JPS6124411Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6124411Y2
JPS6124411Y2 JP1980081237U JP8123780U JPS6124411Y2 JP S6124411 Y2 JPS6124411 Y2 JP S6124411Y2 JP 1980081237 U JP1980081237 U JP 1980081237U JP 8123780 U JP8123780 U JP 8123780U JP S6124411 Y2 JPS6124411 Y2 JP S6124411Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel lid
fuel
mounting member
lid
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980081237U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS575322U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980081237U priority Critical patent/JPS6124411Y2/ja
Publication of JPS575322U publication Critical patent/JPS575322U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6124411Y2 publication Critical patent/JPS6124411Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、取付部材を介して自動車のボデーパ
ネルに回動自在に取付けられ給合口を覆うフユー
エルリツドの構造上の改良に関するものである。
一般に、自動車の給油口には第1図に示すよう
に、プレス成形品よりなるフユーエルリツド1を
設け、これにより給油口を覆つている。ところ
で、従来のフユーエルリツド1の取付構造はプレ
ス加工の形状的制約のため、第2図に示すように
フユーエルリツド2、サブブラケツト3、取付ブ
ラケツト4、シヤフト5の4つの部品で構成され
ており、ボデーラインに一致するように成形され
たフユーエルリツド2にサブブラケツト3をスポ
ツト溶接して固定し、該サブブラケツト3を車体
パネルに固定される取付ブラケツト4とを組付け
てシヤフト5に挿入することにより、サブブラケ
ツト3を介して、フユーエルリツド2を取付ブラ
ケツト4で車体パネルに回動自在に支持するよう
にしていた。
しかし、かかる従来のフユーエルリツドの構造
は、組付工数が多い上、各部品の製作上の誤差と
スポツト溶接部の位置ずれなどの取付誤差とが相
乗的に重なり、自動車に組付後フユーエルリツド
1がボデーラインが一致せずに隙間やずれが生じ
るという欠点があつた。
そのため、特開昭53−52568号公報にて開示さ
れているのように、回転軸をアウトサート成形
し、成形収縮により回転軸の回転を可能とするも
のがある。しかし、このような構造のものをフユ
ーエルリツドの内側に備えた場合、一般的な金型
では型抜きの関係上フユーエルリツドの内側に凹
部を設けることができなかつた。また、このもの
では抜け止めの為、回転軸にテーパが形成されて
おり、回転軸と軸受のテーパ面が当接する方向に
力をかけて回動させた場合、非常に摩擦力が大き
くなり、回転が重くなるものであつた。
本考案は、かかる問題を解決すべくなされたも
のであつて、取付部材とフユーエルリツドとを既
に組合わせた状態で製造し、しかもその状態で常
に良好な回動操作を保証するフユーエルリツドの
取付構造を提供することを目的としている。
このため、本考案においては、溶融温度が相異
なる合成樹脂材を用い、溶融温度の高い樹脂材料
を用いて、フユーエルリツドは、溶融温度の高い
樹脂材料を用いて予め射出成形により形成され、
かつ内面に凹部を設けるとともに、該内面に一対
の軸受を突設しかつ各軸受のフユーエルリツド内
面周縁部より突出した位置に嵌合穴を設けてなる
一方、上記取付部材は、上記フユーエルリツドを
入子として溶融温度の低い樹脂材料を用いて2重
射出成形により形成され、かつ上記フユーエルリ
ツドの軸受間に嵌合される軸部を設け、この軸部
に上記フユーエルリツドの各軸受の嵌合穴内に突
出する軸を夫々設けてなるとともに、上記取付部
材の凝固収縮により、上記取付部材に対して上記
フユーエルリツドを回転自在とする微小な間隙を
形成することを特徴としている。
以下、より具体的に図示の実施例について本考
案を説明する。
第3図に示す実施例では、高い溶融温度を有す
る合成樹脂材を用いてフユーエルリツド6を予め
所定の形状に成形したのち、このフユーエルリツ
ド6の内側にフユーエルリツド6を入子として、
低い溶融温度を有する合成樹脂材を用いて取付部
材7を2重成形している。
この場合、フユーエルリツド6の成形に際して
は、第3図及び第4図に示すように凹部6aを設
けた内面側の一方の側部には、先端のフユーエル
リツド内面周縁部6bより突出した位置に小径の
嵌合穴8,8′を貫通させた一対の軸受部9,
9′を突設し、外面側はボデーラインと一致する
ように適当な湾曲面として成形している。なお、
10は後述するフユーエルリツドロツク取付穴で
ある。
一方、上記取付部材7はヒンジ受けされる軸部
11と車体パネル側に固定するための取付穴12
a,12bを有する取付部12とからなり、該軸
部11は、フユーエルリツド6の内面側の一方の
側部に突設した軸受部9,9′の嵌合穴8,8′に
溶融樹脂を充填させて2重成形したものである。
すなわち、軸部11にはその成形に際して、フユ
ーエルリツド6の内面側の一方の側部に突設され
た軸受部9,9′の嵌合穴8,8′に嵌合する一対
