JPH1055520A - 磁気ヘッド装置及びその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド装置及びその製造方法Info
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- JPH1055520A JPH1055520A JP22452896A JP22452896A JPH1055520A JP H1055520 A JPH1055520 A JP H1055520A JP 22452896 A JP22452896 A JP 22452896A JP 22452896 A JP22452896 A JP 22452896A JP H1055520 A JPH1055520 A JP H1055520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- actuator
- thin
- film magnetic
- mounting surface
- Prior art date
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、薄膜磁気ヘッドの位置決め精度が
向上すると共に、低コストで組立が行なわれ得るように
した、磁気ヘッド装置及びその製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 アクチュエータ11と、アクチュエータ
の取付面12に対して位置決めして固定保持された薄膜
磁気ヘッド13と、を含んでいる、磁気ヘッド装置10
において、上記薄膜磁気ヘッドが、アクチュエータの取
付面に対して、複数の熱硬化付与型紫外線硬化型接着剤
から成る混合接着剤14により、固定保持されるよう
に、磁気ヘッド装置10を構成する。
向上すると共に、低コストで組立が行なわれ得るように
した、磁気ヘッド装置及びその製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 アクチュエータ11と、アクチュエータ
の取付面12に対して位置決めして固定保持された薄膜
磁気ヘッド13と、を含んでいる、磁気ヘッド装置10
において、上記薄膜磁気ヘッドが、アクチュエータの取
付面に対して、複数の熱硬化付与型紫外線硬化型接着剤
から成る混合接着剤14により、固定保持されるよう
に、磁気ヘッド装置10を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド装置及
びその製造方法に関するものである。
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばコンピュータのデータバッ
クアップのために、テープストリーマが利用されてお
り、テープストリーマの記録媒体として使用されるデー
タカートリッジの記録再生のためには、従来のバルクヘ
ッドタイプの磁気ヘッドに代わり、高密度磁気記録に適
した薄膜磁気ヘッドが採用されるようになってきてい
る。特に最近では、より高密度化するために、記録側に
所謂インダクティブ薄膜ヘッドが、また再生側に所謂磁
気抵抗効果素子型薄膜ヘッド(MRヘッド)が使用され
ている。
クアップのために、テープストリーマが利用されてお
り、テープストリーマの記録媒体として使用されるデー
タカートリッジの記録再生のためには、従来のバルクヘ
ッドタイプの磁気ヘッドに代わり、高密度磁気記録に適
した薄膜磁気ヘッドが採用されるようになってきてい
る。特に最近では、より高密度化するために、記録側に
所謂インダクティブ薄膜ヘッドが、また再生側に所謂磁
気抵抗効果素子型薄膜ヘッド(MRヘッド)が使用され
ている。
【0003】このような薄膜磁気ヘッドは、例えば図4
に示すように構成されている。図4において、薄膜磁気
ヘッド1は、ベース2上に、一側から順に、ダミーヘッ
ド3,再生ヘッド4,記録ヘッド5,再生ヘッド6,消
去ヘッド7を備えている。これらのダミーヘッド3,再
生ヘッド4,記録ヘッド5,再生ヘッド6,消去ヘッド
7は、前工程において、互いに一体に合体された状態
で、ベース2に対して固定保持されている。
に示すように構成されている。図4において、薄膜磁気
ヘッド1は、ベース2上に、一側から順に、ダミーヘッ
ド3,再生ヘッド4,記録ヘッド5,再生ヘッド6,消
去ヘッド7を備えている。これらのダミーヘッド3,再
生ヘッド4,記録ヘッド5,再生ヘッド6,消去ヘッド
7は、前工程において、互いに一体に合体された状態
で、ベース2に対して固定保持されている。
【0004】このような構成の薄膜磁気ヘッド1は、図
