JPH0454298Y2 - - Google Patents

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JPH0454298Y2
JPH0454298Y2 JP10618786U JP10618786U JPH0454298Y2 JP H0454298 Y2 JPH0454298 Y2 JP H0454298Y2 JP 10618786 U JP10618786 U JP 10618786U JP 10618786 U JP10618786 U JP 10618786U JP H0454298 Y2 JPH0454298 Y2 JP H0454298Y2
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JP
Japan
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hinge
opening
closing body
hinge arm
resin washer
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JP10618786U
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JPS6312580U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたとえば自動車のエンジンフード、ト
ランクリツド等の車両用開閉体のヒンジ構造に関
する。
(従来の技術) 従来、この種の車両用開閉体のヒンジ構造とし
てはたとえば第6図乃至第8図に示すようなもの
がある。すなわちヒンジ1は車体側に固定される
ヒンジブラケツト2と、開閉体に固定されるヒン
ジアーム3とを備えており、これらヒンジアーム
3とヒンジブラケツト2はヒンジピン4を介して
回動自在に連結されている。さらにヒンジアーム
3とヒンジブラケツト2との間には樹脂ワツシヤ
5が介挿されている((株)山海堂発行の自動車工学
全書第13巻「乗用車の車体」第145ページ参照)。
而して工場組付作業時等において、たとえば車
体にエンジンフードを取付ける際には、上記ヒン
ジのヒンジブラケツト2を予め車体のフード開口
周縁部に固定しておき、その後フードとヒンジア
ームとをボルト締めするようになつている。とこ
ろでヒンジアーム3は常に自重により垂れ下つて
おり、エンジンフードとヒンジアーム3との固定
は、ヒンジアーム3を上方に回動させてエンジン
フードに沿わせて保持した状態でボルト締めする
必要がある。そこでヒンジアーム3はエンジンフ
ードが組付けられるまで、一定の角度に保持され
ていることが作業性の点から望ましい。このよう
に、ヒンジアーム3を一定角度に保持するため
に、従来は第一例としてヒンジアーム3とヒンジ
ブラケツト2間の接触面圧を大きくする方法、第
二例としてヒンジピン4のピン径をヒンジアーム
3およびヒンジブラケツト2のピン孔2a,3a
の孔径より大きくしてしまりばめとする方法、第
三例としてヒンジピン4のかしめ時のピン径の圧
縮変形を利用する方法が採られていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし斯かる従来例の場合には、第一,第二お
よび第三例のいずれの場合においても回動摺動抵
抗を均一にすることが難しく、保持されるヒンジ
アーム3の角度がばらついてエンジンフードの組
付けの際にヒンジアーム3の角度を修正する必要
がある。またエンジンフードを組付けた後におい
てもヒンジアーム3とヒンジブラケツト2間の回
転摺動抵抗が存在するために、フードを開閉操作
する際に不要な操作荷重が発生するという問題が
あつた。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、組付後の開閉体の操作荷重を増大させること
無く、開閉体組付時のヒンジアームとヒンジブラ
ケツトを所定開度で保持し得る車両用開閉体のヒ
ンジ構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあつて
は、ヒンジピンを介して車体側に固定されるヒン
ジアームと開閉体に固定されるヒンジブラケツト
の間に樹脂ワツシヤを介装した車両用開閉体のヒ
ンジ構造において、上記樹脂ワツシヤの側面に突
起を設けた。
(作用) 而して開閉体の車体への組付作業は、予め車体
側にヒンジブラケツトを固定しておく。ヒンジブ
ラケツトとヒンジアームとの間に介装された樹脂
ワツシヤの側面に設けられた突起はヒンジアーム
とヒンジブラケツト間に摺動抵抗を付与し、この
摺動抵抗によつてヒンジアームがヒンジブラケツ
トとの間に所定の角度で保持される。この状態で
開閉体をヒンジアームに組付ける。さらに組付後
の開閉体を開閉すると、樹脂ワツシヤに設けた突
起が摩滅して抵抗機能が無くなり、開閉体の操作
荷重が増大しない。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の一実施例に係る車両用開閉体のヒン
ジ構造を示す第1図乃至第5図において、第6図
に示す従来例と同一の構成部分については同一の
符号を付して説明すると1はヒンジ全体を示して
おり、このヒンジ1は車体側に固定されるヒンジ
ブラケツト2と開閉体側に固定されるヒンジアー
ム3がヒンジピン4を介して回動自在に連結され
ており、ヒンジブラケツト2とヒンジアーム3と
の間には樹脂ワツシヤ5が介挿されている。
樹脂ワツシヤ5は中央にピン孔5aを備えた薄
肉の円板形状で、両側面6,7がヒンジアーム3
およびヒンジブラケツト2に密接されている。こ
の樹脂ワツシヤ5一側面6には第3図に示すよう
