電流が発生する。
このうず電流の部材34の周辺に直角な方向のものにフ
レミングの左手の法則によって部材34の回転を妨げる
方向にトルクが生ずる。
又ヒステリシスの大きい材料が使用されるので当初の位
置で部材34に誘起されたS極がそのままの位置に残り
部材34の回転によってこのS極と永久磁石38のN極
間にも部材34の回転を妨げるトルクが生じている。
これら両トルクが部材34の回転を妨げるトルクとなる
このトルクは部材34及び35間の距離で変化し、この
距離が小さくなると急激に増加する。
従ってゴンドラ内から操作腕46を回動させてマグネテ
ィックカップリング36の二つの部材34 、35の間
隔を小さくして行くと部材34に働くトルクが大きくな
り部材34の回転を停止させることができる。
部材34の回転が停止すると高速回転軸25が停止し歯
車24、歯車23−1.23−2、支持具20を介して
回転軸15の回転が停止する。
これによってホイール11の回転が停止しホイール11
が架空線13を挟持して架空線13上で静止するのでこ
れに懸架された作業用宙乗機が所定位置で停止すること
になる。
第1図で鉄塔10−1.10−2の間の架空線区間で、
この考案の架空線作業用宙乗機ホイール装置を装着した
ゴンドラにより作業を行う場合について説明する。
カテナリ曲線を描いてたるんでいる架空線13に沿って
所定の鉄塔10−1からこの考案のホイール装置を装着
したゴンドラ18に作業員を塔乗させて所定の作業位置
近傍までホイール11に架空線13を挟持させて移動さ
せる。
この場合単方向回転機構31を作動させて架空線13に
沿ってゴンドラ18が下る方向に移動する場合にはホイ
ール11の回転を停止させ架空線13に沿って静かに滑
り下りるようにすると安全である。
所定作業位置近傍に懸架されたゴンドラ18を鉄塔10
−1から図示していない誘導ワイヤによって正確な作業
位置方向に誘導する。
この場合はホイール11が架空線13が挾持して回転し
ながら作業位置に近付く。
ゴンドラ18に塔乗している作業員は操作腕46を操作
して所定の作業位置にゴンドラ18を停止させる。
操作腕46の操作によってマグネティックカップリング
36の両部材34.35の距離が減少すると、前述のよ
うに部材34の回転を阻止するトルクが働く。
この回転阻止トルクが高速回転軸25、歯車24、歯車
23−1.23−2、支持具20、回転軸15を介して
ホイール11の回転を阻止する。
なお第1図においてはゴンドラ18の4個のホイール1
1の一つにこの考案の架空線作業用宙乗機ホイール装置
を装着した場合を示すが、必要に応じて最大4個の複数
個を設け、かつこれを運動して1個の操作腕で操作可能
にすることも可能である。
ホイール11の回転が遊星歯車装置などの増速機を介し
てマグネティックカップリング36の一つの部材34に
高速回転化されて伝達されるのでマグネティックカップ
リング36の部材35を介して部材34に与えられる回
転阻止トルクは極めて大きなトルクとなってホイール1
1にその回転を阻止するトルクとして与えられる。
即ちN 1. N2 、 N3をそれぞれ円環状歯車3
3、歯車23−1 、23−2、歯車24の歯数として
マグネティックカップリング36の部材35に与えられ
るトルクは ふxN5 1 倍のトルクとなってホイール11に与えられる。
以上詳細に説明したようにこの考案によれば簡単堅固で
小型化されゴンドラ内から容易に操作可能であって、し
かも極めて大きな制動力をホイール部分に与え安全に作
業用宙乗機を架空線の所定位置に停止させることが可能
な架空線作業用宙乗機ホイール装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の架空線作業用宙乗機ホイール装置を
取付けたゴンドラが架空線に懸架された状態を汚す図、
第2図はこの考案の架空線作業用宙乗機ホイール装置の
実施例の構成を示す図である。 11:ホイール、13:架空線、23−1.23−2,
24 :歯車、33:円環状歯車、34,35 :部材
、36:マグネティックカップリング、46:操作腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴンドラに回転自在に取付けられ架空線上に配設される
    ホイールと、このホイールの回転を増速する増速機と、
    互に結合されるべき一方の部材が前記増速機の増速出力
    軸に取付けられ、他方の部材が前記ゴンドラに回転に対
    して固定して取付けられたマグネティックカップリング
    と、そのマグネティックカップリングの互に結合される
    べき二つの部材の間隔を前記ゴンドラ上から調整するブ
    レーキ調整手段とを有する架空線作業用宙乗機ホイール
    装置。
JP11840779U 1979-08-27 1979-08-27 架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置 Expired JPS5836170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11840779U JPS5836170Y2 (ja) 1979-08-27 1979-08-27 架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置

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JP11840779U JPS5836170Y2 (ja) 1979-08-27 1979-08-27 架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5635815U JPS5635815U (ja) 1981-04-07
JPS5836170Y2 true JPS5836170Y2 (ja) 1983-08-15

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ID=29350612

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JP11840779U Expired JPS5836170Y2 (ja) 1979-08-27 1979-08-27 架空線作業用宙乗機ホイ−ル装置

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JPS5635815U (ja) 1981-04-07

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