JPS61221997A - 蓄積型火災警報設備 - Google Patents

蓄積型火災警報設備

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JPS61221997A
JPS61221997A JP6468485A JP6468485A JPS61221997A JP S61221997 A JPS61221997 A JP S61221997A JP 6468485 A JP6468485 A JP 6468485A JP 6468485 A JP6468485 A JP 6468485A JP S61221997 A JPS61221997 A JP S61221997A
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誠 市川
中山 憲勝
康男 鳥越
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、火災感知器からの火災信号を受信し、指定の
蓄積時間のあいだ蓄積して火災を警報する蓄積型火災警
報設備に関する。
(従来技術) 従来の蓄積機能を備えた所謂蓄積型火災警報装置では、
受信機から監視区域毎に、例えば建物の階別に引き出さ
れた信号線のそれぞれに複数の火災感知器を接続し、受
信機側では各信号線に対応して、即ち監視区域毎に火災
受信部及び蓄積部を設け、監視区域毎に独立して火災信
号を受信処理していた。
(発明が解決しようとする問題点) このような蓄積型火災警報装置では、監視区域毎に独立
して蓄積部を作動させることで信頼性が向上する反面、
以下のような問題点があった。即ち、ビル火災等におい
て、監視区域、例えば1階で火災が発生し、1階に設置
した火災感知器が火災を検出して火災信号を受信機に送
出すると、受信機では1階の監視区域に対応して設けた
火災受信部及び蓄積部が作動し、所定の蓄積時間経過後
火災と判断して1階に設置したベル等を鳴動させ警報を
指令する。その後、火災の拡大で3階に設置した火災感
知器が火災を検出した場合には、3階に設置した火災感
知器からの火災信号に基づいて3階の監視区域に対応し
た設けた火災受信部及び蓄積部が作動を開始し、所定の
蓄積時間経過後に火災と判断したとき3階に設置し・た
ベル等を鳴動させていた。即ち、1階からの第1報目の
火災信号を蓄積して実火災であることを判断したにもか
かわらず、3階からの第2報目の火災信号を更に所定時
間蓄積して実火災であるかどうかを判断していることで
3階の監視区域に対する警報が遅れ、人命に重大な障害
を及ぼす虞れがあった。
(問題点を解決するための手段) 火災信号の第1報目を受信して実火災であることを判別
した場合には、その後に得られる火災信号に対する受信
処理を早くして迅速な火災警報により避難誘導を早急に
講することのできる蓄積型火災警報設備を提供するため
、受信機から引き出された信号線に複数の火災感知器を
接続し、火災感知器からの火災信号を受信して蓄積回路
で所定時間蓄積し、火災と判断したとき火災を警報する
蓄積型火災警報設備において、火災信号の第1報−目の
蓄積完了を判別すると、蓄積禁止手段を駆動し、蓄積回
路の蓄積機能を禁止して以後得られる火災信号に基づい
て直ちに火災判断するようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明覆る。
第1図は本発明の蓄積型火災警報設備の一実施例を示し
た全体構成図である。
まず構成を説明すると、1は受信機であり、受信機1か
らは予め設定した警戒区域毎に、例えば階別に複数の信
号線2a、・・・2nが引き出されている。複数の信号
線2a、・・・2nの接続構成を信号線2aを代表して
説明すると、信号線2a及びコモン線3間には複数の火
災感知器4aと、終端に発信機5aを接続している。複
数の火災感知器4aのそれぞれはサイリスタ等の保持手
段を内蔵しており、火災を検出すると保持手段を駆動し
て火災検出動作を保持し、信号線2a及びコモン線3間
を低インピーダンスに短絡して火災信号を受信機1に出
力する。また、発信機5aが押されると、信号線2a、
コモン線3間を低インピーダンスに短絡すると同時に確
認線8を介して発信機5aが押された旨の確認信号を出
力する。
