JPS62152104A - Ptcセラミツク抵抗体 - Google Patents
Ptcセラミツク抵抗体Info
- Publication number
- JPS62152104A JPS62152104A JP60292024A JP29202485A JPS62152104A JP S62152104 A JPS62152104 A JP S62152104A JP 60292024 A JP60292024 A JP 60292024A JP 29202485 A JP29202485 A JP 29202485A JP S62152104 A JPS62152104 A JP S62152104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ptc
- ceramic resistor
- room temperature
- resistance
- ptc ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はPTC抵抗体用セラミック組成物に関する。
近年CrあるいはAI!を添加したV、O8における金
属−絶縁体転移だ伴なう比抵抗のPTC特性を応用した
PTC抵抗体が研究されている。これは室温抵抗率が1
0−3Ω口と低く、室温から100’O付近の温度域で
PTC特性を示すため、大電流用途の過電流制限素子等
の材料として良好な特性を有している。
属−絶縁体転移だ伴なう比抵抗のPTC特性を応用した
PTC抵抗体が研究されている。これは室温抵抗率が1
0−3Ω口と低く、室温から100’O付近の温度域で
PTC特性を示すため、大電流用途の過電流制限素子等
の材料として良好な特性を有している。
しかしながらPTC抵抗体を用いる用途によっては、そ
の室温抵抗率が過度に小さく、素子長の過大あるいは電
極接合部の界面抵抗が問題となる場合がある。またPT
C抵抗特性を利用した自己温度補償型の発熱体として用
いる場合もその低い室温抵抗率が問題となる場合がある
。
の室温抵抗率が過度に小さく、素子長の過大あるいは電
極接合部の界面抵抗が問題となる場合がある。またPT
C抵抗特性を利用した自己温度補償型の発熱体として用
いる場合もその低い室温抵抗率が問題となる場合がある
。
本発明は上記問題点を考慮してなされたものであってv
20.を主体とするPTCセラミック抵抗体において、
その室温抵抗率を用途に適した値に上昇させることを目
的とする。
20.を主体とするPTCセラミック抵抗体において、
その室温抵抗率を用途に適した値に上昇させることを目
的とする。
本発明は(Vl−x Ax )t Os (ただしAは
Cr及びAlから選ばれた少なくとも1種)にY2O,
を1〜60%添加することにより、焼結体中に(V、−
x Ax )gosに比較して高抵抗率示すYVO,を
生成させて、焼結体の呈温抵抗率金上昇させ、適度な室
温抵抗率としたp’rcセラミック抵抗体である。
Cr及びAlから選ばれた少なくとも1種)にY2O,
を1〜60%添加することにより、焼結体中に(V、−
x Ax )gosに比較して高抵抗率示すYVO,を
生成させて、焼結体の呈温抵抗率金上昇させ、適度な室
温抵抗率としたp’rcセラミック抵抗体である。
添加したY2O,はv、0.とは固溶せずに、高抵抗の
YVO3を生成して(’/I−x Ax)t’sの粒間
に存在して室温抵抗率の上昇をもたらすものである。
YVO3を生成して(’/I−x Ax)t’sの粒間
に存在して室温抵抗率の上昇をもたらすものである。
またさらにFe、Co、Ni、Cu、Snのうち少なく
とも14を添加すると、焼結時の温度、雰囲気で液相を
形成して、焼結性を高め緻密な焼結体を得ることができ
る。
とも14を添加すると、焼結時の温度、雰囲気で液相を
形成して、焼結性を高め緻密な焼結体を得ることができ
る。
さらにW、Moのうち少なくとも1種の添加は、焼結体
の結晶粒の制御に有効であシ、小径で粒径の均一な結晶
粒をもたらし、焼結体の強度、耐熱衝撃性の向上をもた
らすものである。
の結晶粒の制御に有効であシ、小径で粒径の均一な結晶
粒をもたらし、焼結体の強度、耐熱衝撃性の向上をもた
らすものである。
本発明におけるセラミックPTC組成物は以下のように
して製造することができる。
して製造することができる。
Y2O5+ Cr2O5+ AA’20s l Y2O
,およびFe、Co、Ni、Cu。
,およびFe、Co、Ni、Cu。
Sn から選ばれた少なくとも1種の金属の酸化物、さ
らにWO,、MoO5から選ばれた少なくとも1櫨を混
合したのち水素気流中で還元する。
らにWO,、MoO5から選ばれた少なくとも1櫨を混
合したのち水素気流中で還元する。
ここで、Fe、Co、Ni、Cu、Sn及びW、Moを
酸化物のかたちで添加することは、混合を容易にし均一
な組成を得るために有効である。
酸化物のかたちで添加することは、混合を容易にし均一
な組成を得るために有効である。
得られた還元粉を加圧成形後例えば1500°Cで水素
中4時間保持し焼結する。
中4時間保持し焼結する。
また出発原粒としてV、0.を用い、これをcr2o、
IA/、0. 、Y、03.Fe、Co、Ni、CO,
Snから選ばれた少なくとも1種の金属の酸化物、さら
にWO,、MoO3から選ばれた少なくとも1種を混合
、粉砕して得られた粉体を直接加圧成形して水素気流中
で焼結してもよい。
IA/、0. 、Y、03.Fe、Co、Ni、CO,
Snから選ばれた少なくとも1種の金属の酸化物、さら
にWO,、MoO3から選ばれた少なくとも1種を混合
、粉砕して得られた粉体を直接加圧成形して水素気流中
で焼結してもよい。
なお本発明における組成成分の限定理由は以下の通りで
ある。
ある。
添加はY2O,に換算して1wt %以下では室温抵抗
率上昇の効果がなく、5Qwt%以上では焼結体に(V
+−x AX )* Osが存在しなくなシPTC抵抗
特性を示さなくなる。
率上昇の効果がなく、5Qwt%以上では焼結体に(V
+−x AX )* Osが存在しなくなシPTC抵抗
特性を示さなくなる。
A添加量XはPTC特性に直接影響をあたえるものであ
F) 0<x<0.020の範囲でPTC特性を示すも
のである。特にX″−1?0.001で効果的である。
F) 0<x<0.020の範囲でPTC特性を示すも
のである。特にX″−1?0.001で効果的である。
またFe、Co、Ni、Cu、Snからえらばれる少な
くとも1種の添加が25重量係を超える場合にはPTC
%性における比抵抗の最大値が低下し、比抵抗変化の倍
率が低下して望ましくない。少量の添加で効果が現われ
るが、0.1重量係以上で顕著である。
くとも1種の添加が25重量係を超える場合にはPTC
%性における比抵抗の最大値が低下し、比抵抗変化の倍
率が低下して望ましくない。少量の添加で効果が現われ
