JPS61218320A - Pvc外被の保護層形成方法 - Google Patents
Pvc外被の保護層形成方法Info
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- JPS61218320A JPS61218320A JP60281749A JP28174985A JPS61218320A JP S61218320 A JPS61218320 A JP S61218320A JP 60281749 A JP60281749 A JP 60281749A JP 28174985 A JP28174985 A JP 28174985A JP S61218320 A JPS61218320 A JP S61218320A
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- Japan
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- tube
- ethylene
- pvc
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
熱収縮チューブは熱により復元する性質を利用して、電
力、通信用ケーブルの接続用やガス、石油等のパイプラ
インの防水用、防食用、保護用、電気絶縁用として広く
利用されている。
力、通信用ケーブルの接続用やガス、石油等のパイプラ
インの防水用、防食用、保護用、電気絶縁用として広く
利用されている。
本発明はこのうちpvc(ポリ塩化ビニル)外被を有す
るケーブルやPVCを保護被覆として使用する管状体や
機械等の機材の接続部用、被覆用等に適用する保護層形
成方法に関するものである。
るケーブルやPVCを保護被覆として使用する管状体や
機械等の機材の接続部用、被覆用等に適用する保護層形
成方法に関するものである。
さてPVCは一般に可塑剤を含んでおり1、通常のポリ
エチレンによる熱収縮チューブを使用した場合、高温に
放置しておくと熱収縮チューブの表面にPVC層の可塑
剤がブリード(析出)して人血がべとべとになる欠点が
あった。
エチレンによる熱収縮チューブを使用した場合、高温に
放置しておくと熱収縮チューブの表面にPVC層の可塑
剤がブリード(析出)して人血がべとべとになる欠点が
あった。
このため例えばポリエチレンの熱収縮チューブ層[、E
VA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)やEEA(エチ
レン−エチルアクリレート共重合体)等の共重合体をブ
レンドしたり、エロジル、カーボン等の無機充填剤を入
れる方法がとられてきた。
VA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)やEEA(エチ
レン−エチルアクリレート共重合体)等の共重合体をブ
レンドしたり、エロジル、カーボン等の無機充填剤を入
れる方法がとられてきた。
しかしこれらの方法にも下記の様な欠点があった。
■ ポリエチレン単独タイプ(少量のカーボンを含む場
合あり)・・・可塑剤がチューブ表面にブリードする。
合あり)・・・可塑剤がチューブ表面にブリードする。
■ ポリエチレンとEVA又はEEAのブレンドタイプ
或いはF、VA、EEA単独タイプ(少量のカーボンを
含む場合あり)・・・可塑剤ブIJ−ドはとまるが一般
にチューブを加熱収縮させる場合、トーチランプ等を使
用するためチューブ表面温度があがりEVAが分解して
表面かアバタ状になりひどい時には亀裂する。
或いはF、VA、EEA単独タイプ(少量のカーボンを
含む場合あり)・・・可塑剤ブIJ−ドはとまるが一般
にチューブを加熱収縮させる場合、トーチランプ等を使
用するためチューブ表面温度があがりEVAが分解して
表面かアバタ状になりひどい時には亀裂する。
■ ポリエチレンとカーボンのブレンドタイプ・・・・
可塑剤のブリードをとめる場合はベースに対し10部以
上の添加を必要としチューブがかたくなる。
可塑剤のブリードをとめる場合はベースに対し10部以
上の添加を必要としチューブがかたくなる。
なお第1図≠は従来の熱収縮チューブの横断面を例示し
、(1)は熱収縮チューブ、(2)は接着剤層を示して
いる。
、(1)は熱収縮チューブ、(2)は接着剤層を示して
いる。
この点に鑑み本発明は上記欠点を改良したものである。
以下例示図面に就いて詳細に説明する、たソし本発明は
これだけに限定されるものではない。