尚、信号線2b、・・・2nに対する接続構成は信号線
2aと同一である。
5a、・・・6nは各監視区域毎に設置される避難誘導
装置であり、ベル、非常灯、誘導灯等で構成され、火災
判断した受信111からの指令で作動する。
次に受信機1の内部構成を説明する。複数の信号線2a
、・・・2nのそれぞれに対応して複数の火災受信回路
9a、・・・9nが設けられれ、各火災受信回路9a、
・・・9nは対応する信号線を介して得られる火災感知
器からの火災信号を受信する受信リレーを内蔵しており
、対応するリレー接点RYa、・・・RYnを閉成させ
ることで火災感知器からの火災信号を対応する蓄積制御
部10a、・・・10nに出力する。11は発信機受信
回路であり、内部に受信リレーを備え、確認線8を介し
て得られる発信15a 、・・・5nからの確認信号を
受信し、リレー接点11aを閉成して確認信号を蓄積制
御部10a、・・・10nのそれぞれに出力する。各蓄
積制御部10a、・・・10nは蓄積回路を内蔵してお
り、火災信号を受信すると蓄積時間T1のあいだ蓄積す
る。この蓄積制御部10a、・・・10nの蓄積機能を
蓄積制御部10aを代表して具体的に説明すると、第3
図に示したように最初の火災信号を入力してから禁止時
間T2(T2<Tl)のあいだ火災判断を禁止し、禁止
時間T2経過後、遮断リレー128を駆動し、対応する
リレー接点RLaを開放させることで火災感知器4aに
対する電源供給を遮断時間T3 (T3<T1−T2)
のあいだ遮断して火災感知器4aの火災検出動作(自己
保持)を復旧させる。蓄積制御部10aは遮断時間T3
経過後、且つ蓄積時間T1のあいだに再び火災信号を受
信した場合に火災と判断し、警報部13aを駆動して火
災を警報すると同時に避難誘導装置6aに対する信号出
力を指令する。
14は定電圧電源、15は復旧スイッチである。
蓄積制御部10a、・・・10nのそれぞれは論理和回
路16を介して相互に信号線接続されている。
具体的に説明すると、蓄積制御部10a、・・・10n
のそれぞれの端子P1からの信号線を論理和回路16の
入力端子に接続し、論理和回路16の論理和出力を蓄積
制御部10a、・・・10nのそれぞれの端子P2に接
続し、蓄積制御部10a、・・・1Qnの内いずれかが
蓄積動作を完了すると、論理和回路16を介して他の蓄
積制御部の蓄積機能を禁止する旨の信号を出力する。
尚、信号線2b、・・・2nに対する火災信号の受信回
路部は信号線2aに対応する火災信号の受信回路部と同
様である。
次に、蓄積制御部10a、・・・10nの内部構成を、
第2図に示した蓄積制御部10aを代表して説明する。
17は定電圧電源であり、蓄積制御部の回路に電源を供
給する。18は蓄積回路であり、所定周期の基準クロッ
クを出力する基準クロック発生回W119と、基準クロ
ック発生回路19からの基準クロックを計数してタイマ
動作するタイマ回路20と、タイマ回路20からのタイ
マ出力に基づいて電源手段信号を出力する電源遮断駆動
回路23とで構成され、火災信号の第1報目を受信して
から所定の蓄積時間T1のあいだ蓄積する。
即ち、タイマ回路20が火災信号受信回路26を介して
得られる火災信号の第1報目を入力すると、基準クロッ
ク発生回路19からの基準クロックを計数することによ
りタイマ動作を開始し、所定時間T2経過後、電源遮断
駆動回路を駆動して遮断時間T3のあいだ遮断信号の送
出を指令する。また、タイマ回路20は遮断時間T3経
過後、残りの蓄積時間T1のあいだに亘ってタイマ出力
を論理和回路21aに出力する。22は論理積回路であ
り、論理和回路21aよりの信号出力と火災信号受信回
路26を介して得られる火災信号との論理積出力を警報
部駆動回路24に出力する。即ち、遮断時間T3経過後
、且つ蓄積時間T1のあいだ(即ち、TI −(T2+
T3)時間)に再び火災信号が得られた場合に警報部駆
動回路24を動作させて警報部13aに対する火災警報
を指令する。
25はトランジスタ等を内蔵した蓄積禁止指令手段であ
り、警報部駆動回路24からの信号を入力すると蓄積動
作が完了した旨を判別し、他の監視区域に対応して設け
られた蓄積制御部10b、・・・Ionに対しその蓄積
機能を禁止する旨の蓄積禁止信号を端子P1を介して出
力する。26はトランジスタ等を内蔵した火災信号受信