るが、0.1重量係以上で顕著である。
またW、Moから選ばれる少なくとも1種が10重f%
を超える場合には、抵抗変化率の低下ならびに焼結性の
低下が生じ望ましくない。少量の添加でその効果が現わ
れるが、0.1重量%以上でW著である。
を超える場合には、抵抗変化率の低下ならびに焼結性の
低下が生じ望ましくない。少量の添加でその効果が現わ
れるが、0.1重量%以上でW著である。
なおAはCr、Allの少なくとも1種であるが、cr
、Allの総和が前記Xの範囲内であれば、その比率は
適宜決定できる。
、Allの総和が前記Xの範囲内であれば、その比率は
適宜決定できる。
以上の如く本発明組成を選択することによりY2O,基
PTCセラミック抵抗体においてその室温抵抗率を上昇
せしめ、用途に適した室温抵抗率を有するPTCセラミ
ック抵抗体を得ることができる。
PTCセラミック抵抗体においてその室温抵抗率を上昇
せしめ、用途に適した室温抵抗率を有するPTCセラミ
ック抵抗体を得ることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
市販のY2O,+ Cr2Q、 l sno、 、 W
O3、Y2O3粉末を準備し第1表の組成となるよう各
々秤量した後、湿式ボールミルで45時間混合・粉砕を
おこなって得られた粉体に有機バインダーを加えて加圧
成形後、水素気流中1550℃4時間の焼結をおこない
焼結体を得た。
O3、Y2O3粉末を準備し第1表の組成となるよう各
々秤量した後、湿式ボールミルで45時間混合・粉砕を
おこなって得られた粉体に有機バインダーを加えて加圧
成形後、水素気流中1550℃4時間の焼結をおこない
焼結体を得た。
これを切断して断面5朋×4朋、長さ10趨の試料を得
、比抵抗の測定をおこなった。このときの室温抵抗率及
びPTC抵抗特性における抵抗率最大値を第1図にあわ
せて示す。
、比抵抗の測定をおこなった。このときの室温抵抗率及
びPTC抵抗特性における抵抗率最大値を第1図にあわ
せて示す。
また第1表に示す如< YzOsを添加しない組成及び
Y2O3過剰の組成を有する試料を同様の方法で作製し
、比較例として上記の測定をおこなった。
Y2O3過剰の組成を有する試料を同様の方法で作製し
、比較例として上記の測定をおこなった。
以上の結果をまとめて第1表に示す。
第1表に示すごとく本発明によるY、0.の除却ば、■
203基PTCセラミック抵抗体において、p’rc抵
抗変化率の低下をもたらすことなく、室温抵抗昂を変化
させ、用途に応じた適当な値を得ることを可能にするこ
とがわかる。′!た過剰なY2O,の添加ではPTCl
¥j性が消失することがわかる。
203基PTCセラミック抵抗体において、p’rc抵
抗変化率の低下をもたらすことなく、室温抵抗昂を変化
させ、用途に応じた適当な値を得ることを可能にするこ
とがわかる。′!た過剰なY2O,の添加ではPTCl
¥j性が消失することがわかる。
以下余白
Claims (2)
- (1)(V_1_−_xA_x)_2O_3 0≦x≦
0、02(ただしAはCr及びAlから選ばれた少なく
とも1種)の組成式であられされる基本組成に対し、イ
ットリウムをY_2O_3に換算して1〜60重量%含
有することを特徴とするPTCセラミック抵抗体。 - (2)特許請求の範囲第1項記載の組成にさらにa)F
e、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも1種を2
5重量%以下、 b)W、Moから選ばれた少なくとも1種を10重量%
以下、 の少なくとも一種を含有することを特徴とするPTCセ
ラミック抵抗体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60292024A JPS62152104A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | Ptcセラミツク抵抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60292024A JPS62152104A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | Ptcセラミツク抵抗体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152104A true JPS62152104A (ja) | 1987-07-07 |
Family
ID=17776544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60292024A Pending JPS62152104A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | Ptcセラミツク抵抗体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62152104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866472A3 (en) * | 1997-03-19 | 1999-08-18 | Denso Corporation | Wide-range type thermistor element and method of producing the same |
US6740261B1 (en) | 1997-03-19 | 2004-05-25 | Denso Corporation | Wide-range type thermistor element and method of producing the same |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60292024A patent/JPS62152104A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866472A3 (en) * | 1997-03-19 | 1999-08-18 | Denso Corporation | Wide-range type thermistor element and method of producing the same |
US6740261B1 (en) | 1997-03-19 | 2004-05-25 | Denso Corporation | Wide-range type thermistor element and method of producing the same |
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