JPH0193656A

JPH0193656A - ベルトテンション装置

Info

Publication number: JPH0193656A
Application number: JP24828887A
Authority: JP
Inventors: Mitsunori Kawaguchi; 三徳川口; Kazuya Moriyama; 和也森山
Original assignee: Mitsuboshi Belting Ltd
Current assignee: Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date: 1987-09-30
Filing date: 1987-09-30
Publication date: 1989-04-12
Also published as: JPH039339B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、■ベルト、平ベルト、歯付ベルト等を利用し
たベルト伝動機構において、プーリに懸架されるベルト
に一定の張力を与え、ベルトの滑りや歯飛びを防止する
ベルトテンション装置に関するものである。

（従来技術）従来ベルトテンション装置としては、回転可能なアイド
ルプーリをバネ力によってベルトの背面あるいは駆動面
に押し当てる機構のものが広く利用されいる。

そして、従来のベルトテンション装置のベルトへ負荷す
るテンション力の調整はベルトテンション装置の取付孔
を長孔にする等の方法により取付位置の調整を可能とし
、テンション装置をベルトに押し当ててベルトの張り状
態を調べ、取付位置を決定し、当該取付位置へベルトテ
ンション装置を固定することにより行なわれていた。

（発明が解決しようとする問題点）従来のベルトテンション装置は、上記する構造であった
から、ベルト張力の調整はベルトテンション装置を所定
の位置に仮固定しつつ、ボルト等で強固に固定する作業
を必要とし、ベルト張力の調整は相当の熟練を要するも
のであった。

また、ベルト張力の微調整を行なう際はいちいち装置自
体の固定を取り外さなければならず、相当固相であった
。

一方、近年ベルト伝動機構はベルト性能の向上および装
置の小型化の要求から、−本のベルトで多軸の機器を動
作させる多軸駆動機構が採用されることが多く、その場
合はベルト走行時の各プーリのベルト落ち込み量をベル
ト停止状態で判断することが困難であるため、ベルト走
行状態においてベルト張力を調整することが必要になっ
てきた。

しかし、ベルト走行中に従来のベルトテンション装置に
より張力を調整することは危険が伴ない不可能であった
。

そこで、本発明は従来技術のかかる欠点に着目し、ベル
ト張力の調整が容易であり、張力の微調整やベルト走行
中の張力の調整が可能であるベルトテンション装置を提
供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）しかして、上記する目的を達成するための本発明の特徴
は、中心が固定されたコイルスプリングの一端が、該コ
イルスプリングと同心状に公転可能に支承され、かつ自
転が可能であるプーリに係止され、他端がコイルスプリ
ングと同心状に回転可能であり、側部にウオームホイー
ルが設けられた回転ベースに係止され、更に前記ウオー
ムホイールが回転ベース外に回転可能に固定されたウオ
ームギアと嵌合してなるベルトテンション装置にある。

本発明のベルトテンション装置は、回転ベースを回転し
、回転ベースに係止したコイルスプリングにねじり力を
加え、そうすることによりコイルスプリングの他端に取
り付けられたプーリが該コイルスプリングのねじり力に
よりベルトに押し付けられベルトに張力を与えるもので
ある。

そして、本発明はコイルスプリングのねじり力付与にウ
オームギア及びウオームホイールを利用するため、ウオ
ームギアを回転するのみで精密なねじり角度の調整を行
なうことができる。

また、ウオームギア及びウオームホイールは、ウオーム
ギアからウオームホイールへの回転力伝動は行なうがそ
の逆は伝動しにくいため、特別な位置決めの手段を要せ
ず、容易に張力設定が行なえる。

（実施例）以下更に、本発明の具体的実施例について説明する。

第１図は本発明の具体的実施例におけるベルトテンショ
ン装置の正面図であり、第２図は第１図のＡ方向矢視図
である。

図において、（１）は本発明の具体的実施例のベルトテ
ンション装置である。本実施例のベルトテンション装置
（１）はアイドルプーリ（２）、回転板（３）、芯体（
４）、コイルスプリング（５）、回転ベース（６）、ウ
オームギア（７）、ベース（８）の各構成部材よりなる
。アイドルプーリ（２）は表面が平滑であって中心に軸
受（９）を有しており、該軸受（９）を介して、回転板
（３）に設けられた軸（１０）に回転可能に固定されて
いる。