回路であり、火災受信回路9aからの火災信号を受信し
てタイマ回路20及び論理積回路22に信号出力する。
27はトランジスタ等を内蔵した発信機信号受信回路で
あり、発信機5a、・・・5nが押された旨の確認信号
、即ち発信機信号を受信して論理和回路21aに信号出
力し、蓄積することなく直ちに論理積回路22及び警報
部駆動回路24を駆動する。
28はトランジスタ等を内蔵した復旧信号受信回路であ
り、復旧スイッチ15の操作による復旧信号を受信し、
論理和回路21bに信号出力する。
29はトランジスタ等を内蔵した蓄積禁止信号受信回路
であり、他の蓄積制御部10b、・・・10nに設けた
蓄積禁止指令手段25及び論理和回路16と共に蓄積禁
止手段を形成しており、端子P2を介して得られる論理
和回路16からの論理和出力、即ち他の蓄積制御部10
b、・・・10nのいずれかの蓄積禁止指令手段25か
らの蓄積禁止信号を受信すると、論理和回路21a及び
21bに信号出力する。論理和回路21aは蓄積禁止信
号受信回路29からの信号を入力すると論理積回路22
に信号出力して、以後得られる火災受信回路26よりの
火災信号に基づいて直ちに警報部駆動回路24を駆動す
る。また、論理和回路21bに蓄積禁止信号受信回路2
9からの信号を入力すると、リセット回路2ICに出力
を送出し、蓄積機能を有する蓄積回路18に出力送出す
る。論理和回路21bは警報部駆動回路24.タイマ回
路20゜発信機信号受信回路27.復旧信号受信回路2
8及び蓄積禁止信号受信回路29からの論理和出力をリ
セット回路21cに送出する。リセット回路21cは論
理和回路21bからの信号が得られるとリセット信号を
タイマ回路20に送出する。
尚、蓄積制御部10b、・・・10nの回路構成は、蓄
積制御部10aの回路構成と同一である。
第3図は第1図の実施例の動作を示したタイミングチャ
ートである。
第3図を参照して動作を説明する。まず、時刻t1にお
いて、1階に設置した火災感知器4aが火災を検出した
とすると、対応する火災受信回路9aが火災感知器4a
からの火災信号を受信し、対応するリレー接点RYaを
閉成して火災信号を蓄積制御部10aに出力する。蓄積
制御部10aでは火災信号受信回路26が火災受信回路
9aよりの火災信号を入力すると、蓄積回路18に対し
て蓄積動作の開始を指令する。また、蓄積回路18は時
刻t1から禁止時間T2が経過すると電源遮断駆動回路
23を駆動し、遮断リレー12aを遮断時間T3のあい
だ動作させて火災感知器4aに対する電源供給をリレー
接点RLaにより遮断し、火災検出動作を復旧させる。
一方、論理和回路21aは遮断時間T3経過後、且つ蓄
積時間T1以内のあいだ蓄積回路18からの蓄積動作中
である旨の信号を入力しており、論理積回路22が遮断
時間T3経過後、且つ蓄積時間T1’以内となる時刻t
3において再び火災感知器4aからの火災信号を入力す
ると、警報部駆動回路24に信号出力する。警報部駆動
回路24は火災と判断して、警報部13aに対して火災
警報を指令すると同時に、蓄積禁止指令手段25を駆動
して蓄積禁止信号の送出を指令する。即ち、蓄積禁止信
号が端子P1を介して論理和回路16に送出される。ま
た、1階に設置した避難誘導装置6aは警報部13aか
らの指令でブザー、非常灯及び誘導灯等を駆動して1階
の監視区域に対する避難誘導を開始する。
次に、火災が拡大して、第3図に示したように時刻t2
以前となる時刻t2において0階に設置した火災感知器
4nが火災を検出したとすると、火災受信回路9nが火
災感知器4nからの火災信号を受信し、対応するリレー
接点RYnを閉成して火災信号を蓄積制御部10nに出
力する。この、ときの蓄積制御部10nの動作を第2図
を参照して説明すると、蓄積制御部10nでは火災信号
受信回路26が火災受信回路9nよりの火災信号を入力
すると、蓄積回路18に対して蓄積動作の開始を指令す
る。しかし、時刻t3において1階の蓄積制御部10a
の蓄積禁止指令手段25から蓄積禁止信号が出力される
。そのため、0階の蓄積制御部10nの蓄積禁止信号受
信回路29は端子P2及び論理和回路16を階して得ら
れる蓄積禁止信号を受信し、直ちに論理和回路21aに
対して信号出力し、蓄積回路18の蓄積機能を禁止する
。警報部駆動回路24は蓄積回路18が蓄積機能を禁止
