JPS61225152A - 長鎖第3級アミンの製造法 - Google Patents

長鎖第3級アミンの製造法

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JPS61225152A
JPS61225152A JP6329885A JP6329885A JPS61225152A JP S61225152 A JPS61225152 A JP S61225152A JP 6329885 A JP6329885 A JP 6329885A JP 6329885 A JP6329885 A JP 6329885A JP S61225152 A JPS61225152 A JP S61225152A
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JP
Japan
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amine
tertiary
reaction
long chain
tertiary amine
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Application number
JP6329885A
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English (en)
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Takeo Inagaki
稲垣 毅夫
Susumu Tomidokoro
富所 進
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Lion Akzo Co Ltd
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Lion Akzo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、第2級長鎖不飽和脂肪族基を有するアミンま
たはこのアミンを含むアミン混合物を原料とし、第3級
ジ長鎖アルキルモノメチルアミンを製造する方法に関す
る。
従来の技術 第3級ジ長鎖アルキルモノメチルアミンは、界面活性剤
などの原料として有用であり、ジ長鎖脂肪族第2級アミ
ンをヒドロキシメチル化することにより製造することが
できる。天然油脂から誘導される第2級アミンのように
、不飽和脂肪族アミンを含むものを原料アミンとして用
いる場合は、不飽和結合の水素化とアミノ基のメチル化
との2つの反応を施す必要がある。まず、不飽和脂肪族
第2級アミンを水素添加して飽和脂肪族第2級アミンと
し、ついでヒドロキシメチル化する工程を採用すると、
不飽和添加に際しては高圧条件が要求される。低圧で還
元反応を行った場合は反応時間が長くなり、第3級トリ
アルキルアミンの生成割合が増加し、得られるアミンの
品質が劣化してしまう。
低圧条件下に高収率でジ長鎖アルキルモノメチルアミン
を製造する方法としては、不飽和脂肪族基1〜リルまた
は不飽和/飽和ニトリル混合物を出発原料とし、不飽和
脂肪族第2級アミンを経てジ長鎖アルキルモノメチルア
ミンを製造する方法が知られている(特開昭55−90
20号公報)。この方法によれば、(a)不飽和脂肪族
基1−リルを還元して不飽和脂肪族第2級アミンとする
アミン化工程、(b)不飽和脂肪族第2級アミンをメチ
ル化して第3級アミンとするメチル化工程、(C)第3
級アミンの不飽和脂肪族基を還元して水素添加する還元
工程を順次施すことにより、l0kg/cJG以下の低
圧条件下に高収率で長鎖ジアルキルモノメチルアミンを
11?ることができる。
しかしながら、この方法においては、メチル化工程にお
ける第2級アミンから第3級アミンへの転換は効率的に
進むものの、還元工程において第3級アミンが第1級ま
たは第2級アミンへ分解することが避けられず、得られ
る最終生成物中の第3級アミンの純度が低下してしまう
得られる第3級アミン中に、不純物として第1級アミン
や第2級アミンが存在すると、その用途などにおいて種
々の不都合が生じる。たとえば、第3級ジ長鎖アルキル
モノメチルアミンは、塩化メチル、塩化ベンジル、硫酸
ジメチル、硫酸ジエチルなどと反応させて第4級アンモ
ニウム塩とし、衣類用柔軟剤、毛髪用リンス剤等の成分
として用いられる。この第3級アミン中に第11級ある
いは第2級アミンが存在すると、これらは第4級アンモ
