JPS61218648A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents

導電性樹脂組成物

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JPS61218648A
JPS61218648A JP5948785A JP5948785A JPS61218648A JP S61218648 A JPS61218648 A JP S61218648A JP 5948785 A JP5948785 A JP 5948785A JP 5948785 A JP5948785 A JP 5948785A JP S61218648 A JPS61218648 A JP S61218648A
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JP
Japan
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resin
weight
parts
graphite
carbon black
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JP5948785A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Yoshizaki
吉崎 東彦
Nobuhiko Kamura
嘉村 信彦
Masamichi Fujii
藤井 正通
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電線関係の用途、プラスチック関係の用途
、ゴム関係の用途あるいは電極関係の用途等において、
今日広範囲に利用されている導電性樹脂組成物に関する
〔従来の技術〕
従来より、この種の導電性樹脂組成物としては、カーボ
ンブラックや黒鉛等の導電性を有する固体粉末を樹脂中
に混練したものが知られているが、体積固有抵抗値10
Ωctn以下の用途では、例えば、バインダー効率の高
いプロピレン−エチレンコポリマー中にカーボンブラッ
クを混練したもの(特開昭51−17,937号公報)
や、熱可塑性樹脂中に導電性固体粉末としてカーボンブ
ラックと黒鉛とを併用添加したもの(特開昭用48−4
,989号公報)が提案されている。
しかしながら、前者のものについては、そのままでは押
出成形や射出成形の際に成形が困難であり、ゴム状物質
を添加してその混練性や成形性を改善しており、物性の
低下は避けられないという問題がある。
また、後者のものについては、これらカーボンブラック
やグラファイトを単独で使用した場合に比べ、機械的強
度を低下させることなく熱可塑性樹脂中に配合し得る導
電性固体粉末の割合が増大し、それだけ導電性を向上さ
せることができるものではあるが、反面、熱可塑性樹脂
とこれら導電性固体粉末との間のなじみが悪く、両者を
混練する際における混線性や、得られた樹脂組成物を成
形する際の成形性が悪く、混線時や成形時には可塑剤や
溶剤を使用してペーストを形成し、成形の際あるいは成
形後に脱可塑剤や溶剤除去を行わなければならず、混線
時や成形時の作業性が悪いという問題があった。
そこで、これら従来の導電性樹脂組成物が有する種々の
問題点を解決したものとして、先に、ポリオレフィン系
樹脂と、カーボンブラックと、黒鉛とを所定の割合で含
有する導電性樹脂組成物を提供しく特開昭58−218
.703号公報)、混線性や成形性の面で一定の成果を
収めた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この導電性樹脂組成物においても、製品
幅の比較的狭い板材製品や断面形状が簡単な製品の成形
は可能になっても、製品幅が500履以上の板材製品や
断面形状が複雑な異形製品を押出成形等の方法で成形す
る場合には加熱溶融時の粘度が高すぎ、流動性が不足し
て成形が困難であるという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、単に
導電性に優れているというだけでなく、流動性に優れ、
製品幅500am以上の板材製品や複雑な断面形状の異
形製品をも成形し得る程にまで良好な成形性を有する導