されたことにより、時刻t2以後においては火災感知器
4nからの火災信号を受信した時点で、論理積回路22
は火災信号受信回路26からの信号と論理和回路21a
の信号が入力されるので、直ちに火災判断する。即ち、
時刻t2から時刻t3までは火災感知器4nからの火災
信号が継続して得られていることで時刻t3において火
災と判断し、対応する警報部13nを動作させる。
警報部13nの駆動で対応する監視区域内に設置された
避難誘導袋W160に信号出力してブザー。
非常灯及び誘導灯等を駆動して避難誘導を行なう。
尚、発信1fi5aが押された場合は、火災受信回路9
aと発信機受信回路11とが受信し、火災信号受信回路
26と発信機信号受信回路27とが信号出力して論理積
回路22に入力する。これにより論理積回路22は出力
し、警報部駆動回路24を駆動して警報部13を動作さ
せる。即ち、発信機5aが押されたとき直ちに火災判断
する。
また、復旧スイッチ15の操作により復旧動作として復
旧信号受信回路28の信号が論理和回路21bを介して
リセット回路21cに入力する。
これによりリセット回路21cはタイマ回路20にリセ
ット信号を出力して蓄積機能をリセットする。
第4図は本発明の他の実施例を示した全体構成図であり
、受信機に設けられた蓄積回路が1つの場合の例である
まず構成を説明すると、30は受信機であり、受信機3
0からは信号線31が引き出され、複数の中継器32a
、・−32nを接続している。複数の中継器32a、・
・・32nのそれぞれには複数の火災感知器及び発信機
を接続している。即ち、中継器32aには複数の火災感
知器33a及び終端に発信機34aを接続し、また中継
器32nには複数の火災感知器33n1及び終端に発信
機34nを接続している。中継器32a、・−32nの
それぞれには予め固有のアドレスが設定され、受信機3
0からの呼出しに応じて自己に接続される複数の火災感
知器及び発信機からの火災信号をとりまとめて自己のア
ドレスと共に受信機30に返送する。また、発信機34
a、・−34nが押された場合は対応する中継器32a
、・・・32nに火災信号を出力すると同時に、確認線
36を介して発信機が押された旨の確認信号を受信機3
0に出力する。中継器32a、・・・32nのそれぞれ
には避難誘導装置35a、・・・35nが接続され、受
信機30からの指令に基づき対応する中継器からの駆動
信号により作動し、内蔵するブザー、非常灯及び誘導灯
等を駆動して避H誘導を行なう。
次に、受信機30の内部構成を説明する。信号線31に
対応して伝送回路37が設けられ、中継器32a、・・
・32nからの検出情報を受信し、信号処理回路38に
出力する。また、伝送回路37は信号処理回路38から
の指令に基づいてポーリング方式により各中継器32a
、・・・32nからの検出情報を収集する。信号処理回
路38は伝送回路37からの検出情報を信号処理してマ
イクロコンピュータを内蔵した蓄積制御部39に送出す
る。
蓄積制御部39は蓄積回路を内蔵しており、信号処理回
路38からの火・炎信号を受信すると、所定の蓄積時1
11T4のあいだ蓄積する。この蓄積制御部39の蓄積
機能を第6図を参照して具体的に説明すると、最初の火
災信号を受信してから禁止時間T5(T5<T4)のあ
いだ火災判断を禁止し、禁止時間T5経過後、電源供給
を遮断する旨の遮断信号を伝送回路37に出力する。蓄
積制御部39は遮断時間T6経過後、且つ蓄積時間T4
のあいだに再び火災信号を受信した場合に火災と判断し
、警報回路41を駆動して火災を警報する。また、同時
に信号処理回路38及び伝送回路37を駆動し、火災信
号を返送した中継器のアドレスを指定して、対応する避
難誘導装置の駆動を指令する。40は発信機受信回路で
あり、確認線36を介して得られる発信機34a、・・
・34nからの発信機が押された旨の確認信号を受信し
て蓄積制御部39に出力する。蓄積制御部39は発信機
受信回路40からの信号が得られた場合には、蓄積する
ことなく直ちに火災と判断する。42は復旧スイッチで
ある。
第5図は蓄積制御部39の内部構成を示したブロック図
である。45は定電圧電源であり、回路部に電源を供給
する。46はクロック発生回路47と、りOツク発生回
路47からの基準クロックを計数して体躯動作するタイ
