JPS61237737A

JPS61237737A - 鉄筋鉄骨複合柱

Info

Publication number: JPS61237737A
Application number: JP6465885A
Authority: JP
Inventors: 富永　博夫; 村井　義則; 高瀬　雄一
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Priority date: 1985-03-28
Filing date: 1985-03-28
Publication date: 1986-10-23
Anticipated expiration: 2010-02-08
Also published as: JPH0711171B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造の多
層建築物を構築する際に用いる鉄筋鉄骨複合柱に関する
ものである。

「従来の技術」従来、建築物の骨組みとして、柱を鉄筋コンクリート造
、梁を鉄骨造とする鉄筋鉄骨複合化構造が知られている
、これによれば、建築物全体を鉄骨造とする場合に比し
て工費がη島で為らず、また全体を鉄筋コンクリート運
上する場合に比して工期を短縮できる等、両者の利点を
生かして建築物を構築することができる。

このような鉄筋鉄骨複合化構造によって建築物を構築す
る場合、その柱には、柱主筋とフープ筋をあらかじめ建
築物の階高に相当する長さに組み立てた性用鉄筋かと（
先組鉄筋］を用いることが一般的である。この性用鉄筋
かとを用いて多層階の建築物を構築する場合には、まず
最下階にその階の階高に相当する長さの性用鉄筋かごを
建て、その鉄筋２）−ご相互間に鉄骨梁を架は渡し、そ
の後、鉄筋かごの外側に型枠を組み立ててコンクリート
を打設する。そして、そのコンクリートが硬化シた後に
、その直上階に鉄筋かとを継ぎ足して建て、上記の手順
を繰り返し、各階ごとに順次上層部へ向かって構築する
ようにしている、ｆ発明が解決しようとする問題点」しかし々がら、上記のような各階の階高に相当する長さ
の性用鉄筋かとを用い、これを順次継ぎ足して建築物を
構築することは、鉄筋力為どの揚重作業や、鉄筋かご同
士を継ぎ足す作業を各階ごとに行なわなければならず、
その手間がかかつて、梁を鉄骨造としたにもかかわらず
、大幅な工期の゛短縮は望めないものであった。

また、上記鉄筋かとに鉄骨梁を取り付けるための有効適
切な手段は末だ確立されておらず、この点においても施
工の手間がかかるとともに、構造的な強度に対する心配
もあった。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、鉄筋鉄
骨複合化構造の建築物を構築するに当って。

充分に工期が短縮できるとともに、構造強度を充分に確
保することができる鉄筋鉄骨複合柱を提供することを目
的とする。

「問題点を解決するための手段」この発明の鉄筋鉄骨複合柱は、複数の柱主筋とフープ筋
によって複数階分の長さにわたって構成された柱用鉄筋
かごに、複数階分の鉄骨梁接合用の仕口構成体を所定の
間隔で取り付けてなり、上記仕口構成体は、梁鉄骨を交
差状態で一体化して構成された梁鉄骨部と、この梁鉄骨
部の交差部分を囲んで梁鉄骨部に一体化された型枠兼用
プレート部とからなるとともに、その型枠兼用プレート
部の内側の、梁鉄骨部の上下両面に各々対向して複数の
挿通孔が形成されてなシ、前記鉄筋で為どの複数の柱主
筋が上記仕口構成体の型枠兼用プレート部の内側を通る
とともに、その複数の柱主筋のうち少くとも一部の複数
本の柱主筋が仕口構成体の梁鉄骨部に形成された上記挿
通孔を挿通し、この柱主筋が梁鉄骨部に固定されている
ものである。

「作用」この発明の鉄筋鉄骨複合柱は、その鉄筋かごの内部およ
び周囲にコンクリートが打設されて、複数階の鉄筋コン
クリート往を形成する。また、鉄筋かとに固定された仕
口構成体の梁鉄骨部は、柱相互間に架は渡される鉄骨梁
が接合されて、梁の端部として作用する。さらに、仕口
構成体の型枠兼用プレート部は、その梁鉄骨部を補強す
るとともに、仕口部の性用型枠として作用する。

