JPS61242307A - 磁気ヘツド製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばギャップ近傍にアモルファス磁性材の
設けられたフェライトヘッドタイプといった磁気ヘッド
の製造法に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

例工ば、ギャップ近傍にアモルファス磁性材が設けられ
たフェライトヘッドタイプといった磁気ヘッドは、第３
図ａ　−ｆに示すようにして作られている。

すなわち、第３図ａに示す如く、まずフェライト磁性材
の直方体ブロック１にトラック巾相当の溝２及び巻線用
窓となる溝３を形成し、次いでスパッタ手段等によって
溝２等にアモルファス磁性材４を設け（同図ｂ）、そし
て溝２等にアモルファス磁性材４が充填されている直方
体ブロック１のアモルファス磁性材形成面側を鏡面ラッ
プ等して平坦化しく同図Ｃ）、その後トラック巾規制用
の溝５を形成しＣ同図ｄ）、そして第１図ａの工程で説
明しな巻線用窓となる溝３を形成しないで以後第１図ａ
　％　ｄで説明したのと同様な工程を経て作成した直方
体ブロック１′と前記第１図ａ　％　ｄの工程を経て作
成した直方体ブロック１とを互いのアモルファス磁性材
同士が対向するよう突き合わせ、そしてトラック巾規制
用の溝で構成される穴に低融点のガラス６を充填し、加
熱押圧して直方体ブロック１と１′とを接合一体化して
複合ブロック７を形成しく同図ｅ）、そして第１図ｅ中
一点鎖線で示す仮想面で複合ブロック７をスライスし、
テープ摺接面側を所定の形状に形成して同図ｆに示され
るような磁気ヘッド８が得られるのである。

しかし、このようにして製造される磁気ヘッドは、トラ
ック中規制用の溝５に充填されるガラスは低融点のもの
であるが故に、耐摩耗性に劣っており、又、傷付きやす
く、さらには耐食性も良くなく、磁気ヘッドの寿命が短
かいものであり、しかも再生出力等が充分でなく、再生
特性に低丁がみられる等の欠点がある。

そこで、上記のトラック巾規制用の溝に充填されるガラ
スとして高融点のものを用いれば良いと考えられるが、
ガラスをモールドする時にはアモルファス磁性材４の結
晶化温度を越えて行なうことは出来ないといつ制約条件
より、高融点のガラスを単に用いるといった技術思想の
みでは上記の欠点を解決することは出来ない。すなわち
、上記の製造工程では、トラック巾規制用の溝に充填す
るガラスとして高融点のものを用いたくても用いられな
いという欠点があるのである。

〔問題点を解決する為の手段〕

一対の殻化物系磁性材ブロックの所定位置にトラック巾
規制用の溝を形成し、その後前記トラック巾規制用の溝
に高融点非磁性材を設け、そして前記高融点非磁性材の
設けられた酸化物系磁性材ブロックの所定位置にトラッ
ク巾相当の溝を形成し、その後前記トラック巾相当の溝
に金属磁性材を設け、そして前記金属磁性材の設けられ
た酸化物系磁性材ブロック同士を接合一体化して複合ブ
ロックを構成し、前記複合ブロックを所定の形状に形成
する。

〔実施例〕

第１図ａ　−ｆは、本発明に係る磁気ヘッド製造法の１
実施例の説明図である。

まず、第１図ａに示す如く、フェライト磁性材の直方体
ブロック１１に、巻線用窓となる溝１２とトラック巾規
制用の溝１３とを形成する。

次に、同図すに示す如く、上記トラック巾規制用の溝１
３に耐摩耗性に富む高融点ガラス１４を充填する。

その後、同図Ｃに示す如く、高融点ガラス１４の充填さ
れた直方体ブロック１１の所定位置（トラック巾規制用
の溝１３間の部分）にトラック巾相当の溝１５を形成す
る。

次に、同図ｄに示す如く、トラック巾相当の溝１５の部
分及び巻線用窓となる溝１２の部分等に、アモルファス
磁性材１６をスパッタ手段等により設ける。

尚、トラック巾相当の溝１５の形成されている直方体フ
ロック１１の面全面にアモルファス磁性材１６ノ層ヲス
パッタ手段で設け、その後このアモルファス磁性材１６
の層表面を研磨することで、第１図ｄに示されるような
溝１２．１５にアモルファス磁性材１６が設けられた直
方体ブロックは得られる。

