JPS61213232A - ゴム−コ−ド複合体 - Google Patents
ゴム−コ−ド複合体Info
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- JPS61213232A JPS61213232A JP5327185A JP5327185A JPS61213232A JP S61213232 A JPS61213232 A JP S61213232A JP 5327185 A JP5327185 A JP 5327185A JP 5327185 A JP5327185 A JP 5327185A JP S61213232 A JPS61213232 A JP S61213232A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ゴム−コード複合体、特にゴムとスチール
ワイヤが強固に接着し、かつクリーフ%性及び熱老化性
が大幅に改良されたゴム−コード複合体に関する。
ワイヤが強固に接着し、かつクリーフ%性及び熱老化性
が大幅に改良されたゴム−コード複合体に関する。
(従来の技術)
スチールワイヤに眞ちゆうめつき、亜鉛めっき又は眞ち
ゆう層とスズ層よりなる複合めっきなどを施したスチー
ルワイヤとゴムとを、加硫中の化学反応を利用して接着
させ、これによってゴムとスチールワイヤよりなる複合
材料を形成することは、タイヤのベルト、プライなどの
製造に従来、利用されている。
ゆう層とスズ層よりなる複合めっきなどを施したスチー
ルワイヤとゴムとを、加硫中の化学反応を利用して接着
させ、これによってゴムとスチールワイヤよりなる複合
材料を形成することは、タイヤのベルト、プライなどの
製造に従来、利用されている。
しかし、この場合、ゴム中に多量の硫黄を混入すること
が接着の安定性の上から必要であるが。
が接着の安定性の上から必要であるが。
このような硫黄量の増加は、反面においてゴムの熱老化
性を著しく悪化させるとと4に、クリープ量、すなわち
、室温=lBOO℃の範囲の一定温度と°一定定型重下
の変形量を増大させる。このような複合材をスチールタ
イヤ等の複合材として使用する場合、例えばベルトの場
合、インフレート時の空気圧と自動車の自重などによる
荷重が加わるとともに走行中の発熱による昇温か起るの
で、ベルトの「たが」効果が減少し、ベルト部の形状が
不安定になる。更に、クリープ破壊によるベルト部の破
壊が起りやすくなり、タイヤの寿命が短くなるなどの欠
点がある。
性を著しく悪化させるとと4に、クリープ量、すなわち
、室温=lBOO℃の範囲の一定温度と°一定定型重下
の変形量を増大させる。このような複合材をスチールタ
イヤ等の複合材として使用する場合、例えばベルトの場
合、インフレート時の空気圧と自動車の自重などによる
荷重が加わるとともに走行中の発熱による昇温か起るの
で、ベルトの「たが」効果が減少し、ベルト部の形状が
不安定になる。更に、クリープ破壊によるベルト部の破
壊が起りやすくなり、タイヤの寿命が短くなるなどの欠
点がある。
工く矧られるように、一般に硫黄による加硫網目は、ペ
ルオキシドなどの加硫によるC−0結合網目に比べれば
、その結合エネルギーが小さいので、熱によって切断さ
れやすく、そのため熱老化が劣り、クリープ量も大きい
。したがって、ゴムの加硫形態として従来の硫黄網目の
みでなく、これとペルオキシド加硫などによるC−O結
合網目を併用することにより、熱老化性及びクリープ特
性を改良する試みがなされているが、この技術をゴムと
スチールワイヤの複合体に利用する試みは、ゴムとスチ
ールワイヤとのじゅうぶんな接着が得られないために成
功しない。
ルオキシドなどの加硫によるC−0結合網目に比べれば
、その結合エネルギーが小さいので、熱によって切断さ
れやすく、そのため熱老化が劣り、クリープ量も大きい
。したがって、ゴムの加硫形態として従来の硫黄網目の
みでなく、これとペルオキシド加硫などによるC−O結
合網目を併用することにより、熱老化性及びクリープ特
性を改良する試みがなされているが、この技術をゴムと
スチールワイヤの複合体に利用する試みは、ゴムとスチ
ールワイヤとのじゅうぶんな接着が得られないために成
功しない。
一方、熱に強い加硫網目として、N、N’−m−フェニ
レンビスマレイミドがゴム薬として市販サレ、これな、
安定なC−O結合による長い橋かけ結合を形成すること
により熱老化性及びクリープ特性を改良するものである
が、これを硫黄網目と併用した場合、スチールワイヤと
ゴムのじゅうぶんな接着は得られない。
レンビスマレイミドがゴム薬として市販サレ、これな、
安定なC−O結合による長い橋かけ結合を形成すること
により熱老化性及びクリープ特性を改良するものである
が、これを硫黄網目と併用した場合、スチールワイヤと
