JPS61225338A - 異形断面繊維束 - Google Patents

異形断面繊維束

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JPS61225338A
JPS61225338A JP5902085A JP5902085A JPS61225338A JP S61225338 A JPS61225338 A JP S61225338A JP 5902085 A JP5902085 A JP 5902085A JP 5902085 A JP5902085 A JP 5902085A JP S61225338 A JPS61225338 A JP S61225338A
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JP
Japan
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fiber bundle
cross
single fibers
bulge
base
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JP5902085A
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北島 光雄
昇 飯田
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、布帛に絹様の光沢と絹や麻様の風合を付与し
得る異形断面繊維束に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、熱可塑性マルチフィラメントの断面形状を非円形
化することにより、熱可塑性マルチフィラメント特有の
光沢やヌメリ感を除去して、得られろ布帛に絹様の光沢
と風合を付与することが種々行われてきた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、従来の例えば三角断面や星状又は葉状の突起を
有する実質的に点対称形状の異形断面糸は、従来の円形
断面の熱可塑性フィラメントでは得られなかった光沢と
、ヌメリ感を除去した風合を付与するものとして実用化
されたが、これらの単繊維の断面は第6図に示すように
周方向に略同形状の凸部と凹部を交互に有しているので
、かかる単繊維からなるマルチフィラメント繊維束は第
5図のごと(、単繊維の凹部に他の単繊維の7部が入り
込んで、単繊維同士が密着するいわゆる充填作用が生じ
易く、従って糸条又は布帛中での単繊維が拘束された状
態では、単繊維の移動が制限されるので、ふくらみ感に
欠けるという欠点がある。
また、直接手や肌が触れたり光が当たるのは糸条の外周
であるが、前記フィラメント繊維束の外周部の輪郭は第
5図の輪郭線Bで示されるように平滑となるので9手触
りや光沢の変化が少なく。
このため絹や麻様のシャリ感やドライな表面タッチ及び
光沢に乏しいという欠点がある。
本発明は、マルチフィラメント繊維束に絹や麻様の外観
、風合を付与するには、単繊維の断面形状はもちろん、
直接手や肌に触れたり光が当たる繊維束外周の形状が極
めて重要であることに着目して種々検討を重ねた結果到
達したものであり。
その目的とするところは、絹のような光沢を有し。
布帛にふくらみ感やシャリ感、さらにはドライな表面タ
ッチに冨んだ絹や麻様の風合を付与することができる異
形断面繊維束を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 すなわち1本発明は断面形状が鋭角の凸部を有する膨出
部と基部とからなる非点対称形状の異形断面単繊維から
構成された熱可塑性マルチフィラメント繊維束であって
、かつ前記繊維束の外周部を形成する繊維東木数の50
%以上を膨出部と基部の側面が最外層に位置するように
配してなることを特徴とする異形断面繊維束である。
以下、さらに本発明の詳細な説明する。
まず9本発明異形断面繊維束は、断面形状が鋭角の凸部
を有する膨出部と基部とからなる非点対称形状の異形断
面単繊維から構成された熱可塑性マルチフィラメント繊
維束である。すなわち9本発明異形断面繊維束は、断面
形状が鋭角の凸部を有する膨出部と基部からなる非点対
称形状の単繊維が複数本、金糸、撚糸あるいは交絡等に
よって集合した熱可塑性マルチフィラメント繊維束であ
る。ここで、単繊維の断面形状について説明すると、単
繊維の断面形状は鋭角の凸部を有する膨出部と基部とか
らなるものである。この場合、膨出部はその凸部の頂角
(α)が鋭角であることが必要であり、頂角(α)が直
角ないしは鈍角の凸部では膨出部と基部との間の凹凸が
なだらかとなり。
後述する効果が得られないので不適当である。しかし、
凸部の頂角が余り小さすぎると剛性が低下して凸部が折
れ曲がり易くなるので、凸部の頂角は20”〜80°と
することが好ましい。なお9本発明において凸部の頂角
とは1凸部の両側の突出基部と凸部の最先端で囲まれた
角度をいう。単繊維の断面形状は、後述するように繊維
束の外周部を形成する単繊維の膨出部と基部の側面が最
外層に配置され易いことから、基部と膨出部の突出方向
の長さくL)が突出方向と直交する方向の膨出部の最大
