JPH0261699A - マルチセル吸音板 - Google Patents
マルチセル吸音板Info
- Publication number
- JPH0261699A JPH0261699A JP63211599A JP21159988A JPH0261699A JP H0261699 A JPH0261699 A JP H0261699A JP 63211599 A JP63211599 A JP 63211599A JP 21159988 A JP21159988 A JP 21159988A JP H0261699 A JPH0261699 A JP H0261699A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- cell
- partition walls
- resonance
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 title abstract description 8
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コンパクトで、かつ軽量で、しかも吸音周波
数を大幅に、かつ自由に変えることができ、航空機のダ
クト等に使用可能なマルチセル吸音板に関するものであ
る。
数を大幅に、かつ自由に変えることができ、航空機のダ
クト等に使用可能なマルチセル吸音板に関するものであ
る。
従来、航空機のプロペラ等の音を吸収させようとする場
合の吸音板としては、第６図に示すごとく、６角形のハ
ニカム板と同様に、表面板２、裏面板３及び隔壁４から
なる単ユニットのセル１がそれぞれ１個づつ完全に独立
して、各表面板２に共鳴孔５があり、ヘルムホルツ共鳴
器として吸音作用をしているが、このタイプの吸音板で
はセルｌの大きさや共鳴孔５である小孔の形状を変える
には限度があり、共鳴周波数を大幅に変えることは不可
能であるという問題。
合の吸音板としては、第６図に示すごとく、６角形のハ
ニカム板と同様に、表面板２、裏面板３及び隔壁４から
なる単ユニットのセル１がそれぞれ１個づつ完全に独立
して、各表面板２に共鳴孔５があり、ヘルムホルツ共鳴
器として吸音作用をしているが、このタイプの吸音板で
はセルｌの大きさや共鳴孔５である小孔の形状を変える
には限度があり、共鳴周波数を大幅に変えることは不可
能であるという問題。
があり、特に低サイクルについては無理があった。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、板厚が薄くて、コンパクトで、かつ軽量で
あると共に、吸音周波数を低音から高音まで大幅に自由
に変えられる吸音板を提供することを目的としたもので
ある。
ものであり、板厚が薄くて、コンパクトで、かつ軽量で
あると共に、吸音周波数を低音から高音まで大幅に自由
に変えられる吸音板を提供することを目的としたもので
ある。
上記の目的を達成するための本発明のマルチセル吸音板
は、隔壁でお互いが接し、かつそれらの隔壁に設けた連
通孔で連通ずるセルの集合体の少なくとも１個以上のセ
ルの表面板に外部に通ずる共鳴孔を設けて、所定の共鳴
周波数を構成させると共に、これらのセルの集合体を複
合させることを特徴としたものであり、これにより１次
の共振周波数を低音から高音迄大幅に自由に変えうるも
のである。また、シェル１個のへルムホルツ共鳴器では
、１個の共振周波数を持つのに対してマルチシェルでは
シェルの数だけ共振周波次数を有することも大きな利点
である。
は、隔壁でお互いが接し、かつそれらの隔壁に設けた連
通孔で連通ずるセルの集合体の少なくとも１個以上のセ
ルの表面板に外部に通ずる共鳴孔を設けて、所定の共鳴
周波数を構成させると共に、これらのセルの集合体を複
合させることを特徴としたものであり、これにより１次
の共振周波数を低音から高音迄大幅に自由に変えうるも
のである。また、シェル１個のへルムホルツ共鳴器では
、１個の共振周波数を持つのに対してマルチシェルでは
シェルの数だけ共振周波次数を有することも大きな利点
である。
Ｃ実施例〕
以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、第１図
は本発明の実施例１のマルチセル吸音板の概略斜視図で
、第２図はその実施例２のマルチセル吸音板の概略斜視
図であり、各図においてｌは単ユニットのセル、２は表
面板、３は裏面板、４は各セルｌがお互いに接する隔壁
、５はセルｌの表面板２上に外部に通ずるように設けら