ニウム塩の製造の際にまずアミン塩となり、そのままで
は第4級アンモニウム塩まで転換されない。そこで、塩
化メチル、塩化ベンジル等の有機ハライ1くと反応させ
る場合は、低級アルコール等の溶媒を用い第4級アンモ
ニウム塩として85%程度以下の濃度となるような条件
で反応させ、炭酸ナトリウム等の弱塩基性のアルカリ金
属塩を反応系に添加し、生成したアミン塩を遊離アミン
に変え、さらに有機ハライドと反応させて第4級アンモ
ニウム塩まで転換させる方法が一般的に行われている。
しかし、この場合は系の溶解度以」二のアルカリハライ
ドが生成するため、反応後に濾過などにより析出してい
るアルカリハライドを除去する必要がある。また、85
%を越えるような高濃度で第4級アンモニウム塩を製造
する場合は、生成物が非常に粘稠となり、析出したアル
カリハライドを濾過等により除去することは実質的シこ
不可能である。
一方、硫酸ジメチル、硫酸ジエチルなどの硫酸ジエステ
ルと反応させて第4級アンモニウム塩を製造する場合は
、弱塩基性アルカリ金属塩により硫酸ジエステルが分解
してしまうので、これを反応系に添加することができな
い。そのため、得られる第4級アンモニウム塩中にはア
ミン塩が含まれることになり純度が低下してしまう。
さらに、第3級長鎖ジアルキルモノメチルアミンは、過
酸化水素と反応させてアミンオキサイドに変換して用い
られる場合もある。この場合も、アミンオキサイドの製
造反応において、原料第3級アミン中に第1級アミンや
第2級アミンが存在することは好ましくない。
溌−明の目的 本発明は、不飽和脂肪族基を有する第2級アミンあるい
はこれを含むアミン混合物を出発原料とし、□低圧条件
下に高収率で、しかも不純物としての第1級アミンや第
2級アミン含量が非常に少ない第3級ジ長鎖アルキルモ
ノメチルアミンを製造することのできる方法を提供する
ことを目的とする。
澄明の構成 本発明の長鎖第3級アミンの製造方法は以下の(a)、
(b)および(c)工程を有することを特徴とする。
(a)長鎖不飽和脂肪族基を有する第2級アミンまたは
このアミンを含むアミン混合物と、ヒドロキシメチル化
剤とを水素化触媒の存在下に反応させて、長鎖不飽和脂
肪族基を有する第3級モノメチルアミンを含む第3級ア
ミン混合物を得るメチル化工程。
(b)前記メチル化工程で得られた第3級アミン混合物
を、水素化触媒の存在下に水素還元して長鎖不飽和脂肪
族基の不飽和結合を水素化する還元工程。
(c)前記還元工程により水素化されたアミン混合物中
に存在する第1級および第2級アミンを、水素化触媒の
存在下にヒドロキシメチル化剤と反応させて第3級アミ
ンに転換する再メチル化工程。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(a)メチル化工程の出発原料となる長鎖不飽和脂肪族
基を有する第2級アミンとしては、長鎖不飽和脂肪族基
の炭素数が8〜24のものが好適である。このような第
2級アミンは、たとえば、炭素数8〜24の不飽和脂肪
族ニトリルまたは不飽和/飽和ニトリル混合物をアミン
化することにより得られ、このニトリルとしては牛脂、
パーム油などの天然油脂から誘導されたものなどが用い
られる。
二1〜リルの第2級アミンへの転換は、たとえば、原料
二1−リルに対し0.1〜0.5重量%の水素化触媒の
存在下、200〜230℃の反応温度、0〜]、Okg
/dG、好ましくはO〜6kg/JGの水素圧の条件下
で、水素ガスを連続的に反応系に供給し、生成するアン
モニアとともに反応系外へ排出しながら原料ニトリルを
水素還元することにより行うことができる。
第1級アミンおよび第3級アミンの生成を抑えて第2級
アミンを高収率で得るためには、生成するアンモニアの
理論生成量の85%以上を、反応時間2時間以内に系外
へ排出することが必要である。ここで、アンモニアの理
論生成量は、原料ニトリルがすべて第2級アミンに転換
した場合に生成されるアンモニア生成量と定義され、ま
た、反応時間とは内容物の温度が200℃に達した時点
からの時間とする。
反応温度が230℃を越えると好ましくない副生物であ
る第3級アミン(トリ長鎖脂肪族アミン)の生成量が急
激に増大する。反応温度が200℃より低い場合、水素
圧が10kg/cn?Gを越える場合、反応時間2時間
におけるアンモニア排出量が理論生成量の85%より低
い場合はいずれも反応速度が遅く、長い反応時間を必要
とし、その結果、第3級アミンの生成量が増大する。
水素化触媒としてはニッケル系水素化触媒が好適であり
、ケイ藻土、アルミナ、シリカアルミナなどの担体に担
