JP3598177B2 - 電圧非直線性抵抗体磁器 - Google Patents

電圧非直線性抵抗体磁器 Download PDF

Info

Publication number
JP3598177B2
JP3598177B2 JP14989996A JP14989996A JP3598177B2 JP 3598177 B2 JP3598177 B2 JP 3598177B2 JP 14989996 A JP14989996 A JP 14989996A JP 14989996 A JP14989996 A JP 14989996A JP 3598177 B2 JP3598177 B2 JP 3598177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varistor
component
voltage
temperature
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14989996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09100157A (ja
Inventor
正 小笠原
稔男 丸井
大 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP14989996A priority Critical patent/JP3598177B2/ja
Publication of JPH09100157A publication Critical patent/JPH09100157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598177B2 publication Critical patent/JP3598177B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧非直線性抵抗体(以下、バリスタという)に関し、特に、Sr、Ba、Ca、Tiを主成分とし、バリスタに用いる磁器に関する。
【0002】
【従来の技術】
バリスタは、印加電圧の変化に応じて抵抗値が非直線的に変わる抵抗素子であり、具体的には、ある電圧値以上の電圧が印加されると抵抗値が急激に低下する抵抗素子である。電子機器で発生する異常電圧やノイズ等を吸収または除去するために、従来種々のバリスタが使用されている。
【0003】
例えば、Sr、Tiを主成分とするバリスタは、抵抗値の非直線的動作に加えてコンデンサ機能も有するので、異常電圧、ノイズ等の吸収または除去に好適である。しかし、このバリスタは、温度上昇に伴ないバリスタ電圧値(抵抗値が急激に低下する電圧値)が低下するという問題があった。このため、周囲温度の上昇や自己発熱等により、バリスタに過大電流が流れたり熱暴走を起こしたりすることがあった。
【0004】
この問題を改善したものとして、特開平3−45559号公報に記載されているSr、Ba、Ca、Tiを主成分とするバリスタがある。このバリスタでは、温度上昇に伴ないバリスタ電圧値が上昇するか、またはほとんど変動しないため、周囲温度の上昇や自己発熱等によりバリスタに過大電流が流れたり熱暴走が生じたりすることを防止できる。また、このバリスタでは、焼結により得られた半導体磁器に熱処理(再酸化処理)を施し、この際の処理温度の設定により、所望のバリスタ電圧を示すバリスタを得ている。したがって、同一の半導体磁器に異なった温度の熱処理を施すことにより、異なったバリスタ電圧値を有するバリスタを得ることができる。
【0005】
バリスタとしての性能は、非直線係数αで表わされる。αは、一般に、E10(バリスタに10mAの電流を流した場合の印加電圧値)およびE1(バリスタに1mAの電流を流した場合の印加電圧値)を用いて
α=1/log(E10/E1)
で表わされる値である。
【0006】
上記特開平3−45559号公報記載のバリスタでは、同一組成を用いて広い電圧域において十分な非直線係数αを確保することができなかった。例えば、バリスタ電圧をE10としたとき、E10が2Vから20Vの間の値となるように熱処理温度を制御してバリスタを作製した場合、E10を2V近傍とした場合に十分なαを確保することができる半導体磁器では20V近傍において十分なαを確保することができず、逆に20V近傍で十分なαを確保することができる半導体磁器では2V近傍において十分なαを確保することができなかった。
【0007】
したがって、同公報記載のバリスタにおいて、熱処理温度の設定を変えることによりE10値を2Vから20Vの範囲で変えた場合に、すべての電圧値で十分なαを確保するためには、組成の異なる複数種の半導体磁器を用意しなければならなかった。
【0008】