ゴムのじゅうぶんな接着は得られない。
以上のように、現時点の配合技術では、硫黄網目に熱に
強い加硫網目を併用することにより、ゴムとスチールワ
イヤとの強固な接着を保持しながら、ゴムの熱老化性及
びクリープ特性を改良することに成功していない。
強い加硫網目を併用することにより、ゴムとスチールワ
イヤとの強固な接着を保持しながら、ゴムの熱老化性及
びクリープ特性を改良することに成功していない。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明が解決しようとする問題点は、スチールワイヤ
とゴムとのじゅうぶんな接着を保持しながら、硫黄網目
に起因する劣った熱老化性及びクリープ特性を改良しう
べき、硫黄網目と併用可能な、熱に強い網目を形成しう
る試薬を開発することである。
とゴムとのじゅうぶんな接着を保持しながら、硫黄網目
に起因する劣った熱老化性及びクリープ特性を改良しう
べき、硫黄網目と併用可能な、熱に強い網目を形成しう
る試薬を開発することである。
°(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意検討した結果
、直鎖メチレンビスマレイミドによる橋かけ結合の網目
を硫黄加硫網目と併用することにより、上記問題点を解
決しうろことを確かめ、この発明を達成するに至った。
、直鎖メチレンビスマレイミドによる橋かけ結合の網目
を硫黄加硫網目と併用することにより、上記問題点を解
決しうろことを確かめ、この発明を達成するに至った。
すなわち、この発明は、ゴム補強用スチールコード及び
ゴム組成物からなるゴム−コード複合体において、前記
ゴム組成物が天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
・ブタン・エン系共x合体−:rム及びポリブタジェン
ゴムよりなる群の中から選ばれた1種又は2種以上のゴ
ムに、ゴム100重量部に対して一般式 (式中のnは1〜6の整数である。) で表される1鎖メチレンビスマレイミドを0.1〜10
重量部添加してなるゴム組成物であることを特徴とする
ゴム−コード複合体である。
ゴム組成物からなるゴム−コード複合体において、前記
ゴム組成物が天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
・ブタン・エン系共x合体−:rム及びポリブタジェン
ゴムよりなる群の中から選ばれた1種又は2種以上のゴ
ムに、ゴム100重量部に対して一般式 (式中のnは1〜6の整数である。) で表される1鎖メチレンビスマレイミドを0.1〜10
重量部添加してなるゴム組成物であることを特徴とする
ゴム−コード複合体である。
この発明においてゴム補強用スチールコード(以下率に
「コード」という)とは、スチールワイヤに眞ちゆうめ
つき、亜鉛めっきなどの単独めっき、又は眞ちゆうとス
ズを2層めっきした複合めっきなどのめっきをしてコー
ド化したものをいう。
「コード」という)とは、スチールワイヤに眞ちゆうめ
つき、亜鉛めっきなどの単独めっき、又は眞ちゆうとス
ズを2層めっきした複合めっきなどのめっきをしてコー
ド化したものをいう。
従来、ゴム物性改良用ゴム薬品として、一般式テ表すレ
るN、N’−m−フェニレンビスマレイミドが市販され
ているが、このゴム薬品を硫黄とともにゴムに添加する
と、加硫に際して亜鉛華、加硫促進剤の助けを借りて硫
黄網目の形成ととも、に次式 (式中のRはゴム残基を示す。) で表される、末端のマレイミド基の水素を放出してゴム
残基と結合した、強固な加硫網目が形成される。しかし
、この場合は、物性的には、熱老化性の改良、クリープ
量の減少などの効果が大きいとはいうものの、スチール
ワイヤとゴムとのW!着が著しく悪化するという致命的
な欠点を有する。
るN、N’−m−フェニレンビスマレイミドが市販され
ているが、このゴム薬品を硫黄とともにゴムに添加する
と、加硫に際して亜鉛華、加硫促進剤の助けを借りて硫
黄網目の形成ととも、に次式 (式中のRはゴム残基を示す。) で表される、末端のマレイミド基の水素を放出してゴム
残基と結合した、強固な加硫網目が形成される。しかし
、この場合は、物性的には、熱老化性の改良、クリープ
量の減少などの効果が大きいとはいうものの、スチール
ワイヤとゴムとのW!着が著しく悪化するという致命的
な欠点を有する。
しかるに、前記N、 N’ −m−フェニレンビスマレ
イミド(■)の代りに、この発明の直鎖メチレンビスマ
レイミド(I)を用いる場合、驚くべきことにh、スチ
ールワイヤとゴムとの接着は、前記N、N’−m−7二
二レンビスマレイミド(II)の使用に比べて著しく改
良され、しかも熱老化性及びクリープ特性が硫黄網目の