5に示すような磁気ヘッド装置8のアクチュエータ8a
の取付面8bに対して、位置決めされ、固定保持され
る。その際、薄膜磁気ヘッド1を所定の位置に保持する
ために、ヘッド固定治具9が使用される。
5に示すような磁気ヘッド装置8のアクチュエータ8a
の取付面8bに対して、位置決めされ、固定保持され
る。その際、薄膜磁気ヘッド1を所定の位置に保持する
ために、ヘッド固定治具9が使用される。
【0005】このヘッド固定治具9は、上記アクチュエ
ータ8aの取付面8b上に当接する第一の部分9aと、
第一の部分9aの上方に張り出した第二の部分9bと、
上記アクチュエータ8aの側面を挟持する第三の部分9
cとから構成されている。上記第一の部分9aは、アク
チュエータ8aの取付面8b上に当接することにより、
その上面が、薄膜磁気ヘッド1の取付高さとなるように
形成されている。また、上記第二の部分9bは、薄膜磁
気ヘッド1を第一の部分9aとの間に挟持することによ
り、薄膜磁気ヘッド1を仮固定するようになっている。
さらに、上記第三の部分9cは、アクチュエータ8aを
抱え込むことにより、アクチュエータ8aに対してヘッ
ド固定治具9が所定位置に位置決めされるようになって
いる。
ータ8aの取付面8b上に当接する第一の部分9aと、
第一の部分9aの上方に張り出した第二の部分9bと、
上記アクチュエータ8aの側面を挟持する第三の部分9
cとから構成されている。上記第一の部分9aは、アク
チュエータ8aの取付面8b上に当接することにより、
その上面が、薄膜磁気ヘッド1の取付高さとなるように
形成されている。また、上記第二の部分9bは、薄膜磁
気ヘッド1を第一の部分9aとの間に挟持することによ
り、薄膜磁気ヘッド1を仮固定するようになっている。
さらに、上記第三の部分9cは、アクチュエータ8aを
抱え込むことにより、アクチュエータ8aに対してヘッ
ド固定治具9が所定位置に位置決めされるようになって
いる。
【0006】これにより、薄膜磁気ヘッド1のアクチュ
エータ8aへの取付は、以下のようにして行なわれる。
即ち、図6に示すように、アクチュエータ8aにヘッド
固定治具9が装着された状態にて、ヘッド固定治具9の
第一の部分9a及び第二の部分9bの間に、薄膜磁気ヘ
ッド1が挿入される。これにより、薄膜磁気ヘッド1
は、その下面が、アクチュエータ8aの取付面8bに対
して位置決めされた第一の部分9aの上面に当接し、且
つ側縁が、ヘッド固定治具9の連結部分9dに当接する
ことにより、位置決めが行なわれることになる。
エータ8aへの取付は、以下のようにして行なわれる。
即ち、図6に示すように、アクチュエータ8aにヘッド
固定治具9が装着された状態にて、ヘッド固定治具9の
第一の部分9a及び第二の部分9bの間に、薄膜磁気ヘ
ッド1が挿入される。これにより、薄膜磁気ヘッド1
は、その下面が、アクチュエータ8aの取付面8bに対
して位置決めされた第一の部分9aの上面に当接し、且
つ側縁が、ヘッド固定治具9の連結部分9dに当接する
ことにより、位置決めが行なわれることになる。
【0007】この状態から、図7に示すように、薄膜磁
気ヘッド1の手前及び反対側の側縁付近にて、薄膜磁気
ヘッド1とアクチュエータ8aの取付面8bとの間に、
例えばディスペンサ等を使用して、熱硬化型のエポキシ
接着剤(例えばSTYCAST社の2850FT)が充
填される。そして、薄膜磁気ヘッド1,アクチュエータ
8a及びヘッド固定治具9の全体を、例えば25℃の雰
囲気中に16時間放置することにより、上記エポキシ接
着剤が硬化する。最後に、ヘッド固定治具9が取り外さ
れることにより、磁気ヘッド装置8が完成することにな
る。
気ヘッド1の手前及び反対側の側縁付近にて、薄膜磁気
ヘッド1とアクチュエータ8aの取付面8bとの間に、
例えばディスペンサ等を使用して、熱硬化型のエポキシ
接着剤(例えばSTYCAST社の2850FT)が充
填される。そして、薄膜磁気ヘッド1,アクチュエータ
8a及びヘッド固定治具9の全体を、例えば25℃の雰
囲気中に16時間放置することにより、上記エポキシ接
着剤が硬化する。最後に、ヘッド固定治具9が取り外さ
れることにより、磁気ヘッド装置8が完成することにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た磁気ヘッド装置8においては、高密度記録に関して、
上述した薄膜ヘッドの特性を十分に引き出すためには、
磁気ヘッド装置は、各工程における組立精度を高精度に
する必要があるが、ヘッド固定治具9を使用した薄膜磁
気ヘッド1の位置決めは、あまり高精度にすることがで
きないという問題があった。
た磁気ヘッド装置8においては、高密度記録に関して、