れる共鳴孔、そして６は隔壁４に設けられ各セル１を連
通する連通孔である。
は本発明の実施例１のマルチセル吸音板の概略斜視図で
、第２図はその実施例２のマルチセル吸音板の概略斜視
図であり、各図においてｌは単ユニットのセル、２は表
面板、３は裏面板、４は各セルｌがお互いに接する隔壁
、５はセルｌの表面板２上に外部に通ずるように設けら
れる共鳴孔、そして６は隔壁４に設けられ各セル１を連
通する連通孔である。
まず、このマルチセル吸音板は、ハニカム板と同様な構
造を有し、表面板２と裏面板３との間がコアーとなり、
多数のセルｌがその隔壁４でお互いに接し、それらの隔
壁４に設けた連通孔６で連通ずるセル１の集合体を形成
し、このようなセルＩの集合体を複合させることにより
吸音板を構成している。
造を有し、表面板２と裏面板３との間がコアーとなり、
多数のセルｌがその隔壁４でお互いに接し、それらの隔
壁４に設けた連通孔６で連通ずるセル１の集合体を形成
し、このようなセルＩの集合体を複合させることにより
吸音板を構成している。
そこで、第１図の実施例１は長方形のセル１からなる例
であり、第２図の実施例２は六角形のセル１からなる例
である−０ 次に、本発明では、セルＩの集合体が各セル１の接する
隔壁４の連通孔６で連通しているが、この集合体のセル
１のうちの少なくとも１個以上のセル１の表面板２に、
外部に通ずる共鳴孔５を設けており、その共鳴孔５の数
、配置位置、径、厚さ、隔壁４の連通孔６の径、厚さ、
集合体のセル１の数を適宜に選択することにより、低サ
イクルから高サイクル迄、任意に、かつ自由に１次の共
鳴周波数を変えることができる。
であり、第２図の実施例２は六角形のセル１からなる例
である−０ 次に、本発明では、セルＩの集合体が各セル１の接する
隔壁４の連通孔６で連通しているが、この集合体のセル
１のうちの少なくとも１個以上のセル１の表面板２に、
外部に通ずる共鳴孔５を設けており、その共鳴孔５の数
、配置位置、径、厚さ、隔壁４の連通孔６の径、厚さ、
集合体のセル１の数を適宜に選択することにより、低サ
イクルから高サイクル迄、任意に、かつ自由に１次の共
鳴周波数を変えることができる。
それと共に、シェルの数に応じて高次の共鳴周波数をふ
やすことができる。
やすことができる。
そこで、例えば第３図に示すダクテソドプロペラのダク
ト７の内側に本発明のマルチセル吸音板１０を適用して
吸音させようとする場合には、そのブレード周波数に相
当した周波数を有するセル１の集合体からなるマルチセ
ル吸音板１０を、プロペラポス９に設けられたプロペラ
８のダクト７の内側の部位に設けることにより、プロペ
ラ８からの音を共鳴吸音させることができる。
ト７の内側に本発明のマルチセル吸音板１０を適用して
吸音させようとする場合には、そのブレード周波数に相
当した周波数を有するセル１の集合体からなるマルチセ
ル吸音板１０を、プロペラポス９に設けられたプロペラ
８のダクト７の内側の部位に設けることにより、プロペ
ラ８からの音を共鳴吸音させることができる。
なお、１群のセル１の集合体は、縦長に連通されてもよ
く、またお互いに隣り合うセル１同志が連通されていて
も良く、その連通は、セル１の個数と隔壁４の連通孔６
が同じである限り、どのように組合されてもよく、また
、各セル１間の連通孔６及び共鳴孔５は１個に限るもの
ではなく、２個以上設けてもよい。
く、またお互いに隣り合うセル１同志が連通されていて
も良く、その連通は、セル１の個数と隔壁４の連通孔６
が同じである限り、どのように組合されてもよく、また
、各セル１間の連通孔６及び共鳴孔５は１個に限るもの
ではなく、２個以上設けてもよい。
一方、共鳴孔５は各セル１の集合体で最低１個は必要な
ものであるが、例えば、複数個設ける場合は、その共す
５孔５の配置配列によっても共鳴周波数をいろいろと変
えることができる。
ものであるが、例えば、複数個設ける場合は、その共す
５孔５の配置配列によっても共鳴周波数をいろいろと変
えることができる。
なお、本発明のマルチセル吸音板１０の製作方法として
は、従来のハニカム板の製作方法と同様に行うことがで
き、例えば、セル１間の連通孔６はコアーの製作の板の
階段であらかじめ穿孔しておけばよい。
は、従来のハニカム板の製作方法と同様に行うことがで
き、例えば、セル１間の連通孔６はコアーの製作の板の
階段であらかじめ穿孔しておけばよい。
次に、第１図と同様のマルチセル吸音板と、第６図と同
様の従来の１個のへルムホルッ共鳴セルで共振特性を比
較すると、第５図に示すごとく、各１辺を１０鶴とし、
共鳴孔５の径を１龍としたヘルムホルツ共鳴器のセル１