に任意数の突起8が設けられている。突起8は断
面略台形状でピン孔5a周りに所定の間隔でもつ
て3ケ所に配置されている。突起8の断面形状と
しては、台形状に限るものでは無く、山形、半円
形、三角形、四角形等種々の形状に成形してもよ
い。
上記構成の車両用開閉体のヒンジ構造にあつて
は、たとえば開閉体としてエンジンフードの組付
けは、ヒンジブラケツト2を予め車体に固定す
る。この状態でヒンジアーム3はその自重によつ
てヒンジブラケツト2側に閉じる方向に回動しよ
うとするが、樹脂ワツシヤ5に設けた突起8によ
つて樹脂ワツシヤ5とヒンジアーム3およびヒン
ジブラケツト2間の接触面圧が高められ、その摩
擦力によつて回動が規制されて所定角度開いた状
態に保持される。ヒンジアーム3の開き角度は上
記樹脂ワツシヤ5に設けた突起8の数、突出幅等
により調節される。ヒンジアーム3を所定角度に
保持した状態でエンジンフードをヒンジアーム3
に合わせてボルト等によつて固定する。エンジン
フードを組付けた後、エンジンフードを開閉操作
すると、上記樹脂ワツシヤ5の突起8はエンジン
フードの開閉に伴なつたヒンジアーム3とヒンジ
ブラケツト2間の摺動によつて摩滅し、エンジン
フードの不要な操作力の増大は悪くなり、エンジ
ンフードを軽快に操作することができる。
つぎに第4図および第5図には上記樹脂ワツシ
ヤ5の他の態様が示されている。すなわち、樹脂
ワツシヤ5側面に設けた突起9は樹脂ワツシヤ5
の半径方向略全幅にわたつて舌状に突設されてい
て、樹脂ワツシヤ5の円周方向に所定間隔でもつ
て放射状に配設したものである。
尚上記実施例においては開閉体としてエンジン
フードの組付けについて説明したが、その他トラ
ンクリツド、バツクドア等についても同様に適用
し得るものである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用からなるもの
で、ヒンジピンを介して回動自在に連結されたヒ
ンジアームとヒンジブラケツトの間に介挿された
樹脂ワツシヤの側面に突起を設けたので、開閉体
の組付前は樹脂ワツシヤの突起によつてヒンジア
ームとヒンジブラケツト間に摺動抵抗が付与され
てヒンジアームとヒンジブラケツトが所定角度に
開いた状態に保持される。摺動抵抗は突起の大き
さによつて決まるので、突起を所定の大きさに成
形しておくことにより一定の抵抗が確保できヒン
ジアームとヒンジブラケツトの開度のばらつきを
低減することができる。さらに組付後の開閉体の
開閉操作によつて樹脂ワツシヤの突起が摩滅して
抵抗機能が無くなるので、開閉体の操作荷重が増
大することは無くなつて操作性が向上する等の
種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用開閉体
のヒンジ構造の要部縦断面図、第2図は第1図の
樹脂ワツシヤの斜視図、第3図は第2図の樹脂ワ
ツシヤの要部拡大縦断面図、第4図は第1図の樹
脂ワツシヤの他の態様を示す斜視図、第5図は第
4図の要部拡大縦断面図、第6図は従来の車両用
開閉体のヒンジ構造の概略斜視図、第7図は第6
図の要部縦断面図、第8図は第7図の樹脂ワツシ
ヤの斜視図である。 符号の説明、1……ヒンジ、2……ヒンジブラ
ケツト、3……ヒンジアーム、4……ヒンジピ
ン、5……樹脂ワツシヤ、6,7……側面、8,
9……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヒンジピンを介して車体側に固定されるヒンジ
    アームと開閉体に固定されるヒンジブラケツトと
    を回動自在に連結すると共に上記ヒンジアームと
    ヒンジブラケツトの間に樹脂ワツシヤを介装した
    車両用開閉体のヒンジ構造において、 上記樹脂ワツシヤの側面に突起を設けて成るこ
    とを特徴とする車両用開閉体のヒンジ構造。
JP10618786U 1986-07-10 1986-07-10 Expired JPH0454298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10618786U JPH0454298Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10618786U JPH0454298Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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Publication Number Publication Date
JPS6312580U JPS6312580U (ja) 1988-01-27
JPH0454298Y2 true JPH0454298Y2 (ja) 1992-12-21

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ID=30981311

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JP10618786U Expired JPH0454298Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5476026B2 (ja) * 2009-04-13 2014-04-23 株式会社野島角清製作所 吊り金具

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JPS6312580U (ja) 1988-01-27

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