上述した薄膜ヘッドの特性を十分に引き出すためには、
磁気ヘッド装置は、各工程における組立精度を高精度に
する必要があるが、ヘッド固定治具9を使用した薄膜磁
気ヘッド1の位置決めは、あまり高精度にすることがで
きないという問題があった。
【0009】また、薄膜磁気ヘッド1のアクチュエータ
8aへの位置決め及び仮固定のために、ヘッド固定治具
9が必要であることから、部品点数が多くなると共に、
組立工数が多くなり、コストが高くなってしまうという
問題があった。
8aへの位置決め及び仮固定のために、ヘッド固定治具
9が必要であることから、部品点数が多くなると共に、
組立工数が多くなり、コストが高くなってしまうという
問題があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、薄膜磁気ヘッ
ドの位置決め精度が向上すると共に、低コストで組立が
行なわれ得るようにした、磁気ヘッド装置及びその製造
方法を提供することを目的としている。
ドの位置決め精度が向上すると共に、低コストで組立が
行なわれ得るようにした、磁気ヘッド装置及びその製造
方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、アクチュエータと、アクチュエータの取付面に対
して位置決めして固定保持された薄膜磁気ヘッドと、を
含んでいる、磁気ヘッド装置において、上記薄膜磁気ヘ
ッドが、アクチュエータの取付面に対して、複数の熱硬
化付与型紫外線硬化型接着剤から成る混合接着剤によ
り、固定保持されていることを特徴とする磁気ヘッド装
置により、達成される。
れば、アクチュエータと、アクチュエータの取付面に対
して位置決めして固定保持された薄膜磁気ヘッドと、を
含んでいる、磁気ヘッド装置において、上記薄膜磁気ヘ
ッドが、アクチュエータの取付面に対して、複数の熱硬
化付与型紫外線硬化型接着剤から成る混合接着剤によ
り、固定保持されていることを特徴とする磁気ヘッド装
置により、達成される。
【0012】また、上記目的は、本発明によれば、薄膜
磁気ヘッドを、アクチュエータの取付面に対して位置決
めして、固定保持するようにした、磁気ヘッド装置の製
造方法において、アクチュエータの取付面に対して、複
数の熱硬化付与型紫外線硬化型接着剤から成る混合接着
剤を塗布する段階と、アクチュエータの取付面に対し
て、薄膜磁気ヘッドを位置決めする段階と、上記混合接
着剤に対して、紫外線を照射して、仮固定する段階と、
上記混合接着剤のうち、紫外線照射により硬化しなかっ
た部分を、加熱または自然放置により硬化させる段階
と、を含んでいることを特徴とする磁気ヘッド装置の製
造方法により、達成される。
磁気ヘッドを、アクチュエータの取付面に対して位置決
めして、固定保持するようにした、磁気ヘッド装置の製
造方法において、アクチュエータの取付面に対して、複
数の熱硬化付与型紫外線硬化型接着剤から成る混合接着
剤を塗布する段階と、アクチュエータの取付面に対し
て、薄膜磁気ヘッドを位置決めする段階と、上記混合接
着剤に対して、紫外線を照射して、仮固定する段階と、
上記混合接着剤のうち、紫外線照射により硬化しなかっ
た部分を、加熱または自然放置により硬化させる段階
と、を含んでいることを特徴とする磁気ヘッド装置の製
造方法により、達成される。
【0013】上記構成によれば、薄膜磁気ヘッドをアク
チュエータの取付面に対して位置決めした状態で、紫外
線を照射して、混合接着剤を部分的に硬化させることに
より、薄膜磁気ヘッドがアクチュエータの取付面に対し
て仮固定される。従って、薄膜磁気ヘッドは、位置決め
した状態にて、そのまま紫外線照射によって部分的に硬
化した接着剤によって、仮固定されるので、位置決めが
高精度に行なわれることになる。さらに、薄膜磁気ヘッ
ドの仮固定は、紫外線照射によって部分的に硬化した接
着剤によって行なわれるので、仮固定のためのヘッド固
定治具が不要となるので、部品点数が削減され、組立工
数が少なくて済み、コストが低減されることになる。
チュエータの取付面に対して位置決めした状態で、紫外
線を照射して、混合接着剤を部分的に硬化させることに
より、薄膜磁気ヘッドがアクチュエータの取付面に対し
て仮固定される。従って、薄膜磁気ヘッドは、位置決め
した状態にて、そのまま紫外線照射によって部分的に硬
化した接着剤によって、仮固定されるので、位置決めが
高精度に行なわれることになる。さらに、薄膜磁気ヘッ
ドの仮固定は、紫外線照射によって部分的に硬化した接
着剤によって行なわれるので、仮固定のためのヘッド固
定治具が不要となるので、部品点数が削減され、組立工
