JPS6014359B2 - 吸音パネル及び吸音構造体 - Google Patents

吸音パネル及び吸音構造体

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JPS6014359B2
JPS6014359B2 JP50042696A JP4269675A JPS6014359B2 JP S6014359 B2 JPS6014359 B2 JP S6014359B2 JP 50042696 A JP50042696 A JP 50042696A JP 4269675 A JP4269675 A JP 4269675A JP S6014359 B2 JPS6014359 B2 JP S6014359B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸音構造体、特に吸音パネルに係る。
従来から、ガスタービン排気ダクトなどのように環境に
有害な影響を及ぼす装置に対し使用する消音器として様
々な形式の共振式吸音体が提示されてきた。また、いわ
ゆるパンパィプの構造型式が高速ガスを通すダクト用の
吸音壁として提示されている。このパンパィプ構造は多
数の寸法を異にする共振器を直線状に配置し、種々の周
波数において共振させるようになっている。これらの旧
式装置は一般的には本発明と同じ型式の共振器、即ち多
数共振器として分類されるものではあるが、その性能は
以下説明するように本発明の性能よりも劣っている。ま
たハニカム各セル内に抵抗性隔壁を傾斜して配置したハ
ニカムサンドィッチ式の吸音構造体もある。
この構造体の開発に際して判明したのは傾斜隔壁の音響
抵抗が最適に近いかまたはそれよりも低い限り、計算さ
れたインピーダンスが実験データと非常によく一致する
が、音響抵抗が最適値よりも大きくなると解析で予想し
た値が実験結果と一致しなくなることである。この高抵
抗域において、コンピュータが示した予測は興味あるも
のであり、即ち周波数の上昇に伴って音響レジスタンス
は増加するが、音響リアクタンスは急速に零に近づき零
にとどまるという特性を示した。このようなインピーダ
ンスを算出したコンピュータプログラムの簡単な解析モ
デルは基本導波管が多数(即ちION固)の平行な小導
波管に細分されており、各小導波管はそれぞれ独立に作
用すると想定したものである。従って全アドミタンスA
はそれぞれ独立した小導波管のアドミタンスの総和であ
り、小導波管の各アドミタンスは古典的手段によって各
々その形状寸法から算出される。アドミタンスの合計、
および関連する諸パラメータは次の通りである。Aニ2
/nAn、Anニ・/Zn Z=1/A、Z=R+ぷ であり、式中A=音響アドミタンス n=指数(0、1、2、3等) Z=音響インピーダンス R=音響抵抗 j=ノー1 X=音響リアクタンス 本発明によって判明したことは、セルをある法則のもと
にIon固(または適当に多数)の小導波管に細分する
ことによって、すぐれた吸音特性が得られるという実験
データが得られることである。
本発明では、吸収されるべき音波を受入れるため一端を
開放されかつ不同な長さを有する多数の導波管を二次元
マトリックス状に(直線配列良Pち線形配列とは対照的
に)配列した吸音構造体が開示される。
多くの導波管の長さの比は、以下に導波管群またはセル
と称される各機能群のなかで広い範囲の長さが得られる
ように決めらる。また、セルの流れ抵抗は、最適性能を
もたらすように決められるもので、導波管の形状寸法に
よって調整されるが、場合によっては流れ抵抗を有する
シートを挿入して抵抗を増大させることもある。各導波
管の終端部は、音を反射させるような構造にする。導波
管群へ近づく音波に対し、包囲面積入2/竹(即ち“捕
獲面積”)内の少くとも1個の導波管が共振する。この
局部共振は約入2/汀の捕獲面積全体に亘つて該周波数
の音響エネルギーを吸収する。これが従来技術の共振吸
音装置の基本的作動原理であり、勿論本発明においても
同様な作動が包含されている。今回新たに判明したこと
は、さらにある幾何学的形状を規定するだけで、これま
でとは別の吸音機構が構成され、吸音効率及び吸収帯域
の幅が相当改善されることである。
長さL,を有し周波数F.に於いて共振する・・・導波
管と、長さL=1/2」を有し周波数F2=が,に於い
て共振する第2導波管とが与えられたとして、周波数が