これだけに限定されるものではない。
第2.6図に示す様に本発明に於いては、PVCの可塑
剤のブリードを防止するブリード防止コンパウンド層(
3)を熱収縮チューブに内挿したものである。この内挿
の仕方は第2図に示す様に内外の熱収縮チューブ(1)
、(1′)の間に介在せしめる方法と第6図に示す様に
単一の熱収縮チューブ(1)の内側に位置せしめる方法
がある。何れにしてもトーチランプ等で加熱する際直接
トーチランプの燐等加熱源にふれる部分を熱に安定な熱
収縮チューブで構成する。なお第2.3図中(2)は接
着剤層であり、これは必要のない場合もある。
剤のブリードを防止するブリード防止コンパウンド層(
3)を熱収縮チューブに内挿したものである。この内挿
の仕方は第2図に示す様に内外の熱収縮チューブ(1)
、(1′)の間に介在せしめる方法と第6図に示す様に
単一の熱収縮チューブ(1)の内側に位置せしめる方法
がある。何れにしてもトーチランプ等で加熱する際直接
トーチランプの燐等加熱源にふれる部分を熱に安定な熱
収縮チューブで構成する。なお第2.3図中(2)は接
着剤層であり、これは必要のない場合もある。
一般に上記熱収縮チューブはポリエチレン(低密度(L
DPE)、中密度、高密度(HDPE))、エチレン−
プロピレン共重合体(EPDM)或いはこれらのうち少
くとも三者のブレンド体のチューブであり、更に耐熱性
を持たせるため架橋されたもの(架橋方法は電子線、放
射線、化学架橋の何れでもよい)である。
DPE)、中密度、高密度(HDPE))、エチレン−
プロピレン共重合体(EPDM)或いはこれらのうち少
くとも三者のブレンド体のチューブであり、更に耐熱性
を持たせるため架橋されたもの(架橋方法は電子線、放
射線、化学架橋の何れでもよい)である。
父上配接着剤はポリアミド系、EEA系、アスファルト
系等一般に使用される接着剤でよい。
系等一般に使用される接着剤でよい。
実際の使用方法は機部材例えばケーブル接続部等pvc
のシースを有する管状体に第2図、第3図に示す様なチ
ューブを通し外周から加熱すれば熱収縮チューブが収縮
し、接着剤により管状体のpvcシースに収縮接着する
、この際少くとも外側の収縮チューブとPVCチューブ
の間にブリ−ド防止層が存在することとなる。以上で本
発明の機部材が出来上る。
のシースを有する管状体に第2図、第3図に示す様なチ
ューブを通し外周から加熱すれば熱収縮チューブが収縮
し、接着剤により管状体のpvcシースに収縮接着する
、この際少くとも外側の収縮チューブとPVCチューブ
の間にブリ−ド防止層が存在することとなる。以上で本
発明の機部材が出来上る。
なお接着剤層は予めチューブに内装してあっても良いし
、チューブとブリード防止層を分割しポリ塩化ビニル層
を有する機部材に予めブリード防止層(テープ又はシー
ト等)を施した後、熱に安定な収縮チューブを施して構
成してもよい。
、チューブとブリード防止層を分割しポリ塩化ビニル層
を有する機部材に予めブリード防止層(テープ又はシー
ト等)を施した後、熱に安定な収縮チューブを施して構
成してもよい。
以下本発明の実施例を比較例と共に説明する。
PVCシースに上記第1.2表記載の収縮チューブを収
縮させ100℃の熱風オーブン中で7日間ブリード状況
を観察した。上記の結果は第1.2表の通りである。
縮させ100℃の熱風オーブン中で7日間ブリード状況
を観察した。上記の結果は第1.2表の通りである。
なお第2表は主な検討例を示すが、珪藻土、シリカ、タ
ルク等をブリード防止層の無機充填剤として用いても同
様の効果があった。更に第2表に記載したブリード防止
層の材料(EVA、EEA等)の他エチレンーメチルア
クリレート共重合体、エチレン−メチルメタアクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸金
属塩共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニルーグリシジルメタフリレ
ート共重合体を使用しても同様な効果が認められた。
ルク等をブリード防止層の無機充填剤として用いても同
様の効果があった。更に第2表に記載したブリード防止
層の材料(EVA、EEA等)の他エチレンーメチルア
クリレート共重合体、エチレン−メチルメタアクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸金
属塩共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニルーグリシジルメタフリレ
