JPS626412A - 磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPS626412A
JPS626412A JP14403985A JP14403985A JPS626412A JP S626412 A JPS626412 A JP S626412A JP 14403985 A JP14403985 A JP 14403985A JP 14403985 A JP14403985 A JP 14403985A JP S626412 A JPS626412 A JP S626412A
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JP
Japan
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magnetic core
magnetic
magnetic head
film
polyimide resin
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Pending
Application number
JP14403985A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hara
慎一 原
Junji Hamana
浜名 純二
Takao Otogawa
孝雄 音川
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は磁気ヘッド及びその製造方法に関し、さらに詳
しくは磁気記録媒体に情報の記録、再生を行なう磁気コ
アの側面にコア補強部材を配する磁気ヘッド及びその製
造方法に関するものである。
[従来技術] この種の磁気ヘッドの1例としてVTR装置に用いられ
るビデオ用磁気ヘッドがあり、このヘッドでは磁気コア
の欠けの防止あるいは磁気テープとの摺動時の磁気コア
の摩耗防止のために磁気コアの両側面に非磁性材料から
なる補強板を接着材により接合した構造が広く採用され
ている。そして前記の接着材には従来エポキシ樹脂等の
熱硬化性樹脂が使用されて来た。
しかしこの場合エポキシ樹脂の線膨張率は5〜7×lO
y℃であり、コア材のそれ(IX 1O−20C程度)
に比べて極めて大きいため、ヘッドの耐熱性、#環境安
定性が悪くなり、経時的な特性の劣化が大きくなる。ま
た熱硬化性樹脂は硬化の際にいわゆる硬化収縮し、これ
によりコア材に応力が加わり磁気コアの磁気特性が劣化
するという欠点があった。
このため上記の接着材としてガラス等の無機接着材が用
いられるようになって来ているが、ガラスを用いた場合
、その融点が500℃〜700℃と非常に高いため接着
工程の際の作業性が悪く、またガラスは極めてもろいた
め欠けや割れが発生し易いという欠点があった。
[目 的] 本発明は以上のような事情に鑑みて成されたもので、上
述したビデオ用ヘッドに限らず技術分野で述べた種類の
磁気ヘッド及びその製造方法において、磁気コアとコア
補強部材間の接着材部分の欠け9割れの発生を防止でき
るとともに耐環境安定性に優れた磁気ヘッド及びその製
造方法を提供することを目的としている。
[発明の構成] 上記の目的を達成するために本発明の磁気ヘッドによれ
ば磁気コアとコア補強部材間の接着材としてポリイミド
系樹脂を用いた構造を採用した。
またその製造方法によればポリイミド系樹脂からなるフ
ィルムを間に挟んで磁気コアと磁気コア補強部材を重ね
た後、加熱して前記フィルムを溶融させることにより磁
気コアと前記補強部材を接着する工程を有する構成を採
用した。
[実施例] 以下、添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を説
明する。
第1図に本発明の実施例によるVTR装置のビデオ用磁
気ヘッドの構造を示す。
同図において符号1で示すものは磁気コアであり、フェ
ライト、アモルファスあるいはセンダスト等の磁性材か
ら薄板状に形成された磁気コア半体1a、lbの一対を
接着材を介して突き合わせ、接合して構成されており、
不図示の磁気テープに摺動する先端の摺動面Sに臨む磁
気コア半体la、lbの突き合わせ面間には上記の接着
材により磁気ギャップGが形成されている。
そしてこの磁気コアlの両側面には磁気コア補強部材で
ある補強板?、2が接着材6,6により接合されており
、この補強板2,2はガラス、セラミックス等の非磁性
材から磁気コア1に対応した形状の薄板状に形成されて
いる。
そして磁気コア1(磁気コア半体1a、lb)と補強板
2,2の摺動面S寄りの中央部の対応する位置には巻線
窓3が形成され、摺動面Sに隣接した両性側面の摺動面
S寄りの対応する位置には巻線溝4,4が形成されてお
り、この巻線窓3及び巻線溝4,4を介して巻線5が全
体に所定ターン数巻回されている。
以上のような構造において本実施例では磁気コア1と補
強板2.2を接合する接着材6としてポリイミド系樹脂
を用いている。
このポリイミド系樹脂を用いた上記の接着は磁気ヘッド
の製造工程において例えば以下の様に行なう。
まず磁気コア1と補強板2.2のそれぞれを公知の方法
により作製し、用意する。
また第2図に符号7で示すポリイミド系樹脂からなるフ
ィルムを用意する。フィルム7の厚さは、接着層が薄い
程良いため1〜20JLm程度とするのが好ましく、よ
り好ましくは1〜5 gmとする。
次に第2図に矢印で示すように間にフィルム7.7を挟
んで磁気コア1の両側面に補強板2.2を重ね、全体を