F,からF2へ移るに従って先ず長さL,の長い方の導
波管がF,において共振し次いで長さL2の第2導波管
がF2において共振する。共振周波数の平均F=(F,
十F2)/2においては両導波管とも比較的不活性であ
る。ここで注目すべきは2個の導波管の共振周波数F,
,F2の中間にある中間周波数Fに対する各導波管の応
答が反対位相にあることである。もしも音圧が同時に2
個の導波管に当るならば、該音圧による空気流はプッシ
ュプル形態で−方の導波管へは流入し他方の導波管から
は流出する。これはX,とX2の符号が反対であると言
う数学的表現に該当する。もしも2個の導波管が両者の
捕獲面積が相当重複するように十分に近接して配置され
たならば、両導波管は中間周波数の音にそれぞれ独立に
応答するのではなく、両者は相互に千渉し合うことにな
る。
もしも両者の捕獲面積が一部重視するならば、両者の応
答の前述したプッシュプルな位相関係は強い局部循環〔
即ちニアフィールド(nearfield)〕を形成し
、中間周波数城の音のエネルギーを相当吸収する。従っ
て、本発明の重要な特徴は、すべての導波管に対し、そ
れに対応する第2導波管をそれぞれの捕獲面積が重視す
るように配置することによって吸音効率の実者的向上を
達成していることである。
導波管群に接近する音波が、該音波の周波数に於いて共
振する少くとも1個の導波管を入2/汀の面積内に見出
すように導波管群が配列されている。
同面積内の残余の導波管は上記周波数に共振しない。局
部共振は大よそ入2/竹までの捕獲面積に到来して来た
同共振周波数の音響エネルギーを吸収する役を果す。従
って共振導波管は全面積に対し有効に作用する。導波管
は相互にできるだけ近綾して配置するのが望ましいけれ
ども、実際上は相互に干渉し合う導波管の間の最小間隔
には限度があろう。相互に干渉する導波管間の間隔が増
すに従って、総合吸音性能は次第に低下する。相互に干
渉する2個の導波管間の最大間隔に対する実際の限度と
しては、ある程度随意ではあるけれども、相対応する導
波管のうちの長い方の導波管の長さよりも大きくはない
ように規定してよいであろう。上述のような干渉作用を
有効に活かすために、導波管群の配列の類似の配列パタ
ーンを有する導波管群が繰返して配置され、縞または格
子状を呈する。このような配列の方法は、種々の共振周
波数をもつ共振器を自由に分布させている従来技術と本
発明とを区別する本発明の本質的特徴である。本発明は
導波管をマトリックス状に配列した第1導波管群と第2
導波管群とを有し、各群は複数個の長さを異にし、並置
された音波導波管より構成されており、導波管の開放端
は音波受入面を形成し、各群に属する長さが等しい相対
応する音波導波管の間の距離が吸収すべき最高周波数の
音波の波長を円周率の平方根で除した値よりも小さく、
前記複数個の導波管の前記開放端と反対側の端部は、導
波管群内の導波管がすべて長さを異にし、従って共振周
波数を異にするように成端されていることを特徴とする
吸音パネルを提供する。
本発明はまた、1つの導波管群を構成する導波管の長さ
がそn:〆。
−n△夕。そn:n番目の導波管の長さ 夕。
:最長の導波管の長さ△夕。
:長さの増分n:1、2、3・…・・指数 で表わされるようにそれぞれ異っており、前記1つの導
波管群を構成する導波管においては、導波管の平均長さ
よりも長い長さを有するいずれの導波管に対してもその
長さのほぼ半分の長さを有する導波管が対応して存在し
、該相対応する導波管の音受入端における中心間距離が
前記長い方の導波管の長さより大きくないことを特徴と
する吸音パネルをも提供する。
本発明の特徴及び目的を添付図面を参照して以下より詳
しく説明する。
本発明は、極めて広い吸収周波数範囲を有する共振式吸
収装置である。
第1図に示すように、典型的実施例は微細なハニカム構
造体1を有し、同構造体は互いに近接した導波管の東を
有し、各東は傾斜隔壁2によって一端を閉じた状態に成
端されている。各作用ユニットは壁部材3〜6によって
区切られた中に納められ、互いに平行する音響オリフィ
スと導波管の東(数が多い)から成っている。導波管の
東は斜めに切断されて、導波管の有効長が切断平面に沿
って変わるようになっている。好適な斜め切断角度につ
き以下更に詳しく説明する。多孔質または非多孔質のシ
ートである隔壁2がこの切断面となる。傾斜隔壁2は大