幅(W)より大きい方が好ましい。
このように単繊維の膨出部は鋭角の凸部を有しているの
で、構成される繊維束はその外周から突出する凸部と基
部との凹凸によってドライな表面タッチと、自然なシャ
リ感を付与することができる。そして、単繊維の断面形
状は、前記形状に加えて非点対称形状を呈するものであ
る。ここで。
非点対称形状とは点対称形状でないものをいい。
点対称形状とは幾何学上でいう厳密さを要求するもので
はなく、第6図に示すように多少変形していても実質的
に略同形状の凸部と凹部とを交互に有するものも対称形
状に包含する。単繊維の断面形状が点対称形状を呈する
場合は、たとえ鋭角の凸部を有していても、単繊維間の
充填作用が生じ易くなるので適当でない。
本発明異形断面繊維束は、構成する単繊維の断面形状が
このように鋭角の凸部を有する膨出部と基部とからなる
非点対称形状を呈するものであるから、単繊維の凹部に
他の単繊維の凸部が入り込んで、単繊維同士が密着する
いわゆる充填作用が生じ難く、得られる布帛にふくらみ
感と絹や麻様の風合を付与することができる。
第2図及び第3図は、かかる本発明の単繊維の断面形状
の例を示すものである。第2図においては、2つの鋭角
の凸部(3)を有する三角形状の膨出部(1)が棒状の
基部(2)の一端から突出した首状の断面形状であり、
膨出部(1)の両側の2つの頂角部がそれぞれ鋭角の凸
部(3)となっている。また、第3図においては、湾曲
した基部(2)の一端から両側が窪んだ六角形状の膨出
部(1)が突出していて、4つの鋭角の凸部(3)を有
するものである。なお2図には示していないが、棒状の
基部とその両斐角の凸部を有する膨出部を形成せしめた
形状も本発明の単繊維の断面形状の1態様である。
本発明異形断面繊維束は、上述のごとき断面形状の単繊
維が集合したものであるから、従来の点対称形状の三角
断面や多葉断面形状の単繊維からなる繊維束にみられる
充填作用を防止し、したがって糸条又は布帛中において
単繊維間に空隙が形成され易く、ふくらみ感に富むとと
もに絹や麻様の風合を呈する布帛とすることができる。
また1本発明繊維束面繊維束は前記条件に加えて、その
外周部を形成する単繊維本数の50%以上を膨出部と基
部の側面が最外層に位置するように配するものである。
すなわち9本発明繊維束は第1図に示すように、繊維束
の外周部を形成する単繊維本数のうち50%以上の単繊
維は膨出部と基部の側面が最外層に位置するように配置
されており繊維束の最外層は輪郭NIAAで示すごとく
膨出部の鋭角の凸部の突出によって凹凸となっている。
この膨出部と基部の側面が最外層に位置するように配置
される単繊維は、繊維束の外周部を形成する単繊維本数
の50%以上、好ましくは60%以上であり、この単繊
維本数が50%未満では膨出部の鋭角の凸部による突出
が少なく、ドライな表面タッチが低下するので好ましく
ない。
本発明繊維束は、構成する単繊維がこのように配置され
ているので、繊維束の外周から多数の鋭角の凸部が突出
し、この凸部の突出によって繊維束の外層は凹凸となっ
ており、得られる布帛に手を触れると突出した凸部に指
先が心地よく刺激され、また指先に伝わる接触面積も低
下するので。
手触りは絹や麻のようにさらっとしてドライな表面タッ
チと自然なシャリ感がある。さらに1本発明繊維束は前
述のように繊維束の外層に鋭角の凸部が突出しているの
で、凸部と凹部(基部)とで反射された光線が一部打ち
消し合い、絹様の柔らかい光沢を呈する。
上記本発明異形断面繊維束2例えば第2図に示す断面形
状の単繊維からなる繊維束は、ポリマーを第4図に示す
形状の紡糸孔を有する紡糸口金を用いて紡糸し、延伸し
て得られるが、糸条の外周部を形成する単繊維本数の5
0%未満しか膨出部と基部の側面が最外層に位置してい
ない場合は、延伸後の糸条に撚糸又は交絡処理を施すこ
とによって糸条を集束し、外周部の単繊維本数を本発明
条件を満足させるようにすればよい。
上記条件を満足する本発明異形断面繊維束は。
これをそのまま公知の手法に従って製織編してもよく、
また仮撚捲縮加工や流体撹乱処理等の加工を施した後製
織編してもよく、いずれも本発明の効果を奏することが
できる。
本発明に使用される熱可塑性マルチフィラメント繊維束
としては、ポリエステル、ポリアミド等のポリマー及び
これらのコポリマー、ブレンドポリマー等から得られる
マルチフィラメント繊維束があげられ、特に本発明の目
的とする絹や麻様の光沢、風合が得やすいことから、物
性の優れたポリエステルマルチフィラメント繊維束が好
ましい。
〈実施例〉 以下1本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートを第4図に示す紡糸孔を4
8孔有する紡糸口金を用いて紡糸し、延伸して単繊維の
断面形状が第2図のような頂角が68゜の2つの凸部を
有する膨出部と基部とからなる首状で、  L/W=1
.5であるポリエステルマルチフィラメント糸75d/
48fを製造し、これをアップツイスタ−でS方向に2
007/Mで撚糸し、本発明繊維束を得た。
得られた繊維束の断面を400倍に拡大して写真撮影し
たところ、繊維束の外周部を形成する単繊維本数16本
のうち11本(69%)が膨出部と基部の側面が最外層
に位置して配列され、繊維束の外周から凸部がランダム
