JPS61229871A - 5−フルオロシトシン類及びその製造方法 - Google Patents

5−フルオロシトシン類及びその製造方法

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JPS61229871A
JPS61229871A JP7234585A JP7234585A JPS61229871A JP S61229871 A JPS61229871 A JP S61229871A JP 7234585 A JP7234585 A JP 7234585A JP 7234585 A JP7234585 A JP 7234585A JP S61229871 A JPS61229871 A JP S61229871A
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JP
Japan
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fluorocytosines
formula
aliphatic groups
compound
group
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JP7234585A
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English (en)
Inventor
Nobuo Ishikawa
延男 石川
Akio Takaoka
高岡 昭生
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は5−フルオロシトシン類及びその製造方法に関
するものである。
口、従来技術 現在、抗ガン剤として利用されている化合物のなかに、
代謝拮抗物質として核酸関連化合物があり、下記の5−
フルオロウラシル(5−FU)(1)、シタラビン(A
raC)(2)及びメルカプトプリン(6−MP)(↓
)を母核化合物とした3群にまとめられる。類似の化学
構造を持つものには、抗、ウィルス3kN、抗真菌活性
を示すものが知られている。
ハ、発明の目的 そこで本発明者は、アミジン類の抗ガン活性を高めるた
めに、前述の走〜見に類似した化学構造を有するヘテロ
環化合物の合成について種々検討した結果、本発明に到
達したものである。
二、発明の構成 即ち、本発明は、 一般式: (但し、R1及びR2は同−又は異なる脂肪族基であり
、互いに共同して、結合している窒素原子とへテロ環を
形成するものも含む。
R3及びR4は同−又は異なる脂肪族基である。Xは酸
素又はイオウである。) で表される5−フルオロシトシン類に係るものである。
この本発明による5−フルオロシトシン類は、前述のシ
タラビン(、L)の母核構造を有する5−フルオロ体で
あるから、生理活性に富んだものとなっており、特に代
謝拮抗物質や、抗ガン剤として有用な物質である。
本発明による5−フルオロシトシン類の上記一般式にお
いて、上記のR1、R2、R3、R4は夫々、炭素原子
数5以下の脂肪族基、特にアルキル基(例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
イソブチル基、ペンチル基)等のアルキル基、又はこれ
らに炭素−炭素間二重結合を有するアルケニル基であっ
てよい。
また、本発明は、上記5−フルオロシトシン類を効果的
に得る方法として、 一般式; (但し、R1、R2、R3及びXは前記したものと同じ
である。) で表される含フツ素アミジン類と、 一般式: (但し、R4は前記したものと同じ、Mはアルカリ金属
である。) で表される化合物とを反応させて、 一般式: 入 (但し、R1、R2、R3、R4及びXは前記したもの
と同Cである。) で表される5−フルオロシトシン類を得る5−フルオロ
シトシン類の製造方法も提供するものである。
次に、本発明による5−フルオロシトシン類及びその合
成プロセスを具体的に説明する。
HPDA  ’jの HPDA試薬(ヘキサフルオロプロペン−ジアルキルア
ミン付加体)と尿素誘導体との反応を行うと、THF 
(テトラヒドロフラン)溶液中、トリエチルアミン存在
下、10時間以上還流が必要であり、収率は30%であ
る。そこで、反応条件について検討を行ったところ、充
分に乾燥した尿素誘導体を1.5等量用いてHPDA試
薬と反応させることにより、3〜5時間の還流で目的の
N、N−ジアルキル−N′−カルバモイルアミジン類(
,4/)を良好な収率で得ることができる。
RzNCFzCHFCF3+RzNCF=支 4(X−0,S) また、反応性の劣るフェニル尿素においても、THF溶
液中、トリエチルアミンの存在下、10時間還流させる
ことによって4 (R3=Ph)を得る(表−1)。
なお、上記のHPDA試薬は、ヘキサフルオロプロペン
から次のようにして得ることができる。
CF2−CFCF3 +R2NH。
R2NCF2CHFCF3+ RzNCF=CFCF3 上記で合成したN、N−ジアルキル−N′−カルバモイ
ルアミジン類■を氷冷下、MeONa/M e OHに
より力0メタノール分解を行うことにより選択的に5−
フルオロシトシン誘導体(5)を得ることができる。結
果並びに物性値は表−2に表わす。
s  (R=Me)            にの生成
物(ル)は、既述したシタラビン力の母核構造を有する
6−メドキシー1−アルキル−5−フルオロシトシン誘
導体である。
この生成物(、υを得る際の反応条件は次のように設定
するのが望ましい。
反応温度−一10〜50℃ 反応時間:0.5〜5時間 使用する溶媒:前述の非プロトン性極性溶媒表−2 6−アルコキシ−1−アルキル−5−フルオロシトシン
類の合成 (以下金も、〕で美へ、) (Pr)2−  Me  Me  O57161516