の１個における共鳴周波数は、ｆｏ＝１５１６Ｉ（ｚで
あったのに対し、第１図の本発明のマルチセル吸音板で
第５図と同寸法の立方体のセル１の５個の集合体におい
て、図示のごとく、２個の共鳴孔５を設けると、共鳴周
波数は５個生じ、即ち、ｆ＋＝８８４Ｈｚ ｆｚ＝１９４２Ｈｚ ｆ：＋＝３０４３Ｈｚ ｆｎ＝３９７２Ｈｚ ｆｓ＝４５８２Ｈｚ のように、共鳴周波数を、ｒ、＜ｒｏのごとく下げるこ
とができると共に、共鳴周波次数をふやすことができる
ことを確認ずみである。
様の従来の１個のへルムホルッ共鳴セルで共振特性を比
較すると、第５図に示すごとく、各１辺を１０鶴とし、
共鳴孔５の径を１龍としたヘルムホルツ共鳴器のセル１
の１個における共鳴周波数は、ｆｏ＝１５１６Ｉ（ｚで
あったのに対し、第１図の本発明のマルチセル吸音板で
第５図と同寸法の立方体のセル１の５個の集合体におい
て、図示のごとく、２個の共鳴孔５を設けると、共鳴周
波数は５個生じ、即ち、ｆ＋＝８８４Ｈｚ ｆｚ＝１９４２Ｈｚ ｆ：＋＝３０４３Ｈｚ ｆｎ＝３９７２Ｈｚ ｆｓ＝４５８２Ｈｚ のように、共鳴周波数を、ｒ、＜ｒｏのごとく下げるこ
とができると共に、共鳴周波次数をふやすことができる
ことを確認ずみである。
以上に説明したごとく、本発明のマルチセル吸音板は、
板厚が薄くて、コンパクトで、かっ軽■に形成できると
共に、共鳴周波数を低音から高音迄大幅に自由に変える
ことができるという効果があり、特に従来技術では変え
るのが無理とされている低サイクルの共鳴周波数を、本
発明のマルチセル吸音板では変えることができるという
利点がある。
板厚が薄くて、コンパクトで、かっ軽■に形成できると
共に、共鳴周波数を低音から高音迄大幅に自由に変える
ことができるという効果があり、特に従来技術では変え
るのが無理とされている低サイクルの共鳴周波数を、本
発明のマルチセル吸音板では変えることができるという
利点がある。
さらに、本発明の吸音板は、従来のハニカム技術を利用
して、特別な設備を設けることなく容易に製作ができる
ので製作コストがかさまないという利点もある。
して、特別な設備を設けることなく容易に製作ができる
ので製作コストがかさまないという利点もある。
第１図及び第２図は本発明のそれぞれ異なる実施例にお
けるマルチセル吸音板の概略斜視図で、第１図はその実
施例１、そして第２図はその実施例２であり、第３図は
本発明のマルチセル吸音板の通用例を示す概略断面図、
第４図及び第５図は本発明と従来例との共鳴周波数を比
較するためのそれぞれのセルの斜視図であり、第４図は
本発明のセルの集合体を示し、第５図は従来の単独のセ
ルを示しており、第６図は従来例の吸音板の概略斜視図
である。 ■・・・セル、２・・・表面板、４・・・隔壁、５・・
・共鳴孔、６・・・連通孔、１０・・・マルチセル吸音
板。 代理人 弁理士 小 川 信 −
けるマルチセル吸音板の概略斜視図で、第１図はその実
施例１、そして第２図はその実施例２であり、第３図は
本発明のマルチセル吸音板の通用例を示す概略断面図、
第４図及び第５図は本発明と従来例との共鳴周波数を比
較するためのそれぞれのセルの斜視図であり、第４図は
本発明のセルの集合体を示し、第５図は従来の単独のセ
ルを示しており、第６図は従来例の吸音板の概略斜視図
である。 ■・・・セル、２・・・表面板、４・・・隔壁、５・・
・共鳴孔、６・・・連通孔、１０・・・マルチセル吸音
板。 代理人 弁理士 小 川 信 −
Claims (1)
- 隔壁でお互いが接し、かつそれらの隔壁に設けた連通孔
で連通するセルの集合体の少なくとも１個以上のセルの
表面板に外部に通じる共鳴孔を設けると共に、上記のセ
ルの集合体を複合させてなるマルチセル吸音板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63211599A JPH0261699A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | マルチセル吸音板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63211599A JPH0261699A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | マルチセル吸音板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0261699A true