に突出していた。一方、比較のために単繊維の断面形状
を第6図のごときへ葉断面形状にする以外は、前記と同
様にして比較の繊維束を製造した。
これらの繊維束を経、緯糸に使用し、経密度86本/吋
、緯密度85本/吋で平織に製織し、常法に従ってリラ
ックス精練、プレセット、染色、ファイナルセントを行
い織物とした。比較の繊維束から得られた織物はふくら
み惑に欠け1表面タッチもドライ怒に乏しいものである
のに対し2本発明繊維束から得られた織物はふくらみ感
のある風合を呈し1手触りは絹や麻のようにさらっとし
てドライな表面タッチと自然なシャリ感があり、また絹
様の柔らかい光沢を呈するものであった。
〈発明の効果〉 以上述べたごとく9本発明繊維束面繊維束は鋭角の凸部
を有する膨出部と基部とからなる非点対称形状の異形断
面単繊維が集合してなるものであるから、従来の断面形
状が点対称形状の三角断面の多葉断面形状の単繊維から
なる繊維束のように単繊維の凹部に他の単繊維の凸部が
入り込んで単繊維同士が密着する。いわゆる充填作用は
生じ難く、シたがって糸条又は布帛中においても単繊維
間に空隙が形成され易く、ふくらみ惑に富むとともに絹
や麻様の風合を有する布帛とすることができる。
また、繊維束の外周部を形成する単繊維本数のうち50
%以上の単繊維は鋭角の凸部を有する膨出部と基部の側
面が最外層に位置するように配置されているので、繊維
束から多数の凸部が外側に突出し、繊維束の外周は凹凸
となっており、得られろ布帛に手を触れると突出した凸
部に指先が心地よく刺激され、また指先に伝わる接触面
積も低下するので1手触りは絹や麻のようにさらっとし
てドライな表面タッチと自然なシャリ感を有する。
さらに、繊維束の外層は凸部が突出しているので。
凸部と凹部(基部)とで反射された光線が一部打ち消し
合い、絹様の柔らかい光沢を呈することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明異形断面繊維束の実施態様の一例を示す
断面図、第2図及び第3図は本発明繊維束の単繊維の断
面形状の例を示す断面図、第4図は第2図に示す断面形
状の単繊維を紡糸するための紡糸口金の紡糸孔形状の一
例を示す断面図、第5図は従来の異形断面繊維束の断面
図、第6図は従来の異形断面単繊維の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、断面形状が鋭角の凸部を有する膨出部と基部とから
    なる非点対称形状の異形断面単繊維から構成された熱可
    塑性マルチフィラメント繊維束であって、かつ前記繊維
    束の外周部を形成する単繊維本数の50%以上を膨出部
    と基部の側面が最外層に位置するように配してなること
    を特徴とする異形断面繊維束。
JP5902085A 1985-03-22 1985-03-22 異形断面繊維束 Granted JPS61225338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5902085A JPS61225338A (ja) 1985-03-22 1985-03-22 異形断面繊維束

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JP5902085A JPS61225338A (ja) 1985-03-22 1985-03-22 異形断面繊維束

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JPS61225338A true JPS61225338A (ja) 1986-10-07
JPH034653B2 JPH034653B2 (ja) 1991-01-23

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ID=13101185

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070508A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 ポリエステル異形断面部分融着仮撚加工糸

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167923A (ja) * 1984-02-07 1985-08-31 Nippon Ester Co Ltd ポリエステル異形断面糸
JPS61159376U (ja) * 1985-03-22 1986-10-02

Patent Citations (2)

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JP2020070508A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 ポリエステル異形断面部分融着仮撚加工糸

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JPH034653B2 (ja) 1991-01-23

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