数が少なくて済み、コストが低減されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例
であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られ
るものではない。
態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例
であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されてい
るが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明
を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られ
るものではない。
【0015】図1乃至図3は、本発明による薄膜磁気ヘ
ッドの一実施形態の製造工程を順次に示している。先
づ、図1において、磁気ヘッド装置10は、テープスト
リーマ用データカートリッジ(例えばQIC(Quater I
nch Cartridge )、つまり1/4インチカートリッジ磁
気テープ)を記録再生するための磁気ヘッド装置であ
る。上記磁気ヘッド装置10は、アクチュエータ11
と、アクチュエータ11の取付面12上に取り付けられ
る薄膜磁気ヘッド13とから構成されている。上記アク
チュエータ11及び薄膜磁気ヘッド13は、図5に示し
た従来の磁気ヘッド装置8におけるアクチュエータ8a
及び薄膜磁気ヘッド1と同じ構成である。
ッドの一実施形態の製造工程を順次に示している。先
づ、図1において、磁気ヘッド装置10は、テープスト
リーマ用データカートリッジ(例えばQIC(Quater I
nch Cartridge )、つまり1/4インチカートリッジ磁
気テープ)を記録再生するための磁気ヘッド装置であ
る。上記磁気ヘッド装置10は、アクチュエータ11
と、アクチュエータ11の取付面12上に取り付けられ
る薄膜磁気ヘッド13とから構成されている。上記アク
チュエータ11及び薄膜磁気ヘッド13は、図5に示し
た従来の磁気ヘッド装置8におけるアクチュエータ8a
及び薄膜磁気ヘッド1と同じ構成である。
【0016】ここで、上記薄膜磁気ヘッド13は、アク
チュエータ11の取付面12上に対して、以下のように
して取り付けられるようになっている。先づ、図1に示
すように、アクチュエータ11の取付面12上の手前及
び反対側の端縁に沿って、接着剤14が塗布される。
チュエータ11の取付面12上に対して、以下のように
して取り付けられるようになっている。先づ、図1に示
すように、アクチュエータ11の取付面12上の手前及
び反対側の端縁に沿って、接着剤14が塗布される。
【0017】この接着剤14は、複数の熱硬化付与型紫
外線硬化型接着剤から成る混合接着剤である。具体的に
は、接着剤14は、二液式のエポキシ接着剤であって、
例えばエポキシアクリレートオリゴマー69%,UV
(紫外線)反応性モノマー9%,二液反応開始剤(有機
過酸化物)5%,光重合開始剤・添加剤・その他17%
から成るA剤と、エポキシアクリレートオリゴマー69
%,UV反応性モノマー17%,二液反応触媒(ナフテ
ン酸系金属触媒)2%,光重合開始剤・添加剤・その他
12%から成るB剤から構成されている。
外線硬化型接着剤から成る混合接着剤である。具体的に
は、接着剤14は、二液式のエポキシ接着剤であって、
例えばエポキシアクリレートオリゴマー69%,UV
(紫外線)反応性モノマー9%,二液反応開始剤(有機
過酸化物)5%,光重合開始剤・添加剤・その他17%
から成るA剤と、エポキシアクリレートオリゴマー69
%,UV反応性モノマー17%,二液反応触媒(ナフテ
ン酸系金属触媒)2%,光重合開始剤・添加剤・その他
12%から成るB剤から構成されている。
【0018】続いて、上記アクチュエータ11を例えば
アライメント装置等に装着して、このアクチュエータ1
1に対して、薄膜磁気ヘッド13を、アクチュエータ1
1の取付面内にてXY方向に、且つXY方向に垂直なZ
方向に、そしてX軸及びY軸の周りにアライメント調整
することにより、薄膜磁気ヘッド13が、アクチュエー
タ11に対して、位置決めされる。
アライメント装置等に装着して、このアクチュエータ1
1に対して、薄膜磁気ヘッド13を、アクチュエータ1
1の取付面内にてXY方向に、且つXY方向に垂直なZ
方向に、そしてX軸及びY軸の周りにアライメント調整
することにより、薄膜磁気ヘッド13が、アクチュエー
タ11に対して、位置決めされる。
【0019】そして、アライメント装置等に装着したま
まの状態で、図3に示すように、例えば紫外線照射ファ
