JP2569094B2 - 巻取り−ベルト駆動装置 - Google Patents

巻取り−ベルト駆動装置

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JP2569094B2
JP2569094B2 JP62315415A JP31541587A JP2569094B2 JP 2569094 B2 JP2569094 B2 JP 2569094B2 JP 62315415 A JP62315415 A JP 62315415A JP 31541587 A JP31541587 A JP 31541587A JP 2569094 B2 JP2569094 B2 JP 2569094B2
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に、磁気テープを案内する相並ぶ2つの
巻き体を備えた磁気テープカセットのための巻き体・テ
ープ駆動装置であって、旋回歯車を介して駆動される巻
取り台が設けられており、旋回歯車の軸が旋回レバーに
配置されており、該旋回レバーの旋回点が、旋回歯車を
駆動するピニオンの軸によって形成されており、旋回レ
バーの旋回方向が、ピニオンの回転方向から導出される
ようになっている形式のものに関する。
従来の技術 公知の旋回歯車駆動装置においては、旋回レバーに配
置された旋回歯車がピニオンを介して駆動される。ピニ
オン軸は旋回レバーのための旋回点を形成する。旋回運
動はピニオンの回転方向から導出される。回転方向変更
時に旋回運動を確実に行うために、さらに、旋回レバー
の終端位置における安定した位置を確保するためにも、
旋回歯車に作用して旋回歯車と旋回レバーとの間のトル
クを高めるような手段が使用される。一般的にはこのた
めにフェルトクラッチまたはヒステリシスクラッチが使
用される。これらのクラッチの欠点は、クラッチが常に
調整されたモーメントで制動を行うことにより駆動モー
タを常時負荷することである。
本発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする課題は、旋回運動の終了後
に駆動モータが付加的に負荷されることなく、回転方向
変更時における旋回レバーの確実な連行を保証するよう
な巻き体・テープ駆動装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 前述の問題点を解決するために本発明によれば、旋回
運動が球によって伝達されるようになっており、旋回レ
バーにほぼ半円形の溝が設けられており、該溝の中央部
分には弾性部材が設けられており、溝の両外側部分で
は、駆動するピニオンの軸に球が運動自在に接触した状
態で支承され、かつ溝の中央部分では、球が弾性部材に
よってピニオン軸と旋回レバーの間に締め付けられるよ
うに、溝が構成されているようにした。
原則的には、旋回レバーの旋回運動は、駆動を行うピ
ニオンの軸から球によって伝達される。球は一方では、
駆動を行うピニオンの軸に接触して旋回レバーの溝に支
承されており、他方では、弾性部材によって溝内部でピ
ニオン軸に圧着する。この場合溝はほぼ半円形に形成さ
れている。この溝は、中央部分においては球が弾性部材
によって締め付けられ、両外側部分においては運動自在
であるように構成されている。
作用 本発明による構成では、球は回転方向変更時に、ピニ
オン軸と旋回レバーとの間を転動し、走行路の狭められ
た中央部分に進入する。これにより球は支承部を締め付
け、摩擦が高まって、旋回レバーがピニオン軸によって
連行されて反対側に旋回する。このような位置では、こ
の旋回レバーは永久磁石によって保持される。これに対
して球は摩擦によって締め付け位置から解放されて、溝
の端部にまでさらに搬送されて再び運動自在になり、ひ
いては更なる運転中に付加的な制動モーメントを招くこ
とがなくなる。溝内部における球の走行面は、両側に向
かって上り勾配の形状を有していて、ピニオン軸に向か
って斜め面取りされた基底面を備えている。これによ
り、球はピニオン軸に常に接触し続けるので、その機能
が保証される。
実施例 以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
第1図は旋回歯車駆動装置の概略図を示している。モ
ータ7によって、ベルト18を介してベルトプーリ6が駆
動される。このベルトプーリはピニオン軸13を介してピ
ニオン3に結合されている。軸11に回転可能に支承され
たこのピニオン軸13は旋回レバー5のための旋回点を形
成している。ピニオン3によって旋回歯車4が駆動され
る。この旋回歯車は軸10によって旋回レバー5に回転可
能に取り付けられている。ピニオン3の回転方向によ
り、どちらの巻取り台1,2が旋回歯車4によって駆動さ
れるかが規定される。第1図にはピニオン3の回転方向
が矢印によって規定されている。このような回転方向の
場合、旋回歯車4は巻取り台1に接触する。旋回路はシ
ャシ8に設けられた切欠き9によって仕切られている。
この切欠きの終端点には永久磁石19が固定されている。
これらの永久磁石は、軟磁性材料から成る、旋回歯車4
の軸10のためのストッパとして役立つ。この切欠き9を
通って旋回歯車の軸10は突出している。この軸は終端位
置においては、永久磁石19によってその位置に固持され
る。永久磁石は軸10に取り付けられて、磁気を帯びた軸
が、軟磁性のシャシ板に設けられたストッパに付着する
ようになっていてもよい。回転方向が変換されて初め
て、磁気による付着力が、旋回レバー5と旋回歯車4と
の間に形成された摩擦モーメントによって克服される。
このような摩擦モーメントは球12によって形成される。
第2図および第3図に示したように、この球は旋回運動
中には、ピニオン軸13と旋回レバー5との間に挟み込ま
れている。
第2図は球12によって旋回運動を伝達する旋回歯車駆
動装置を示す断面図である。球12はピニオン軸13と旋回
レバー5との間で、旋回レバー5の溝14内に配置されて
いる。第3図は旋回レバーの構造を示している。球は溝
14の下側部分において運動自在に形成されている。溝14
の中央部分には、このような溝は弾性的な舌片15によっ
て狭められている。
ピニオン軸13が矢印方向に運動すると、溝14がピニオ
ン軸13に向かって傾斜していることによりピニオン軸13
に接触した球12が、摩擦によって溝14の中央部分に案内
される。この中央部分において球12は弾性的な舌片15に
よって締め付けられる。このような締め付け作用によ
り、回転運動がピニオン軸13から旋回レバー5に伝達さ
れる。永久磁石19から形成されたストッパにおいて旋回
運動が終了したあと、球12はピニオン軸13との摩擦によ
って締め付けから解放され、溝の上側部分に、今や再び
運動自在に支承される。
【図面の簡単な説明】
第1図は旋回歯車駆動装置の概略図、第2図は球によっ
て旋回運動を伝達される旋回歯車駆動装置の断面図、第
3図は旋回レバーの構造を示す図である。 1,2……巻取り台、3……ピニオン、4……旋回歯車、
5……旋回レバー、6……ベルトプーリ、7……モー
タ、8……シャシ、9……切欠き、10,11……軸、12…
…球、13……ピニオン軸、14……溝、15……舌片、18…
…ベルト、19……永久磁石