電性樹脂組成物を提供するものである。
すなわち、本発明は、メルトインデックス6〜25 g
 / 10min.のポリエチレン100重量部に対し
、樹脂被覆処理カーボンブラック20〜50重量部及び
黒鉛平均粒径1〜100μmの樹脂被覆処理黒鉛20〜
120重傷部とをその両者の合計量5o〜160重量部
含有し、250℃、21゜6 Kgの条件で測定したメ
ルトインデックスが1〜109 / 10min.であ
って体積固有抵抗値が0.5Ωα以下である導電性樹脂
組成物である。
本発明において使用されるポリエチレンは、そのメルト
インデックス(MI)が6〜25g/10Illin、
、好ましくは7〜209 / 10min.であること
が必要である。このMIが6 g 710min.より
小さいと粘度が高すぎ本発明がその目的とする良好な成
形性、すなわち250℃、21.6幻の条件で測定した
メルトインデックスが1〜109 / 10min.で
製品幅500am以上の板材製品や異形成形品を成形で
きる程度の成形性を達成することができず、また、26
 g/ 10min.より大きくなルト機械的強度が低
下するという問題が生じる。
また、このポリエチレンについては、重合圧力1.00
0気圧以上の高圧下で行う高圧法により製造される高圧
法ポリエチレンや20〜70に’J/d程度の中圧下あ
るいは10Ky/cd程度の低圧下で製造される中・低
圧法ポリエチレンがあるが、好ましくは密度が0.94
g/α3以上の高密度ポリエチレンである。ざらに、こ
のポリエチレンとしては、予め種々の添加剤、例えば滑
剤、可塑剤、安定剤等を配合したものを使用してもよい
また、本発明において使用されるカーボンブラックとし
ては、従来公知のケッチェンブラック、アセチレンブラ
ック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマル
ブラック、チャンネルブラック、ロールブラック、ディ
スクブラック等を挙げることができる。これらのカーボ
ンブラックのうち、特に好ましいものは、導電性に優れ
ており、低添加聞で優れた導電性材料を与え、かつ、混
線時における導電性の低下が少ないものとして知られて
いるケッチェンブラックである。このカーボンブラック
は、その粒子径が15〜600μmと細かく、そのまま
使用しても成形性に悪影響を与えることがない。
さらに、導電性固体粉末としてカーボンブラックと共に
使用される黒鉛としては、天然黒鉛でも、また、人造黒
鉛でもよい。この黒鉛は、それ自体の導電性はカーボン
ブラックより高いが、粒子径1〜1,000μmの粒子
であり、成形性の面から好ましくは平均粒子径1〜10
0μm1より好ましくは5〜80μ雇のものがよい。樹
脂被覆カーボンブラックと樹脂被覆黒鉛とを併用した場
合、黒鉛の平均粒子径が樹脂組成物の流動性に影響を及
ぼす。本発明者等の実験によれば、理由は定かでないが
、黒鉛の平均粒子径75μm付近に流動性のピークが存
在して優れた成形性を示し、また、平均粒子径1〜10
0μmの範囲で満足し得る流動性を有して良好な成形性
を示した。
本発明において導電性固体粉末として使用される上記の
カーボンブラック及び黒鉛は、いずれもその固体表面を
樹脂で被覆し、固体−樹脂複合粉末としてポリエチレン
に配合される。
これらの導電性固体粉末の表面を樹脂で被覆する方法と
しては、従来一般に知られている界面重合法、in 5
itu重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法
、有機溶液からの相分離法、液中乾燥法、融解分散冷却
法、内包物交換法、粉床法、気中懸濁被覆法、スプレー
ドライング法、真空蒸着法、静電合体法等があるが、好
ましくは、固体表面にビニル系単惜体をグラフト重合さ
せるか、あるいは、固体表面に電荷を付与し得る金属塩
を吸着させた後、この金属塩と反対の電荷を有するオリ
ゴマー及び/又はポリマーの1種又は2種以上を含有す
る樹脂溶液又は分散液に接触させる方法である。
上記カーボンブラック及び黒鉛の固体表面にビニル系単
量体をグラフト重合させる方法としては、ラジカル重合
開始剤の存在下で種々の重合法、例えば、塊状重合法、
溶液重合法等で行うことができるが、亜硫酸イオンを生
成せしめる化合物の存在下に水性媒質中で導電性固体粉
