JPS6123999Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はモータ、羽根、台座等からなる本体部
分と、操作スイツチ等からなる操作部分とからな
る壁掛形扇風機に係り、前記本体部分と操作部分
を結ぶコードを取付壁面の状態及び操作性等によ
り前記コードを適当な長さに調節し、余分なコー
ドを本体部分に収納せしめ、壁面に沿うコードが
見苦しくならないようにすることを目的とする。

従来この種の壁掛形扇風機は第３図に示す如く
扇風機本体を支持する台座１０１の底部に底板１
０２を設け、遠隔操作スイツチ（図示せず）と接
続されたコード１０３を台座１０１より引出し、
壁面１０４に取り付けられた壁掛用金具１０５に
底板１０２に設けられた係合孔１０６を係合して
壁面に取り付けていたが、台座１０１より引出さ
れたコード１０３は一定長さであるため台座１０
１の取付位置や遠隔操作スイツチの設置位置等の
関係から台座１０１と遠隔操作スイツチ間のコー
ドがたるみを生じ、その配線が邪魔になつたり見
苦しいという欠点があつた。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以
下にその実施例を第１〜２図にもとづいて説明す
る。

図において、１は羽根車２を駆動するモータを
有した扇風機主体、３は扇風機主体１をネツクピ
ース４を介して支持する台座で、側面がほゞ三角
形に形成され、前面と背面に開口部４，５が形成
されている。６は台座３の内部を支切る支切壁
で、リモコンスイツチ７と接続されたコード８の
コード収納室９と扇風機主体１から引出されたリ
ード線１０と前記コード８を接続する接続器１１
の接続器収納室１２を形成する。１３はコード収
納室９の前面側に形成された開口部４に着脱自在
に設けられる蓋で、一端にはコード引出口１４が
設けられている。

１５は台座３の背面側開口部５に設けられる背
面板で、弾性材で形成した支持脚１６を介してね
じ１７により台座３に取付けられるものである。
１８は壁部や柱に取付けられる掛金具、１９は掛
金具１８に係合するように背面板１５に形成され
た係合孔、２０は支切壁６の端部に設けられた背
面板１５とでコード８を固定する弾性体である。

上記構成において、扇風機を取付けるには、壁
部等に取付けられた掛金具１８に扇風機主体１を
支持している台座３に取付けられた背面板１５の
係合孔１９を係合して扇風機本体を壁部に取り付
け、リモコンスイツチ７を所望の位置にセツトす
べく、コード収納室９に収納されているコード８
をコード引出口１４より引出しながらコード８の
長さを調節し、扇風機本体とリモコンスイツチ７
間に露出しているコード８にたるみが生じないよ
うに配線する。

従つてコード収納室９内に収納されたコード８
が全部引出され、更にコード８を引張つた場合に
おいてはコード８が支切壁６の端部に設けた弾性
体２０と背面板１５により固定されているので、
扇風機主体１より引出されたリード線１０とコー
ド８とを接続する接続器１１には接続を離脱する
ような力が加わらない。

またコード収納室９内にコード８を収納する時
にはコード収納室９の前面側に設けた蓋１３をは
ずしてコード８を収納することが出来る。

このように本考案によれば、扇風機本体とリモ
コンスイツチ間に露出するコードの長さが調節し
て配線することが出来るので、コードがたるんだ
りする見苦しさが無くなると共に、コード収納室
を形成するために支切る支切壁と背面板によりコ
ードが固定され接続部分に外力が加わるのが防止
される等の効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における壁掛形扇風
機を壁部に取付けた状態を示す側面図、第２図は
同台座部分の断面図、第３図は従来の壁掛形扇風
機における台座部分の断面図である。 １……扇風機主体、３……台座、４……前面開
口部、５……背面開口部、６……支切壁、７……
リモコンスイツチ、８……コード、９……コード
収納室、１３……蓋、１５……背面板、１８……
掛金具、１９……係合孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面と背面に開口部を有し、扇風機主体を支持
   する台座と、壁部等に設けた掛金具に係合する係
   合孔を有し、前記台座の背面開口部に設けられる
   背面板と、前記台座内において前面開口部との間
   にリモコンスイツチ等を接続したコードのコード
   収納室を形成すると共に、前記背面板との間でコ
   ードの途中部分を固定してなる支切壁を設けた壁
   掛形扇風機。