JPS61233025A - シリコ−ンゴム系成形体 - Google Patents
シリコ−ンゴム系成形体Info
- Publication number
- JPS61233025A JPS61233025A JP7386085A JP7386085A JPS61233025A JP S61233025 A JPS61233025 A JP S61233025A JP 7386085 A JP7386085 A JP 7386085A JP 7386085 A JP7386085 A JP 7386085A JP S61233025 A JPS61233025 A JP S61233025A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone rubber
- molded article
- silane coupling
- coupling agent
- rubber based
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、シリコーンゴム系成形体の表面改質に係り、
更に詳しくは、シランカップリング剤で該成形体の表面
を処理することによって、他の物体への接着性あるいは
粘着性の改善されたシリコーンゴム系成形体に関する。
更に詳しくは、シランカップリング剤で該成形体の表面
を処理することによって、他の物体への接着性あるいは
粘着性の改善されたシリコーンゴム系成形体に関する。
シリコーンゴム系成形体は、耐熱性、耐候性及び電気絶
縁性の優れた可撓性材料であって、各種産業分野におい
て広く実用されている。これらの成形体は、一般に他の
部材と接合状に組み合わせ使用される。しかし、シリコ
ーンゴムは、本質的に接着性や粘着性が低いので、その
成形体表面の接着性、粘着性を改善することが実用上要
求される。
縁性の優れた可撓性材料であって、各種産業分野におい
て広く実用されている。これらの成形体は、一般に他の
部材と接合状に組み合わせ使用される。しかし、シリコ
ーンゴムは、本質的に接着性や粘着性が低いので、その
成形体表面の接着性、粘着性を改善することが実用上要
求される。
そのような欠点の改善方法として、最近、シリコーンゴ
ム系成形物の表面を、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのようなアルカリ性を呈するプライマーで処理
し、この処理面に、例えばシアノアクリル系瞬間接着剤
を適用して、他の物品に接着させる方法やプラズマ処理
して表面の接着性、粘着性を向上させる改質法が実用さ
れている。
ム系成形物の表面を、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのようなアルカリ性を呈するプライマーで処理
し、この処理面に、例えばシアノアクリル系瞬間接着剤
を適用して、他の物品に接着させる方法やプラズマ処理
して表面の接着性、粘着性を向上させる改質法が実用さ
れている。
しかし、プライマー処理法は、シリコーンゴム系成形体
表面の分子構造中にシラノール基を生成させることによ
って改質されるのであって、このシラノール基の生成は
シリコーンゴムの骨格をなすオルガノポリシロキサンの
解重合によるものであるから・成形体の物性の劣化が避
けられな&Nという問題があり、一方、プラズマ処理法
は処理設備が高価で工業的に著しく不利である。
表面の分子構造中にシラノール基を生成させることによ
って改質されるのであって、このシラノール基の生成は
シリコーンゴムの骨格をなすオルガノポリシロキサンの
解重合によるものであるから・成形体の物性の劣化が避
けられな&Nという問題があり、一方、プラズマ処理法
は処理設備が高価で工業的に著しく不利である。
また、シリコーン室温硬化−液、二液型シリコーンゴム
、付加重合型シリコーンゴムあるいは、通常ミラブル(
HTV)と呼ばれるシリコーンゴムの未硬化の成形体に
、その硬化にさきだってシランカップリング剤をプライ
マーとして適用したのち加熱硬化処理することにより異
種材料への表面接着性等を向上させることは知られてい
る。この改善は、加熱効果反応の間にシランカップリン
グ剤成分が未硬化成形体の表面のシリコーンゴム成分と
化学的に反応することに基づくものであることも知られ
ている。しかし、このような好都合な処理剤を用いて、
硬化したシリコーンゴム表面の接着性や粘着性を改善す
る実用上望ましい方法は知られていない。
、付加重合型シリコーンゴムあるいは、通常ミラブル(
HTV)と呼ばれるシリコーンゴムの未硬化の成形体に
、その硬化にさきだってシランカップリング剤をプライ
マーとして適用したのち加熱硬化処理することにより異
種材料への表面接着性等を向上させることは知られてい
る。この改善は、加熱効果反応の間にシランカップリン
グ剤成分が未硬化成形体の表面のシリコーンゴム成分と
化学的に反応することに基づくものであることも知られ
ている。しかし、このような好都合な処理剤を用いて、
硬化したシリコーンゴム表面の接着性や粘着性を改善す
る実用上望ましい方法は知られていない。
シリコーンゴム系成形材料は、−液縮合型や二液縮合型
の室温硬化性ゴム組成物あるいは付加重合型加熱硬化性
ゴム組成物など各種のタイプのものが知られているが、
いずれのタイプの成形体も同じように表面の接着性、粘
着性が低く、上記の如き表面改質処理が必要であり、あ
るいは極めて特殊なシリコーン系粘着剤が汎用されてい
るが、一般に、シリコーン系の接着剤や粘着剤は、異種
の接着剤、粘着剤に比較して物性面で本質的に劣り、信
頼性も劣る傾向を有する。
の室温硬化性ゴム組成物あるいは付加重合型加熱硬化性