きい流れ抵抗を有するか、剛固な壁面であるか、または
かなりの音響インピーダンスを有するかの何れによるに
しても、ただ音響反射性を有していれば充分である。実
用構造では、この構造体として不透過材料の裏当てシー
ト7を設けても構わない。普通の構造のハニカム心を用
いて導波管を製造することができる。この心は第1図に
示されているように六角断面でもよく、または円、正四
角、三角等のような他の断面形でも構わない。典型的構
造として、各群に100本ずつの導波管が配置され、各
管は3.175ミリメートル(1′8インチ)幅である
としよう。この実施例においては各長さの導波管が各群
内に1本以上存在するから、これらの群は機能上、先に
定義した意味の“セル”を1個以上包含しているといえ
る。第1図は内部諸要素の構造を明らかにするために壁
6を切除して示されている。最も深いハニカム心要素(
例えば要素8)の深さは、例えば、25.4ミリメート
ル(1インチ)であってよい。深さが一順するための距
離(即ち群間間隔)は上述の深さよりも短くすべきであ
る。群の端密閉隔壁はのこ歯状に配置されているから、
ダクト内張りとして使用するときには、衝突する音及び
空気流の方向に対して好適な向きに配置すべきである。
また、この装置は構造上、美観上などの目的で、音響透
過性シート9を表面に設けても構わない。導波管の東を
構成しているハニカム構造体1はプラスチック、紙、金
属、セラミック、その他、環境上または作動上及び(ま
たは)経済上から選択される適当な材料から製造される
同様に、群包囲壁部村(例えば3〜6)及び裏当てシー
ト7は金属または非金属材料で製造される。構造全体は
溶接、接着剤接合機械的結合または他の適当な手段によ
って組立てられる。作動パラメータを主に決定するのは
、装置を構成する材料固有の性質ではなくて、該要素の
寸法及び形である。従って、設計者は製造用材料を広い
範囲から選択することができる。種々の共振周波数を有
する導波管の群1‘こ接近する音波はその周波数におい
て共振するかまたはほとんど共振する(即ちアドミタン
スの大きい)少くとも1本の導波管に遭遇することにな
る。
セル(3〜6)内の残りの導波管はこの周波数には共振
しない(即ちアドミタンスが小さい)。局部共振はおよ
そ入2/汀の面積に亘つてある程度その周波数の音響エ
ネルギーを吸収する。この理由によりセルの各パターン
は隣接する面積入2/汀をつぎつぎに覆うように繰返さ
れる。低い方の周波数に於いては、セルの寸法が上述し
たように規定されているため、ある導波管がセル全体に
亘つて共振することができる。最低共振周波数のほぼ2
倍を超える周波数に関しては捕獲面積入2/竹はセル面
積よりも小さくなり、共振機構の効果は次第に減少する
。第1〜4図に示されている形状寸法においては何れの
2本の導波管の長さも顕著に異っており、両者の捕獲面
積の重複部分は明らかにセルの境界内にある。このよう
なセル内の1対の導波管は、それぞれの共振周波数の中
間の周波数に対しプッシュプル形態で応答する。何とな
机よ短い方の導波管は共振点以下で作動し(×<0)長
い方は共振点以上で作動する(×>0)からである。そ
の結果得られる強いニアフィールドは粘性損失を生じさ
せ、音の減衰に必要なエネルギーの消費をもたらす。
このようにして、捕獲面積が非常に4・さし・高い周波
数においても、音はよく吸収されるのである。導波管内
に起こる強いニアフィールド音響作用は、たとえ成端板
(隔壁2)が透過性でなくても効率的吸音に必要な減衰
を与える。
細い管1の壁をこすることによる減衰は周波数に比例す
るものであり、このことは実際の構造において観察され
るような、周波数と共に音響抵抗が増加する現象を説明
する助けになる。導波管を成端する傾斜要素(即ち隔壁
2)は、既述したように、実質的に反射性であるべきで
あり、岡山園な隔壁が好ましい理由である。
然し、この反射性は高い流れ抵抗または相当大きい音響
慣性(mERTANCE)によって与えられても構わな
い。例えば、高音響慣性を備えた煩斜成端としては、開
孔面積の割合し、が小さい多孔板などが考えられる。こ
れは必要な反射性を与えるとともに、使用場所によって
は必要となる排水性を与えるものである。第1図の実施
例には、壁部材3〜6から成る群囲いが正方形断面を有
して示されているが、この形は任意に応じ、セルまたは