ート共重合体を使用しても同様な効果が認められた。
なお第1表はブリード防止層を有しない熱収縮チューブ
を用いた場合であり、第2表はブリード防止層(厚さ1
rtvn )を有する熱収縮チューブを用いた場合で
あり、第2.3図の何れの構造でも同様の効果を示した
。
を用いた場合であり、第2表はブリード防止層(厚さ1
rtvn )を有する熱収縮チューブを用いた場合で
あり、第2.3図の何れの構造でも同様の効果を示した
。
第 1 表
(注)
■ LDPE(A)/HDPE(A)−50/15oは
L D P E(A)とHDPE(A)を重量比50:
50でブレンドしたものを表わす。
L D P E(A)とHDPE(A)を重量比50:
50でブレンドしたものを表わす。
(第2表の同様な表現も同様な意味を表わす。)■ ブ
リード状況0〜4は、0はブリードなし、1〜4になる
に従ってブリード状況悪くなる。
リード状況0〜4は、0はブリードなし、1〜4になる
に従ってブリード状況悪くなる。
(第2表も同様)
■ MI、密度はJIS、1<−6760に基き決定し
た値第 2 表 (注)■E V A −(1) :酢酸ビニル濃度 2
5%■EVA−(2): tt
30%■EEA−(1):EA濃度
15%■カーボン:シーストロ00 以上の様な本発明によると下記の様な利点がある。
た値第 2 表 (注)■E V A −(1) :酢酸ビニル濃度 2
5%■EVA−(2): tt
30%■EEA−(1):EA濃度
15%■カーボン:シーストロ00 以上の様な本発明によると下記の様な利点がある。
■ 可塑剤ブリード防止層を内挿しているため、PVC
シースケーブル等に使用しても熱収縮チューブ表面に可
塑剤がブリードせずべとべとしない。
シースケーブル等に使用しても熱収縮チューブ表面に可
塑剤がブリードせずべとべとしない。
■ トーチランプの火が直接ふれる部分が熱安定性の良
いポリエチレンで構成されるため表面があばた状になっ
たり亀裂することがない。
いポリエチレンで構成されるため表面があばた状になっ
たり亀裂することがない。
第1図は従来の熱収縮チューブの横断面図、第2図及び
第3図は本発明に於ける熱収縮チューブの横断面図を示
し、第2図は内外熱収縮チューブの間にブリード防止層
を有する場合、第3図は単一熱収縮チューブの内側にブ
リード防止層を有する場合を夫々例示している。 (1)、(1’)・・・熱収縮チューブ、(2)・・・
接着剤、(3)・・・ブリード防止コンパウンド層、(
4)・・・pvc外被 第1図 第2図 第3図 手続補正書 昭和61年1月11日 昭和60年12月14日没止りぢ′y許願昭和 年
偶]午 願第 号2、発明の名称 Pv(4a
+支のイI瀦41彩民を4.3、 補正をする者 事件との関係 !1′H′[出願人 4、代理人 居モ 所 LTり33J大阪市大阪用9東中島町目2
°番12−624号ユニゾーン新大阪?24号室 5、 補正命令の日付 自 発 1)明細書全文を別紙全文訂正明細書の5重りに訂正す
る。 2)図面中梁1図及び第2図をそれぞれ別紙の第1図及
び第2図の通りに訂正する。 6)図面中梁6図を削除する。 (2〕 全文訂正明細書 1、発明の名称 pvc外被の保護層形成方法 2、特許請求の範囲 (1) ケーブルあるいはパイプラインのPVC外被
の外側に可塑剤吸収材料でできたテープを巻きつけその
外側にポリエチレンあるいはエチレン−プロピレン共重
合体あるいはそれらのブレンド体を主成分とする熱収縮
チューブで包被してる 熱収縮させ芒ことを特徴とするPVC外被の保護層形成
方法。 3発明の詳細な説明 熱収縮チューブは熱により復元する性質を利用して、電
力、通信用ケーブルの接続用やガス、石油等のパイプラ
インの防水用、防食用、保護用、電気絶縁用として広く
利用されている。 本発明はこのうちpvc (ポリ塩化ビニル)外被を有
するケーブルやPVCを保護被覆として使用する管状体
や機械等の機材の接続部用、被覆用等に適用する保護層
形成方法に関するものである。 さてPVCは一般に可塑剤を含んでおり、通常のポリエ
チレンによる熱収縮チューブを使用した場合、高温に放
置しておくと熱収縮チューブの表面にPVC層の可塑剤
がブリード(析出)して表面がべとべとになる欠点があ
った。 このため例えばポリエチレンの熱収縮チューブ層にEV
A (エチレン−酢酸ビニル共重合体)やEEA(エチ
レン−エチルアクリレート共重合体)等の共重合体をブ
レンドしたり、エロジル、カーホン等の無機充填剤を入