末とビニル系単量体とを懸濁重合させる方法が特に好ま
しく、また、懸濁重合の媒質としては水が一般的である
が、これに限定されず水とメタノールとの混合物等信の
水性媒質を用いることができる。また、懸濁重合におけ
る重合開始剤としては、水性媒質中において亜硫酸イオ
ンを生成せしめる化合物、例えば、二酸化イオウガスの
吹込み、亜硫酸水溶液、あるいは、亜硫酸水素ソーダ、
亜硫酸水素アンモン等の亜硫酸塩、さらには、過硫酸カ
リウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過
硫酸塩等を単独又は混合して用いることができる。かく
して得られる固体−樹脂複合粉末は、導電性固体粉末の
表面のフリーラジカルに対する活性点に、重合反応によ
り生成するビニル系樹脂の一部が化学的にグラフト結合
されているものである。
この目的で使用されるビニル系単量体としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、α−クロルアクリル酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和
カルボン酸等のイオン解離性ごニル系単量体や、塩化ビ
ニル、フッ化ビニルのようなハロゲン化ビニルや、スチ
レン、α−メチルスチレンのようなスチレン化合物、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルのような脂肪族ビニルエ
ステルや、アクリル酸メチル、メチクリル酸ラウリルの
ような不飽和カルボン酸エステル等の非イオン解離性ビ
ニル系単量体を挙げることができる。これらのビニル系
単量体は、導電性固体粉末の表面でグラフト重合してこ
の導電性固体粉末の表面にポリエチレンと相溶性の良い
樹脂被膜を形成するので、導電性固体粉末の分散性が著
しく向上する。
そして、この導電性固体粉末の表面にグラフト重合によ
り樹脂被覆させる際の樹脂量は、導電性固体粉末に対し
て0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜15重層%
である。
また、カーボンブラック及び黒鉛の固体表面に電荷を付
与し得る金属塩を吸着させた後この金属塩と反対の電荷
を有するオリゴマー及び/又はポリマーの1種又は2種
以上を含有する樹脂溶液又は分散液に接触させる方法に
おいて、使用される金属塩としては、例えば、A Q 
r 、F e Cl 3、Fe  O、MOCI  、
AlCl3.Fe (OH)  、Fe50 1Na2
 SO2等の陽電荷付与物質、あるいは、BaCI2等
の陰電荷付与物質を挙げることができ、また、使用され
るオリゴマー及び/又はポリマーの1種又は2種以上を
含有する樹脂溶液又は分散液としては、例えば、アクリ
ル系、メタクリル系重合体又は共重合体分散液、アクリ
ル−スチレン系共重合体分散液、エチレン−アクリル系
共重合体分散液、エポキシ樹脂水溶液、フェノール樹脂
水溶液等を挙げることができる。これらの樹脂水溶液又
は樹脂分散液として特に好ましいものは、ポリエチレン
に対して相溶性を有する樹脂の水溶液又は分散液であり
、このようなものとしては、例えば、エチレン・アクリ
ル系共重合体水溶液や、ブチル、ラウリル、ステアリル
等のエステル基を有するアクリル系共重合体エマルジョ
ン等がある。このようにして得られる固体−樹脂複合粉
末の樹脂量は、導電性固体粉末に対して0.1〜30重
量%、好ましくは0.5〜15重量%である。
本発明の導電性樹脂組成物を構成するポリエチレン、樹
脂被覆処理カーボンブラック及び樹脂被覆処理黒鉛の配
合割合は、ポリエチレン100ffi量部に対し、樹脂
被覆処理カーボンブラックが通常20〜50重量部、好
ましくは30〜40重量部であり、また、樹脂被覆処理
黒鉛が通常20〜120重量%、好ましくは25〜11
0重量部であって、これら両者の合計量は通常50〜1
60重量部、好ましくは60〜150重量部である。
ポリエチレン100重間部に対する樹脂被覆処理黒鉛の
使用量が201量部より少ないと、カーボンブラックと
黒鉛とを併用することによる経済的効果に乏しく、また
、120重借部を越えると導電性の向上という効果より
もむしろ成形性、特に押出成形性の低下が顕著になる。