みの場合に比べて顕著に改良されることを認めた@ この直鎖メチレンビスマレイミド(I)の場合も、硫黄
による網目の他に、前記ビスマレイミド(…)の場合と
同様に、式 で表される、強固な加硫網目が形成されると思われる。
イミド(■)の代りに、この発明の直鎖メチレンビスマ
レイミド(I)を用いる場合、驚くべきことにh、スチ
ールワイヤとゴムとの接着は、前記N、N’−m−7二
二レンビスマレイミド(II)の使用に比べて著しく改
良され、しかも熱老化性及びクリープ特性が硫黄網目の
みの場合に比べて顕著に改良されることを認めた@ この直鎖メチレンビスマレイミド(I)の場合も、硫黄
による網目の他に、前記ビスマレイミド(…)の場合と
同様に、式 で表される、強固な加硫網目が形成されると思われる。
このように、2個のマレイミド基を結合する基がフェニ
レン基であるか、直鎖メチレン基であるかによって、ス
チールとコードとの接着に著しい違いがあることは極め
て意外なことであり、しかも直鎖メチレン基の場合に、
フェニレン基の場合と同様に熱老化性及びクリープ特性
の顕著な改良と加硫反応の円滑な進行が認められること
は、ゴム−コード複合体の形成上極めて重要な事実であ
る。
レン基であるか、直鎖メチレン基であるかによって、ス
チールとコードとの接着に著しい違いがあることは極め
て意外なことであり、しかも直鎖メチレン基の場合に、
フェニレン基の場合と同様に熱老化性及びクリープ特性
の顕著な改良と加硫反応の円滑な進行が認められること
は、ゴム−コード複合体の形成上極めて重要な事実であ
る。
この発明の直鎖メチレンビスマレイミド(I) ヲ用い
る場合、コードとゴムとの接着力は、一般式(I)のメ
チレン基数nによって変化し、nが1で最大で、このイ
ミド(1)の未添加の場合とはは同様であり、nが大き
くなるにつれて減少するが、nが6までは、じゅうぶん
ゴム−コード複合体に対して必要な大きさを保つ。前記
諸効果は、コードがスズめっき、眞ちゆうめつき又は複
合めっきであっても、はぼ同様である。
る場合、コードとゴムとの接着力は、一般式(I)のメ
チレン基数nによって変化し、nが1で最大で、このイ
ミド(1)の未添加の場合とはは同様であり、nが大き
くなるにつれて減少するが、nが6までは、じゅうぶん
ゴム−コード複合体に対して必要な大きさを保つ。前記
諸効果は、コードがスズめっき、眞ちゆうめつき又は複
合めっきであっても、はぼ同様である。
1111mメチレンビスマレイミド(I)のゴム100
重量部に対する添加量は、0.1重量部未満ではクリー
プ特性及び熱老化性の改良効果が乏しく、10重食部を
超えると、未加硫ゴムの粘度が上昇し、加工上問題があ
り、1+スコーチなどが起りやすい。前記添加量として
は0.5〜6重量部の範囲が好ましい。
重量部に対する添加量は、0.1重量部未満ではクリー
プ特性及び熱老化性の改良効果が乏しく、10重食部を
超えると、未加硫ゴムの粘度が上昇し、加工上問題があ
り、1+スコーチなどが起りやすい。前記添加量として
は0.5〜6重量部の範囲が好ましい。
この発明において、ゴム組成物には、前記直鎖メチレン
ビスマレイミド(I)の他に、カーボンブラック、加硫
剤、刀り硫促進剤、加硫促進助剤、シリカ等の充填剤、
軟化剤等の配合剤を通常の配合量の範囲内であれば配合
することができる。
ビスマレイミド(I)の他に、カーボンブラック、加硫
剤、刀り硫促進剤、加硫促進助剤、シリカ等の充填剤、
軟化剤等の配合剤を通常の配合量の範囲内であれば配合
することができる。
(実施例)
次に、実施例及び比較例によってこの発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
以下の例において、接着力、クリープ特性及び熱老化性
は次のようにして測定した。
は次のようにして測定した。
・接着力
眞ちゆうめつきしたスチールワイヤを配合ゴム中に埋め
込んで150℃、20分間の条件で加硫後。
込んで150℃、20分間の条件で加硫後。
ワイヤの引抜き力を測定し、それぞれのゴム系において
ビスマレイミドを添加しない場合の引抜き力を1として
指数表示した。数値の大きい程接着力が大きいことを示
す。
ビスマレイミドを添加しない場合の引抜き力を1として
指数表示した。数値の大きい程接着力が大きいことを示
す。
・クリープ特性
JIS 8号ダンベル形状の厚さ2 、5 mmのゴム
組成物加硫サンプル(120℃、20分加硫)に120
tl:の空気中にて静荷重1kt/、、−を加え、24
時間後に測定したクリープ変形量を、それぞれのゴム系
においてビスマレイミドを温調しない場合のクリープ量
を1として指数表示した。数値の小さい程クリープ特性
が改良されていることを示す。
組成物加硫サンプル(120℃、20分加硫)に120
tl:の空気中にて静荷重1kt/、、−を加え、24