れる方法がとられてきた。 しかしこれらの方法にも下記の様な欠点があった。 ■ ポリエチレン単独タイプ(少量のカーボンを含む場
合あり)・・・可塑剤がチューブ表面にブリードする。 ■ ポリエチレンとEVA又はEEAのブレンドタイプ
或いはEVA、EEA単独タイプ(少量のカーホンを含
む場合あり)・・・可塑剤ブリードはとまるが一般にチ
ューブを加熱収縮させる場合、トーチランプ等を使用す
るためチューブ表面温度があがりEVAが分解して表面
がア・くタ状になりひどい時には亀裂する。 ■ ポリエチレンとカーボンのブレンドタイプ・・・・
可塑剤のブリードをとめる場合はベースに対し10部以
上の添加を必要としチューブがかたくなる。 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので第1図、第2
図はその実施例である。図において(1)、(4)はp
vc外被、(2)、(5)は可塑剤吸収材料でできたテ
目 一プの巻汗層、(6)、(6)はポリエチレンあるいは
エチレン−プロピレン共重合体あるいはそれらのブレン
ド体を主成分とする熱収縮チューブで通常は電子線、放
射線、化学架橋等で架橋されたものである。(7)はP
VC外被がほどこされているケーブル又はパイプライン
の接続部である。 ここで(2)、(5)の可塑剤吸収材料からなるテープ
はエチレン−酢酸ビニル共重合体CF、 VA ) 、
エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、あ
るいはこれらとポリエチレンのブレンド体、あるいはエ
ロジルとのブレンド体あるいは無機充填剤とのブレンド
体等が材料として用いられる。 又、この他エチレンーメチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体鹸化物、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸金属塩共重合体、エチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体を使用して
もよい。 又可塑剤吸収材料テープの巻回層の内側あるいは外側に
熱収縮チューブを熱収縮させた時の接着性を良くするた
めポリアミド系、EEA系、アスファルト系などの一般
の接着剤の層をほどこすことも出来る。 次に本発明の実施例と比較例を示す。第1表は熱収縮チ
ューブの材料及び可塑剤吸収材料テープの材料をかえて
1rrn厚さの可塑剤吸収層付きあるいは無しのPVC
外被上に保護層を形成し、100℃の熱風オーブン中に
7日間放置して可塑剤がブリードしてくる状況を調べた
ものである。 第 1 表 (注)■ (A)、(B)あるいは(1)、(2)は材
料の違いを表わす符号である。 ■ 50/60等の数字はブレンド比を表わす。 ■ ブリード状況判定中の数字で0はブリードが全く認
められなかったもの、 1はごくわずかしかブリードが認めら れなかったもの、2は少しブリードが 認められたもの、3はある程度ブリー ドが認められたもの、4はかなりの程 度ブリードが認められたものである。 以上述べたように本発明によるpvc外被の保護層形成
方法を適用すれば、熱収縮チューブ上に可塑剤がブリー
ドしてくることもなく、又熱収縮チューブ自体に熱安定
性の良い材料が使われているので加熱時のトーチランプ
の炎によって熱収縮チューブの表面があれるということ
も起こらない。 従ってpvc外被の保護層としてきわめて有用である。 4、図面の簡単な説明 第1図、第2図は本発明の実施例であり、(1)、(4
)はPVC外被、(2)、(5)は可塑剤吸収材料でで
きIコ たテープ巻替層、(3)、(6)はポリエチレンあるい
はエチレン−プロピレン共重合体あるいはそれらのブレ
ンド体を主成分とする熱収縮チューブ、(7)は接続部
を示す。 第1図 第2図 °15
第3図は本発明に於ける熱収縮チューブの横断面図を示
し、第2図は内外熱収縮チューブの間にブリード防止層
を有する場合、第3図は単一熱収縮チューブの内側にブ
リード防止層を有する場合を夫々例示している。 (1)、(1’)・・・熱収縮チューブ、(2)・・・
接着剤、(3)・・・ブリード防止コンパウンド層、(
4)・・・pvc外被 第1図 第2図 第3図 手続補正書 昭和61年1月11日 昭和60年12月14日没止りぢ′y許願昭和 年
偶]午 願第 号2、発明の名称 Pv(4a