の軸13,13′が形成される。
この場合、フユーエルリツド6の回動自在とす
る微小な間隙は、具体的に図示しないが、取付部
材7の軸部11の軸13,13′と、フユーエル
リツド6の軸受部9,9′の嵌合穴8,8′との径
方向の収縮量として与えられる。すなわち、取付
部材7の成形時には、軸13,13′と嵌合穴
8,8′との間にはいかなる間隙もないが、成形
後の冷却過程では軸13,13′は液相から固相
に凝固縮径するが、固体のままの嵌合穴8,8′
は、ほとんど縮径することなく、両者の間にフユ
ーエルリツド6を回転自在とする微小な間隙が確
実に形成されるのである。なお、取付部材7の軸
受11とフユーエルリツド6の軸受部9,9′と
の間にも、取付部材7の軸部11が凝固収縮する
ことにより微小な間隙が生じて、フユーエルリツ
ド6の回動操作を補助している。
したがつて、フユーエルリツド6は成形後充分
に冷却された段階以降、回動自在となる。
上記フユーエルリツド6は、第5図に示すよう
に取付部材7の取付部12に設けた2つの穴12
a,12bをボルト14,14′によりボデーパ
ネル15に取付け、給油口16を覆つている。フ
ユーエルリツドロツク取付穴には、従来周知の構
造を有するフユーエルリツドロツク17を取付け
ることにより、常時はフユーエルリツド6をボデ
ーパネル15にロツクして給油口16を勝手に開
放しえないように覆い、キー操作(図示せず)も
しくはフユーエルリツドオープナー18でロツク
解除して開扉したときに初めて給油が行えるよう
にする。
以上の説明から明らかなように、本考案は、取
付部材7とフユーエルリツド6とを溶融温度の相
異なる合成樹脂材を用い、溶融温度の高い合成樹
脂材を用いたフユーエルリツド6を入子として取
付部材7を2重成形することにより、フユーエル
リツド6と取付部材7との一体に組付けた状態で
製造するようにしたことを特徴とするフユーエル
リツドの取付構造を提供するものである。
本考案によれば、溶融温度の相異なる合成樹脂
材を用いて2重射出成形により取付部材とフユー
エルリツドとの間に必要な微小の間隙を形成する
ことができ、しかもフユーエルリツドを入子とし
て成形するので、両部材間の製造誤差が皆無とな
りボデーラインとのずれや隙間を防止することが
できる上、両部材を組付けた状態に形成する、換
言すれば、成形により完成品をそのまま得ること
ができ、スポツト作業や加締作業などの組付工程
を省略することができ、部品点数の減少をも図る
ことができる。また、樹脂材料にて形成している
ため、雨水などが付着しても腐食することがない
ので寿命が長くなると共に部品が軽量化するとい
つた効果が得られる。
また、フユーエルリツドの内側には凹部を設け
るように成形しているので、肉厚を薄くすること
ができ、より軽量化を図ることができる。さら
に、フユーエルリツドの軸受間に取付部材の軸部
を設け、その軽部かフユーエルリツドの嵌合穴に
突出する軸を備えているため、上記軸にテーパを
設けてなくても抜け止めを図ることができ、かつ
良好な作動を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフユーエルリツドを取付けた自動車の
側面図、第2図は従来のフユーエルリツドの取付
構造の斜視図、第3図は本考案に係るフユーエル
リツドの取付構造の斜視図、第4図は第3図に示
すフユーエルリツドの取付構造の一部断面側面
図、第5図は第3図に示すフユーエルリツドの取
付構造を自動車のボデーパネルへ取付けた状態を
示す一部断面平面図である。 1,2……フユーエルリツド、3……サブブラ
ケツト、4……取付ブラケツト、6……フユーエ
ルリツド、6a……凹部、6b……内面周縁部、
7……取付部材、14……ボルト、15……ボデ
ーパネル、16……給油口、17……フユーエル
リツドロツク、18……フユーエルリツドオープ
ナー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付部材7を介して自動車のボデーパネルに、
    その給油口を覆うようにフユーエルリツド6を回
    動自在に取付けてなるフユーエルリツドの取付構
    造において、 上記フユーエルリツド6は、溶融温度の高い樹
    脂材料を用いて予め射出成形により形成され、か
    つ内面に凹部6aを設けるとともに、該内面に一
    対の軸受9,9′を突設しかつ各軸受9,9′のフ
    ユーエルリツド内面周縁部6bより突出した位置
    に嵌合穴8,8′を設けてなる一方、 上記取付部材7は、上記フユーエルリツド6を
    入子として溶融温度の低い樹脂材料を用いて2重
    射出成形により形成され、かつ上記フユーエルリ
    ツド6の軸受9,9′間に嵌合させる軸部11を
    設け、この軸部11に上記フユーエルリツド6の
    各軸受で嵌合穴8,8′内に突出する軸13,1
    3′を夫々設けてなるとともに、上記取付部材7
    の凝固収縮により、上記取付部材7に対して上記
    フユーエルリツド6を回転自在とする微小な間隙
    を形成することを特徴とするフユーエルリツドの
    取付構造。
JP1980081237U 1980-06-10 1980-06-10 Expired JPS6124411Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980081237U JPS6124411Y2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980081237U JPS6124411Y2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS575322U JPS575322U (ja) 1982-01-12
JPS6124411Y2 true JPS6124411Y2 (ja) 1986-07-22