また、ポリエチレン100重量部に対する樹脂被覆カー
ボンブラックの使用量が20重量部より少ないと導電性
の向上を図るのが難しくなり、また、50重量部よりも
多くなると成形性に問題が生じる。さらに、ポリエチレ
ン100重量部に対する樹脂被覆処理カーボンブラック
及び樹脂被覆処理黒鉛の合計使用量が50重量部より少
ないと本発明が目的とする体積固有抵抗値0.50cr
tt以下という導電性を達成することが難しくなり、ま
た、160重量部より多くなると本発明が目的とする2
50℃、21.6に9の条件で測定したメルトインデッ
クスが1〜10 g/ 10min.という流動性を達
成することが難しくなるという問題が生じる。これらポ
リエチレン、樹脂被覆処理カーボンブラック及び樹脂被
覆処理黒鉛の配合割合は、導電性樹脂組成物に対して要
求される導電性能、混線性や成形性等の物性等を考慮し
て上記範囲内で決定される。
上記ポリエチレン、樹脂被覆処理カーボンブラック及び
樹脂被覆処理黒鉛を含有する導電性樹脂組成物の調製は
、上記配合割合の範囲内でコニーダ、バンバリーミキサ
−、ミキシングロール、加圧ニーダ等の適宜のブレンダ
ーを用いて常法により均一に混合し混練し、ベレット状
に成形するのが好ましく、これらのベレットは、プレス
成形、押出成形、射出成形、シーテイング等により所望
の製品に成形される。本発明の導電性樹脂組成物は、2
50℃、21.6Kyの条件で測定したメルトインデッ
クスが1〜10 g / 10min.であって体積固
有抵抗値が0.5Ωα以下であることにより、特に、押
出機にTダイ、コートハンガーダイ、異形ダイ等のダイ
スを取付けて通常の熱可塑製樹脂と同様に、優れた導電
性を有する製品幅500〜1.00011mlの大型板
状成形品や異形成形品等を押出成形するのに適している
なお、この導電性樹脂組成物の成形に際しては、ポリエ
チレンに対して通常使用される難燃剤、顔料、可塑剤、
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、湿潤剤、
その他の添加剤を使用することができる。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明の導電性樹脂
組成物を説明する。
実施例1〜5及び比較例1〜4 平均粒径30μ面のケッチェンブラック100重量部を
水1,200重伍部中に懸濁させ、これにメタクリル酸
ラウリル11重量部と、過硫酸カリウム2.4重量部と
、亜硫酸水素ナトリウム2゜4重最部と、分散剤として
オレイン酸ナトリウム0.7重量部とを添加し、撹拌下
に60℃で5時間反応させ、次いで、濾過して水洗乾燥
し、ケッチェンブラックの表面にメタクリル酸ラウリル
樹脂が被覆したケッチェンブラック・メタクリル酸うウ
リル樹脂複合粉末104重ffi部を1qだ。この固体
樹脂複合粉末の樹脂量は3.2重量%・であった。この
固体樹脂複合粉末を複合粉末Aとした。
また、黒鉛粉末として平均粒径8μmの天然黒鉛粉末B
、平均粒径75μmの天然黒鉛粉末C及び平均粒径15
0μmの天然黒鉛粉末りを使用し、それぞれについて次
の方法で樹脂被覆処理を行った。
黒鉛粉末100重量部を水400重聞量中に懸濁させ、
これにメタクリル酸ラウリル3.1fflfft部と、
分散剤としてオレイン酸ナトリウム0.2重M部とを添
加し、撹拌下に60℃で5時間反応させ、次いで濾過し
て水洗乾燥し、黒鉛の表面にメタクリル酸ラウリル樹脂
が被覆した黒鉛・メタクリル酸ラウリル樹脂複合粉末1
01重量部を得た。この固体樹脂複合粉末の樹脂団は黒
鉛粉末B、C及びD共に1.1重量%であった。得られ
た固体樹脂複合粉末をそれぞれ複合粉末B、C及びDと
した。
ポリエチレンとしては、メルトインデックス1g/10
min.(M I : 1 ) 、7 g/10min
.(Mlニア ) 、13 g/10min.(Ml 
:13)、2C1/10min. (M I : 20
 )及び30 g/10min. (M r :30)
の高密度ポリエチレンを使用し、第1表に示す割合で上
記未処理ケッチェンブラック、未処理黒鉛粉末C1並び
に複合粉末A、B、C及びDを配合し、バンバリーミキ
サ−を用いて150〜180℃で5分間混合し、これを
2本ロールを用いて140〜170℃で混練し、シート
カッターを用いてベレットとした。
