JPS6123334B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6123334B2 JPS6123334B2 JP53110012A JP11001278A JPS6123334B2 JP S6123334 B2 JPS6123334 B2 JP S6123334B2 JP 53110012 A JP53110012 A JP 53110012A JP 11001278 A JP11001278 A JP 11001278A JP S6123334 B2 JPS6123334 B2 JP S6123334B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate plate
- sound insulation
- plate
- panel
- air layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 19
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000004035 construction material Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000004590 silicone sealant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は遮音パネルに関するものである。
従来、遮音パネルの低音域の透過損失を増大さ
せるには、質量則にしたがつて質量を増大させる
か、又は二重パネル構造として両パネル間の空気
層の効果により透過損失を増大させている。
せるには、質量則にしたがつて質量を増大させる
か、又は二重パネル構造として両パネル間の空気
層の効果により透過損失を増大させている。
本発明は、遮音パネル内にヘルムホルツの共鳴
器を組込むことにより、特に低音域の任意の周波
数での透過損失を、従来の遮音パネルより著しく
増大せしめ、遮音効果を高めることを目的とする
ものである。
器を組込むことにより、特に低音域の任意の周波
数での透過損失を、従来の遮音パネルより著しく
増大せしめ、遮音効果を高めることを目的とする
ものである。
以下、図面を参照しながら本発明の具体例を説
明する。
明する。
第１図は本発明の遮音パネルの断面構造を示し
たもので、表面ａ１と表面板ａ３との間に、中間
板ａ２を並置した二重パネル構造となつている。
中間板ａ２と一方の表面板ａ１との間には空気層
ｂ０が形成され、中間板ａ２と他方の表面板ａ３
との間は、両板に直角に走る仕切壁ａ４によつ
て、表面板ａ３の表面に対し、マトリツクス状に
区切られた体積Ｖなる空洞ｂ１が多数設けられて
いる。中間板ａ２には、これらの空洞ｂ１に対し
各１個の貫通孔a′２が設けてあり、これらの貫通
孔a′２はそれぞれ空洞ｂ１を空気層ｂ０と連通せ
しめている。
たもので、表面ａ１と表面板ａ３との間に、中間
板ａ２を並置した二重パネル構造となつている。
中間板ａ２と一方の表面板ａ１との間には空気層
ｂ０が形成され、中間板ａ２と他方の表面板ａ３
との間は、両板に直角に走る仕切壁ａ４によつ
て、表面板ａ３の表面に対し、マトリツクス状に
区切られた体積Ｖなる空洞ｂ１が多数設けられて
いる。中間板ａ２には、これらの空洞ｂ１に対し
各１個の貫通孔a′２が設けてあり、これらの貫通
孔a′２はそれぞれ空洞ｂ１を空気層ｂ０と連通せ
しめている。
上記空洞ｂ１及び貫通孔a′２は、ヘルムホルツ
の共鳴器として作用するように構成してある。
今、この共鳴器の口（即ち貫通孔a′２）の長さを
ｌ０、直径をｄ、断面積をｓとし、空胴部ｂ１の
体積をＶとすれば、共鳴器の共鳴周波数ｆ０は、
次式に従つて決定される。
の共鳴器として作用するように構成してある。
今、この共鳴器の口（即ち貫通孔a′２）の長さを
ｌ０、直径をｄ、断面積をｓとし、空胴部ｂ１の
体積をＶとすれば、共鳴器の共鳴周波数ｆ０は、
次式に従つて決定される。
但しＣはここでの気体の音波伝播速度である。
上述の各ヘルムホルツ共鳴器が、設定された共
鳴周波数ｆ０で共鳴を起すように各板及び孔の大
きさを定める。
鳴周波数ｆ０で共鳴を起すように各板及び孔の大
きさを定める。
第２図及び第３図は、普通の建築材料を使つて
構成した実施例である。25×100×1790mmの角材
２本と15×100×840mmの角材２本を使つて、外寸
法長さ890×1790mmの長方形木枠ｋを構成し、こ
の木枠ｋの両面にそれぞれ厚さ5.5mmの合板から
成る表面板ａ１，ａ３を設けてある。また中間板
ａ２として厚さ12mmの合板を、表面板ａ３から50
mm離して（即ち空洞ｂ１の奥行が50mmとなるよう
に）設けてある。空洞ｂ１を形づくるための仕切