「実権例」以下、第１図ないし第１０図を参照して、この発明の実
権例について説明する。

まず％第１図ないし第６図を参照して、この実権例の鉄
筋鉄骨複合柱Ａの構成について説明する。

この複合柱Ａは、３層Ｃ３階建】のラーメン構造の建築
物を構築するに際して用いられるもので、鉄筋かご１と
仕口構成体２．２．２とを主な構成要素としている。

鉄筋かと１は、複数にの例では１２本）の柱主筋３・・
・とフープ筋４・・・とによって、建築物の３層分の高
さに相当する長さに組み立てられた先組鉄筋である。柱
主筋３・・・のうち、そのコーナ一部に位置している柱
主筋３ａ・・・は異形鉄筋が用いられ、また、中間部の
柱主筋３ｂ・・・はネジ鉄筋が用いられている。

との鉄筋かと１には、３つの上記仕口構成体２・・　が
取り付けられている、この仕口構成体２には、後述する
ように建築物の鉄骨梁が接合されるものであり、第１図
で鉄筋で為と１の最上部に取り付けられている仕口構成
体２には屋上階の梁が、また中間部に取り付けられてい
る仕口構成体２゜２には、それぞれ３階％　２階の梁が
取り付けられるものである。

この仕口構成体２は、第２図およびｆＭ３図に示すよう
に、上部水平プレート５ａｒ上７ランジ）、下部水平プ
レー）５ｂ（下７ランジＬｍｔｉｔプレー）５ｃ（ウェ
ッブ）からなるＨ型鉄骨が十字状に交差して一体化され
た梁鉄骨部５と、この梁鉄骨部５の交差部分を囲むよう
に、梁鉄骨部５に一体化された型枠本川プレート部６・
・　によって構成されている。この梁鉄骨部５を構成す
るＨ型鉄骨の上部水平プレー）５ａと下部水平プレート
５ｂには、梁鉄骨部５の交差部分の中心を囲むように４
つの第一挿通孔７・・・と、上記型枠兼用プレート部６
の内側にそれぞれ一対Ｃ合計８つ）の第二挿通孔８・・
・が、上部水平プレー）５ａと下部水平プレー）５ｂの
それぞれ対向する位置に形成されている。また、上下の
水平プレート５ａ、５ｂには、上記の４つの第一挿通孔
７・・・の中心部Ｃすなわち梁鉄骨部５の交差部分の中
心部）には、空気孔９がそれぞれ形成されている、そし
て、上記第一挿通孔７・・・には、梁鉄骨部５の高さ寸
法より若干長いシャー鉄筋１０・・・が、上下の水平プ
レート５ａ。

５ｂを貫通し、ナツト締めまたは溶接によって上下の水
平プレート５ａ、５ｂに固定されている。

以上のように構成された仕口構成体２は、上述したよう
に、鉄筋かと１に所定の間隔、すなわち建築物の階高に
対応させて取り付けられて固定されている。この仕口構
成体２の鉄筋かと１への固定は、仕口構成体２の上下の
水平プレート５ａ。

５ｂに形成されている上記第二挿通孔８・・・ｆ：％鉄
筋かと１の中間部の柱主筋３ｂ・・・が挿通し、その挿
通した柱主筋３ｂ・・・を、上下からナツト１１・・・
によって締め付けることによってなされているＣ第５図
参照】。なお、この時鉄筋で為と１のコーナ一部の柱主
筋３ａ・・・は、上記仕口構成体２の型枠兼用プレート
部６の内側に位置することになるＣ＠２図およびＩＥ３
図参照）。

また−前記鉄筋かと１の柱主筋３の下端には、それぞれ
スリーブジヨイント１２・・・Ｃ第１図参照）が取り付
けられている、さら（乙この鉄筋かご１の柱主筋３・・
・の内部には、柱主筋３・・・を内方より支持する枠状
の座屈防止枠１４・・・（第６図参照）が所定の間隔で
取り付けられている。

以上、鉄筋鉄骨複合柱Ａの構成について説明したが、次
に第７図を参照してこの複合柱Ａの使用方法について説
明する。

まず、この複合柱Ａをクレーン等によって吊シ上げ、基
礎に立設されているかご状の鉄筋１５・・にスリーブジ
ヨイント１２・・　によって接続して、それぞれ所定位
置に建てる。次に、隣接して建てられた複合柱Ａ、Ａの
それぞれの仕口構成体２゜２相互間に２階の梁１６を架
は渡し、この梁１６の端部と、仕口構成体２の梁鉄骨部
５のＨ型鉄骨の端部とを溶接またはボルト等によって接
続する。

