JPS61227204A - 磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPS61227204A
JPS61227204A JP6654285A JP6654285A JPS61227204A JP S61227204 A JPS61227204 A JP S61227204A JP 6654285 A JP6654285 A JP 6654285A JP 6654285 A JP6654285 A JP 6654285A JP S61227204 A JPS61227204 A JP S61227204A
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JP
Japan
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adhesive
magnetic head
resin
adhesive agent
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JP6654285A
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English (en)
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Junji Hamana
浜名 純二
Takao Otogawa
孝雄 音川
Shinichi Hara
慎一 原
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は磁気ヘッドおよびその製造方法に関し、さらに
詳しくは磁気記録媒体と摺動して情報の記録、再生を行
ない接着剤によって互いに接合された複数のチップ部材
を有する磁気ヘッドおよびその製造方法に関するもので
ある。
[従来技術] この種の磁気ヘッドの一例としてVTR用磁気ヘッドが
あり、従来のVTR用ヘッドに於る複数のチップ部材間
の接合、例えば磁気コアを構成するコア半休どうしの接
合や磁気コアを挟持して補強する補強板と磁気コアとの
接合には接着剤としてエポキシ系樹脂が使用されている
ところでこれらの接合工程においては、ヘッドの磁気テ
ープ摺動面に於る接着剤の樹脂の露出面積が大きいとテ
ープとの摺動が不安定となりヘッドの電磁変換効率が劣
化するので接合部分の樹脂層はできるだけ薄く形成する
必要がある。また個々のヘッドの電磁変換特性をバラツ
キ無く製造するためには上記の接合部分の樹脂層の厚み
を均一にする必要がある。さらにヘッドの初期電磁変換
特性を長期間維持するには、接合部分の樹脂の特性が経
時的に安定している必要がある。
これらの要請に対して従来ではエポキシ系樹脂を低粘度
化し、接合する部材の接合面に塗布した後、前記部材を
突き合わせ、加熱し、エポキシ系樹脂を硬化させて接合
を行なっていた。この場合エポキシ系樹脂の内でも一般
に用いられるのはビスフェノールA型エポキシであり、
これに硬化剤を加え、さらにこのままでは粘度が高過ぎ
て薄く塗布するのが困難なことから有機溶剤を加えて希
釈したり、あるいはエポキシ基を有する反応性希釈剤を
加えたりして低粘度化して塗布していた。
しかしながらこのようなエポキシ系樹脂による従来の接
合方法では接合部分の樹脂の経時的な安定性が充分とは
言えず、これがヘッドの初期の電磁変換特性を長期間維
持するのを困難なものにしている。
また従来方法では樹脂の硬化後、すなわち接合後に初め
て樹脂層の厚みが確認されるので、樹脂層の厚みを均一
に揃えることが困難であり、これかへツ゛ド特性を均一
にするのを困難なものにしている。
[目 的] 本発明は以上のような事情に鑑みて成されたもので、上
述のように複数のチップ部材間に接着剤による接合構造
を有する磁気ヘッドおよびその製造方法において、耐環
境性に優れ、しかも性能が均一な磁気ヘッドおよびその
製造方法を提供することを目的としている。
[発明の構成] 上記の目的を達成するために本発明にあっては上述した
種類の磁気ヘッドにおいて、接着剤としてエネルギービ
ームの照射により硬化するとともに熱硬化性を有するも
のを用いた構造を採用した。またその製造方法において
は、各部材の接合面に接着剤を付着させた後、エネルギ
ービームを照射して前記接着剤を所定硬度まで硬化させ
る工程と、該工程後に前記各部材の接合面を突き合わせ
、加熱することにより前記各部材どうしを接合する工程
を有する構成を採用した。
[実施例] 以下、添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を説
明する。
第1図は本発明の実施例によるVTRJ11TRへッド
の構造を示す斜視図である。