セルの群の境界は導波管の場合におけると同じく、六角
、円、三角、四角等の断面形でもよい。
セルの形に関する主要作動パラメ−夕は、セル内のでき
るだけ多数の導波管対がその捕獲面積を一部重視複させ
ることである。また、第1図に示す構造においては、セ
ル内の多数の導波管を成端する傾斜隔壁2は平面をなし
ている。当然のことだが、平面に限らず円錐形、指数曲
線形等を用いてもよく多くの隣接導波管の深さの間に所
定の差を与えることができさえすればよい。大切なこと
は吸収しようとする音のスペクトルを充分カバーするよ
うにセル内の導波管の深さを充分広い寸法範囲に亘つて
異なるように成端することである。近接した導波管の捕
獲面積を重複させ所期の“捕獲効果”を得るためには、
進入音波の周波数より低い共振点をもつ少なくとも1本
の導波管、及び高い共振点をもつ少なくとも1本の導波
管を各セル内に有することが必要である。
そのため、最も長い導波管の長さと最も短い導波管の長
さとの比をできるだけ大きくすべきである。即ち、導波
管の長さの変化率(懐斜隔壁2の傾斜)は重要なパラメ
ータである。十分な傾斜は性能を高め、かつより精度の
低い大型の導波管の使用を可能にする。各導波管は実際
の断面積よりも大きい有効導波受入面積を有しているか
ら、セルを構成している導波管は、そのうち共振してい
る導波管の有効面積が共振していない他の何れかの導波
管の有効面積と常に一部重複するように密接して配置さ
れるべきである。これはセル内の導波管の長さを激しく
変化させることによって達成される。隔壁2の仰角を4
5o以上にすれば確実である。450未満では、共振器
はそれぞれ独立して作動するようになり干渉し合うこと
が少くなって音吸収性能は低下する。
450 よりも大きい角度にすれば低周波城における性
能はほとんど向上しないが、高周波城における性能はさ
らにある程度向上する。
本発明の作動原理は、多くの導波管がそれぞれ異なる共
振周波数を有していることだけではなく、それぞれ決め
られた位相関係を有していることにもある。すなわち、
導波管は充分近接して配置され、それぞれ独立に作動す
るのではなく位相的に相互に干渉し合うようになってい
る。如何なる共振器においても、圧力波の周波数が共振
器の共振周波数より低い値から共振周波数より高い値へ
と変化するときに、共振器中の振動流と圧力波との間の
位相関係は急激に移行する。
もしも減衰が比較的軽度であるならば、この位相の変化
はほぼ180oになる。従って、隔離された2本の共振
管があって、一方の長さが他方の長さの2倍であれば、
各菅の共振周波数の中間の周波数においては、ある瞬間
に第1管へは流れが進入しつつあり、第2の管からは流
れが流出しつつあることになる。もしこれら2本の管が
十分近接して置かれるならば、両者の有効面積は一部重
複することになる。これを確実にするため、両督の中心
間距離は短い方の管の共振周波数の波長の約4分の1に
減らさなければならない。一方の管は他方の管の長さの
半分であるから、この1対の管の共通進入平面と、これ
らの管の閉止端の共通平面との間の角度は約45oであ
る。この角度が450よりも遥かに小さい時には、管は
遠く隔離されていることであり、その結果管は独立して
作用することになる。反対に、2個の共振器の有効面積
が一部重複するならば、強い干渉作用が起って共振器は
それぞれ独立に作用するのではなく、並列結合と称され
る作動状態になる。
周波数F,においては、第1の管は共振し、第2の管は
静止している。周波F2においては逆になる。F=(F
,十F2)/2の周波数においては共振に似た状態とし
て、両替内に強い局部循環が存在する。これは“ニアフ
ィーノド”と呼ばれる。この場合、何れの管も管自身‘
Fにおいては共振しないのでFにおいてそれぞ独立に作
用する共振器の音響吸収能力の和は大して大きくなく、
それに比し両方の管へまたがって流れが出入する上記ニ
アフィールド局部循環は遥かに大きい音響エネルギーを
吸収することになる。必要な小さいセル間間隔を維持し
つつしかも実際に実現可能な形状寸法を有する並列結合
を得るためには、セル内の最短導波管と最長導波管の深
さの比を大きく(即ち1対2に等しいかまたはそれより
も大きい)すことが必要である。
これは導波管の閉止端を通る平面が大きい傾斜(即ち1
130o)を有することに対応する。吸音体の構造は使