また、同公報記載のバリスタでは熱処理温度の変化に対するE10値の変化率が大きいため、目標とするE10値とするためには熱処理温度を厳密に管理しなければならず、製造が容易ではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、組成を変えずに熱処理(再酸化処理)温度を変えることによってバリスタ電圧値(抵抗値が急激に低下する電圧値)を制御したときに、広範囲のバリスタ電圧値において十分な非直線係数αが確保できると共に、熱処理温度の変化に対するバリスタ電圧値の依存性が小さく熱処理の際の温度管理が容易な電圧非直線性抵抗体磁器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)、(2)の構成により達成される。
(1)第1成分として
式(Sr(1−x−y)BaCaTiO
(ただし、上記式においてx、y、zはモル比を表わし、
0.3<x≦0.9、
0.1≦y≦0.5、
x+y≦1、
0.84<z<1.16
である)
で表わされる酸化物を85〜99.997モル%含み、
第2成分としてNb、Ta、W、MnおよびR(RはYおよびランタニド)の各酸化物から選択される少なくとも1種を、それぞれNb、Ta、WO、MnOおよびR(ただし、RがPrのときはR11、RがCeのときはRO)に換算して0.001〜5.000モル%含み、
第3成分としてSiOを0.001〜5.000モル%含み、
第4成分としてMgの酸化物をMgOに換算して0.30〜3.0モル%含む電圧非直線性抵抗体磁器。
(2)20℃におけるE10(10mAの電流を流した場合の印加電圧値)が2V、5V、10Vおよび20Vであるときの非直線係数をそれぞれα、α、α10およびα20としたとき、
αが2.0以上、
αが3.0以上、
α10が3.5以上、
α20が4.0以上
である上記(1)の電圧非直線性抵抗体磁器。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
【0012】
本発明の電圧非直線性抵抗体磁器は、下記の第1成分、第2成分、第3成分および第4成分を含む。第1成分は磁器の主成分であり、第2成分は半導体化に寄与する金属酸化物であり、第3成分は主にα値の向上および焼結性の改善に寄与するものであり、第4成分は、非直線係数αを向上させ、また、熱処理の処理温度に対するバリスタ電圧値の依存性を小さくするものである。
【0013】
第1成分は
式 (Sr(1−x−y) Ba Ca TiO
(ただし、上記式においてx、y、zはモル比を表わし、
0.3<x≦0.9、
0.1≦y≦0.5、
x+y≦1、
0.84<z<1.16
である)
で表わされる酸化物であり、85〜99.997モル%含まれる。
【0014】
第2成分はNb、Ta、W、MnおよびR{RはYおよびランタニド(La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu)}の各酸化物から選択される少なくとも1種であり、0.001〜5.000モル%含まれる。第2成分の含有量は、Nb、Ta、W、Mnの各酸化物をそれぞれNb 、Ta 、WO 、MnOに換算し、Rの酸化物をそれぞれY 、La 、CeO 、Pr11、Nd 、Sm 、Eu 、Gd 、Tb 、Dy 、Ho 、Er 、Tm 、Yb およびLu に換算したときの値である。
【0015】
第3成分はSiO であり、0.001〜5.000モル%含まれる。
【0016】
第4成分はMgの酸化物であり、MgOに換算して0.001〜5.000モル%含まれる。
【0017】
各成分を上記のように含有することにより、広範囲のバリスタ電圧値において十分な非直線係数αを確保することができると共に、熱処理をする際の温度管理が容易となり生産歩留まりを向上させることができる。
【0018】
上記説明においては、第1成分と第2成分と第3成分と第4成分との合計は100モル%としてあるが、本発明の磁器中には微量添加物ないし不可避的不純物として他の元素が含まれていてもよい。このような元素としては、例えばFe、Na、P、Al、Kなどが挙げられる。これらの元素は、通常、酸化物として存在する。
【0019】
本発明の磁器は、多結晶体であり、結晶粒は第1成分を主体とするペロブスカイト型結晶から構成される。第1成分以外の各成分は、一部は結晶粒に固溶してペロブスカイト型結晶に入っており、また、一部は結晶粒界に酸化物あるいは複合酸化物として存在している。例えば、Ba、Ca、Sr、Ti、Nb、Ta、Y、ランタニドは結晶粒内に多く存在しており、W、Mn、Si、Mgは結晶粒界に多く存在している。
【0020】
本発明の磁器の平均結晶粒径は、通常、1〜10μm 、特に2〜6μm 程度である。
【0021】
本発明の磁器は、原料粉末を、混合、仮焼、粉砕、成型、還元焼成、再酸化の順に処理することにより得られる。
【0022】
