JPS6121243Y2 - - Google Patents

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JPS6121243Y2
JPS6121243Y2 JP11387380U JP11387380U JPS6121243Y2 JP S6121243 Y2 JPS6121243 Y2 JP S6121243Y2 JP 11387380 U JP11387380 U JP 11387380U JP 11387380 U JP11387380 U JP 11387380U JP S6121243 Y2 JPS6121243 Y2 JP S6121243Y2
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JP
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fabric
bags
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lining material
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Description

【考案の詳細な説明】 従来袋物類例えばハンドバツク、札入れ、財
布、手堤袋等の表張りは、天然皮革、合成皮革、
合成樹脂、各種の布帛、ビーズなどで形成されて
いるのが一般的である。
本案は寄木や木象嵌の薄板単板の裏面に離張
し、表面に漆層を設け見映えと手触がよく、加工
のさい折れ裂けたりしないで従来にない特殊風合
の作品が得られるものである。
以下実施例について説明すると、色、木目、木
肌等の異る自然木を接着一体化して所望の模様に
形成した寄木ブロツクや自然木に色、木目、木肌
等の異る他の自然木の小片を嵌込んで所望の模様
に形成した木象嵌をスライサーにかけて薄く切削
して薄板単板1を形成する。この薄板単板の裏面
には適当な接着剤2を介して各種の天然皮革、合
成皮革若しくはこれらの庇物や裁屑等の不良品、
合成樹脂の低発泡若しは非発泡の可撓性皮膜、レ
ザー、不織布、又は織布等の布帛類、紙及び板紙
等の裏張材3を貼着する。裏張材は種々の厚みの
ものが使用できるが、一例を上げれば天然又は合
成皮革等は0.2〜0.7mm程度のものにして可撓性、
靭性及び弾性がすぐれ、指圧感の一層よい生地が
できる。又この貼合せに用いる接着剤は貼合せ体
の柔軟性も阻害しないものがよく、市販品が選択
して使用できる。裏張材を貼合すには接着剤を貼
合せ面、例えば裏張材側に均一塗布し、その上に
薄板単板を乗せ、上から適当に押圧し乾燥をして
裏張り薄板単板を得る。
裏張りした薄板単板の表面には漆液を塗布して
漆層4を形成する。漆層の厚みは寄木模様、象嵌
模様の輪郭、木目、色調の濃淡等が漆層上から適
当に透視できる程度で、例えば透漆を数回乃至そ
れ以上塗布する。この漆層は全面均一に形成でき
るほか、部分的に厚薄のある不均一層にもでき
る。又着色も可能であるが厚みの場合と同様に薄
板単板の模様が着色漆層上から透視可能な程度と
する。上記薄板単板には渋下地を形成した後、そ
の上に漆層を設けてもよく、また渋液のみによる
渋層を形成して独特なくすんだ趣を出す場合もあ
り得る。
上記生地5は、薄板単板の組織内に漆液が浸透
充填して強化、接着被覆しているので、表面の外
見と手触がよく、加工等取扱中に折れたり、裂け
たりしてささくれを生ずることがなく、適当な可
撓性、弾性、靭性を有し加工し易く、各種袋物類
の手芸用生地、特にその外装用生地としてすぐれ
たものである。これら生地は袋物類の外装用生地
として単独でも使用できるが、他の生地、例えば
革類、合成被革、合成樹脂膜、布帛類と併用して
一層趣の異つた外装用生地となし得る。このよう
に併用する場合には、併用した他の生地の表面に
も薄板単板と同様な漆層を設けてもよい。
第3図は、寄木の薄板単板に合成皮革の不良品
(厚さ約0.4mm)を裏張りし、表面に透漆液を塗布
形成した漆層を有する生地5を使用した手芸品の
1例で、前記生地5を所望のハンドバツグに応当
して所要大に裁断し、その左右両側縁に革6を接
着剤を介して継合せて外装用生地を得、、これを
U字状に折曲げ、その両側部に壁をつけた襠革7
を接着して袋状体となし、この袋状体の内面側に
は裏当布8を取付け、常法によりこれを口金9を
固着して製作したハンドバツグである。上記製作
のさい生地5は折れたり裂けたりせず加工でき作
品の外装表面には寄木の模様が漆層を透して独特
な風合の色彩を現わし品がよく、長期間携帯して
もささくれも生ぜず、使用と共に艶を増し見映が
よく、耐久性のすぐれたものであつた。上例では
裏当布を装着したが、裏張材3によつて裏当布を
要しない場合もある。又裏張材は前述の如き合成
皮革類のほか天然皮革、合成樹脂皮膜類、布帛
類、紙類を使用したものでも上記とほぼ同様のも
のが作成できる。
第4図は木象嵌の薄板単板に和紙を裏張りし、
表面に漆層を形成した生地5を使用して作成した
他の手芸品例として財布が示されており、該品は
所望の財布に応当して裁断された前記生地の左右
両側縁に縁取り用の薄皮を縫着すると共に折曲げ
てその側部に前記同様襠革を接着して袋状体とな
し前記同様に口金9を固着したものである。この
ものも前記同様、製作中折れ裂けたりせず加工で
き、前記同様すぐれたものであつた。上例ではい
ずれも作品の外表面を前記の生地5に革類を併用
したものにしたが、革類以外の前述の材料を適宜
に選択して併用し、若しくは生地5のみを使用し
ても同様に外見のすぐれた作品が得られる。又口
金をつけない折畳み型、手提型等各種の携帯用の
袋物類も同様にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は斜視図、
第2図は拡大断面図、第3図は本案品の使用例を
示す一部切欠斜視図、第4図は本案品の他の使用
例を示す斜面図である。 1は薄板単板、2は接着剤、3は裏張材、4は
漆層である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 寄木ブロツクや木象嵌を切削して得られる薄
    板単板に裏張材を貼り表面に漆層を設けた袋物
    類の手芸用生地。 2 裏張材が天然皮革である実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の袋物類の手芸用生地。 3 裏張材が合成皮革である実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の袋物類の手芸用生地。 4 裏張材が合成樹脂皮膜である実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の袋物類の手芸用生地。 5 裏張材が布帛である実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の袋物類の手芸用生地。 6 裏張材が紙である実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の袋物類の手芸用生地。
JP11387380U 1980-08-12 1980-08-12 Expired JPS6121243Y2 (ja)

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JP11387380U JPS6121243Y2 (ja) 1980-08-12 1980-08-12

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JPS5739230U JPS5739230U (ja) 1982-03-02
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JP7004482B1 (ja) * 2020-10-01 2022-02-14 継道 松山 縫製用漆製品、縫製品、縫製用漆製品の製造方法及び縫製品の製造方法

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