持されたニッケル触媒、ラネーニッケルなどが例示され
る。
本発明の(a)、(b)および(c)工程で用いられる
水素化触媒も上記と同様である。そこで、ニトリルのア
ミン化工程の後に、本発明の(a) 、 (b)および
(c)工程を順次適用し、アミン化工程で用いた触媒を
そのまま続けて使用することができる。
(a)メチル化工程は、水素化触媒の存在下、150〜
180℃の反応温度、0.3〜7kg/cJG、好まし
くは0.5〜5kg/cn?Gの水素圧の条件下で水素
ガスを流通させながら、かつ、生成する水を反応系外に
除去しながら、原料第2級アミンとヒドロキシメチル化
剤とを反応させることにより行うことができる。ヒドロ
キシメチル化剤としては、ホルムアルデヒドが用いられ
る。ホルムアルデヒドはトリオキサン、パラホルムアル
デヒドなどの重合体の形で適用することもできるが、ホ
ルマリンの形で使用するのが便利である。
ヒドロキシメチル化剤の使用量は、原料アミン1当量に
対し1当量以上、好ましくは1.05〜1.5当量の範
囲から選定される。
反応温度が180℃を越えると、好ましくない第3級ト
リ長鎖脂肪族アミンの副生が著しくなり、150℃より
低い温度ではN−メチル化反応速度が著しく低下してし
まう。
水素圧が0.3〜7kg/cJGの範囲を逸脱すると、
生成するメチル化物の収率が低下する。
また、生成する水の反応系外への除去が速やかに行われ
ないと、N−メチル化反応が円滑に進行しない。
(c)還元工程は、(b)メチル化工程で得られた不飽
和脂肪族基を有する第3級ジ長鎖脂肪族モノメチルアミ
ンを、水素化触媒の存在下、175〜210℃、好まし
くは180〜200℃の反応温度、5〜10kg/cJ
G、好ましくは7〜10kg/dGの水素圧の条件下で
水素還元することにより行うことができる。
反応温度が210℃より高くなると、第3級長鎖脂肪族
メチルアミンの脱メタン反応により。
第1級および第2級アミンの生成量が増加し、不適当で
ある。一方、反応温度が175℃より低いと不飽和結合
の水素化が十分進行せず好ましくない。脱メタン反応は
200℃以下で非常に少なくなるので、次段の再メチル
化工程におけるヒドロキシメチル化剤の必要量を低く抑
える観点から、180〜200℃の反応温度が好ましい
水素圧が5kg/cJGより低いと還元速度が遅く、反
応に長時間要するため経済的でなく、また、8kg/c
n?G以上の水素圧であれば、実質的に同程度の効果が
得られるので10kg/cJG以下で充分である。
(b)還元工程では脱メタン反応が起こり、主成分であ
るジ長鎖アルキルモノメチルアミンが2級アミンに、ま
た、−都合まれるモノ長鎖アルキルジメチルアミンが1
級アミンに変換してしまう。3級アミン中に1級アミン
や2級アミンが含まれてくると、既に説明したような不
都合が生じるので、本発明では、(b)還元工程の後に
さらに(C)再メチル化工程を施し、生成した1級アミ
ンおよび2級アミンを3級アミンに転換する。
(c)再メチル化工程は、たとえば、(b) m元工程
で得た第3級ジアルキルモノメチルアミンを主成分とす
るアミン混合物中の第1級、第2級アミンに、水素化触
媒の存在下、150〜210℃、好ましくは150〜2
00℃の反応温度、0.3〜7 kg/cJG、好まし
くは0.5〜5kg/dGの水素圧の条件下で水素ガス
を流通させながら、かつ生成する水を反応系外へ除去し
ながら、ヒドロキシメチル化剤を反応させて行う。
ヒドロキシメチル化剤の使用量は、アミン混合物に含ま
れる第1級アミンおよび第2級アミン中の窒素原子に結
合する水素原子1当量に対し1当量以上、好ましくは1
.05〜5当量の範囲から選定される。
反応温度が210℃を越えると、メチル化により第1級
、第2級アミンが第3級アミンに転換される一方で、第
3級アミンの脱メタン反応により第1級、第2級アミン
が生成する割合が増加するため、第3級アミン純度の高
いアミンを得ることができない。150℃より低い反応
温度では、N−メチル化反応速度が著しく低下するため
、第3級アミン純度の高いアミンを得るのに大量のヒド
ロキシメチル化剤を必要とする。
水素圧が0.3〜7kg/a#Gの範囲を逸脱すると、
高い第3級アミン純度を達成することができない。反応
系に水素ガスを流通させることは、生成する水を速やか
に反応系外に除去してN−メチル化反応を円滑に進行さ
せるとともに、未反13一 応のヒドロキシメチル化剤が反応系内に長時間滞留して
重合等の好ましくない副反応を起こすことを防止するた
めの効果も有する。
(C)再メチル化工程により、ジ長鎖アルキルモノメチ