これらのベレットを80℃で5時間乾燥してから、コー
トハンガーダイを取付けた3種類の一軸押出機(■スク
リュー直径:40ag+、シート寸法:幅300a+X
厚さ1m+、■スクリュー直径=65M、シート寸法:
幅500a*X厚さ1aI及び■スクリュー直径:90
m+、シート寸法:幅700aII+×厚さ1履)を使
用し、シリンダ一温度200〜260℃及びダイ温度2
30〜260℃の条件でシートを成形し、この時の流動
性、成形性の良否並びに得られたシートの体積固有抵抗
値及び引張り特性(強度及び伸び率:JISに−674
0)を調べた。
流動性の評価はシートカッターで作製したベレットを温
度250℃及び荷重21.6Kyの測定条件でASTH
01238法に準拠した方法により測定したメルトイン
デックス(M I )で評価した。成形性の評価につい
ては、押出機のダイスから出てきたシートを3本ポリジ
ンゲロールで引取り、連続的にシー1−を製造し得るか
否か及びシート表面の外観を目視検査し、それぞれ表面
欠陥がなく、厚みが均一である場合を◎:極めて良好、
吐出むらによる厚みの乱れが生じる場合を○:やや不安
定であるがおおむね良好、シート端部にクラックを生じ
、引取りが困難である場合を△:不安定、及び、中央の
み吐出して所定寸法のシートにならない場合を×:成形
不能とする4段階評価で判定した。
また、得られたシートの体積固有抵抗値及び引張り特性
については、幅300IInのシートより試験片を切出
して測定した。結果を第1表に示す。
実施例6 水1.000重量部中に上記実施例1の場合と同じケッ
チェンブラック100重量部を入れ、撹拌しながらこれ
に電荷付与物質としてFeCj3・6日20を0.5重
量部添加し、次いでエチレン−アクリル共重合体水溶液
(製鉄化学■製部品名:ザイクセン)5重量部を添加し
て1時間接触させ、濾過した後乾燥して樹脂量4.8重
量%のケッチェンブラック・エチレン−アクリル共重合
体樹脂複合粉末(複合粉末E)105重量部を得た。
また、平均粒径8μmの天然黒鉛粉末についても同様な
方法でエチレン−アクリル共重合体樹脂を被覆し、樹脂
団4.8重量%の黒鉛・エチレン−アクリル共重合体樹
脂複合粉末(複合粉末F)を得た。
これらの複合粉末E及びFを使用し、上記実施例1〜5
と同様にして求めた流動性、成形性の良否並びに得られ
たシートの体積固有抵抗値及び引張り特性(強度及び伸
び率:JISに−6740)を調べた。結果を第1表に
示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、導電性樹脂組成物においてマトリック
スとなるポリエチレンのメルトインデックス(Ml)を
6〜25g/101n、の範囲内ニm製し、導電性固体
粉末として使用するカーボンブラック及び黒鉛をそれぞ
れ樹脂被覆し、かつ、これらの配合割合を所定の範囲内
に調整することにより、体積固有抵抗値0.5Ωα以下
という優れた導電性を示すだけでなく、250℃、21
.6幻の条件で測定したメルトインデックスが1〜10
 g / 10g+in、という優れた流動性を示し、
製品幅5001111I以上の板材製品や異形製品を容
易に成形し得る程に優れた成形性能を有する成形性の良
好な導電性樹脂組成物を得ることができる。
特許出願人     新日鐵化学株式会社代  理  
人        弁理士  成  瀬   勝  夫
(外2名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルトインデックス6〜25g/10min.の
    ポリエチレン100重量部に対し、20〜50重量部の
    樹脂被覆処理カーボンブラックと20〜120重量部の
    黒鉛平均粒径1〜100μmの樹脂被覆処理黒鉛とを両
    者の合計量50〜160重量部含有し、250℃、21
    .6Kgの条件で測定したメルトインデックスが1〜1
    0g/10min.であって体積固有抵抗値が0.5Ω
    cm以下であることを特徴とする導電性樹脂組成物。
  2. (2)カーボンブラックがケッチェンブラックである特
    許請求の範囲第1項記載の導電性樹脂組成物。
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