イバー15によって、接着剤14に対して、紫外線が照
射される。これにより、接着剤14は、紫外線が照射さ
れた部分のみが、部分的に硬化することになって、薄膜
磁気ヘッド13はアクチュエータ11に対して仮固定さ
れることになる。この場合、薄膜磁気ヘッド13は、ア
ライメント装置等により保持された状態であるので、薄
膜磁気ヘッド13は高精度で位置決めされ、仮固定され
ることになる。また、薄膜磁気ヘッド13のアクチュエ
ータ11に対する接着強度は、紫外線硬化によって十分
に得られる。
まの状態で、図3に示すように、例えば紫外線照射ファ
イバー15によって、接着剤14に対して、紫外線が照
射される。これにより、接着剤14は、紫外線が照射さ
れた部分のみが、部分的に硬化することになって、薄膜
磁気ヘッド13はアクチュエータ11に対して仮固定さ
れることになる。この場合、薄膜磁気ヘッド13は、ア
ライメント装置等により保持された状態であるので、薄
膜磁気ヘッド13は高精度で位置決めされ、仮固定され
ることになる。また、薄膜磁気ヘッド13のアクチュエ
ータ11に対する接着強度は、紫外線硬化によって十分
に得られる。
【0020】最後に、アクチュエータ11がアライメン
ト装置等から外された後、接着剤14の紫外線の照射に
よって硬化していない部分が、自然放置または加熱によ
って硬化される。これにより、薄膜磁気ヘッド13は、
アクチュエータ11に対して所定位置に位置決めされた
状態で高精度に取り付けられ、磁気ヘッド装置10が完
成することになる。
ト装置等から外された後、接着剤14の紫外線の照射に
よって硬化していない部分が、自然放置または加熱によ
って硬化される。これにより、薄膜磁気ヘッド13は、
アクチュエータ11に対して所定位置に位置決めされた
状態で高精度に取り付けられ、磁気ヘッド装置10が完
成することになる。
【0021】上記実施形態においては、本発明を、テー
プストリーマ用データカートリッジに使用される磁気ヘ
ッド装置に適用した場合について説明したが、これに限
らず、他の磁気ヘッド装置にも、本発明を適用し得るこ
とは明らかである。
プストリーマ用データカートリッジに使用される磁気ヘ
ッド装置に適用した場合について説明したが、これに限
らず、他の磁気ヘッド装置にも、本発明を適用し得るこ
とは明らかである。
【0022】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、薄膜磁気ヘッド13をアクチュエータ11の取
付面12に対して位置決めした状態で、紫外線を照射し
て、混合接着剤14を部分的に硬化させることにより、
薄膜磁気ヘッド13がアクチュエータ11の取付面12
に対して仮固定される。従って、薄膜磁気ヘッド13
は、位置決めした状態にて、そのまま紫外線照射によっ
て部分的に硬化した接着剤14によって、仮固定される
ので、位置決めが高精度に行なわれることになる。さら
に、薄膜磁気ヘッド13の仮固定は、紫外線照射によっ
て部分的に硬化した接着剤14によって行なわれるの
で、仮固定のためのヘッド固定治具が不要となるので、
部品点数が削減され、組立工数が少なくて済み、コスト
が低減されることになる。
よれば、薄膜磁気ヘッド13をアクチュエータ11の取
付面12に対して位置決めした状態で、紫外線を照射し
て、混合接着剤14を部分的に硬化させることにより、
薄膜磁気ヘッド13がアクチュエータ11の取付面12
に対して仮固定される。従って、薄膜磁気ヘッド13
は、位置決めした状態にて、そのまま紫外線照射によっ
て部分的に硬化した接着剤14によって、仮固定される
ので、位置決めが高精度に行なわれることになる。さら
に、薄膜磁気ヘッド13の仮固定は、紫外線照射によっ
て部分的に硬化した接着剤14によって行なわれるの
で、仮固定のためのヘッド固定治具が不要となるので、
部品点数が削減され、組立工数が少なくて済み、コスト
が低減されることになる。
【0023】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、薄膜磁気ヘ
ッドの位置決め精度が向上すると共に、低コストで組立
が行なわれるようにした、磁気ヘッド装置及びその製造
方法を提供することができる。
ッドの位置決め精度が向上すると共に、低コストで組立
が行なわれるようにした、磁気ヘッド装置及びその製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気ヘッド装置の一実施形態にお
ける薄膜磁気ヘッド取付前の状態を示す概略斜視図であ
る。
ける薄膜磁気ヘッド取付前の状態を示す概略斜視図であ
る。
【図2】図1の磁気ヘッド装置における薄膜磁気ヘッド