壁ａ４には、第４図に示すように、中間板ａ２と
同じ12mm厚の合板を用い、80×80mmの正方形断面
の空洞（奥行50mm）を縦に14個横９個のマトリツ
クス状に形成してある。中間板ａ２には、直径８
mmの貫通孔a′２を各空洞ｂ１毎に即ち計126個設
けてある。そして気密性をもたせるため、これら
の板ａ１，ａ２，ａ３，ａ４は木枠に対し、シリ
コンシーラントなどでコーキングしてある。
構成した実施例である。25×100×1790mmの角材
２本と15×100×840mmの角材２本を使つて、外寸
法長さ890×1790mmの長方形木枠ｋを構成し、こ
の木枠ｋの両面にそれぞれ厚さ5.5mmの合板から
成る表面板ａ１，ａ３を設けてある。また中間板
ａ２として厚さ12mmの合板を、表面板ａ３から50
mm離して（即ち空洞ｂ１の奥行が50mmとなるよう
に）設けてある。空洞ｂ１を形づくるための仕切
壁ａ４には、第４図に示すように、中間板ａ２と
同じ12mm厚の合板を用い、80×80mmの正方形断面
の空洞（奥行50mm）を縦に14個横９個のマトリツ
クス状に形成してある。中間板ａ２には、直径８
mmの貫通孔a′２を各空洞ｂ１毎に即ち計126個設
けてある。そして気密性をもたせるため、これら
の板ａ１，ａ２，ａ３，ａ４は木枠に対し、シリ
コンシーラントなどでコーキングしてある。
第５図に、かく構成された第２図〜第４図に示
す遮音パネルの試験結果を示す。曲線イは貫通孔
a′２を塞いだ状態下での透過損失値、即ち遮音度
を、又ロは共鳴器を働かせた状態下での遮音度を
示したものである。この第５図にみられるように
本発明の遮音パネル（曲線ロ）は、周波数が250
Hz付近における遮音度が、曲線イのものより著し
く高くなつている。これだけの遮音度の改善を、
単一パネル或いは複合部材パネルで行なうには減
音度にして2.5倍ほど必要となるし、また上記実
施例と同じ厚さ5.5mmの合板を空気層を間に挾ん
だ二重構造とした遮音パネルでは、空気層を200
〜300mmにもとる必要がある。
す遮音パネルの試験結果を示す。曲線イは貫通孔
a′２を塞いだ状態下での透過損失値、即ち遮音度
を、又ロは共鳴器を働かせた状態下での遮音度を
示したものである。この第５図にみられるように
本発明の遮音パネル（曲線ロ）は、周波数が250
Hz付近における遮音度が、曲線イのものより著し
く高くなつている。これだけの遮音度の改善を、
単一パネル或いは複合部材パネルで行なうには減
音度にして2.5倍ほど必要となるし、また上記実
施例と同じ厚さ5.5mmの合板を空気層を間に挾ん
だ二重構造とした遮音パネルでは、空気層を200
〜300mmにもとる必要がある。
本発明の遮音パネルは共鳴周波数を共鳴器の設
計により任意に決められる利点があり、そして特
に共鳴周波数を250Hz以下の低音域に設定した場
合に、従来よりも優れた遮音効果が発揮される。
例えば単一構造又は空気層を有しない複合構造の
ものと本発明の遮音パネルを比較すると、本発明
では質量的にも前者の半分以下の軽いもので同等
の透過損失を得ることができる。また空気層を有
する複合構造パネルとの比較においても、本発明
の遮音パネルは著しく薄い構造となる効果があ
る。
計により任意に決められる利点があり、そして特
に共鳴周波数を250Hz以下の低音域に設定した場
合に、従来よりも優れた遮音効果が発揮される。
例えば単一構造又は空気層を有しない複合構造の
ものと本発明の遮音パネルを比較すると、本発明
では質量的にも前者の半分以下の軽いもので同等
の透過損失を得ることができる。また空気層を有
する複合構造パネルとの比較においても、本発明
の遮音パネルは著しく薄い構造となる効果があ
る。
尚、表面板ａ１，ａ３及び中間板ａ２は普通の
建築用材料であればよく、ヘルムホルツ共鳴器を
構成する材料にはハニコムコア等のマクロセルを
使用することもできる。
建築用材料であればよく、ヘルムホルツ共鳴器を
構成する材料にはハニコムコア等のマクロセルを
使用することもできる。
第１図は本発明の遮音パネルの構成原理を示す
部分断面図、第２図及び第３図は本発明の遮音パ
ネルの実施例であり、第２図は第３図のＡ−Ａ断
面図、第３図は一部を切欠いて示した正面図、第
４図は第３図の空洞部分の説明用拡大図、そして
第５図は第２図及び第３図の遮音パネルの周波数
に対しる遮音度を、空洞の口を塞いだ場合と比較
して示した図である。 ａ１，ａ３……表面板、ａ２……中間板、ａ４
……仕切板、a′２……貫通孔、ｂ０……空気層。
部分断面図、第２図及び第３図は本発明の遮音パ
ネルの実施例であり、第２図は第３図のＡ−Ａ断
面図、第３図は一部を切欠いて示した正面図、第
４図は第３図の空洞部分の説明用拡大図、そして
第５図は第２図及び第３図の遮音パネルの周波数
に対しる遮音度を、空洞の口を塞いだ場合と比較