ルアミンを主成分とする第3級アミンが得られる。この
第3級アミン中には第1級および第2級アミンがほとん
ど含まれておらず、たとえば99.5%以上という高い
第3級アミン純度を実現することができる。
原料である不飽和脂肪族基を有する第2級アミンに対し
て、(b)還元工程、(a)メチル化工程の順で処理を
施せば、(c)再メチル化工程を実施するまでもなく、
第1級および第2級アミンを含まず第3級アミン純度の
高いものを得られるとも考えられる。しかしながら、第
2級アミンの不飽和脂肪族基を水素化還元するためには
、高圧還元反応でなければ反応時間が長くなり、第3級
トリ長鎖アルキルアミンの生成割合が増加して得られる
アミンの品質が悪くなってしまうため、低圧下のプロセ
スを実現することかで−14= きない。したがって、低圧プロセスにより、第3級1へ
り長鎖アルキルアミンが少なく、かつ、第1゜級および
第2級アミンをほとんど含まない第3級ジ長鎖アルキル
モノメチルアミンを得るためには、(a)メチル化工程
、(b)還元工程、(c)再メチル化工程を順次施すこ
とが必要である。
さらに、原料第2級アミンをニトリルから誘導するプロ
セスを採用し、不飽和脂肪族ニトリルまたは不飽和/飽
和脂肪族ニトリル混合物から、−貫して低圧下に、高品
質の第3級ジ長鎖アルキルモノメチルアミンを製造する
こともできる。
発明の効果 本発明によれば、不飽和脂肪族基を有する第2級アミン
に(a)メチル化工程および(b)還元工程を順次実施
することにより、低圧下に第3級トリ長鎖アルキルアミ
ンの生成を抑えて、目的とする第3級ジ長鎖アルキルア
ミンを高収率で製造することができる。さらに、(a)
メチル化工程で生じた第3級アミンの一部が(b)還元
工程で脱メタン反応を受けることにより生成した第1級
、第2級アミンを、(c)再メチル化工程で第3級アミ
ンに転換することにより、第3級アミン純度の高いジ長
鎖アルキルモノメチルアミンを得ることができる。
本発明により得られるジ長鎖アルキルモノメチルアミン
は、第1級および第2級アミン含量が少なく優れた品質
を有する。よって、用途における制約も少なく、たとえ
ば既に説明したような第4級アンモニウム塩の製造原料
として用いられる際の不都合がない。高純度の第3級ア
ミンとアルキルハライドとの反応により、高濃度で、ア
ミン塩の少ない高純度の第4級アンモニウム塩を得るこ
とができる。また、アルキルハライドとの反応により低
濃度で第4級アンモニウム塩を製造する場合には、反応
の際の弱塩基性アルカリ金属塩の添加量が少なくてすむ
ので、析出アルカリハライドを除去するための操作を不
要とすることもできる。さらに、硫酸ジエステルとの反
応により第4級アンモニウム塩を製造する場合にも、ア
ミン塩の少ない高純度の第4級アンモニウム塩を得るこ
とができる。
実施例1− 第1工程(原料第2級アミンの製し: 20の誘導回転式オートクレーブに牛脂脂肪酸ニトリル
1000 gおよびニッケルーケイ藻土触媒2gを充填
し、水素圧を3kg/a#(ゲージ圧)に維持しながら
水素を流通させ、攪拌上加熱し、温度が220℃に達し
た時点から2時間、温度を220℃、水素圧を3kg/
cn?(ゲージ圧)に維持して水素を流通させながら攪
拌を続けた。水素は、反応の進行にともなって発生し水
素とともにオートクレーブ外に出てくるアンモニアガス
を50%硫酸に吸収させたのちに流量を測定し、ニトリ
ル1モルに対して毎分0.35 Q (20℃、常圧)
の割合で流通するように調節した。温度が200℃に達
してから2時間の間にアンモニア理論生成量の約97%
が反応系外に排出された。
第2工程(N−メチル化): 2時間攪拌を続けたのち温度を1.70℃まで下げ、つ
いで温度を170℃、水素圧を3kg/cn?(ゲ−ジ
圧)に維持し、水素をオートクレーブの出口における流
量がアミン1モルに対して毎分0.4 Q、(20°C
1常圧)になるように流通させ、攪拌下、37重量%の
ホルムアルデヒドを含むホルマリン184gを2.5時
間にわたって連続的に加えた。
第3工程(不飽和結合の還元): ホルマリンを加え終ったのち、水素の流通を止め、温度
を190℃、水素圧を9kg/cn!(ゲージ圧)に維
持して3時間攪拌を続けた。
第4工程(再メチル化): 前記第3工程が終了し□たのち、温度はそのまま190
℃、水素圧を3kg/cnY (ゲージ圧)に維持し、
水素をオートクレーブの出口における流量がアミン1モ
ルに対して毎分0.4ρ(20’C1常圧)になるよう
に流通させ、攪拌下、37重量%のホルムアルデヒドを
含むホルマリン6gを5分間で連続的に加えた。