用環境に応じてその耐負荷性などの特性を具えるよう変
化させることができる。
例えば、第2図には、本発明に従って構成されてしかも
第1図の形態よりも大きい構造強度を有する共振式吸音
パネルの縦断面図が示されている。この実施例は非多孔
質裏当てシート11及び実質的に音を通す表シート12
を有している。セル包囲壁13及び14が、向い合って
置かれた裏当てシート11と表シート12との間にこれ
らに垂直に配置されている。各セル内の導波管の東は一
体になったハニカム必要素から製造される。パネルの製
造工程としては、先ず各セルのハニカム必要素を斜に切
断し、同要素を上下部分15及び16に分割する。つい
で反射性成端隔壁17が上下部分15及び16の間に挿
遣される。吸音作用を行う上部分15は、音を出す表シ
ート12を通して進入する音波にさらされている。下部
分16は主として隔壁17を支える役をなし、かつ構造
0体全体の剛性を向上させる。また、この構造において
は隔壁及び導波警部材を近くのセル画定部材に固定する
必要がなくなる。この構造においても、隔壁17は、平
面である必要はなく曲面、屈折面またはその他の複合形
であってよく、ハニカタム要素15の音受入部分の有効
深さが変化するようになっていればよい。第3図には2
個の吸音面を有することを特徴とする本発明の他の実施
例が示されている。
この実施例は第2図の実施例とほぼ同様であり、群画定
0壁部材18,19および上方、下方ハニカム心部分2
1,22を有している。心部分21,22は音反射性隔
壁23によって隔離されている。第2図の(非多孔質裏
当てシート1 1を有する)構造とは違って、第3図の
実施例はパネルの両面に別個の音透過シートを有してい
る。即ち上方部分21よりなる導波管東は音透過シート
24によって覆われ、かつ下方部分22よりなる、導波
管東は音透過シート25によって覆われている。パネル
構造は同構造の中心軸線26を中心として対称であるか
ら、パネルの何れの面へ近接する音も吸収されることに
なる。既述の実施例の場合と同じく、導波管を反射性に
成端する隔壁の形は平面であっても、轡曲面であっても
構わない。第4図には本発明のさらに他の実施例が示さ
れている。
この構造は複数のセル群を有し、各群が四方を囲まれて
いる。セル群の四方を囲んでいる典型的な壁部材は32
及び33に示されている。壁部材32及び33によって
区切られたセル画定する他の2枚の壁部材(第4図に示
されていない)は壁部材32,33に直角に配置されて
正方形断面の四角形セルを形成している。この正方形の
形状は随意であり単に1例を示したに過ぎない。導波管
31の東がセル内に配置される。導波管31の音波受入
開放端は第4図に見られる如くセル群の頂上にある。剛
固な壁部材34がセル群の底端に閉じている。35に示
されている煩斜平面隔壁が各セル内の多数の導波管を成
端している。
透過性表シート36がすべてのセル群の開放端を横ぎつ
て延びている。図に見られるように、セルの深さは同群
内に配置された最も長い導波管の深さよりも大きく、従
って導波管の音波受入端と透過性表シート36との間に
空所37が設けられている。
即ち導波管31の東は表シート36から距てられるよう
にセル空洞内に引っ込められている。機能上、表シート
36は導波管群を構成するすべての導波管に共通し、か
つ群全体に対し直列音響抵抗として作用する。この配置
は、空洞37なしの場合とは少し違った吸収スペクトル
形態をもたらす。第4図に示された形態は、導波管入口
の直径に匹敵する大きい孔を有する多孔質シートを使用
しようとする場合に好適である。本発明の第4図及び第
1図の両実施例の比較を判り易くするため、第5,6図
に第4図及び第1図それぞれの音響装置に対応する電気
回路網が示されている。先ず第5図においては、第4図
の装置に相当する電気回路網が示されてお、端子38は
装置への入力端であり、また直列抵抗39が表シート3
6の音響抵抗に相当する。
配列内の各導波管の(同セル内の活性になった導波管に
よって与えられる)容量性リアクタンス及び壁摩擦抵抗
は直列に配置されたキヤパシタンス及び抵抗によって表
わされる。例えば、第1セル内の活性導波管はキャパシ
タソス41及び抵抗45に該当し、次の導波管はキャパ
シタンス42及び抵抗46に該当し、以下同機に各配列
にキャパシタンス41一44、直列抵抗45一48が該
当する。この回路網は接地端子49へ接続される。図に