ゴム組成物など各種のタイプのものが知られているが、
いずれのタイプの成形体も同じように表面の接着性、粘
着性が低く、上記の如き表面改質処理が必要であり、あ
るいは極めて特殊なシリコーン系粘着剤が汎用されてい
るが、一般に、シリコーン系の接着剤や粘着剤は、異種
の接着剤、粘着剤に比較して物性面で本質的に劣り、信
頼性も劣る傾向を有する。
従って、本発明の目的は、シリコーンゴム系成形体の物
性を劣化させることなく、表面の接着性。
性を劣化させることなく、表面の接着性。
粘着性の改善された該成形体を提供するにある。
また、他の目的は、効果且つ特殊な設備や装置類を用い
ることなく、所望改質表面部の接着性、粘着性を簡易に
向上させる工業的に有利な手段を提供するにある。その
他の本発明の目的は、以下の記載から一層明らかとなる
であろう。
ることなく、所望改質表面部の接着性、粘着性を簡易に
向上させる工業的に有利な手段を提供するにある。その
他の本発明の目的は、以下の記載から一層明らかとなる
であろう。
本発明者らは、上記目的を達成する手段について研究を
重ねた結果、工業的に極めて望ましい方法を見出し、本
発明をなすに到った。
重ねた結果、工業的に極めて望ましい方法を見出し、本
発明をなすに到った。
すなわち、本発明は、シランカップリング剤で表面を処
理して成る接着性又は粘着性の改善されたシリコーンゴ
ム系成形体を提供する。
理して成る接着性又は粘着性の改善されたシリコーンゴ
ム系成形体を提供する。
本発明におけるシランカップリング剤には、通常知られ
たシランカップリング剤が包含されるが・本発明におい
ては、官能性基を分子内に少なくとも3個含有するシラ
ンカップリング剤が好ましく用いられる。
たシランカップリング剤が包含されるが・本発明におい
ては、官能性基を分子内に少なくとも3個含有するシラ
ンカップリング剤が好ましく用いられる。
かかるシランカップリング剤としては、例えばビニルト
リクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β−メトキシ・エトキシ)シラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン及び一般式:R81(○x)3
〔式中、Rは炭素原子数1〜25の炭化水素よりなる群
から選択される有機基であり、又は水素、メチル基並び
にエチル基よりなる群から選択され1分子内においては
同一でも異なっていてもよい〕を挙げることができる。
リクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β−メトキシ・エトキシ)シラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン及び一般式:R81(○x)3
〔式中、Rは炭素原子数1〜25の炭化水素よりなる群
から選択される有機基であり、又は水素、メチル基並び
にエチル基よりなる群から選択され1分子内においては
同一でも異なっていてもよい〕を挙げることができる。
これらは、単独種で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。また、シランカップリング剤は、
必要に応じて、それを溶解しうる溶剤に溶かして使用す
ることができる。
わせて用いてもよい。また、シランカップリング剤は、
必要に応じて、それを溶解しうる溶剤に溶かして使用す
ることができる。
本発明において、シランカップリング剤で表面処理され
る対象物はシリコーンゴム系硬化成形体であって1例え
ば、すでに加熱硬化(固化)が完了した状態の成形体で
あり、他の部材に接合される成形体部材である。シラン
カップリング剤による該成形体への表面処理は、接着す
べき表面部に上記シランカップリング剤を塗布すればよ
く、所望面あるいは部分に塗布した成形体を、例えば1
00〜200℃程度の昇温条件下で10分〜3時間加熱
処理することが好ましく、またシランカップリング剤に
対し触媒量の有機錫化合物、有機鉛化合物などを添加併
用することもできる。
る対象物はシリコーンゴム系硬化成形体であって1例え
ば、すでに加熱硬化(固化)が完了した状態の成形体で
あり、他の部材に接合される成形体部材である。シラン
カップリング剤による該成形体への表面処理は、接着す
べき表面部に上記シランカップリング剤を塗布すればよ
く、所望面あるいは部分に塗布した成形体を、例えば1
00〜200℃程度の昇温条件下で10分〜3時間加熱
処理することが好ましく、またシランカップリング剤に
対し触媒量の有機錫化合物、有機鉛化合物などを添加併
用することもできる。
本発明におけるシランカップリング剤の塗布は、通常知
られた手段、例えば、はけ塗り、スプレー。
られた手段、例えば、はけ塗り、スプレー。
浸漬法等いずれの方法で行ってもよく、その塗布量は1
通常0.5〜20g/rrFが実用上有利に採用され、
望ましい塗布量は1〜10g1rdである。
通常0.5〜20g/rrFが実用上有利に採用され、
望ましい塗布量は1〜10g1rdである。
シランカップリング剤が塗布処理された硬化シリコーン
ゴム系成形体の表面には、強固に一体化したシランカッ
プリング皮膜が形成され、かかる皮膜の形成により各種
の接着剤、例えばエポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤
、あるいは例えばアクリル系合成ゴムラテックス系粘着
剤など各種粘着剤に対し、改善された接着性や粘着性が
極めて容易に得られる。
ゴム系成形体の表面には、強固に一体化したシランカッ
プリング皮膜が形成され、かかる皮膜の形成により各種