原料粉末には、通常、磁器の構成元素それぞれの化合物の粉末を用いる。原料粉末は、酸化物または焼成により酸化物となる化合物、例えば、炭酸塩、水酸化物等を用いることができる。例えば、第4成分の原料としては、MgCO 、MgTi 、Mg TiO 、Mg SiO 、MgSiO 、MgO、MgCl 、Mg(OH) 、Mg(NO 、アルコキシド{例えば(CH O) Mg}等のマグネシウム化合物の少なくとも1種を用いることができる。原料粉末の平均粒径は、通常、0.2〜5μm 程度とする。
【0023】
まず、原料粉末を、最終組成が前記組成となるように秤量し、通常、湿式混合する。次いで、脱水処理した後、乾燥し、1080〜1250℃程度で2〜4時間程度仮焼成する。次いで、仮焼成物を粉砕した後、有機結合剤を加え、さらに水、pH調整剤、保湿剤等を加えて混合する。次いで、混合物を成型し、脱脂した後、還元雰囲気中で1250〜1380℃程度で2〜4時間程度焼成して半導体磁器を得る。
【0024】
なお、第3成分および第4成分の各原料粉末については、仮焼成後の混合の際に添加してもよい。
【0025】
このようにして得られた半導体磁器に対し、目的に応じた適当なバリスタ電圧が得られるように、空気等の酸化性雰囲気中において熱処理(再酸化処理)を施す。この熱処理により、表層部分に絶縁層が形成される。バリスタ特性は、この絶縁層の存在により発現する。この絶縁層が厚いとαおよびバリスタ電圧が大きくなり、薄いとαおよびバリスタ電圧が小さくなるので、製品として要求される特性に応じ、絶縁層が適当な厚さとなるように熱処理条件を適宜選択すればよい。
【0026】
熱処理後、両主面に電極を形成し、バリスタとする。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0028】
<実施例1:第4成分添加量による比較>
まず、原料としてSrCO 、BaCO 、CaCO 、TiO 、Nb 、SiO 、MgCO を、表1に示す組成(第1〜4成分の合計は100モル%)となるようにそれぞれ換算して秤量し、配合した後、ボールミルを用いて10〜20時間混合し、脱水、乾燥した。
【0029】
得られた混合物を1100℃で仮焼成した後、粗粉砕し、再度、ボールミルにより10〜20時間混合した後、脱水、乾燥した。次いで、混合物に対し1.0〜1.5重量%のポリビニルアルコールを有機結合剤として混合して造粒し、成型圧力2t/cm で成型して、直径7mm、厚さ1mmの成型体を作製した。
【0030】
続いて、成型体を脱脂した後、N (95容積%)+H (5容積%)の還元雰囲気中において、約1350℃で4時間の焼成を行い、半導体磁器を得た。次いで、半導体磁器を空気中または酸化性雰囲気中において700〜1000℃の範囲内から選択した処理温度(処理温度の設定を変えることによりE10、非直線係数α等の電気的特性が異なるバリスタが得られる)で4時間の熱処理を行い、各組成につきE10の異なる4種類(20℃におけるE10が2V、5V、10Vまたは20V)のバリスタ素体を得た。
【0031】
次いで、図1の断面図に示すように、バリスタ素体1の両主面に銀ペーストを塗布し、600℃で焼き付けることによって半径5mmの銀電極2、3を形成し、測定用のバリスタ試料4とした。
【0032】
次いで、各試料の20℃におけるE1および20℃におけるE10を用いて、下記式(1)により非直線係数αを求めた。なお、次式において、I (=1mA)、I10(=10mA)は、それぞれE1、E10を測定する際にバリスタを流れる電流値である。
【0033】
Figure 0003598177
【0034】
なお、E1およびE10は、図2に示す測定回路を用いて測定した。この測定回路では、電流計6がバリスタ4と直流定電流源5との間に接続され、電圧計7がバリスタ4と並列に接続されている。E1、E10は、バリスタ4にそれぞれ1mA、10mAの電流を流したときのバリスタ4の両端子間の電圧値である。
【0035】
結果を表1に示す。なお、表1においてα 、α 、α10およびα20は、20℃におけるE10がそれぞれ2V、5V、10Vおよび20Vのときのαである。
【0036】
また、各試料のうちE10が10Vのものについて、ΔE10T(E10の温度係数)を下記式(2)により求めた。なお、E10(20)、E10(85)は、それぞれ20℃、85℃の温度におけるE10である。これらは恒温槽を用いて測定した。
【0037】
ΔE10T={E10(85)−E10(20)}/E10(20)/(85−20)×100 [%/℃] (2)
【0038】
結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0003598177
【0040】
試料No. 1〜11は、第4成分であるMgOを添加しなかったものであり、試料No. 12〜20はMgOを添加したものである。試料No. 9は第2成分であるNb を添加しなかったものであり、試料No. 10は第3成分であるSiO を添加しなかったものである。試料No. 9は半導体化せず、試料No. 10は焼結しなかったため、いずれもαおよびΔE10Tを求めることができなかった。
【0041】
バリスタの非直線係数αはより大きい値が求められているが、