+支のイI瀦41彩民を4.3、 補正をする者 事件との関係 !1′H′[出願人 4、代理人 居モ 所 LTり33J大阪市大阪用9東中島町目2
°番12−624号ユニゾーン新大阪?24号室 5、 補正命令の日付 自 発 1)明細書全文を別紙全文訂正明細書の5重りに訂正す
る。 2)図面中梁1図及び第2図をそれぞれ別紙の第1図及
び第2図の通りに訂正する。 6)図面中梁6図を削除する。 (2〕 全文訂正明細書 1、発明の名称 pvc外被の保護層形成方法 2、特許請求の範囲 (1) ケーブルあるいはパイプラインのPVC外被
の外側に可塑剤吸収材料でできたテープを巻きつけその
外側にポリエチレンあるいはエチレン−プロピレン共重
合体あるいはそれらのブレンド体を主成分とする熱収縮
チューブで包被してる 熱収縮させ芒ことを特徴とするPVC外被の保護層形成
方法。 3発明の詳細な説明 熱収縮チューブは熱により復元する性質を利用して、電
力、通信用ケーブルの接続用やガス、石油等のパイプラ
インの防水用、防食用、保護用、電気絶縁用として広く
利用されている。 本発明はこのうちpvc (ポリ塩化ビニル)外被を有
するケーブルやPVCを保護被覆として使用する管状体
や機械等の機材の接続部用、被覆用等に適用する保護層
形成方法に関するものである。 さてPVCは一般に可塑剤を含んでおり、通常のポリエ
チレンによる熱収縮チューブを使用した場合、高温に放
置しておくと熱収縮チューブの表面にPVC層の可塑剤
がブリード(析出)して表面がべとべとになる欠点があ
った。 このため例えばポリエチレンの熱収縮チューブ層にEV
A (エチレン−酢酸ビニル共重合体)やEEA(エチ
レン−エチルアクリレート共重合体)等の共重合体をブ
レンドしたり、エロジル、カーホン等の無機充填剤を入
れる方法がとられてきた。 しかしこれらの方法にも下記の様な欠点があった。 ■ ポリエチレン単独タイプ(少量のカーボンを含む場
合あり)・・・可塑剤がチューブ表面にブリードする。 ■ ポリエチレンとEVA又はEEAのブレンドタイプ
或いはEVA、EEA単独タイプ(少量のカーホンを含
む場合あり)・・・可塑剤ブリードはとまるが一般にチ
ューブを加熱収縮させる場合、トーチランプ等を使用す
るためチューブ表面温度があがりEVAが分解して表面
がア・くタ状になりひどい時には亀裂する。 ■ ポリエチレンとカーボンのブレンドタイプ・・・・
可塑剤のブリードをとめる場合はベースに対し10部以
上の添加を必要としチューブがかたくなる。 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので第1図、第2
図はその実施例である。図において(1)、(4)はp
vc外被、(2)、(5)は可塑剤吸収材料でできたテ
目 一プの巻汗層、(6)、(6)はポリエチレンあるいは
エチレン−プロピレン共重合体あるいはそれらのブレン
ド体を主成分とする熱収縮チューブで通常は電子線、放
射線、化学架橋等で架橋されたものである。(7)はP
VC外被がほどこされているケーブル又はパイプライン
の接続部である。 ここで(2)、(5)の可塑剤吸収材料からなるテープ
はエチレン−酢酸ビニル共重合体CF、 VA ) 、
エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、あ
るいはこれらとポリエチレンのブレンド体、あるいはエ
ロジルとのブレンド体あるいは無機充填剤とのブレンド
体等が材料として用いられる。 又、この他エチレンーメチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体鹸化物、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸金属塩共重合体、エチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸
ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体を使用して
もよい。 又可塑剤吸収材料テープの巻回層の内側あるいは外側に
熱収縮チューブを熱収縮させた時の接着性を良くするた
めポリアミド系、EEA系、アスファルト系などの一般
の接着剤の層をほどこすことも出来る。 次に本発明の実施例と比較例を示す。第1表は熱収縮チ
ューブの材料及び可塑剤吸収材料テープの材料をかえて
1rrn厚さの可塑剤吸収層付きあるいは無しのPVC
外被上に保護層を形成し、100℃の熱風オーブン中に
7日間放置して可塑剤がブリードしてくる状況を調べた
