JPS61220404A - Ptcセラミツクヒ−タ− - Google Patents
Ptcセラミツクヒ−タ−Info
- Publication number
- JPS61220404A JPS61220404A JP60060935A JP6093585A JPS61220404A JP S61220404 A JPS61220404 A JP S61220404A JP 60060935 A JP60060935 A JP 60060935A JP 6093585 A JP6093585 A JP 6093585A JP S61220404 A JPS61220404 A JP S61220404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ptc
- heater
- ceramic heater
- resistivity
- ptc ceramic
- Prior art date
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- Pending
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、物質の加熱あるいは暖房などに使用される自
己制御可能なPTCヒーターに関するものである。
己制御可能なPTCヒーターに関するものである。
PTCヒーターとはヒーター材料自身の電気抵抗が正の
大きな温度係数(PTC特性)を有しそのために、一定
電圧でヒーターを駆動した場合一定の温度で保持するこ
とが可能となる。
大きな温度係数(PTC特性)を有しそのために、一定
電圧でヒーターを駆動した場合一定の温度で保持するこ
とが可能となる。
従来PTCヒーター材料としては、BaTiOsにLa
。
。
Ce 、Sr 、Pbその他の酸化物をドープし半導体
化させたセラミックスが知られている。微量の酸化物を
ドープしたBaTl0aがPTC%性を示す理由は、結
晶粒界のシ冒ットキー障壁がキューリ一点以下において
は粒界の強誘電性のため低くなっているが、キューリ一
点以上においては誘電率が低下するためシ冒ットキー障
壁が高くなり抵抗の急増が起こると考えられている。B
aTiO3系セラミックスの場合、キューリ一点は通常
lOO〜120℃であるがこのキューリ一点は添加する
酸化物の種類によって変化し例えば添加物がpb酸化物
の場合高温側に変化し、又Sr酸化物の場合低温側に変
化する。
化させたセラミックスが知られている。微量の酸化物を
ドープしたBaTl0aがPTC%性を示す理由は、結
晶粒界のシ冒ットキー障壁がキューリ一点以下において
は粒界の強誘電性のため低くなっているが、キューリ一
点以上においては誘電率が低下するためシ冒ットキー障
壁が高くなり抵抗の急増が起こると考えられている。B
aTiO3系セラミックスの場合、キューリ一点は通常
lOO〜120℃であるがこのキューリ一点は添加する
酸化物の種類によって変化し例えば添加物がpb酸化物
の場合高温側に変化し、又Sr酸化物の場合低温側に変
化する。
このようにBaTi0a系セラミツクスのPTC特性は
結晶粒界の現象に起因するため、バルクの多結晶体にお
いてのみ得られるものであった。
結晶粒界の現象に起因するため、バルクの多結晶体にお
いてのみ得られるものであった。
またBaTi0a系セラミツクスの室温抵抗率は現在得
られている最も低いものでも10’Ω二程度でありヒー
ターとして通電する場合、ヒーターの抵抗値を下げる必
要がありヒーター形状が限られたものしか得られないと
いう欠点がめった。
られている最も低いものでも10’Ω二程度でありヒー
ターとして通電する場合、ヒーターの抵抗値を下げる必
要がありヒーター形状が限られたものしか得られないと
いう欠点がめった。
本発明は、上記欠点を鑑みてなされたもので、室温抵抗
率が低く、面状、棒状等任意の形状のPTCヒーターを
提供することを目的とする。
率が低く、面状、棒状等任意の形状のPTCヒーターを
提供することを目的とする。
Cr、Sc、Alの少なくとも1種を添加したv203
においては、室温から200°C付近の温度領域で金属
〜絶縁体転移に起因する比抵抗のPTCe性が存在する
ことが知られている。しかしながら同材料は大型の単結
晶を得ることは困難である。またその多結晶焼結体は焼
結性が低く高密度のセラミックスを得ることは困難で、
PTC%性の低抵抗状態の比抵抗は単結晶試料で得られ
る値の10倍程度も高く、シたがって高いPTC倍率を
得ることは困難であった。
においては、室温から200°C付近の温度領域で金属
〜絶縁体転移に起因する比抵抗のPTCe性が存在する
ことが知られている。しかしながら同材料は大型の単結
晶を得ることは困難である。またその多結晶焼結体は焼
結性が低く高密度のセラミックスを得ることは困難で、
PTC%性の低抵抗状態の比抵抗は単結晶試料で得られ