同図において符号1で示すものは磁気コアであり、第2
図に示すように高透磁率磁性材から薄板状に形成した対
のコア半体1−1 、l−2を接着剤4を介して突き合
わせ、接合して構成されている。そして一方のコア半体
1−1には巻線窓Mと巻・線溝mが形成され、他方のコ
ア半体1−2には巻線溝mが形成されており、両コア半
体1−1゜1−2の接合面間の上端部は樹脂4により磁
気ギャップ2が形成されている。
また第1図に符号3.3で示すものはそれぞれ補強板で
あり、セラミックス等の非磁性材から磁気コアlに対応
する形状寸法の薄板状に形成され、対応する位置に巻線
窓Mおよび巻線溝m、mが形成されている。
そして磁気コアlの両側面に補強板3,3を接着剤4に
より貼り合わせ、これに符号5で示す巻線を巻線窓Mと
巻線溝m、mを介して所定ターン数巻回して磁気ヘッド
が構成されている。そして磁気ヘッドはVTR装置の不
図示の回転シリンダに固定される同様に不図示の基板上
に接合、固定される。
このような構造において本実施例の磁気ヘッドでは上記
の接着剤4として、紫外線、深紫外線を含む光線、イオ
ン線、電子線、X線あるいは他のビームを照射すること
により硬化反応を起こす、いわゆる感光性を有するとと
もにさらに加熱することにより硬化度が高まる熱硬化性
を有するものを用いている。
このような接着剤4としては、環化ゴム・ビスアジド系
樹脂、エポキシ系樹脂、ポリケイ皮酸ビニル系樹脂、フ
ェノール・ノボラック系樹脂、アクリル系樹脂あるいは
ポリイミド系樹脂等にニトロ化合物、ケトン類、キノン
類等の増感剤あるいは芳香族ビスアジド等の光架橋剤を
加えたものが好ましく用いられる。なお塗布後の粘度調
節のためにこれらを石油系溶剤等で希釈して用いても良
い、また上記の樹脂の複数種類から構成したものを用い
ても良い。
一方、このような本実施例の磁気ヘッドの製造工程にお
いて、コア半体1−1.1−2どうしの接合、および磁
気コアlと補強板3.3の接合は上記の接着剤4を用い
て次のように行なわれる。
まず接合すべき2つの部材の一方の接合面あるいは両方
の接合面に接着剤4を塗布等により付着させた後、上記
の内の適当なビームを照射して接着剤を予備的に所定硬
度まで硬化させる。
次に接合すべき2つの部材の接合面を突き合わせた後、
加熱して接着剤4を完全に硬化させ、これにより2つの
部材が接合される。
以上のような本実施例の構造と接合方法によれば2段階
の硬化処理により接着剤4の樹脂の架橋重合度が充分に
高められるので、接着剤4の特性の経時的な安定性が高
められる。またビーム照射による予備硬化後、部材の接
合前に接着剤4の層の厚みを確認できるため、製造され
るそれぞれのヘッドについて前記の厚みを容易に揃え、
均一に管理することができ、ヘッドの性能を均一化でき
る。
次に上記のような本発明の効果を確認するために本実施
例による試料と従来構造による比較試料を作製し、これ
らについて行なった接着剤の厚み試験および高温、高湿
試験につき説明する。
本実施例試料の作製にあたっては、まず先述のコア半体
1−1.1−2の一方の接合面に接着剤4として環化ゴ
ムの一種である環化ポリブタジェンに光架橋剤のビスア
ジ・ドを加えた感光性樹脂を塗布した後、塗布面に対し
て中心波長が3500λ〜4800Aの範囲にある紫外
線を30秒照射して接着剤4を予備硬化させ、その厚さ
を0.301L■とじた。
次にコア半体1−1.1−2を突き合わせ、温度200
℃の雰囲気中にさらして加熱し、接着剤4をさらに硬化
させて接合し、第2図の磁気コア1を得た。
次に磁気コア1の補強板3,3との接合面の両側面に上
記と同じ感光性樹脂を塗布した後、塗布面に対して上記
と同一条件で紫外線照射を行ない、感光性樹脂を予備硬
化させ、その厚さを0.8終−とした。
次に補強板3,3を磁気コアlの両側面に重ね、これを
温度180℃の雰囲気中にさらして感光性樹脂をさらに
硬化させて接合した後1巻線5を巻回して磁気ヘッドを
得た。そしてこの試料を10個用意した。
一方従来例の比較試料の作製にあたってはまず接着剤4
としてエポキシ系樹脂の一種であるビスフェノールA型
エポキシに硬化剤のジシアンジアミドを加え、さらに低
粘度化するためにア七トンを加えた液状樹脂を用意した
次に上記樹脂をコア半体1−1.1−2の一方の接合面
に塗布した後、コア半休t−t 、 l−2を突き合わ
せて温度200℃の雰囲気で加熱し、樹脂を硬化させて
コア半休を接合し磁気コア1を得た。
次に磁気コアlの両側面に上記樹脂を塗布した後、補強
板3.3を重ね、温度180℃の雰囲気で加熱して樹脂
を硬化させて接合を行なった後、巻線5を巻回して磁気
ヘッドを得た。そしてこの比較試料も10個用意した。
次に実施例試料と比較試料のそれぞれについて第1図に
符号Sで示す磁気テープ摺動面に臨むコア半体1−1.