ものである。 第 1 表 (注)■ (A)、(B)あるいは(1)、(2)は材
料の違いを表わす符号である。 ■ 50/60等の数字はブレンド比を表わす。 ■ ブリード状況判定中の数字で0はブリードが全く認
められなかったもの、 1はごくわずかしかブリードが認めら れなかったもの、2は少しブリードが 認められたもの、3はある程度ブリー ドが認められたもの、4はかなりの程 度ブリードが認められたものである。 以上述べたように本発明によるpvc外被の保護層形成
方法を適用すれば、熱収縮チューブ上に可塑剤がブリー
ドしてくることもなく、又熱収縮チューブ自体に熱安定
性の良い材料が使われているので加熱時のトーチランプ
の炎によって熱収縮チューブの表面があれるということ
も起こらない。 従ってpvc外被の保護層としてきわめて有用である。 4、図面の簡単な説明 第1図、第2図は本発明の実施例であり、(1)、(4
)はPVC外被、(2)、(5)は可塑剤吸収材料でで
きIコ たテープ巻替層、(3)、(6)はポリエチレンあるい
はエチレン−プロピレン共重合体あるいはそれらのブレ
ンド体を主成分とする熱収縮チューブ、(7)は接続部
を示す。 第1図 第2図 °15
Claims (1)
- (1)ケーブルあるいはパイプラインのPVC外被の外
側にブリード防止材料でできたテープを巻きつけ、その
外側にポリエチレン、あるいはエチレン−プロピレン共
重合体あるいはそれらのブレンド体を主成分とする熱収
縮チューブで包被して熱収縮させることを特徴とするP
VC外被の保護層形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60281749A JPS61218320A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | Pvc外被の保護層形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60281749A JPS61218320A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | Pvc外被の保護層形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61218320A true JPS61218320A (ja) | 1986-09-27 |
Family
ID=17643440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60281749A Pending JPS61218320A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | Pvc外被の保護層形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61218320A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014097694A1 (ja) * | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 住友電気工業株式会社 | 多層熱回復物品、ワイヤスプライス及びワイヤハーネス |
JP2014128136A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Viscas Corp | 電力ケーブルの接続構造 |
US9536637B2 (en) | 2012-12-20 | 2017-01-03 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Multilayered heat-recoverable article, wire splice, and wire harness |
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JPS5733372B2 (ja) * | 1975-08-23 | 1982-07-16 |
-
1985
- 1985-12-14 JP JP60281749A patent/JPS61218320A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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