時間後に測定したクリープ変形量を、それぞれのゴム系
においてビスマレイミドを温調しない場合のクリープ量
を1として指数表示した。数値の小さい程クリープ特性
が改良されていることを示す。
・熱老化性
JIS8Jjダンベル形状の淳さB、5mmゴム組成物
の加硫サンプル(180℃、20+加硫)を窒素雰囲気
下、1800℃熱老化し、引張り強度を48時間後に測
定し、それぞれのゴム系においてビスマレイミドを添加
しない場合の老化後の引張り強度を1として指数表示し
た。数値の大きい程耐熱老化性にすぐれることを示す。
の加硫サンプル(180℃、20+加硫)を窒素雰囲気
下、1800℃熱老化し、引張り強度を48時間後に測
定し、それぞれのゴム系においてビスマレイミドを添加
しない場合の老化後の引張り強度を1として指数表示し
た。数値の大きい程耐熱老化性にすぐれることを示す。
なお、接着力の評価では、眞ちゆうめつきの代りに亜鉛
めっき及び眞ちゆう−スズ複合めっきを用いた場合も、
眞ちゆうの場合とほぼ同様な結果を示すことを確かめた
。
めっき及び眞ちゆう−スズ複合めっきを用いた場合も、
眞ちゆうの場合とほぼ同様な結果を示すことを確かめた
。
実施例1〜6 比較例1〜6
ゴム成分として天然ゴム(NR) 、スチレン・プ。
タジエン系共重合体ゴム(SBR)及び天然ゴム−ポリ
ブタジェンゴム(NR−BR)ブレンド系を用い表1に
示す配合のゴム組成物を用い、前記評価方法により接着
力、クリープ特性及び、熱老化性を評価した。ゴム組成
物内容及び評価結果を表1に示す。
ブタジェンゴム(NR−BR)ブレンド系を用い表1に
示す配合のゴム組成物を用い、前記評価方法により接着
力、クリープ特性及び、熱老化性を評価した。ゴム組成
物内容及び評価結果を表1に示す。
表1から、ゴム成分としてNR系、SBR系、及びNR
−BRブレンド系のいずれの場合も、M、 N’−m−
7二二レンビスマレイミド(…)ではクリープ特性及び
熱老化性は未添加の場合より著しく改良されるが接着力
は極端に低下すること、またこれに対し、N、 N’−
ヘキサメチレンビスマレイミド及ヒN、N’−エチレン
ビスマレイミドのいずれでも、これら三つの特性がバラ
ンスしており、未添加の場合よりクリープ特性及び熱老
化性が著しく改良されている。
−BRブレンド系のいずれの場合も、M、 N’−m−
7二二レンビスマレイミド(…)ではクリープ特性及び
熱老化性は未添加の場合より著しく改良されるが接着力
は極端に低下すること、またこれに対し、N、 N’−
ヘキサメチレンビスマレイミド及ヒN、N’−エチレン
ビスマレイミドのいずれでも、これら三つの特性がバラ
ンスしており、未添加の場合よりクリープ特性及び熱老
化性が著しく改良されている。
なお、ゴム成分としてNR−SBRブレンド系又はNR
−SBR−BRブレンド系を用いた場合も、前記と同様
にすぐれた効果を発揮することを確めた。
−SBR−BRブレンド系を用いた場合も、前記と同様
にすぐれた効果を発揮することを確めた。
実施例7〜12 比較例7
N、 Hl−m−7二二レンビスマレイミト(…)又ハ
直鎖メチレンビスマレイ2ド(I)(n=1〜6)をそ
れぞれ各1部用いる他は実施例1と同じ配合のゴム組成
物とコードを用いて前記接着力評価方法で接着力を評価
した。結果を表2に示す。
直鎖メチレンビスマレイ2ド(I)(n=1〜6)をそ
れぞれ各1部用いる他は実施例1と同じ配合のゴム組成
物とコードを用いて前記接着力評価方法で接着力を評価
した。結果を表2に示す。
表2に示すように、コードとゴムとの接着力に、ビスマ
レイミド塁では、ビスマレイミド未添加(接着力=1)
の場合に比べて著しく劣るが、こノ発明のビスマレイミ
ドエの場合は、n = l、 Bでははとんど未添加の
場合と変らず、nの値の増大とともに減少するがn=6
でもなお複合体として必要な程度の大きさを有する。
レイミド塁では、ビスマレイミド未添加(接着力=1)
の場合に比べて著しく劣るが、こノ発明のビスマレイミ
ドエの場合は、n = l、 Bでははとんど未添加の
場合と変らず、nの値の増大とともに減少するがn=6
でもなお複合体として必要な程度の大きさを有する。
(発明の効果)
実施例及び比較例で明らかなように、この発明扛、ゴム
−コード複合体において、ゴム組成物として前記ジエン
系ゴムに前記一般式1で表される1[Mメチレンビスマ
レイミドを特定量配合してなるゴム組成物を用いること
により、前記複合体に必要な接着力を保持しながら、従
来の加硫接着の場合の欠点であったクリープ特性及び熱
老化性を顕著に改良することができる。
−コード複合体において、ゴム組成物として前記ジエン
系ゴムに前記一般式1で表される1[Mメチレンビスマ
レイミドを特定量配合してなるゴム組成物を用いること
により、前記複合体に必要な接着力を保持しながら、従