の位置決めを示す概略斜視図である。
の位置決めを示す概略斜視図である。
【図3】図1の磁気ヘッド装置における紫外線照射によ
る接着剤硬化を示す概略斜視図である。
る接着剤硬化を示す概略斜視図である。
【図4】従来の薄膜磁気ヘッドの一例を示す概略斜視図
である。
である。
【図5】図4の薄膜磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド装置
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図6】図5の磁気ヘッド装置におけるヘッド固定治具
による薄膜磁気ヘッドの位置決めを示す概略斜視図であ
る。
による薄膜磁気ヘッドの位置決めを示す概略斜視図であ
る。
【図7】図5の磁気ヘッド装置における熱硬化型接着剤
による薄膜磁気ヘッドの固定を示す概略斜視図である。
による薄膜磁気ヘッドの固定を示す概略斜視図である。
10・・・磁気ヘッド装置、11・・・アクチュエー
タ、12・・・取付面、13・・・薄膜磁気ヘッド、1
4・・・混合接着剤、15・・・紫外線照射ファィバ
ー。
タ、12・・・取付面、13・・・薄膜磁気ヘッド、1
4・・・混合接着剤、15・・・紫外線照射ファィバ
ー。
Claims (2)
- 【請求項1】 アクチュエータと、アクチュエータの取
付面に対して位置決めして固定保持された薄膜磁気ヘッ
ドと、を含んでいる、磁気ヘッド装置において、 上記薄膜磁気ヘッドが、アクチュエータの取付面に対し
て、複数の熱硬化付与型紫外線硬化型接着剤から成る混
合接着剤により、固定保持されていることを特徴とする
磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 薄膜磁気ヘッドを、アクチュエータの取
付面に対して位置決めして、固定保持するようにした、
磁気ヘッド装置の製造方法において、 アクチュエータの取付面に対して、複数の熱硬化付与型
紫外線硬化型接着剤から成る混合接着剤を塗布する段階
と、 アクチュエータの取付面に対して、薄膜磁気ヘッドを位
置決めする段階と、 上記混合接着剤に対して、紫外線を照射して、仮固定す
る段階と、 上記混合接着剤のうち、紫外線照射により硬化しなかっ
た部分を、加熱または自然放置により硬化させる段階
と、を含んでいることを特徴とする磁気ヘッド装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22452896A JPH1055520A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 磁気ヘッド装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22452896A JPH1055520A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 磁気ヘッド装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055520A true JPH1055520A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16815216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22452896A Pending JPH1055520A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 磁気ヘッド装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055520A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104551589A (zh) * | 2013-10-24 | 2015-04-29 | 富士通株式会社 | 零件装配件制造方法、定位装置和零件装配件 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP22452896A patent/JPH1055520A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104551589A (zh) * | 2013-10-24 | 2015-04-29 | 富士通株式会社 | 零件装配件制造方法、定位装置和零件装配件 |
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