マ回路48とで構成され、マイクロコンピュータを内蔵
した制御回路49からの制御指令に基づいて蓄積機能が
制御される。具体的に説明すると、制御回路49からの
指令に基づいてタイマ回路48がタイマ動作を開始し、
所定の蓄積時間T4のあいだ蓄積動作中である旨を制御
回路49に返送する。また、制御回路49には火災信号
の第1報目の蓄積完了、即ち火災を判別する判別部50
が設けられ、判別部50からの指令で蓄積禁止手段51
を駆動してタイマ回路48にリセット信号を出力し、タ
イマ回路48のタイマ動作をリセットすることにより蓄
積回路46の蓄積機能を禁止する。52は電源遮断駆動
回路であり、制御回路49からの指令に基づいて電源供
給を遮断する旨の遮断信号を遮断時間T6のあいだ伝送
回路37に出力する。53は警報駆動回路であり、制御
回路49が火災判断したとき警報回路41に対して駆動
信号を出力する。
54は火災信号受信回路であり、信号処理回路38から
の火災信号を受信して制御回路49に出力する。55は
復旧信号受信回路であり、復旧スイッチ42の操作によ
る復旧信号を受信して制御回路49に信号出力する。5
6は発信機信号受信回路であり、発信機34a、・・・
34nが押された旨の確認信号、即ち発信機信号を受信
して制御回路49に信号出力する。
第6図は第4図の動作を示したタイミングチャートであ
る。
第6図を参照して動作を説明する。まず、時刻t4にお
いて火災感知器33aが火災を検出したとすると、中継
器32aは受信機30からの呼出しに応じて火災信号を
自己のアドレスと共に返送する。受信機30では信号処
理回路38が伝送回路37を介して得られる中継器32
aからの火災情報を信号処理して蓄積制御部39に出力
する。
蓄積制御部39では制御回路49が火災信号受信回路5
4からの火災信号を入力すると、蓄積回路46に対して
蓄積動作の開始を指令する。また、制御回路49は時刻
t4から禁止時間T5が経過すると電源遮断駆動回路5
2を駆動して電源供給を遮断する旨の遮断信号を伝送回
路37に出力する。中継器32aでは伝送回路37から
の遮断信号を受信すると遮断時間T6のあいだ火災感知
器33aに対する電源供給を遮断して火災検出動作を復
旧させる。一方、制御回路49は時刻t4から蓄積時間
T4のあいだに亘って蓄積回路46からの蓄積動作中で
ある旨の信号を入力しており、遮断時間T6経過後、且
つ蓄積時間14以内となる時刻t5において再び火災感
知器33aからの火災信号を受信すると火災と判断し、
警報駆動回路53を駆動して警報回路41に火災警報を
指令する。また同時に信号処理回路38及び伝送回路3
7を駆動して、火災信号を返送した中継器32aのアド
レスを指定して対応する避難誘導装置35aの避難誘導
開始を指令する。また、制御回路49に設けた判別部5
0は遮断時間T6経過後に再度火災信号が得られたこと
で火災信号の第1報目の蓄積完了を判別し、蓄積禁止手
段51に信号出力する。蓄積禁止手段51は判別部50
がらの信号を入力するとリセット信号をタイマ回路48
に出力して、タイマ回路48のタイマ動作をリセットす
ることで蓄積回路46の蓄積機能を禁止する。
次に、火災が拡大して第6図に示したように時刻t6に
おいて火災感知器33nが火災を検出したとすると、中
継器32nは火災感知器33nからの火災信号を自己の
アドレスと共に受信機30に返送する。受信機30では
信号処理回路38が伝送回路37を介して得られる中継
器32nからの火災信号を信号処理して、蓄積制御部3
9に出力する。蓄積制御部39では火災信号受信回路5
4が信号処理回路38を介して得られる火災感知器33
nから、の火災信号を識別して制御回路49に出力する
。制御回路49は時刻t5において蓄積回路46の蓄積
機能を禁止されたことにより、時刻t5以後においては
火災感知器からの火災信号を受信した時点で直ちに火災
判断する。即ち、時刻t6に得られた火災感知器33n
からの火災信号に基づいて直ちに火災と判断し、警報回
路41を駆動して火災警報を指令する。と同時に信号処
理回路38及び伝送回路37を駆動し、火災信号を返送
した中継器32nのアドレスを指定して対応する避難誘
導装f135nの駆動開始を指令する。
次に、例えば発信機34aが押された場合については、
中継器32aを介して伝送回路37に火災信号が出力さ