る値の10倍程度も高く、シたがって高いPTC倍率を
得ることは困難であった。
本願用1の発明によるPTCヒーターは、(Vl−xA
z)2o3ただしく0≦x≦0.02.AはCr、Sc
及びMの少なくとも一橋)なる組成にSn。
z)2o3ただしく0≦x≦0.02.AはCr、Sc
及びMの少なくとも一橋)なる組成にSn。
Cu 、Fe g Co *Niを1〜25重量%含有
したPTC抵抗抵抗体用セラミツ2物成物り(Vt−z
Crz)z03に上記Sn 、Cu 、Fe 、 Co
、Ni 、から選ばれた少なくとも1種の金属を添加
することにより、焼結性を高めるとともにPTC%性を
改善するものである。上記金属は1400℃〜1600
℃の焼結温度及び焼結雰囲気中においては金属として安
定であシ(Vt−2Crz)20aの粒間に液相として
介在し焼結促進の効果を有するものである。また焼結の
のち得られた焼結体においては、上記金属析出相は、
PTC特性における低抵抗領域の比抵抗を低減する効果
がある。
したPTC抵抗抵抗体用セラミツ2物成物り(Vt−z
Crz)z03に上記Sn 、Cu 、Fe 、 Co
、Ni 、から選ばれた少なくとも1種の金属を添加
することにより、焼結性を高めるとともにPTC%性を
改善するものである。上記金属は1400℃〜1600
℃の焼結温度及び焼結雰囲気中においては金属として安
定であシ(Vt−2Crz)20aの粒間に液相として
介在し焼結促進の効果を有するものである。また焼結の
のち得られた焼結体においては、上記金属析出相は、
PTC特性における低抵抗領域の比抵抗を低減する効果
がある。
このようにして得られるセラミック素体は緻密に焼結さ
れ、低抵抗状態における比抵抗値が低く、非常に優れた
ものとなる。
れ、低抵抗状態における比抵抗値が低く、非常に優れた
ものとなる。
なお本発明における組成成分の限定理由は以下の如くで
ある。A添加量XはPTC%性に直接影響をあたえるも
のであり0≦x≦0.020の範囲PTc特性を示すも
のである。特にX≧0.001が好ましい。
ある。A添加量XはPTC%性に直接影響をあたえるも
のであり0≦x≦0.020の範囲PTc特性を示すも
のである。特にX≧0.001が好ましい。
ざらにA添加量Xの値によりPTC変化を示す温度を室
温から約150°Cの間で任意に設定することができる
。
温から約150°Cの間で任意に設定することができる
。
また前記金属の添加が1重量%より少ない場合は焼結性
向上の効果はなく、また25重量%を超える場合にはP
TC特性における比抵抗の最大値が著しく低下し比抵抗
変化の倍率が低下し望ましくない。
向上の効果はなく、また25重量%を超える場合にはP
TC特性における比抵抗の最大値が著しく低下し比抵抗
変化の倍率が低下し望ましくない。
なお、AはCr 、Sc及びAlの少なくとも1種であ
るが、 Cr、AI、Seの総和が前記Xの範囲内であ
れば、その比率は適宜決定できる。
るが、 Cr、AI、Seの総和が前記Xの範囲内であ
れば、その比率は適宜決定できる。
本願用2の発明は本願用1の発明で示した導電性粉末を
ペースト化し面状等任意のヒーター形状を得るものであ
る。また本願用2の発明において添加する金属はペース
トの焼付は性の向上もしくは、抵抗値の調整に有効なも
のである。
ペースト化し面状等任意のヒーター形状を得るものであ
る。また本願用2の発明において添加する金属はペース
トの焼付は性の向上もしくは、抵抗値の調整に有効なも
のである。
本発明によるPTCヒーターは、電気抵抗が室温で10
〜10 Ωaと導電性にすぐれ、本願用2の発明によれ
ば任意の形状のヒーターとして用いることができる。
〜10 Ωaと導電性にすぐれ、本願用2の発明によれ
ば任意の形状のヒーターとして用いることができる。
以下本発明を実施例をあげ詳細に説明する。
実施例1〜7 比較例8〜9
第1表に示す組成となるように原料のv2o5゜Cr2
0a 5sn02 、Fe2O3、CuO,Coo、N
lO,Al20a +5czOaを適宜秤量した後、湿
式ボールミルで45時間混合・粉砕をおこなったのち、
水素気流中で600’02時間のちに1000℃3時間
保持して還元をおこなった。得られた粉末に有機バイン
ダーを加えて加圧成形後水素気流中1400”04時間
の焼結をおこない試料とした。また第1表に示す如く比
較例としてSnを添加しない試料、またCr過剰の組成
をもつ試料を同様の方法で作製し測定した。
0a 5sn02 、Fe2O3、CuO,Coo、N
lO,Al20a +5czOaを適宜秤量した後、湿
式ボールミルで45時間混合・粉砕をおこなったのち、
水素気流中で600’02時間のちに1000℃3時間
保持して還元をおこなった。得られた粉末に有機バイン
ダーを加えて加圧成形後水素気流中1400”04時間
の焼結をおこない試料とした。また第1表に示す如く比
較例としてSnを添加しない試料、またCr過剰の組成
をもつ試料を同様の方法で作製し測定した。
