JP2693007B2 - 石目調化粧板 - Google Patents

石目調化粧板

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、石目調化粧板に関するものである。さら
に詳しくは、この発明は、色および模様の表現が多様
で、意匠性に優れた新しい石目調化粧板に関するもので
ある。
(従来の技術) 建築材、家具部材等として鏡面塗装した木質材料が従
来より使用されてきており、高級感のある美観性に優れ
た部材として注目されてきている。
従来、たとえばこのような鏡面板の一種である木目調
鏡面板は、第2図に示したように、天然木質材等からな
るつき板(ア)を基材(イ)に接着剤を介して真空プレ
ス加工により貼付け、このつき板(ア)の表面にウレタ
ンシーラーによる着色塗装およびポリクリアー塗装を施
し、さらに研磨およびバフ仕上げを施して製造してきて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の木質鏡面板において
は、木目調の色調、模様を表現することに関心が置か
れ、現状においては、色および模様表現の多様性、その
自由度に乏しいのが実情である。
鏡面塗装板としての特色を生かすものとして、クリア
ーな石目調表現が考えられ、現状的な意匠性のある部材
として期待されるが実際には、このような新規な石目調
の塗装化粧板はこれまで実現されてきていない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あり、色調および模様の多様性、その表現の新規性が期
待される石目調化粧板を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、基材
表面にクラフトシートを配設一体化し、単一色着色塗装
を施し、さらにクリアー塗装して鏡面仕上げしてなるこ
とを特徴とする石目調化粧板を提供する。
この発明に使用することのできるクラフトシートは、
これまでに知られている製法によって作製された各種の
ものを用いることができる。たとえば、このクラフトシ
ートには、木材薄片に接着剤を塗布して圧縮成形にてブ
ロック化してフリッチを形成し、このフリッチをスライ
スして製造した、いわゆる木質化粧単板を用いることが
できる。
基材としては、天然木質材、または人工木質材のいず
れのものを用いてもよい。
このようなクラフトシートと基材とからこの発明の石
目調、たとえばみかげ石調の化粧板を製造するには、次
のような工程を採用することができる。
すなわち、添付した図面の第1図に示したように、 (a) まず、クラフトシート(1)を真空プレス加工
によって、基材(2)に配設一体化する。
この時の真空プレス加工は、温度90〜100℃、圧力2
〜4kg/m2程度において、およそ2〜3分程度の条件を採
用することができる。また、この工程においては酢酸ビ
ニル樹脂系、ウレタン系等の接着剤を用いる。その塗布
量は、一般的には10〜20g/m2程度とすることができる。
なお、クラフトシート(1)の配設にあたっては、裏
打ち材を用いることも有効である。和紙あるいは不織布
等の裏打ちシートを用いることができる。
(b) 次いで、得られた積層板には、塗装仕上げ処理
を施す。
すなわち、まず、この積層板のクラフトシート(1)
表面に単一色の着色塗装(3)を施す。この時の塗装と
しては、ダークグレー、ボルドブラウン等の色調、より
好ましくは濃色塗装を可能とするたとえばウレタンシー
ラーを用いることができ、その塗布量は、おおむね5〜
6g/m2程度とすることができる。
(c) 続いて、ポリクリアー塗装(4)を施す。ポリ
エステル系塗装を用い、30〜50g/m2程度の割合の塗装を
3回塗り前後で施す。
(d) このようにして得られた塗装膜をたとえば、#
400,#600,#800程度のレベルサンダー等によって研磨
し、さらにたとえば、3連バフによる5往復程度のバフ
仕上げを施す。
以上の塗装仕上げ処理により、この発明の石目調鏡面
化粧板を得ることができる。もちろん、上記の工程につ
いて様々な態様が可能であることはいうまでもない。
(作 用) この発明においては、クラフトシートの表面に単一着
色塗装による鏡面塗装を施すことにより、これまでにな
かった意匠性、美観性に優れた新規な石目調化粧板を実
現する。
(実施例) 厚み0.10〜0.40mmの米松薄片をウレタン接着剤と混練
し、約10kg/cm2の圧力で圧締し、フリッチを、厚さ0.3m
m厚にスライスしてクラフトシートとした。
このクラフトシートを、酢酸ビニル樹脂系接着剤を用
いて18mm厚の中比重繊維板(MDF)に真空プレスにより
配設一体化した。
この時の温度は95℃とし、約2分間処理した。
次いで、5g/m2のウレタンシーラーによってダークグ
レーの単一色調に着色塗装し、30g/m2のポリクリアー塗
装を3回塗りで施した。
続いて、#400,#600,#800のレベルサンダーで研磨
し、3連バフによる5往復バフ仕上げを施した。
みかげ石調の、透明感、美観性に優れた化粧板が得ら
れた。
(発明の効果) この発明により、以上詳しく説明した通り、色調およ
び模様の表現の多様性が大きく、意匠性、美観性に優れ
た高付加価値建材としての石目調化粧板が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の石目調化粧板の製造工程を例示し
た工程斜視図である。 第2図は、従来の木目調鏡面板の製造工程を例示した斜
視図である。 1……クラフトシート 2……基材 3……着色塗装 4……ポリクリアー塗装

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材表面にクラフトシートを配設一体化
    し、単一色着色塗装を施し、さらにクリアー塗装して鏡
    面仕上げしてなることを特徴とする石目調化粧板。
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