反応終了後、温度を70℃に下げ触媒を濾別して第3級
アミン99.8%を含むアミンを990 gの収量で得
た。
このアミンは、モノ長鎖、ジ長鎖および1−り長鎖のア
ミンを含んでいるが、その割合はそれぞれ3.2%、9
3.0%、3−05%であった。また、このアミンのヨ
ウ素価は3.5であり、アルキル基中の不飽和結合がほ
とんど飽和化されていることを示した。
比較例1 実施例1の第1工程と同様にして牛脂脂肪酸ニトリル殻
アミンに変え、さらに実施例1の第2工程と同様にして
N−メチル化した。ついで、実施例1の第3工程と同様
にして水素化反応を行った。
反応終了後、実施例1と同様にして触媒を除去して得ら
れたアミン中の第3級アミンの割合は98.3%であっ
た。
比較例2 実施例]の第]工程と同様にして牛脂脂肪酸ニトリルを
アミンに変えたのち、このアミンを実施例1の第3工程
と同様にして水素化し、さらに実施例1の第2工程と同
様にしてN−メチル化反応を行った。
反応終了後、実施例1と同様にして触媒を除去し、第3
級アミン含量99.9%、ヨウ素価3.3のアミンを9
86gの収量で得た。しかし、このアミン中のモノ長鎖
、ジ長鎖および1−り長鎖のアミンの割合はそれぞれ2
.9%、89.9%、6.8%であった。
実施例2 実施例1の第1工程と同様にして牛脂脂肪酸ニトリルを
アミンに変えたのち、このアミンを実施例1の第2工程
と同様にしてN−メチル化し、さらに実施例1の第3工
程と同様にして水素化反応を行った。ついで反応温度を
170℃にした以外は実施例1と第4工程と同様にして
N−メチル化反応を行った。
反応終了後、実施例1と同様にして触媒を除去し、第3
級アミン100%を含むアミンを991gの収量で得た
。このアミン中のモノ長鎖、ジ長鎖およびトリ長鎖の割
合はそれぞれ3.4%、92.8%、3.3%であり、
また、このアミンのヨウ素価は3.2であった。
実施例3 2Qオートクレーブに蒸留した牛脂脂肪酸ニトリル]0
00 gおよびニッケルーアルミナ触媒1gを充填し、
水素圧1kg/a#(ゲージ圧)、温度220℃におい
て実施例1の第1工程と同様の方法で3時間反応を行っ
た。このとき、温度が200℃に達してから2時間で理
論量の旧%のアンモニアが排出された。ついで実施例1
の第2工程と同様にしてN−メチル化反応を行い、さら
に実施例1の第3工程と同様にして水素化反応を行った
のち、実施例1の第4工程と同様にしてN−メチル化反
応を行った。
反応終了後、実施例1と同様にして触媒を除去し、第3
級アミン含量1.00%、ヨウ素価2.9のアミンを9
93gの収量で得た。
このアミン中のモノ長鎖、ジ長鎖およびトリ長鎖の割合
はそれぞれ3.6%、93.4%、2.9%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)長鎖不飽和脂肪族基を有する第2級アミンま
    たはこのアミンを含むアミン混合物と、ヒドロキシメチ
    ル化剤とを水素化触媒の存 在下に反応させて、長鎖不飽和脂肪族基を 有する第3級モノメチルアミンを含む第3 級アミン混合物を得るメチル化工程と、 (b)前記メチル化工程で得られた第3級アミン混合物
    を、水素化触媒の存在下に水素還 元して長鎖不飽和脂肪族基の不飽和結合を 水素化する還元工程と、 (c)前記還元工程により水素化された第3級アミン混
    合物中に存在する第1級および第 2級アミンを、水素化触媒の存在下にヒド ロキシメチル化剤と反応させて第3級アミ ンに転換する再メチル化工程 とを含有することを特徴とする長鎖第3級アミンの製造
    法。
JP6329885A 1985-03-29 1985-03-29 長鎖第3級アミンの製造法 Pending JPS61225152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213850A (ja) * 2000-02-04 2001-08-07 Lion Akzo Kk 脂肪族第3級アミンの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213850A (ja) * 2000-02-04 2001-08-07 Lion Akzo Kk 脂肪族第3級アミンの製造方法
JP4531905B2 (ja) * 2000-02-04 2010-08-25 ライオン・アクゾ株式会社 脂肪族第3級アミンの製造方法

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