JPS5841683Y2 - 照明器具用ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスポットライト等のスタンドの基部を支持する
ための照明器具用ケースに関するものである。

第１図はこの種の照明器具たるスタンドの概略説明図で
あって、同図において、１はフレキシブルな支柱、２は
支柱１の先端に取付けられたセード、３は上記支柱１の
基部を支持するためのケースであって、これは家屋等の
壁材等に取付固定される。

そして、このケース３は、通常、壁材等に螺子にて取付
固定されるケース本体とこのケース本体を被覆するカバ
ーとから構成されている。

ところで、従来、上記ケース３はそのカバーを螺子止め
してケース本体に取付けていたので、取付作業に時間が
かかりきわめて煩雑であった。

また、上記ケース３より、先端にプラグ４を有するコー
ド５を引き出すことが必要であるが、従来は、第２図に
示す如く、ケース３の所定位置に穴６を形成し、当該穴
６に、コード５を屈曲させて挿通せしめたブッシング７
を強嵌して、ケース３よリコード５を引き出し且つその
抜脱を防止していた。

しがしながら、これによると、ブッシング７を強く押し
込む必要があり、押込作業に時間がががり、作業性がき
わめて悪かった。

本考案は、上記の欠点に鑑み、これを改良したもので、
カバーの取付けが簡単且つ容易な照明器具用ケースを提
供せんとするものである。

以下本考案の構成を図面に示す実施例にしたがって説明
すると次の通りである。

第３図乃至第８図において、１１は家屋等の壁材等に螺
子１２にて取付固定されるケース本体であって、これは
、はぼ平板状の立上り部１１ ａの上端に前方にＬ字状
に突出した所定形状例えば半円状の頂板１３を設け、又
その両側縁の対称位置に係止穴１４，１４を形成した係
止部材１５．１５を前方にＬ字状に突出形威し、さらに
この係止部材の一方の係止部材１５の、例えば上部位置
に切欠部１６を設けたものである。

１７はフレキシブルなチューブ状の支柱で、その先端に
はセード（図示省略）が取付けてあり、且つその基部１
７′は適当な手段で上記ケース本体１１の頂板１３に取
付固定されている。

１８は上記ケース本体１１を被覆するための所定形状の
カバーで、これは、頂板１９に支柱の基部１７′が嵌入
する切欠部２０を設けると共に、この頂板１９に近接さ
せて内周面に突条２１を設け、頂板１９と突条２１との
間に、前記ケース本体１１の頂板１３の外周端縁が嵌合
する凹状の取付溝２２を形成し、又その両側縁内面の所
定の対称位置に、前記ケース本体１１の係止部材１５．
１５と対応させて例えば三角状の係止突起２３．２３を
設け、さらにその一側面に、ケース本体１１の切欠部１
６と対応する位置に切欠部２４を形成したものである。

２５ 、２５は支柱１７より引き出されたリード線、２
６ 、２６はコード２７の分岐した線と一ヒ記リード線
２５．２５とを夫々接続する接続部材、２８はコード２
７の所定個所にこれと一体に設けたブッシングで、これ
は、ケース本体１１の切欠部１６の端縁に嵌合する凹溝
２９がその中央部外周面に形成されている。

而して、本考案に係る照明器具用ケースの取付要領を説
明すると、先ずケース本体１１を螺子１２にて家屋等の
壁材等に取付固定する。

そして、ブッシング２８を、その凹溝２９をケース本体
１１の切欠部１６の端縁に嵌合せしめて当該切欠部１６
に取付けると共に、接続部材２６ 、２６をケース本体
１１内に位置させ、しかる後、カバー１８をケース本体
１１に取付固定する。

このカバー１８の取付けは、ケース本体１１の頂板１３
に、取付溝２２をスライドさせながら嵌合せしめて、カ
バー１８をケース本体１１側に押し込んで行なう。

すると、ケース本体１１に設けた係止部材１５．１５の
係止穴１４，１４に、カバー１８の係止突起２３．２３
が嵌入係止し、カバー１８はケース本体１１に取付固定
される。

このとき、ケース本体１１の一側の切欠部２４に、上記
ブッシング２８の外側端部２８′が嵌まり込み、当該ブ
ッシング２８の抜脱が防止される。

したがって、コード２７のケースからの引き出しは、ブ
ッシング２８をケース本体１１の切欠部１６に取付は且
つカバー１８をケース本体１１側に押し込むだけでよい
ので、きわめて簡単且つ容易であり、作業性の向上を図
り得る。

以上説明したように、本考案は、突出した頂板を上端に
有し、且つ両側縁の定所位置に係止部材を設けたケース
本体と、上端にケース本体の頂板が嵌合する取付溝を有
し、且つ両側縁に上記ケース本体の係止部材と係合する
係止突起を設けた所定形状のカバーとよりなるから、ケ
ースの取付けが極めて簡単且つ容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は照明器具たるスタンドの概略斜視説明図、′第
２図は従来のブッシングの取付要領を示した断面図であ
る。 第３図は本考案に係る照明器具用ケースの分解斜視図、
第４図はカバーの斜視図、第５図はカバーの正面図、第
６図はケース本体とカバーとの頂板の嵌合要領を示した
説明図、第７図はコードの引き出し状態を示した説明図
、第８図はブッシングの取付状態を示した断面説明図で
ある。 １１・・・・・・ケース本体、１３・・・・・・頂板、
１５．１５・・・・・・係止部材、１８・・・・・・カ
バー、２２・・・・・・取付溝、２３．２３・・・・・
・係止突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平板状の立上り部の上端にＬ字状に突出する頂板を具え
   、かつ立上り部の両側縁の所定位置に係止部材を設けた
   ケース本体と、上端にケース本体の頂板が嵌合する取付
   溝を有し、且つ両側縁に上記ケース本体の係止部材と係
   合する係止突起を設けた所定形状のカバーとよりなる照
   明器具用ケース。