焼結して得た試料の形状は、10φ×1oolの円柱状
とし、両端部にNiメッキを施し電極として用いた。
とし、両端部にNiメッキを施し電極として用いた。
これらの試料の電気抵抗の温度特性は、 HP社インピ
ーダンスメータを用いて行った。
ーダンスメータを用いて行った。
以下余白
実施例10
実施例1に示した組成の導電性粉末90重量優に低融点
ガラス粉末10重量−を加え混合した後エチルセルロー
ス、テレビオールを加え、三段ロールで混練しペースト
とした。
ガラス粉末10重量−を加え混合した後エチルセルロー
ス、テレビオールを加え、三段ロールで混練しペースト
とした。
実施例11
同じ〈実施例1に示した組成の導電性粉末70重量−に
ポリイミド30重量%を加えペーストとした。
ポリイミド30重量%を加えペーストとした。
これらのペーストをアルミナ基板又は、結晶化ガラス基
板上にスクリーン印刷し100℃30分間乾燥し400
〜1000℃で焼成し、導体層の一部にニッケルメッキ
を施し電極を設はヒーターとした。
板上にスクリーン印刷し100℃30分間乾燥し400
〜1000℃で焼成し、導体層の一部にニッケルメッキ
を施し電極を設はヒーターとした。
上記第1表中にこれら導電体の室温における抵抗率及び
PTC変化率を併せて示す。
PTC変化率を併せて示す。
第1表に示すように本発明のPTCk−ターは抵抗率が
低く、ヒーター形状は、任意のものが得られる。−例と
して実施例10に示したペーストの抵抗率温度依存性を
第1図に示す。本ヒーターは約85℃から比抵抗が急増
する十分なPTC特性を示していることがわかる。
低く、ヒーター形状は、任意のものが得られる。−例と
して実施例10に示したペーストの抵抗率温度依存性を
第1図に示す。本ヒーターは約85℃から比抵抗が急増
する十分なPTC特性を示していることがわかる。
以上のべた如く、本発明によれば低い抵抗率を持ち、任
意の形状のPTCヒーターを得ることが可能となる。
意の形状のPTCヒーターを得ることが可能となる。
第1@は、本発明の一実施例における電気抵抗率の温度
依存性を示す曲線図。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)
依存性を示す曲線図。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)
Claims (2)
- (1)(V_1_−_xA_x)_2O_3 0≦x≦
0.02ただしAはCr、Al及びScから選ばれた少
なくとも一種の組成式で表わされる酸化物に対しSn、
Cu、Fe、Co、Niから選ばれた少なくとも一種を
1〜25重量%含有したことを特徴とするPTCセラミ
ックヒーター - (2)(V_1_−_xA_x)_2O_3 0≦x≦
0.02ただしAはCr、Al及びScから選ばれた少
なくとも一種の組成式で表わされる酸化物に対し、Sn
、Cu、Fe、Co、Niから選ばれた少なくとも一種
を1〜25重量%含有した導電性粉末とバインダー及び
樹脂又はガラスとを混合、ペースト化し、基板上に印刷
、焼付けて得られることを特徴とするPTCセラミック
ヒーター
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60060935A JPS61220404A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | Ptcセラミツクヒ−タ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60060935A JPS61220404A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | Ptcセラミツクヒ−タ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61220404A true JPS61220404A (ja) | 1986-09-30 |
Family
ID=13156729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60060935A Pending JPS61220404A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | Ptcセラミツクヒ−タ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61220404A (ja) |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP60060935A patent/JPS61220404A/ja active Pending
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