そして、１階部分Ｃ梁下の部分）の鉄筋かと１の周囲に
柱枠型Ｃ図示せず）を取り付け、その内部にコンクリー
トを打設する。このコンクリートが硬化した後、順次上
階で同様の手順を繰り返すととにより、この建築物の柱
、梁を構築する。なお、床スラブや壁については従来一
般に用いられる適宜の手段を用いれば良い。ＩＥ８図は
、複合柱Ａにコンクリートが打設された後の、中間階Ｃ
２階、３階）の仕口構成体２部分の詳細を示す。また第
９図は、同じ（コンクリートが打設され、さらに屋上階
のスラブ１７が打設された後の、最上階Ｃ屋上階］の仕
口構成体２部分の詳細を示す。

このように、この複合柱Ａを用いることによシ、鉄骨柱
を建てる場合と同様に３層分の柱を一度に建てることが
可能であり、大幅な工期の短縮を図ることができる。な
お、この時、複合柱Ａの柱主筋３はフープ筋４・・・お
よび座屈防止枠■４・・　によって柱主筋の外方および
内方より支持づれているので、この複合柱Ａ１１ｌ屈す
ることがない。

また、梁１６と仕口構成体２・・　との接続は、従来の
砿骨造の場合と同様に行うことができるとともに、仕口
構成体２の梁鉄骨ｖＡ５ｆｌ、梁１６が接続された後は
、その梁１６の端部として作用し、梁１６にかかる荷重
は、複合柱ＡＪこ伝達される。

また、この仕口構成体２と複合柱Ａとは、柱主筋３ｂ・
・　が梁鉄骨部５を挿通して固定していること、および
、型枠兼用プレート部６が、内部に打設されたコンクリ
ートを拘束することにより、仕口構成体２と一体化され
て【シャー鉄筋１０・・はこの一体化をさらに補強して
いる）、充分に剛に接合されることになる。

ざらに、仕口構成体２の型枠兼用プレート部６・・・は
、従来の鉄筋コンクリート造でＦｉｍ工が面倒であった
仕口部の型枠として作用するとともに、梁鉄骨部５【す
なわち梁１Ｇの端部となる）を補強してステイフナ−と
しても作用している。また、上下の水平プレート５　ａ
　、　５　ｂ４ｃｆｌ成されている前記空気孔９．９は
、コンクｌ−ト打設時において、柱型枠の内部および型
枠兼用プレート部６の内部の空気の排出口となるから、
コンフリートラ柱壓枠および型枠兼用プレート部６の内
部の隅々にまで行きわたらせることができる。

以上、この発明の実施例の複合柱Ａについて説明したが
、この発明はこの実施例に限定されるものではな（、種
々の応用が可能である。例えは、上記の複合柱Ａは、３
層の建築物に対して用いられるように構成したが、２層
や４層、あるいはその他の階数の建築物に対しても、柱
主筋３の長さと、仕口構成体２の数およびその間隔を適
宜変更することのみで対応できる。また、上記複合柱Ａ
では、その仕口構成体２の梁鉄骨部５は、十字状に交差
して％４方向に梁が接合されるように構成したが、外壁
に接する柱の場合にあっては、梁鉄骨部５をＴ字状に交
差させて、３方向に梁を接合するように構成すれば良い
。もちろん、建築物の・角部に設けられる柱であればＬ
字状に２方向、あるいは架構形式上の必要に応じて直線
状に２方向、ざらには１方同にのみ梁を接合できる構成
とすることもできる。また、接合される梁の梁成寸法が
それぞれ異なる場合や、梁のレベルが異なって柱に段違
いに取り付けられるような場合にも、仕口構成体２の梁
鉄骨部５の形状を変更することで対応可能である。なお
、柱主筋と仕口構成体との固定方法や、鉄筋端部の形状
については、本実施例に限らず、自由に従来の方法や形
状を選択することができるものである。

また、上記の複合柱Ａでは、最上階の梁も仕口構成体２
によって接合する構成としたが、最上階の梁を往に対し
て例えばビン接合する場合等◆こあっては、最上階用の
仕口構成体は省略しても良い。