又、第１図ａ　−ｄと同様な工程を経て、第１図ｄに示
す直方体ブロック１１と同様な直方体ブロック１１′を
形成する。尚、この直方体ブロック１１′には巻線用窓
となる溝を形成していないものでもよい。

そして、上記までの工程で得られた直方体ブロック１１
と１１′とを、互いの直方体ブロックに設けられている
高融点ガラス及びアモルファス磁性材同士が対向するよ
う突き合わせ、低融点ガラスでもって両者を接合一体化
して、同図ｅに示されるように複合ブロック１７を得る
。

そして、同図ｅで示される一点鎖線の仮想面で複合ブロ
ック１７をスライスし、テープ摺接面側に所定の加工を
施して、同図ｆで示されるような磁気ヘッド１８を得る
。

上記のようにして製造される磁気ヘッドは、トラック巾
規制用の溝にガラスが充填された後、トラック巾相当の
溝を形成してこの溝にアモルファス磁性材を設けるとい
った工程を経て作られるものであるから、前記ガラスの
融点はアモルファス磁性材の結晶化温度より高いもので
も良く、すなわち高融点ガラスを用い、て製造できるよ
うになる。

従って、従来の製゛造工程で得な磁気ヘッドの欠点、つ
まり低融点ガラスを用いたが故に生ずる耐摩耗性に乏し
い、傷の付きやすい、耐食性に乏しいといった磁気ヘッ
ドの寿命が短かいといった欠点及び再生特性の良くない
といった欠点が解決される。

又、上記工程を経て作られた磁気ヘッドは、アモルファ
ス磁性材が磁気ヘッドのギャップ近傍部分に用いられて
いることより、高密度記録用の磁気記録媒体に対応でき
、優れた記録再生特性を示すものである。

尚、上記実施例では、トラック巾規制用の溝に充填され
る非磁性材料としてガラスの場合で説明したが、これは
セラミック等でもよく、又、トラック巾相当の溝に設け
られる金属磁性材料としてアモルファス磁性材料の場合
で説明したが、これはセンダスト合金、窒化鉄等であっ
てもよく、又、トラック巾規制用の溝は先端部のみの科
目溝構造のものであってもよい。

又、トラック巾相当の溝に金属磁性材を設ける価として
、例えば第２図に示す如く、約２〜３μｍ厚のアモルフ
ァス磁性材１６＋１と約０．００５μｍ以下の厚みの５
ｉｎｓといった絶縁材１６ｂとで積層構成されるように
してもよい。

〔効果〕

高密度記録用の磁気記録媒体に対応できる磁気ヘッドが
製造能率よく得られる。

又、高融点ガラスを用いることが出来るようになり、従
って耐摩耗性に富み、傷が付きにくく、さらには耐食性
に富んでいて寿命の長い磁気ヘッドを提供でき、又、記
録再生特性の良いものが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ　−ｆ及び第２図は本発明に係る磁気ヘッド製
造法の実施例の説明図、第３図ａ　−ｆは従来の磁気ヘ
ッド製造法の説明図である。 １１．１１’・・・直方体ブロック、１３・・・トラッ
ク巾規制用の溝、１４・・・高融点ガラス、１５・・・
トラック巾相当の溝、１６・・・アモルファス磁性材、
１７・・・複合ブロック、１８・・・磁気ヘッド。 特許出願人　　日本ビクター株式会社 ？　１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の酸化物系磁性材ブロックの所定位置にトラック巾
   規制用の溝を形成し、その後前記トラック巾規制用の溝
   に高融点非磁性材を設け、そして前記高融点非磁性材の
   設けられた酸化物系磁性材ブロックの所定位置にトラッ
   ク巾相当の溝を形成し、その後前記トラック巾相当の溝
   に金属磁性材を設け、そして前記金属磁性材の設けられ
   た酸化物系磁性材ブロック同士を接合一体化して複合ブ
   ロックを構成し、前記複合ブロックを所定の形状に形成
   することを特徴とする磁気ヘッド製造法。