加熱した後冷却する。加熱によりフィルム7.7が溶融
し、しかる後に冷却で硬化することにより磁気コア1と
補強板2,2が接着される。なおこの場合の加熱の温度
はフィルム7.7のポリイミド系樹脂の融点以上であれ
ば良いが、 400〜500°C程度が好ましい。
このようにしてポリイミド樹脂を用いて磁気コア1と補
強板2.2を接着でき、これに巻線5を巻回して磁気ヘ
ッドが完成する。
以上のように接着材6にポリイミド系樹脂を用いた本実
施例によれば、ポリイミド系樹脂は耐熱性に優れ、また
線膨張率をコントロールすることが可能でコア材の金属
とほぼ等しい線膨張率(IXIO−ン℃程度)とするこ
とができるため、磁スコアに応力を与えず、その磁気特
性を劣化させることが無く、また磁気ヘッドの耐環境安
定性を向上させることができる。
またガラスの様にもろくないため欠けや割れといった問
題も防止できる。
ちなみにこのような本実施例の効果を確認するために行
なった環境試験とその結果につき以下に説明しておく。
まず本実施例による試料Aとして先述した第1図の構造
による所謂172インチビデオテープレコーダ(VTR
)用ビデオヘッドを20個作製し用意した。そしてこの
場合先述した第2図の接着方法により磁気コア、補強板
の接着を行ない、フィルム7にはポリイミド系樹脂とし
て無水ピロメリット酸と4,4′−ジアミノジフェニー
ルエーテルの重合物からなる樹脂から形成したものを用
い、加熱温度は500℃とした。
また従来例の比較試料Bとして第1図の構造において磁
気コア、補強板間の接着材にエポキシ樹脂を用いたビデ
オヘッドを20個作製し、用意した。
そして試料A、Bのそれぞれについて環境試験として熱
サイクル試験と高温高湿試験を行なった。
熱サイクル試験では両試料について温度−25℃の雰囲
気中に1時間放置した後70℃の雰囲気中に1時間放置
することを10サイクル繰り返し、その前後で172イ
ンチVTR用のテープを用い、相対速度5.8m/sで
再生を行ない、 IMHzと4、IMHzの再生出力を
測定し、両試料について前記出力の変化の平均値又と標
準偏差σを求めた。
また高温高湿試験では両試料について温度80°C2湿
度95%の雰囲気中に240時間放置し、熱サイクル試
験と同様にしてその前後で IMHzと4、IMHzの
再生出力を測定し、両試料について前記出力の変化の平
均値と標準偏差を求めた。
両試験の結果を下記の第1表に示す。
第1表 この表に示すように本実施例による試料Aの両試験によ
る出力の変化は平均値、標準偏差ともに従来例による試
料Bより大幅に小さい。
このことから本実施例の構成によれば磁気ヘッドの耐環
境安定性を大きく向上できることが確認できる。
なお以上の説明ではポリイミド系樹脂の具体例として無
水ピロメリット酸と4.4′ジアミノシフエルニールエ
ーテルの重合物しか挙げなかったが、例えば無水ピロメ
リット酸と4.4′ジアミノヒフエニールあるいはm−
フェニレンジアミン等の重合体等の他のビリイミド系樹
脂を用いても良いのは勿論である。
また以上のような接着材に関わる本発明の磁気ヘッドの
構造及びその製造方法の構成は実施例のビデオヘッドに
限らず最初の技術分野で述べた種類の磁気ヘッド及びそ
の製造方法の全てに適用できるのは勿論である。
[効 果] 以上の説明から明らかなように本発明の磁気ヘッドによ
れば、磁気コアと磁気コア補強部材を接着する接着材と
してポリイミド系樹脂を用いた構造を採用し、またその
製造方法によればポリイミド系樹脂からなるフィルムを
間に挟んで磁気コアと磁気コア補強部材を重ねた後加熱
して前記フィルムを溶融させることにより磁気コアと磁
気コア補強部材を接着する工程を有する構成を採用した
ので、上記接着材部分の割れ、欠けの発生を防止できる
とともに耐環境安定性に優れた高性能、高品質な磁気ヘ
ッド及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるビデオ用磁気ヘッドの構
造を示す斜視図、第2図は第1図のへ一、ドの製造工程
における磁気コア、補強板の接着工程の説明図である。 1・・・磁気コア    2・・・補強板3・・・巻線
窓     4・・・巻線溝5・・・巻線      
6・・・接着材7・・・フィルム 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁気記録媒体に磁気コアを摺動させて情報の記録、
    再生を行ない、前記磁気コアの側面にコア補強部材が接
    着材により接合された磁気ヘッドであって、前記接着材
    としてポリイミド系樹脂を用いたことを特徴とする磁気
    ヘッド。 2)ポリイミド系樹脂からなるフィルムを間に挟んで磁
    気コアと磁気コア補強部材を重ねた後、加熱して前記フ
    ィルムを溶融させることにより磁気コアと前記補強部材
    を接着する工程を有することを特徴とする磁気ヘッドの
    製造方法。 3)前記フィルムとして厚さが1〜20μm程度のもの
    を用いるとともに前記加熱温度を400〜500℃程度
    とすることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    磁気ヘッドの製造方法。
JP14403985A 1985-07-02 1985-07-02 磁気ヘツドおよびその製造方法 Pending JPS626412A (ja)

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