Family

ID=29443642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980081237U Expired JPS6124411Y2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6124411Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352568A (en) * 1976-10-23 1978-05-13 Polyplastics Kk Method of producing rotary part by molding outsert

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352568A (en) * 1976-10-23 1978-05-13 Polyplastics Kk Method of producing rotary part by molding outsert

Also Published As

Publication number Publication date
JPS575322U (ja) 1982-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3046575B2 (ja) 取外可能な自動車のドアヒンジ
JPS6124411Y2 (ja)
JP3440733B2 (ja) 自動二輪車のフレームカバー取付構造
JPH0411856Y2 (ja)
JP2586833Y2 (ja) コラムホールカバーの構造
JP3659513B2 (ja) 自動車用チェンジレバーの軸受け構造
JPH0317015Y2 (ja)
CN219587397U (zh) 用于车辆的发动机罩锁和车辆
JP2515818Y2 (ja) 自動車のフューエルリッド装置
JPH043854Y2 (ja)
JP3736403B2 (ja) ステップモータ及びそのマグネットロータ
JPH0730434Y2 (ja) 自動車用ステップ装置
JP7424590B2 (ja) 燃料タンクキャップ
JPS6213233B2 (ja)
JPH0219486Y2 (ja)
JPH0454298Y2 (ja)
JPH0450779Y2 (ja)
JPH0426616Y2 (ja)
JPS644600Y2 (ja)
JPH0435634Y2 (ja)
JPS60450Y2 (ja) 自動車のドア開放操作装置
JPH0139645Y2 (ja)
JPS6228385Y2 (ja)
JP4485632B2 (ja) ジョイント部材及び本体と被取付体との取付構造
JPH0430293Y2 (ja)