α が2.0程度以上、
α が3.0程度以上、
α10が3.5程度以上、
α20が4.0程度以上
であれば、一般的な用途におけるα値の要求を満たすことができるので、好ましい範囲といえる。表1では、この好ましい範囲を下回るα 、α 、α10、α20に、基準値未満として「**」を付してある。第4成分であるMgOを0.001モル%以上5モル%以下添加した試料No. 12〜19では、α 、α 、α10、α20のいずれもが上記した好ましい範囲にある。また、これらの試料は、温度係数ΔE10Tが+0.25〜+0.36の範囲となっており、良好な温度特性、すなわち、温度上昇に伴ないバリスタ電圧値が上昇する特性が得られている。これに対し、MgOの添加量が本発明範囲を上回る試料No. 20では、本発明による効果は得られていない。
【0042】
図3は、熱処理(再酸化処理)温度とE10との関係を示すグラフであり、同図には、表1から選択した組成の半導体磁器に対し熱処理を施した結果を示してある。同図の温度−E10曲線には、使用した組成に該当する試料No. を付してある。同図では、第4成分であるMgOの添加量が増加するにつれて、一定の温度上昇に対するE10値の上昇率が低くなっている。つまり、MgOを添加することにより、処理温度に対するE10値の依存性を小さくすることができることがわかる。
【0043】
<実施例2:第1成分の組成による比較>
バリスタ試料の組成を表2に示されるものとした以外は実施例1と同様にして試料を作製し、これらについても実施例1と同様な測定を行った。結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
Figure 0003598177
【0045】
表2に示す試料では、第1成分のzの値を変更している。これらの試料ではzの値が本発明範囲内にあるため、α 、α 、α10、α20のすべてが上記した好ましい範囲内にあり、また、ΔE10Tは+0.25〜+0.37の範囲にある。さらに、zのより好ましい範囲は0.86〜1.10であり、zがこの範囲にある試料では、ΔE10Tが+0.25〜+0.36の範囲にあり、良好な温度特性が得られている。
【0046】
<実施例3>
バリスタ試料の組成を表3〜5に示すものとした以外は上記実施例と同様にして試料を作製し、これらについてα10を求めた。結果を各表に示す。
【0047】
【表3】
Figure 0003598177
【0048】
【表4】
Figure 0003598177
【0049】
【表5】
Figure 0003598177
【0050】
これら各表から、各成分の組成および含有量が本発明範囲内であれば、上記した好ましい範囲内のαが実現することがわかる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の電圧非直線性抵抗体磁器では、非直線係数αの値が大きい。また、組成を変えずに熱処理(再酸化処理)温度を変えることによってバリスタ電圧値(抵抗値が急激に低下する電圧値)を制御したときに、広範囲のバリスタ電圧値において十分な非直線係数αが確保できる。このように、単一の組成で広範囲のバリスタ電圧において実用的なαが得られるため、多数種の材料を容易する必要がなくなり、材料管理を簡素化することができる。
【0052】
また、本発明の電圧非直線性抵抗体磁器では、熱処理温度に対するバリスタ電圧値の依存性が小さい。このため、熱処理の際の温度管理が容易となる。また、このため、熱処理の際の温度変動によるバリスタ電圧値のずれが小さくなり、生産歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特性評価で使用したバリスタの断面図である。
【図2】バリスタの特性評価で使用した測定回路の回路図である。
【図3】熱処理(再酸化処理)温度とE10値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 バリスタ素体
2、3 銀電極
4 バリスタ
5 直流定電流源
6 電流計
7 電圧計

Claims (2)

  1. 第1成分として
    式(Sr(1−x−y)BaCaTiO
    (ただし、上記式においてx、y、zはモル比を表わし、
    0.3<x≦0.9、
    0.1≦y≦0.5、
    x+y≦1、
    0.84<z<1.16
    である)
    で表わされる酸化物を85〜99.997モル%含み、
    第2成分としてNb、Ta、W、MnおよびR(RはYおよびランタニド)の各酸化物から選択される少なくとも1種を、それぞれNb、Ta、WO、MnOおよびR(ただし、RがPrのときはR11、RがCeのときはRO)に換算して0.001〜5.000モル%含み、
    第3成分としてSiOを0.001〜5.000モル%含み、
    第4成分としてMgの酸化物をMgOに換算して0.30〜3.0モル%含む電圧非直線性抵抗体磁器。