1−2間すなわち磁気ギャップ2部分の接着剤4の厚み
および磁気コア1.補強板3間の接着剤4の厚みを測定
し、その平均値と標準偏差を求めたところ、下記の第1
表に示す結果を得た。
第  1  表 この第1表に示すように実施例試料の接着剤4の厚みの
平均値はギャップ部、コアφ補強板間ともに比較試料よ
り大幅に小さく、また標準偏差も実施例試料の方が桁違
いに小さい、このことから本実施例によれば接着剤4の
厚みを従来より薄く、しかも極めて均一にできることが
確認できる。
一方、上記試験の後、さらに前試料について、初期電磁
変換特性の経時的安定性を見るために高温、高湿試験と
して温度60℃、湿度95%の雰囲気中に240時間さ
らし、その前後のl MH2および4.1MHzでの再
生出力の変化を計測し、その平均値と標準偏差を求めた
。その結果を下記の第2表に示す。
第  2  表 この第2表に示すように実施例試料の再生出力の変化は
平均値、標準偏差ともに比較例試料よりも大幅に小さく
、本実施例の構成によれば初期電磁変換特性を長期間維
持でき、しかも均一な特性が得られることが確認できる
なお上述した実施例の磁気ヘッドでは接着剤4のみによ
り磁気ギャップ2を形成したが、他のスペーサ部材をコ
ア半体間に挟み、これと接着剤4とで磁気ギャップ2を
形成しても良い。
また上述の実施例では先にコア半休どうしを接合して磁
気コアlを得た後これに補強板3.3を接合したが、接
合順序はこれに限らず磁気ヘッドの構造によっては逆に
しても良い0例えば第3図に示す磁気ヘッドのように補
強板3′のそれぞれがコア半体1−1あるいはl−2に
対応している構造の場合には、まずコア半休のそれぞれ
の両側面に補強板3’、3”を接合してヘッドのチップ
の半休を得た後、これを突き合わせて接合して磁気ヘッ
ドを得る。
また上述の実施例ではコア半休と補強板に関わる接合の
みを問題としたが、磁気ヘッドのこれ以外の部分の接合
、例えばヘッドの不図示の基板に対する接合の場合にも
実施例の接着剤4を用い、前述の方法で接着を行なって
も良い。
さらに付言しておくが、以上のような接着剤に関わる本
発明の構成は実施例のVTR用磁気ヘッドに限らず、技
術分野の項で述べた種類の磁気ヘッドおよびその製造方
法の全てに適用でき、前述と同様の効果が得られる。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば磁気ヘ
ッドによれば複数のチップ部材を互いに接合する接着剤
としてエネルギービームの照射により硬化するとともに
熱硬化性を有する材料を用いた構造を採用し、またその
製造方法においては上記各チップ部材の接合面に上記接
着剤を付着させた後、上記のビーム照射により接着剤を
所定硬度まで硬化させる工程と、この工程の後に前記各
部材の接合面を突き合わせ、加熱して各チップ部材どう
しを接合する工程を有する構成を採用したので、耐環境
性に優れるとともに性能が均一な優れた磁気ヘッドおよ
びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるVTR用磁気ヘッドの概
略的な斜視図、第2図は第1図中の磁気コアの側面図、
第3図は接合順序が異なる他の構造の磁気ヘッドの斜視
図である。 1・・・磁気コア 1−1.1−2・・・コア半休 3.3′・・・補強板  4・・・接着剤5・・・巻線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁気記録媒体と摺動して情報の記録、再生を行ない
    接着剤により互いに接合された複数のチップ部材を有す
    る磁気ヘッドにおいて、少なくとも一部の接合面に於る
    接着剤にエネルギービームの照射により硬化するととも
    に熱硬化性を有する材料を用いたことを特徴とする磁気
    ヘッド。 2)前記材料として環化ゴム・ビスアジド系樹脂、エポ
    キシ系樹脂、ポリケイ皮酸ビニル系樹脂、フェノール・
    ノボラック系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂
    等の内少なくとも1種類から構成されるものを用いたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気ヘッ
    ド。 3)磁気記録媒体と摺動して情報の記録、再生を行ない
    、前記媒体との摺動部を構成する各部材間に接着剤によ
    り互いに接合された複数のチップ部材を有する磁気ヘッ
    ドの製造方法において、前記各部材の接合面の少なくと
    も一部に付着させた接着剤をエネルギービームを照射し
    て所定硬度まで硬化させる工程と、該工程後に前記各部
    材の接合面を突き合わせ、加熱することにより前記各部
    材どうしを接合する工程を有することを特徴とする磁気
    ヘッドの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5783639A (en) * 1994-03-14 1998-07-21 Nipon Zeon Co., Ltd. Composition of epoxy group-containing cycloolefin resin

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5783639A (en) * 1994-03-14 1998-07-21 Nipon Zeon Co., Ltd. Composition of epoxy group-containing cycloolefin resin
US5895800A (en) * 1994-03-14 1999-04-20 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition of epoxy group-containing cycloolefin resin
US6001488A (en) * 1994-03-14 1999-12-14 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition of epoxy group-containing cycloolefin resin

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