来の加硫接着の場合の欠点であったクリープ特性及び熱
老化性を顕著に改良することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ゴム補強用スチールコード及びゴム組成物からなる
ゴム−コード複合体において、前記ゴム組成物が天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、スチレン・ブタジエン系共重
合体ゴム及びポリブタジエンゴムよりなる群の中から選
ばれた1種又は2種以上のゴムに、ゴム100重量部に
対して一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のnは1〜6の整数である。) で表される直鎖メチレンビスマレイミドを 0.1〜10重量部添加してなるゴム組成物であること
を特徴とするゴム−コード複合体。 2、直鎖メチレンビスマレイミドの添加量が0.5〜5
重量部である特許請求の範囲第1項記載のゴム−コード
複合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5327185A JPS61213232A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | ゴム−コ−ド複合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5327185A JPS61213232A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | ゴム−コ−ド複合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61213232A true JPS61213232A (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=12938076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5327185A Pending JPS61213232A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | ゴム−コ−ド複合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61213232A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6399251A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-04-30 | Bridgestone Corp | 改良されたトレツドを有する空気入りタイヤ |
| JPS63203405A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
| JPS63203333A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | 株式会社ブリヂストン | ゴム−コ−ド複合体 |
| EP1205315A3 (en) * | 2000-11-09 | 2003-05-02 | Bridgestone Corporation | Tire |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP5327185A patent/JPS61213232A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6399251A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-04-30 | Bridgestone Corp | 改良されたトレツドを有する空気入りタイヤ |
| JPS63203405A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
| JPS63203333A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | 株式会社ブリヂストン | ゴム−コ−ド複合体 |
| EP1205315A3 (en) * | 2000-11-09 | 2003-05-02 | Bridgestone Corporation | Tire |
| JP2009078808A (ja) * | 2000-11-09 | 2009-04-16 | Bridgestone Corp | タイヤ |
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