72101一般に、この反応機構は下記のスキームに示
したように、まずメトキシドによりα位のプロトンが脱
離し、生じるカルボアニオン(’?)から脱フ8にメト
キシドによる付加−説フン化水素を繰返すことによりオ
ルトエステル(あ)を生成する。
また、見に窒素原子がSNL的に反応すると、閉環した
ジフルオロシトシン誘導体(、t)を中間体としてyi
v、メトキシドが6位のフッ素原子と置換つまり、ペル
フルオロビニル基に尿素の窒素原子々に滴下することに
よって、閉環生成物である5−フルオロシトシン誘導体
(見)を選択的に得ることができる。
志 (と八134≧ら、ンシ〕ノへ、少 また、フェニル尿素を反応させて得たN、N−ジアルキ
ル−N′−力ルバモイル−2,3,3,3−テトラフル
オロプロピオンアミジン類(4)(R3=Ph)からは
、目的のシトシン誘導体(5)(R3=Ph、R4−M
e、Rz=Et 2)を得ることは出来ない。この理由
として、窒素原子の求核性の低下、並びにフヱニル基の
立体障害が考えられる。
4 (Rh−ph) 5 (R3−Ph) 戸〜ノ ホ、実施例 以下、本発明を実施例について更に詳細に説明する。
実JLLL メチル尿素11.11g (150+u+ojり 、H
PDA試薬(E t 2 N) 21.1g (loo
mmoIl)及びトリエチルアミ73 m ItをTH
F熔液5Qmj!に混ぜて、8時間還流した。反応終了
後、5%−NaHCOa水溶液にあけ、エーテル:n−
ヘキサン−1=1混合溶液で5回抽出した後、エーテル
及びヘキサンを除去した。析出した固体から未反応のメ
チル尿素を除(ために水洗を数回繰返し、次いで冷n−
ヘキサン洗浄後に、充分乾燥して19.41 g(75
,5Hmo l )の固体を得た。この生成物の収率7
6%、融点85−86℃、IRスペクトルデータは表−
1に示した通りであった。NMRは次の通りであった。
”Fna+r  :δ−4,75(d、d、+:TCF
a −P =12.8)1z。
Jcp3−H= 8.3Hz)、 δ+122.1  (d、q、 :Jo −F =47
.31(z。
JCF3−F =12.8Hz) 。
’Hnmr: δ 7.7 (d、q、clF、IH)
 、5.8 (br、NHIH)、(G(4字)   
3.5 (m、 (CHz)  2,4H)、2.8 
(d、Me、3H)、1.2 (t、  (CH3) 
 2,6H)  。
N、N−ジエチル−N’−(N−メチルカルバモイル”
)−2,3,3,3−テトラフルオロプロピオンアミジ
ン2.58g(10mmojりとTHF20mj!を5
0mA三ツロフラスコに入れ、2.70 gのナトリウ
ムメトキシドを15mj!のメタノールに溶かした溶液
を滴下ロートで水冷下に徐々に滴下した。1時間よくか
きまぜた後に、N H4C41水溶液中にあけ、さらに
溶媒を除去した。析出した固体を酢酸エチル:n−ヘキ
サン−2=1の混合溶液を展開溶媒としてカラムクロマ
トグラフィにがけて単離精製した。この生成物の収率及
びIRl”Fnmrスペクトルデータは表−2に示した
。他のデータは次の通りであった。
元素分析値:分析値 C52,55、H7,05,N 
 18.90゜計算値 C52,39,H7,03,N
  1B、33゜’Hnmr:  δ 4.0  (s
+  0CR3,3H)  、(Ce)9)     
3.5  (Q、  (CH2)   2,4H)  
、3.2  (s、NCH3,3H)  、1.2 (
t、  (CH3)  2.68 )  。
直】1連i 実施例1において、R2= (CH2)s、R3”Me
のアミジンを上述したと同様にして合成しく表−1参照
)、更にこのアミジンとMeONaとを反応させたとこ
ろ、表−2に示した生成物が得られた。
他のR2及びR3のアミジンについても、対応する5−
フルオロシトシン誘導体が、収率良く得られた(表−1
及び表−2参照)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1及びR^2は同一又は異なる脂肪族基で
    あり、互いに共同して、結合している窒素原子とヘテロ
    環を形成するものも含む。 R^3及びR^4は同一又は異なる脂肪族基である、X
    は酸素又はイオウである。) で表される5−フルオロシトシン類。 2、R^1及びR^2が炭素原子数5以下の脂肪族基で
    ある、特許請求の範囲の第1項に記載した5−フルオロ
    シトシン類。 3、R^3及びR^4が炭素原子数5以下の脂肪族基で
    ある、特許請求の範囲の第1項に記載した5−フルオロ
    シトシン類。 4、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1及びR^2は同一又は異なる脂肪族基で
    あり、互いに共同して、結合している窒素原子とヘテロ
    環を形成するものも含む。 R^3は脂肪族基である。Xは酸素又はイオウである。 ) で表される含フッ素アミジン類と、 一般式: R^4OM (但し、R^4は脂肪族基、Mはアルカリ金属である。 ) で表される化合物とを反応させて、 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1、R^2、R^3、R^4及びXは前記
    したものと同じである。) で表される5−フルオロシトシン類を得る5−フルオロ
    シトシン類の製造方法。 5、R^1及びR^2が炭素原子数5以下の脂肪族基で
    ある、特許請求の範囲の第4項に記載した方法。 6、R^3及びR^4が炭素原子数5以下の脂肪族基で
    ある、特許請求の範囲の第4項に記載した方法。
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