JPH0261699A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16608431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63211599A Pending JPH0261699A (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | マルチセル吸音板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0261699A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004527784A (ja) * | 2000-12-21 | 2004-09-09 | ドレッサー ランド カンパニー | 音響ライナー、流体圧縮装置およびその使用方法 |
| EP2478202A1 (en) * | 2009-09-17 | 2012-07-25 | Volvo Aero Corporation | A noise attenuation panel and a gas turbine component comprising a noise attenuation panel |
| JP2015104948A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 豊田合成株式会社 | 自動車用外装品 |
| JP2018519544A (ja) * | 2015-06-18 | 2018-07-19 | ウォクナー、マーク、エス． | 射出成形されたノイズ低減アセンブリおよび展開システム |
| JP2019528195A (ja) * | 2016-08-19 | 2019-10-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | セル壁のいくつかが開口を有する接続されたセルからなるコアを含む吸音パネル |
| JP2020166023A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 清水建設株式会社 | 吸音装置 |
| JP2023017967A (ja) * | 2017-12-19 | 2023-02-07 | 佐藤工業株式会社 | 消音構造を有する板材及びこれを用いたトンネル発破音の低減方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61249853A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-07 | Mazda Motor Corp | 車両の吸音構造 |
-
1988
- 1988-08-27 JP JP63211599A patent/JPH0261699A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS61249853A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-07 | Mazda Motor Corp | 車両の吸音構造 |
Cited By (10)
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| JP4772272B2 (ja) * | 2000-12-21 | 2011-09-14 | ドレッサー ランド カンパニー | 音響ライナー、流体圧縮装置およびその使用方法 |
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| EP2478202A4 (en) * | 2009-09-17 | 2015-07-29 | Gkn Aerospace Sweden Ab | NOISE MITIGATION PANEL AND GAS TURBINE MEMBER COMPRISING A NOISE MITIGATION PANEL |
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| US9475435B2 (en) | 2013-11-28 | 2016-10-25 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Vehicle exterior component |
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