見るように、抵抗39(表シート36の流れ抵抗)はす
べてのキャパシタンス41−44及び抵抗45−48の
(配列全体にわたる)並列組合せに対して直列に連結さ
れている。
第6図の回路網は第1図の装置に対応し、入力端子51
を有する。
抵抗52−55はセル内の各個導波管の開放端を覆って
延びている表シート9の個別面積の抵抗に該当する。キ
ャパシタンス56一59は対応する導波管の容量性音響
リアクタンスに対応し、抵抗61−64は導波管の摩擦
抵抗に対応する。回路網は大地65へ接続される。前記
回路網から有効な結果を得るためにはある注意が必要で
ある。平行導波管は並列に作用するように(即ち単独で
はなくて並列に作用するようにそれぞれの捕獲面積が一
部重複している)互いに近接して配置されている場合に
だけ並列回路要素によって表わされることができるので
ある。また音響抵抗及びリアクタンスは電気的オームに
相似の音響的オームの単位によって表わされなければな
らない。導波管の音響IJァクタンスは実際には X=−CotきL ここで、の:角周波数 C:音速 の形を有し、キャパシタンスで近似できるのは低周波城
においてだけである。
総じて、本発明はそのすべての実施例において、セル間
間隔が狭く制限されており、かつ導波管の深さが広範囲
にわたって変化しており、従って共振する導波管の有効
面積が共振しないその他の導波管面積と常に一部重複し
ているので、いわゆる並列結合された装置を構成してい
る。
特定用途に適合するように種々改変するこ.とも可能で
ある。
例えば、円形ダクトなどの轡曲面をラィニングする場合
には、構造体全体を(平らな表シートまたは裏当てシー
トとは対照的に)轡曲形にしても構わない。また、表シ
ートを省いても装置の吸音性はそこなわれない。本技術
分野に精通せる人々によって、更に他の改変が本発明を
離脱することないこ可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1好適実施例が一部を切除されて示
されている透視図、第2図は内部支持方式を採用してい
る本発明の第2実施例の縦断面図、第3図は両面で有効
に作用する吸音パネルを有する本発明の第3実施例の縦
断面図、第4図は第1図の装置が改変されて、共通表シ
ートを有する個々の隔室内でセルが引込められている形
態を示す図、第5図は第4図の装置に対応する回路網、
そして、第6図は第1図の装置に対応する回路網である
。 1・・・導波管群、2・・・導波管成端装置、8・・・
音波導波管。 FIG.1 FIG.2 FIG.3 FIG.4 FIG.5 FIG.6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の長さを異にする音波動波管をマトリツクス
    状に配列した第1導波管群と第2導波管群とを有し、前
    記音波導波管の開放端は音波受入面を形成し、各導波管
    群に属する長さが等しい相対応する音波導波管の間の距
    離が吸収すべき最高周波数の音波の波長を円周率の平方
    根で除した値よりも小さくされており、前記複数個の導
    波管の前記開放端と反対側の端部は、各動波管群内の導
    波管がすべて長さを異にし、従って共振周波数を異にす
    るように成端されていることを特徴とする吸音パネル。 2 特許請求の範囲第1項に記載の吸音パネルにおいて
    、前記1つの導波管群を構成する導波管の長さは、l_
    n=l_0−nΔl_0 ln:n番目の導波管の長さ l_0:最長の導波管の長さ Δl_0:長さの増分 n:1、2、3……指数 で表わされるようにそれぞれ異っており、 前記1つの
    導波管群を構成する導波管においては、導波管の平均長
    さよりも長い長さを有するいずれの導波管に対しても、
    その長さのほぼ半分の長さを有する導波管が対応して存
    在し、該相対応する導波管の音受入端における中心間距
    離が前記相対応する導波管の長い方の長さより大きくな
    いことを特徴とする吸音パネル。
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SE405134B (sv) 1978-11-20
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