の接着剤、例えばエポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤
、あるいは例えばアクリル系合成ゴムラテックス系粘着
剤など各種粘着剤に対し、改善された接着性や粘着性が
極めて容易に得られる。
また、本発明に係る成形体表面には、各種のホットメル
ト系接着剤を適用することもできる。
ト系接着剤を適用することもできる。
次に、具体例により本発明の特徴を更に詳細に説明する
。
。
実施例1〜5及び比較例
ジメチル・メチルビニルポリシロキサン生ゴム(メチル
ビニルシロキサン単位0.3モル%) 100重量部、
比表面積200m/gを有するヒユームドシリカ50重
量部、及びジクミルパーオキシド0.8重量部からなる
シリコーンブムコンパウンドをクロムメッキプレス板で
加熱、加圧成形(170℃、10分、30kg/ci)
L、厚さ1++n+、たてとよこ各300IaInの正
方形のシートを製造した。このシートを更に200℃で
4時間加熱し硬化させた。このシリコーンゴムシートの
片面にシランカップリング剤、すなわちN−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランの30
%エタノール溶液を塗布し。
ビニルシロキサン単位0.3モル%) 100重量部、
比表面積200m/gを有するヒユームドシリカ50重
量部、及びジクミルパーオキシド0.8重量部からなる
シリコーンブムコンパウンドをクロムメッキプレス板で
加熱、加圧成形(170℃、10分、30kg/ci)
L、厚さ1++n+、たてとよこ各300IaInの正
方形のシートを製造した。このシートを更に200℃で
4時間加熱し硬化させた。このシリコーンゴムシートの
片面にシランカップリング剤、すなわちN−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランの30
%エタノール溶液を塗布し。
3時間風乾したのち、150℃の温度で30分間加熱処
理した。
理した。
次いで、その面にアクリル系粘着テープを3kg/dの
圧着力で密着し、25I幅の剥離試験を行った。その試
験は、180”方向に剥ぎ取る。いわゆる180°ピー
ルバツクの剥離強度を測定し、25−幅のテープの粘着
力として表示した。
圧着力で密着し、25I幅の剥離試験を行った。その試
験は、180”方向に剥ぎ取る。いわゆる180°ピー
ルバツクの剥離強度を測定し、25−幅のテープの粘着
力として表示した。
該シランカップリング剤の付着量の異なる各種表面処理
試料について試験した結果を第1表にまとめて示す。
試料について試験した結果を第1表にまとめて示す。
第 1 表
上表より、硬化したシリコーンゴム系成形体の表面の接
着性、粘着性が、シランカップリング剤による表面処理
によって顕著に向上することが明確に理解できる。
着性、粘着性が、シランカップリング剤による表面処理
によって顕著に向上することが明確に理解できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、シランカップリング剤で表面を処理して成る接着性
又は粘着性の改善されたシリコーンゴム系成形体。 2、シランカップリング剤が分子内に官能性基を少なく
とも3個有する特許請求の範囲第1項記載の成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7386085A JPS61233025A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | シリコ−ンゴム系成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7386085A JPS61233025A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | シリコ−ンゴム系成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61233025A true JPS61233025A (ja) | 1986-10-17 |
Family
ID=13530339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7386085A Pending JPS61233025A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | シリコ−ンゴム系成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61233025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017215867A (ja) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | 株式会社リコー | 入力素子及び入力装置 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP7386085A patent/JPS61233025A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017215867A (ja) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | 株式会社リコー | 入力素子及び入力装置 |
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