して示した図である。 ａ１，ａ３……表面板、ａ２……中間板、ａ４
……仕切板、a′２……貫通孔、ｂ０……空気層。
Claims (1)
- １ 中間板の両側に表面板を中間板から離して並
置し、中間板と一方の表面板との間には空気層を
形成し、中間板と他方の表面板との間を仕切板に
より該他方の表面板の面に関し多数の空洞に区切
り、この各空洞について１個づつ中間板に貫通孔
を設け、これによつてヘルムホルツ共鳴器を内蔵
する二重構造としたことを特徴とする遮音パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001278A JPS5536566A (en) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | Sounddinsulating panel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001278A JPS5536566A (en) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | Sounddinsulating panel |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5536566A JPS5536566A (en) | 1980-03-14 |
| JPS6123334B2 true JPS6123334B2 (ja) | 1986-06-05 |
Family
ID=14524872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11001278A Granted JPS5536566A (en) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | Sounddinsulating panel |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5536566A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4019820B2 (ja) * | 2002-06-28 | 2007-12-12 | 日本軽金属株式会社 | 吸音構造体 |
| ATE342826T1 (de) * | 2003-05-14 | 2006-11-15 | Rieter Technologies A G | Bauteil zur geräuschmindenderung, insbesondere bodenplatte eines fahrzeuges |
| JP4769043B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2011-09-07 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 騒音振動低減装置 |
| JP6886679B2 (ja) * | 2016-10-20 | 2021-06-16 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 吸音構造ユニット |
| JP7162863B2 (ja) * | 2018-04-25 | 2022-10-31 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 吸音構造ユニット |
| JP2022039256A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-10 | 株式会社熊谷組 | 吸遮音壁 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5275020A (en) * | 1975-11-14 | 1977-06-23 | Haworth Mfg Inc | Sound adsorbing panel |
-
1978
- 1978-09-07 JP JP11001278A patent/JPS5536566A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5275020A (en) * | 1975-11-14 | 1977-06-23 | Haworth Mfg Inc | Sound adsorbing panel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5536566A (en) | 1980-03-14 |
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