  2. 20℃におけるE10(10mAの電流を流した場合の印加電圧値)が2V、5V、10Vおよび20Vであるときの非直線係数をそれぞれα、α、α10およびα20としたとき、
    αが2.0以上、
    αが3.0以上、
    α10が3.5以上、
    α20が4.0以上
    である請求項1の電圧非直線性抵抗体磁器。
JP14989996A 1995-07-21 1996-05-21 電圧非直線性抵抗体磁器 Expired - Lifetime JP3598177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14989996A JP3598177B2 (ja) 1995-07-21 1996-05-21 電圧非直線性抵抗体磁器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-185754 1995-07-21
JP18575495 1995-07-21
JP14989996A JP3598177B2 (ja) 1995-07-21 1996-05-21 電圧非直線性抵抗体磁器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09100157A JPH09100157A (ja) 1997-04-15
JP3598177B2 true JP3598177B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=26479659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14989996A Expired - Lifetime JP3598177B2 (ja) 1995-07-21 1996-05-21 電圧非直線性抵抗体磁器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598177B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4080576B2 (ja) * 1997-09-05 2008-04-23 Tdk株式会社 正特性半導体磁器の製造方法
KR20020028281A (ko) * 2000-10-09 2002-04-17 박호군 저온소결 SrTiO3계 바리스터-캐패시터 복합기능소자유전체 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09100157A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100205209B1 (ko) 전압의존성 비직선성저항체 세라믹조성물
KR101178971B1 (ko) 반도체 세라믹 및 정특성 서미스터
JP4765258B2 (ja) 半導体磁器組成物
WO2010067866A1 (ja) 半導体セラミック及び正特性サーミスタ
KR20170016805A (ko) 반도체 자기 조성물 및 ptc 서미스터
KR20170094085A (ko) 반도체 자기 조성물 및 ptc 서미스터
US6071842A (en) Barium titanate-based semiconductor ceramic
JP4788274B2 (ja) Ctr特性を有する酸化物導電体磁器および抵抗体
JP3598177B2 (ja) 電圧非直線性抵抗体磁器
EP0937692B1 (en) Barium titanate-base semiconductor ceramic
JP3166787B2 (ja) チタン酸バリウム系半導体磁器組成物
JPS63312616A (ja) 半導体磁器組成物
WO2004110952A1 (ja) チタン酸バリウム系半導体磁器組成物
JPH11102802A (ja) 正特性サーミスタおよびその製造方法
JP4800956B2 (ja) チタン酸バリウム系半導体磁器組成物
JP4183100B2 (ja) 電圧非直線性抵抗体磁器組成物
JP2630156B2 (ja) 半導体磁器組成物及びその製造方法
JP3838026B2 (ja) 電圧依存性非直線抵抗体磁器の製造方法
JP2003335578A (ja) 電圧依存性非直線抵抗体
JP2903991B2 (ja) 半導体磁器組成物及びその製造方法
JPH01189901A (ja) 電圧非直線抵抗体及びその製造方法
JP2967439B2 (ja) 粒界酸化型電圧非直線抵抗組成物
JPH05315106A (ja) チタン酸バリウム系セラミックス半導体およびその製造方法
JP2002338346A (ja) 電圧依存性非直線抵抗体
JPH1092604A (ja) 正特性サーミスタおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term