第１０図は、最上階の梁１８が複合柱Ａにビン結合され
た状態を示すもので、鉄筋かご１の柱主筋３（３ａ、３
ｂ）の上端部は、定着板１９にナツト２０によシそれぞ
れ定着され、梁１８は、アンカーボルト２２％ナツト２
３によシ、柱の頂部に連結固定されている。ｔた、梁１
Ｂと柱との連結固定部の梁下喘部には、シャーコネクタ
ー２１が取り付けられている。

さらに、この複合柱Ａを用いて建築物を構築する手順は
、従来工法を自由に選択できるものであシ、例えば鉄骨
梁を鉄骨鉄筋コンクリート梁としても良いし、壁や床は
プレキャストコンクリートであっても良い。さらに、コ
ンクリートの打設順序は自由に選択できるものである。

なお、この複合柱Ａの構造は、現場あるいは工場等の平
坦な作業場に適宜の架台を設け、この架台に仕口構成体
２を所定の間隔で載置して、これら仕口構成体２に柱主
筋３・・　を挿通して固定するようにすれば良い。

「発明の効果」以上、詳細に説明したように、この発明によれば、複数
階の長さにわたる鉄筋かとに仕口構成体を取り付けたの
で、複数階の柱を一度に建てることが可能であるととも
に、梁を容易に接合することが可能で、鉄筋鉄骨複合化
構造の建築物を構築するに当シ、大幅に工期を短縮する
ことができる効果を有する。

また、柱主筋が仕口構成体の梁鉄骨部を挿通して固定さ
れているので、柱と梁が充分に剛の状態で接合でき、建
築物の構造強度を充分に確保することができる効果を有
する。

さらに、仕口構成体には型枠兼用プレート部を設けたの
で、柱と梁の接合強度がさらに高まるとともに、仕口部
の柱型枠が不要で、型枠作業の省力化をも図ることがで
きる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

ＩＥｉ図ないし第１θ図は、この発明の実施例を示す図
である、第１図ないし第６図は、この実施例の複合柱の構成を示
す図であって、ｇｉｃＩ図はその全体概略構成を示す立
面図、第２図は鉄筋かとに取り付けられた仕口構成体を
示す斜視図、第３図はその平面図、第４図は、梁鉄骨部
と柱主筋の固定状態を示す拡大立面図、第５図はベース
プレートの平面図、８１！６図は座屈防止枠の取り付は
状態を示す平断面図である。ｆＩＥ７図ないし第１０図は、この複合柱の使用方法を
説明する図であって、第７図は立設された複合柱に梁を
取り付けている状態を示す立面図、第８図は、コンクリ
ートが打設された、中間階の仕口構成体部分を示す立断
面図、第９図は最上階の仕口構成体部を示す立断面図、
第１０図は最上階の梁がピン接合された状態を示す立断
面図である。Ａ・・・・・・鉄筋鉄骨複合柱、１・・・・・・鉄筋か
ご、２・・・・・・仕口構成体、３・・・・・・柱主筋
、４・・・・・・７−１筋、５・・・・・・梁鉄骨部、
６・・・・・・型枠兼用プレート部、８・・・・・・第
二挿通孔Ｃ挿通孔）６第７図第８図第９図手孔１とヤｒｌＴロ三裂Ｓ（自発）６１．５．１０昭和年月日

Claims

【特許請求の範囲】

複数の柱主筋とフープ筋によつて複数階分の長さにわた
つて構成された柱用鉄筋かごに、複数階分の鉄骨梁接合
用の仕口構成体を所定の間隔で取り付けてなり、上記仕
口構成体は、梁鉄骨を交差状態で一体化して構成された
梁鉄骨部と、この梁鉄骨部の交差部分を囲んで梁鉄骨部
に一体化された型枠兼用プレート部とからなるとともに
、その型枠兼用プレート部の内側の、梁鉄骨部の上下両
面に各々対向して複数の挿通孔が形成されてなり、前記
鉄筋かごの複数の柱主筋が上記仕口構成体の型枠兼用プ
レート部の内側を通るとともに、その複数の柱主筋のう
ち少くとも一部の複数本の柱主筋が、仕口構成体の梁鉄
骨部に形成された上記挿通孔を挿通し、この柱主筋が梁
鉄骨部に固定されていることを特徴とする鉄筋鉄骨複合
柱。