れると共に確認線36を介して発信機受信回路40に確
認信号が出力される。受信機30内の蓄積制御部39へ
は火災信号受信回路54より火災信号、及び発信機信号
受信回路56より確認信号が制御部49に入力される。
制御部49では確認信号の入力により発信機が押された
ことを判別して、判別部50から蓄積禁止手段51に信
号出力し、蓄積回路46の蓄積機能を禁止させる。これ
により発信機が押された場合は直ちに火災警報を指令す
る。
更に、復旧スイッチ42を一時点に閉成することにより
、電源供給を遮断して制御部49をリセットし初期状態
とさせて最初から動作させる。
尚、いずれの実施例においても感知器を自己保持タイプ
としたため、蓄積開始時に一痕電源遮断して感知器を一
時復旧させてから再度火災信号がくるかどうかにより蓄
積回路を構成していたが、感知器が自己保持タイプでな
く火災を検出しているあいだだけ火災信号を出力するタ
イプであれば、蓄積回路回路を所定時間のあいだ火災信
号が入力されるかどうかを判断すればよく、電源遮断回
路が不要となる。このような蓄積回路を有する受信機で
も本発明の思想を適用できる。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明によれば、受信機から引
き出された信号線に複数の火災感知器を接続し、火災感
知器からの火災信号を受信して蓄積制御部で所定時間蓄
積し、火災と判断したとき火災を警報する蓄積型火災警
報設備において、火災信号の第1報目の蓄積完了を判別
部で判別すると蓄積禁止手段を駆動して蓄積制御部の蓄
積機能を禁止するようにしたことで、火災信号の第1報
目を受信して実火災であるこを判別した場合には、その
後に得られる火災信号に対する受信処理及び警報発令を
早くして、迅速な避難誘導を講することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した全体構成図、第2図
は第1図の蓄積制御部の内部構成を示したブロック図、
第3図は第1図の動作を示したタイミングチャート、第
4図は本発明の他の実施例を示した全体構成図、第5図
は第4図の蓄積制御部の内部構成を示したブロック図、
第6図は第4図の動作を示したタイミングチャートであ
る。 1.30:受信機 2a、・・・2n、31:信号線 3:コモン線 4a、・・・4n % 33a 、・・・33n:火災
感知器5a、・・・5n、34a、・・・34n:発信
機(3a、・・・6n%35a、・・・35n:避難誘
導装置8.36:確認線 9a、・・・90:火災受信回路 10a、・・・10n、39:蓄積制御部11a 、R
Ya 、−RYn %RLa 、 ・RLn :リレー
接点 11:発信機受信回路 12a 、−・・12n:a断すレー 13a、・・−13n:警報部 14.17.45:定電圧電源 15.42:復旧スイッチ 16:論理和回路 18.46:蓄積回路 19.47:基準クロック発生回路 20.48:タイマ回路 49:制御回路 50:判別部 23.52:電源遮断駆動回路 24.53:警報部駆動回路 25:蓄積禁止指令手段 26.54:火災信号受信回路 27.56:発信機信号受信回路 28.55:復旧信号受信回路 29:蓄積禁止信号受信回路 32a、・・・32n:中継器 37:伝送回路 38:信号処理回路 41:警報回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 受信機から複数の監視区域に対して引き出された信号線
    に複数の火災感知器を接続し、該火災感知器よりの火災
    信号を受信して蓄積回路で所定時間蓄積し、火災と判断
    したとき監視区域に対応して火災を警報する蓄積型火災
    警報設備において、前記受信機に火災信号の第1報目の
    蓄積完了を判別したときに前記蓄積回路の蓄積機能を禁
    止する蓄積禁止手段を備え、以後得られる火災信号に基
    づいて直ちに火災判断するようにしたことを特徴とする
    蓄積型火災警報設備。
JP6468485A 1985-03-28 1985-03-28 蓄積型火災警報設備 Granted JPS61221997A (ja)

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