前記軸（１０）が固定される回転板（３）は、中央部に
ボス（１１）を有する円板状であって、該ボス（１１）
に芯体（４）のビン（１２）が挿入され、芯体（４）を
中心に回転することができる。

即ち、アイドルプーリ（２）は軸受（９）により回転す
ることができるとともに芯体（４）を中心に公転可能に
構成されている。芯体（４）は先述するように回転板（
３）が回転可能に挿入されるビン（１２）を先端部に有
する円筒状であり、ベース（８）上に固定され下端部は
後記するように回転ベース（６）が挿入可能に外径が小
径に形成されている。

そして、ベース（８）と芯体（４）の下端部の小径に形
成された部分で形成される溝には、回転ベース（６）が
回転可能に挿入されている。

この回転ベース（６）は外形が概ね中心に孔を有する円
板状であり、側面の一部にウオームホイール（１３）が
形成されている。そして、該ウオームホイール（１３）
には、ベース（８）上に軸受（１４）をもって回転可能
に支承されたウオームギア（７）が係止されている。

尚、軸受（１４）上に設けられている（１５）は軸受の
摩擦力を調整するためのセットボルトである。そして、
前記する回転板（３）と回転ベース（６）の間にはコイ
ルスプリング（５）が、該コイルスプリング（５）の中
心の孔に芯体（４）が挿入され中心の移動なく固定され
た状態で、且つ両端部がそれぞれビン（１Ｂ）（１７）
により回転板（３）と回転ベース（６）に係止された状
態で挿入されている。即ち、コイルスプリング（５）の
上端はビン（１６）回転板（３）、軸（１０）を介して
アイドルプーリ（２）に係止されている。本発明のベル
トテンション装置（１１）はベルトの周辺部にベース（
８）を固定し、ベルトの背面あるいは駆動面にアイドル
プーリ（２）を軽く嵌合させた状態で、ウオームギア（
７）を回転し、所定の張力をベルトに与えて使用する。

この時ウオームホイール及びウオームギアの特性からウ
オームホイール、ウオームギア間の減整比は相当に大き
く取ることができるため、ベルトに強力な張力を与える
ことが可能であり、微調整も容易である。

また、ウオーム機構はウオームギアを回転することによ
ってのみウオームホイールを回転することができ、逆に
ウオームホイールに強い回転力が加わっても、ウオーム
ギアがブレーキとなってウオームホイールが回転しない
かあるいは回転が困難であるため張力の設定位置決めは
容易である。

以上の実施例においてコイルスプリング（５）の回転板
（３）及び回転ベース（６）への固定は、ビン（１Ｂ）
　（１７）を介して固定する手段を開示したが、他の公
知の手段、例えば当て板に端部を当接させたり孔を設け
て該孔にコイルスプリングの端部を挿入する手段も勿論
採用することができる。コイルスプリングの線材の断面
の形状は円形のものが一般的であるが、全体形状を小径
にし、且つ強力な張力をベルトに付加したい場合は断面
形状を矩形にすることにより目的の達成が可能である。

（効果）本発明のベルトテンション装置は、コイルスプリングの
一端にアイドルプーリを係止し、他端に巻方を加えるこ
とによってアイドルプーリをベルトに押し付ける構成と
なし、そのコイルスプリングの巻付手段としてウオーム
ホイール及びウオームギアを利用することにより、コイ
ルスプリング巻付力の微調整が可能となり、またウオー
ムギアがコイルスプリングの力によって巻もどることば
少ないので、コイルスプリング巻付力の設定は容易であ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の具体的実施例におけるベルトテンショ
ン装置の正面図であり、第２図は第１図のＡ方向矢視図
である。（１）・・・ベルトテンション装置（２）・・・アイドルプーリ（３）・・・回転板（４）・・・芯体（５）・・・コイルスプリング（６）・・・回転ベース
（７）・・・ウオームギア（８）・・・ベース（９）・・・ウオームホイール特許出願人　　三ツ星ベルト株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１、中心が固定されたコイルスプリングの上端が、該コ
イルスプリングと同心状に公転可能に支承され、且つ自
転が可能であるプーリに係止され、他端がコイルスプリ
ングと同心状に回転可能であり、側部にウォームホイー
ルが設けられた回転ベースに係止され、前記ウォームホ
イールが回転ベース外に回転可能に固定されたウォーム
ギアと嵌合してなることを特徴とするベルトテンション
装置。