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き体・テープ駆動装置であって、旋回歯
    車(4)を介して駆動される巻取り台(1,2)が設けら
    れており、旋回歯車(4)の軸(10)が旋回レバー
    (5)に配置されており、該旋回レバーの旋回点が、旋
    回歯車(4)を駆動するピニオン(3)の軸(13)によ
    って形成されており、旋回レバー(5)の旋回方向が、
    ピニオン(3)の回転方向から導出されるようになって
    いる形式のものにおいて、 旋回運動が球(12)によって伝達されるようになってお
    り、旋回レバー(5)にほぼ半円形の溝(14)が設けら
    れており、該溝の中央部分には弾性部材(15)が設けら
    れており、溝(14)の両外側部分では、駆動するピニオ
    ンの軸(13)に球(12)が運動自在に接触した状態で支
    承され、かつ溝の中央部分では、球(12)が弾性部材
    (15)によってピニオン軸(13)と旋回レバー(5)と
    の間に締め付けられるように、溝(14)が構成されてい
    ることを特徴とする、巻き体・テープ駆動装置。
  2. 【請求項2】球(12)が、旋回運動中には締め付けによ
    って、それ自体の回転運動を全く行わないかまたは僅か
    しか行わない、特許請求の範囲第1項記載の巻き体・テ
    ープ駆動装置。
  3. 【請求項3】球(12)が、旋回過程終了後、ピニオン
    (3)の軸(13)との摩擦によって、弾性的な締め付け
    から解放されるようになっている、特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の巻き体・テープ駆動装置。
  4. 【請求項4】旋回運動が、シャシ(8)と旋回レバー
    (5)との間に設けられたストッパ(19)によって制限
    されている、特許請求の範囲第1項から第3項までのい
    ずれか1項記載の巻き体・テープ駆動装置。
  5. 【請求項5】ストッパ(19)で、シャシ(8)と旋回レ
    バー(5)との付着が行われるようになっている、特許
    請求の範囲第4項記載の巻き体・テープ駆動装置。
  6. 【請求項6】シャシ(8)と旋回レバー(5)との付着
    が磁気作用によって行われるようになっている、特許請
    求の範囲第5項記載の巻き体・テープ駆動装置。
  7. 【請求項7】旋回歯車(4)の軸(10)がシャシ(8)
    に設けられた切欠き(9)を通って突出しており、シャ
    シ(8)がストッパに接触しており、旋回歯車の軸(1
    0)が、永久磁石材料から成っているか、または永久磁
    石を支持している、特許請求の範囲第4項から第6項ま
    でのいずれか1項記載の巻き体・テープ駆動装置。
JP62315415A 1986-12-18 1987-12-15 巻取り−ベルト駆動装置 Expired - Fee Related JP2569094B2 (ja)

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AT (1) ATE77168T1 (ja)
DE (2) DE3643210A1 (ja)
ES (1) ES2033289T3 (ja)
GR (1) GR3005262T3 (ja)
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DE3643210A1 (de) 1988-06-30
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HK40096A (en) 1996-03-15
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